アンモナイトの世界
今日はアンモナイトに関するお話を。
アンモナイトは平面らせん状に巻いた殻をもつ
軟体動物です。
(ふぉっしるのアンモナイトコーナーに
いろいろなアンモナイトがあります。)
殻の形を見ると巻貝のようにも見えますが,
イカやタコの仲間です。
アンモナイトの殻はいくつもの部屋に分かれています。

この部屋は「気室」と呼ばれています。
気室の内部はガスで満たされており,
浮力を生じさせていたと考えられています。
殻口から,殻の半周分から1周分までは区切りがなく,
ここに軟体部が入っていたと考えられています。
アンモナイトが成長するにつれて軟体部が前に移動し,
殻の中では新しい気室が作られていきました。
気室は「連室細管」という細い管でつながっています。
連室細管を使って,新しくできた気室内の海水を
排出していたと考えられています。
アンモナイトの殻の構造や成長の仕方はオウムガイに似ていますが,
実はアンモナイトとオウムガイの関係は遠いです。
このお話はまたあとで。
アンモナイトについては,これらの本がお勧めです↓

上の2冊はアンモナイトの構造や生態などについて詳しく書かれています。

世界中のいろいろなアンモナイトが載っています。