竜脚類の皮骨はラクダのこぶ?
今日のニュース
これまで発見されている中で最大の皮骨の化石が発見されました。
マダガスカルの中生代白亜紀後期(約9960万年前~約6550万年前)の地層から,
竜脚類の皮骨の化石が発見されました。
皮骨には,防御,ディスプレイ,体温調節などの役割があります。
今回発見されたのはラペトサウルス(Rapetosaurus krausei)の皮骨です。
大きさはこれまで発見されている中で最大の9.63m3。
内部には体積の半分以上の大きさの空洞があるそうです。
ラペトサウルスの皮骨(薄い赤い部分が空洞)

ラペトサウルスの皮骨の数は少なかったことから,
ラペトサウルスの皮骨が防御のためのもの,
また体温調節のためのものだったとは考えにくいそうです。
ラペトサウルスの皮骨には,厳しい環境で生きるための
ミネラルを蓄えておく役割があったのではないかと
研究者は考えています。