化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常 -187ページ目

異常巻きアンモナイト,ユーボ&ハイファント

前の記事で紹介した異常巻きアンモナイト,
ふぉっしるでは現在2点を販売中です。

ユーボストリコセラス002
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ユーボストリコセラス002
前の記事にも出てきたユーボストリコセラス。
殻の端から端まで10cm超と,立派。
殻の間の母岩もきれいに取り除かれて,
巻いた殻の形がよくわかります。
ハイファントセラス001
$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ハイファントセラス001
巻貝がばねのように伸びた形をした
異常巻きアンモナイト。
ドイツ産です。
5ターン分の殻が残っています。
これまた殻の形がよくわかる
素晴らしい逸品。

***

今日はほかに,

アンモナイトの世界その3:異常巻きアンモナイト

を書きました。

***

アンモナイトの世界その3:異常巻きアンモナイト

アンモナイトには,殻が平面らせん状に巻いた
正常巻きアンモナイトと

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アンモナイト

殻の巻がほどけたり,伸びたり,
巻貝のような巻き方をしたりと
いろいろな巻き方をする
異常巻きアンモナイトがあります。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-クリオセラティテス$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ホプロスカファイテス

ほどける

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-スキポノセラス

伸びる

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ツリリテス

巻貝みたいに巻く

異常巻きアンモナイトは
奇形や異常と考えられていたこともありましたが,
現在では一定の規則にそって巻いていることが
わかっています。

正常巻きアンモナイトは遊泳性と
考えられていますが,
異常巻きアンモナイトの中には
泳ぎが苦手だったと考えられているものも
います。

例えば,ポリプチコセラス。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ポリプチコセラス姿勢

もしポリプチコセラスが泳いでいたら,
成長に従って姿勢が頻繁に変わり,
不安定になってしまうとも,考えられています。
早川(2003)を基に作成。

そしてユーボストリコセラスも

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-ユーボストリコセラス回転

殻全体の大きさに対して軟体部が小さく,
漏斗から水を勢いよく噴射しても,
回転するだけでまっすぐ進むことはできなかったとも,
考えられています。

形も不思議ですが,
異常巻きアンモナイトはまだまだ謎だらけ。

とても不思議なアンモナイトです。

※アンモナイトのイラストでは,
肋などの殻の装飾は省略しています。

アンモナイトについて詳しく知りたいなら

北海道 化石が語るアンモナイト

***

このシリーズではほかに

アンモナイトの世界

アンモナイトの世界その2

を書いています。

***

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング

三笠銘菓 アンモナイトブリッジ

夫が北海道出張で買ってきたお土産。

三笠銘菓 アンモナイトブリッジ

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アンモナイトブリッジ箱

アンモナイトのイラストが描かれた帯がついています。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アンモナイトブリッジ袋

箱の中にはアンモナイトのイラストが描かれた
袋に入ったお菓子が8個入っています。

中身は…

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-アンモナイトブリッジ中身

普通のお菓子でした(^_^;)。

---
今日もご訪問ありがとうございます。
応援よろしくお願いします。

$化石ショップ「ふぉっしる」店長の日常-人気ブログランキング