東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -130ページ目

無垢ではない木材のなかみ

アンティーク家具は無垢板が使われていることがほとんど。


無垢ではない板はどんなものなのか、

現代の最新技術をご紹介したいと思います。


結構たくさんの種類があるようです。


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構造用集成材

繊維方向と平行に並べ、材を重ねて接着したもの。


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台形集成材

木を半割にし、粗い台形になるように両端をカットし、

その面を交互に組み合わせ、接着したもの。


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繊維強化集成材

表面などにガラス繊維やアラミド繊維、炭素繊維などを

合わせたシートを接着したもの。


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IVL(Laminated Veneer Lumber)

単板(ベニヤ)を繊維方向に沿って平行に重ね合わせ、接着したもの。


合板は単板の繊維方向を直交させた集積材。


そのほか、PSL(Parallel Strand Lumber)やOSB(Oriented Strand Board)など、

様々な形状の木片を接着して作るものもいろいろあるようです。


パーティクルボード(Particle board)

木材の小片を接着剤で成形圧着した木質ボード。

表面を化粧張りして家具や建築資材に。


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MDF(Medium Density Fiber board)

ファイバー状の木材繊維を成形熱圧したファイバーボードの一種。


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スーパーウッド

プラスチックのチップと木粉を金型成形したもの。


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デメリットを克服しようとする進化し続ける技術、すごいですね。


無垢板は切られてもなお呼吸をしており、

季節に応じて状態が違ったり、ちょっと不具合があったりする

そんなところがよいんです。


by T







イギリスと日本ののこぎりの違い

パンカーダの工房には、のこぎりもたくさんあります。


イギリスではパーツごとにのこぎりを変えます。


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こちらはテノンソー。



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イギリスではパーツによってやることが決まっているので、

そのためののこぎりを使います。


日本ののこぎりはイギリスのものとは刃の形状が違っています。

西洋のものは押して切る、押し切りです。


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日本のものは引いて切る、引き切りで、世界的にも珍しいようです。


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日本では、パーツごとにのこぎりを変えるというよりも木目の繊維に対して、
引いていくため、木材に応じてのこぎりを変えます。


パンカーダでは日本ののこぎりをよく使っています。
イギリスでも日本ののこぎりは評価が高く、ほしがる修復士は多いそう。


一番大きい両刃は、縦切り、横切りがあります。


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日本ののこぎりのほうが木に対して優しく、

修復には向いています。


修復士もイギリス人よりも日本人のほうが研究熱心で

器用に細かな作業を行うと定評があるんです。


職人気質は国を問わず、どこにでもありますが、

日本人らしい繊細さが日本でアンティーク家具を評価してもらうためには

欠かせないと思います。


パンカーダの2人の修復士の仕事ぶり、ぜひ見てみてください~


by T



東京都写真美術館のご紹介

都内では久しぶりの大雪・・・

皆さま、お身体など崩されておりませんか。


私は、寒いし、交通はマヒするしでうんざりしておりましたが

翌朝、日差しが雪に反射してキラキラしている景色をみて

たまの雪も悪くないかな・・・!? 

なんて、呑気なことを思っていた矢先


想像以上の積雪で、

何メートルも積もる雪にご苦労されている方たちをニュースで拝見。

本当に頭が下がる思いです。

お身体ご自愛ください。


こんな寒い季節は、美術館めぐりって良いですよね。


現在、東京都写真美術館では 

「ストリート・ライフ~ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち」を開催中。

(平成24年1月29日まで)


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18世紀後半~19世紀前半のヨーロッパを7人の写真家が記録したもの。


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イギリスでは、産業革命などの影響により急激な変化をとげた時代。

そのなかで、消えゆく街角や生活風景、人物を写真で記録しています。


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当時を、絵などではなく写真で感じることで

様々な背景を読み取ることが出来て楽しそうですよね。


機会がございましたら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



by M


ショックを与えず、離れるなら

修復工房の道具、今回はハンマーです。

パンカーダの工房でもたくさんのハンマーを使います。


修復では、組み直し作業が多く、それに欠かせない工具が

ショックレスハンマー。


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使用頻度は一番多く、いくつもあります。

右から3本目までがそうです。


壊すためではなく、ばらすためのハンマーで、叩き心地が微妙な感覚です。


4本目は木槌。


釘打ちのための金づちは、玄翁(玄能:げんのう)を使います。

両方の面が少し形状が異なっており、

平らな面と丸みのある面があります。


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日本でも、釘を打ったり、叩く道具として大工道具の中で

最も古い歴史を持つのが玄翁だそうです。


これを考え出したのがお坊さんらしく、

その名をつけて玄翁と呼ぶようになったとか。


工房で使っているものは数種類あり、重さがそれぞれ違います。


修復士の好み、あるいは作業に応じて使い分けているそうです。


平打ちで、釘を打ちこみ、丸打ちで最後の打ち締めをすると

材料面に与える傷が少なくてすみます。


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くぎ抜き付はイギリスのもの。


釘抜きは専用のものを使ったほうがいいので、工房では使いません。


日本のもののほうが、質がよいようで、イギリス人修復士もほしがる人は多いとか。


日本のものは、ヘッドの形状にも匠の技があったり、

柄の部分も握りやすい微妙な形状になっており、

日本人らしい配慮がある優れものが多いのです。


短いものは隙間に対応。


ハンマーにも用途に応じて、たくさんの種類があるんですね~


パンカーダの修復士はショックレスハンマーをよく使います。


女性とのお付き合いでは、ショックを与えず離れるなんてことを

全然考えていなさそうな2人です(笑)。


by T


キャサリン・オブ・ブラカンサのチェア!?

パンカーダは凝った彫り物が大好きってことは、

パンカーダファンのお客様たちには周知のことと思います。


そのパンカーダが自信を持ってお勧めするのが

このカーヴドハイバックチェア!


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この王侯貴族たちに愛されてきた美術工芸品のよさを

わかっていただけますよね?

厳選された上質無垢オーク材は歳月とタンニンの連係プレーで

何とも表現のしようのない風合いに。

重厚感だけでなく、気品さえ漂う木質感です。

パティナ(古艶)の輝きは、300年は経っていそう。


17~18世紀イギリスのバロック様式、ルネッサンスとフランスバロックの

両スタイルをリミックスさせた後期ジャコビアンリバイバルです。


リバイバルだと言い切ることもできないところに

スタッフは期待しております。。。

ほんものだったら、どうしよう≧(´▽`)≦


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ジェームズ2世時代、オランダの影響から、珍しいレッグデザインが

登場しました。


このチェアもその一つ。

スプラット(背板)の精緻なピアズドカーヴィング(透かし彫り)は、

中央に太陽の光条を象ったロゼッタ、

古代ギリシャの流れをくむスクロールといったクラシカルなモチーフ。


スクロールレッグには、百獣の王「獅子」のモチーフが彫り込まれています。


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さらに唯一無二の存在である証がありますが、わかりますでしょうか?


匠の遊び心のある仕事ぶりに気付いた方は、

必ずこのチェアがほしくなるはず!

実物をじっくり観察すれば、わかりますので、

ぜひ店頭でご覧になって下さい。


古典的ブリティッシュスタイルならではの威風堂々たる佇まいは

確かな審美眼を持った王侯貴族たちが好んだ、

豪奢で荘厳なフォルム。

ブラガンサ王妃はポルトガルからジェームズ2世のところに嫁いできた王妃で、

彼女の存在が英国にオランダ文化をもたらしたのです。


ブラガンサ王妃は当時の高級嗜好品であった紅茶を毎日飲んでいたそうで

イギリスに紅茶文化をもたらしたといいます。


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このチェアも、そんな時代を感じさせてくれます。

カーブドハイバックホールチェア


by T

断然おすすめ ダイニングテーブルへ


新入荷フェアが始まっております♪


たくさんのお客様にご来店いただき、ありがとうございます(=⌒▽⌒=)


今日は、最近注目度No1!のダイニングテーブルをご紹介いたします。


ダイニングは家族が集う大切な場所。

ダイニングセットは今後の家族の在り方を考える良い機会にもなり、

最初にそろえたいアイテムです。

パンカーダの一押し!

チッペンデールスタイルのダイニングテーブル。

伝統と格式のすべてが詰まった華やかな美しさがあります~


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Lions Paw(ライオン脚の意匠)がクラシカルな猛獣脚のセンターテーブル。

直径が約102cm、ダイニングにも十分な大きさです。

高貴な最高級無垢マホガニーの艶やかさは日々に贅沢を添えてくれそう。


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最高級無垢ウォールナット材のオーバルテーブル。

フランス人の感性によって生み出されたネオクラシカルなデザインは

時代を超えて、美しいものの存在を再認識させてくれます。

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他にも入荷したばかりのダイニングテーブルが多数ございます。


すでに売約済みとなってしまったものも多いのですが、

ぜひご来店の上、つきたてほやほやのアイテムをご確認ください!


by T




しめ技で、必ずキメる!

 

パンカーダの工房にはたくさんの道具があります。


小さな工房には所狭しと様々な道具が置かれ、

修復士はそれらをうまく扱いながら、丁寧に家具を直します。


今回は家具修復に欠かせない、クランプ(Clamp)をご紹介します。


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クランプとは接着剤が乾燥するまで、一時的に材料を押え、

圧着させるための工具。


ハタガネとも呼ばれ、様々な構造のタイプがあります。


パンカーダで一番利用されるのが、ポニークランプ。


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大型キャビネットから小さなチェアまで、あらゆるアイテムに使用します。


パワーがあり微調節が可能な、頼りになるクランプです。


F型クランプ。
ポニークランプよりもパワーが落ちますが、小さな場所に使います。


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押し込む力が強いので、


C型クランプ。
さらに小さなところに使えるクランプ。


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飾りの固定など、繊細な部分にも。


コーナークランプ。
主に額縁用に使います。


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90度の角度をつけたいときにも、重宝します。


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直す場所に応じて使い分けています。



by T

行ってきました♪ フェルメール展

リニューアルしたBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の

フェルメールからのラブレター展 に行ってまいりました。



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思い人からの手紙を読む女性・・・

どんな心境なのでしょう。



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寓意の籠められた絵画はいろいろなことを想像させてくれます。


17世紀オランダの人々の生活やコミュニケーションが伝わってくる内容で

楽しみながら、鑑賞することができました。


ラブレターという切り口もなかなかのものですが、

人々のやり取り、仕事のやり方、家族の絆など、

オランダの風俗や道徳観などを垣間見ることができ、

誰にでも楽しめる企画です。


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ちなみにオランダの家具もツイストレッグがあったり、

ゴッホチェアがあったり、

絵画の端々で存在感を発揮しています~



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Bunkamuraは、渋谷にあるにもかかわらず、

静謐な空気が漂うところがよいですよね。


ぜひ、お時間がある方は行ってみてください。


by T

パンカーダ 新入荷フェアのお知らせ

パンカーダでは、本日より1月30日(月)まで新入荷フェアを開催致します。



英国より選りすぐりのアイテムが到着いたしました!


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絵画の様な象嵌細工のキャビネット、

華奢な脚が美しいサイドテーブル、

お部屋のアクセントになるコーナーチェアなど

アンティークならではの逸品ばかり。



【フェア特別企画】


*御買上金額の10%分のパンカーダ商品券をプレゼント!


*50,000円以上御買上のお客様にはスペシャルアイテムをプレゼント!




凍える日々でもこころから寛げる暖かい場所があれば、

毎日はきっと楽しくなるはず。


そんな場所づくりのヒントがパンカーダには溢れています。

是非この機会に、あなたのこころを暖かくするアイテムを探しにきてください!


スタッフ一同、こころよりお待ちしております。




by N

アンティークキャビネットの魅力


ひとつひとつが丁寧に製作されているアンティーク家具。


世界中のセレブリティやアーティストを含め、

とりこになる人々が後を絶たないのもうなずけます。



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その中でも人気が高く、妥協なき意志を感じるアイテム、

それがキャビネットです。


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アンティークからは、一つ一つの傷からも、人の痕跡が感じられ、

触れていると作り手・使い手が込めた思いが伝わってきます。


いいものからは、より強い力を感じることができ、

それを見極める目を持った人がオーナーとなるのでしょう。



アンティークのキャビネットは審美眼を持つ王侯貴族から選ばれてきた、

普遍的な美しさをまとっています。


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その魅力の裏に潜むモノづくりへの絶大なこだわりの源泉は、

デザイナーと匠のひたむきな思いにあるような気がします。


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デザイナーの創造力、匠の知恵と技術、
その間にある圧倒的美意識が醸し出す緊張感。
それがアンティークキャビネットの本質なのかもしれません。


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全てにおいて求めるレベルは高く、

一つとして同じものがないという価値。


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アーティスティックな感性を裏で支える、
技術と品質への絶対的こだわり。


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どこまでもクオリティを追求し続けながら、
一方で手仕事の味わいも愛すること。


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相反するようでありながら、深い部分で確かにつながっている
アンティーク家具の重層的な魅力。


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それを余すところなく伝えてくれるのがアンティークキャビネット。


パンカーダの厳選して仕入れているキャビネット をぜひご覧ください。


by T