化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -215ページ目

ヤフオク大量出品中!

ただいま,Yahoo!オークションに合計20点の商品を出品中!

どの商品もおすすめですが,その中でも特におすすめなのが…

三葉虫ウラリカス
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-三葉虫Uralichas
仕入れ元からの情報によれば,これは幼体の可能性があるとのこと。

三葉虫の幼体には3つの段階があります。

1つ目がほぼ円形で節をもたない原楯体(Protaspid)↓

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-原楯体

2つ目が節の数が少ない幼楯体(Meraspid)

3つ目が体の形は変わらないもののサイズの小さい完楯体(Holaspid)

このウラリカスは一般的にみられるウラリカスよりも節の数が少なく,
また形も異なるので,幼楯体ではないかと思われます。

おすすめ2個目は…

三葉虫ハルペス
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-三葉虫Harpes
濾過食の三葉虫です。
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-食事をするハルペス
肢で前方に向かって水流を起こして
頭部の裏で食物をこしとり,
余分な粒子と水は頭部の穴を通して
前方に押し出していたと考えられています。

おすすめ3個目は…

三葉虫レモプレウリデス
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-三葉虫Remopleurides
数少ない遊泳性の三葉虫です。
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-レモプレウリデス
スクリューはありませんでした。念のため(^-^)。

ほかにも素晴らしい化石がたくさん!
ふぉっしるが出品している商品は
こちらのページからご覧いただけます→出品リスト

竜脚類の皮骨はラクダのこぶ?

今日のニュース

これまで発見されている中で最大の皮骨の化石が発見されました。

マダガスカルの中生代白亜紀後期(約9960万年前~約6550万年前)の地層から,
竜脚類の皮骨の化石が発見されました。

皮骨とは真皮の中にできる骨で,
ワニなどの爬虫類,アルマジロなどの哺乳類,
そしてステゴサウルスやアンキロサウルスなどの恐竜
などに見られます。

鎧竜アンキロサウルス

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アンキロサウルス

皮骨には,防御,ディスプレイ,体温調節などの役割があります。

今回発見されたのはラペトサウルス(Rapetosaurus krausei)の皮骨です。
大きさはこれまで発見されている中で最大の9.63m3
内部には体積の半分以上の大きさの空洞があるそうです。

ラペトサウルスの皮骨(薄い赤い部分が空洞)

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-竜脚類の皮骨

ラペトサウルスの皮骨の数は少なかったことから,
ラペトサウルスの皮骨が防御のためのもの,
また体温調節のためのものだったとは考えにくいそうです。
ラペトサウルスの皮骨には,厳しい環境で生きるための
ミネラルを蓄えておく役割があったのではないかと
研究者は考えています。

ラクダと同じですね。

最大のラクダ・ティタノティロープス

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ティタノティロープス

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング

鳥を食べたミクロラプトル

今日のニュース第2弾

ミクロラプトルは鳥を食べていたらしいということがわかりました。

こちらもどうぞ↓
今日のニュース第1弾

腹部に鳥の化石のあるミクロラプトルの化石が発見されました。
この鳥はミクロラプトルが死ぬ直前に食べたもので,
生きたまま捕まえて丸飲みにしていたと研究者は考えています。

ミクロラプトルの腹部から発見された鳥は
樹の上で生活していたと考えられているため,
ミクロラプトルも同じように樹の上で生活し,
樹の上で狩りをしていたと研究者は考えています。

ミクロラプトルは前肢と後肢,
4本の肢全て翼となっていた羽毛恐竜です。
といっても,羽ばたいて飛んでいたわけではなく,
翼を開いて滑空していたと考えられています。
一般に,後肢を横に広げて滑空していたと考えられていますが,
後肢を体の下に曲げて,
まるで複葉機のように翼を上下に並べて
滑空していたという説もあります。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ミクロラプトル

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング