NPO法人がやっと認証
NPO法人を作りました。
小島先生の研究や哲学を継承し、更に発展させるため、
またインターフェロンやインターフェロン・インデューサー
だけでなく、もっと大きな枠で捉える自然免疫を研究し、
そしてそれを一般の方々へ、啓発していく事業を行ない
ます。小島先生を中心に、内科医や食事療法内科、
獣医師、歯科医など数名が発起人となり、3ヶ月かけて、
東京都に認証を受けました。
ユニークなのは、色んなジャンルの医療に携わるスペシャ
リストが理事の構成メンバーという点です。
これから幅広く、臨床を重視した研究を徐々に行っていき
ます。そして、その結果を社会に還元できるように、また
一般の人たちにもわかりやすい形で伝えていくために広く
活動を行なっていく予定です。
本日認証後の初めての理事会を開催しました。
普段から気心が知れた方ばかりなので、進行も議案も
スムーズに流れ、いよいよチームで色々できるようになった
ので、これから非常に楽しみでもあります。
強毒性インフルエンザ
こんなこと書いていいのかわかりませんが・・・・・
今も時々マスコミに取り上げられているH5N1型鳥インフルエンザ、これがどうやら非常にまずいらしいです。
先日、某製薬会社の開発担当者からインターフェロン・インデューサーの話を聞かせて欲しいと話がきました。
理由は、その担当者曰く 「いまのH5N1型インフルエンザは、鳥にしか罹っていませんが、人への感染はまもなくと思われます。いつ流行してもおかしくない状況となってきました。もともと鶏からヒトへ伝染するのは、ウィルスが変異をしないと罹りませんが、おおまかに3段階の変異を繰り返して、ヒトインフルエンザウィルスになります。今現在は、その2段階の変異まできていて、製薬業界では表には出しませんが、非常に焦っています。もう薬だとか食品だとか言ってられない段階です。」
「今マスコミとかでたまに、アジアでヒトが罹って死んだなどと報道されていますが、あれはどういうことですか?」
「あれはウィルスの高濃度感染です。つまり、鳥飼育者が非常に大量の鳥インフルエンザウィルスを吸い込んで発症しているだけなので、ウィルス自身が変異を起こしたわけではなく、流行とはなりません。しかし、2段階の変異は、非常にまずいんです」 ということであった。
たしかにこのH5N1型強毒性インフルエンザは、流行したら約100年前に大流行し、世界で数千万人が死亡したものと匹敵するといわれています。
だからといって、パニックとなってもいけません。皆さん、もし流行してもなるべく冷静になりましょう。(難しいですが)
とにかく、その時は社会の流れが止まりますので、外出は控えて、できるだけ環境のいいところで数ヶ月の生活が可能となる場所、またそこで医療機関があるかどうかなど、シミュレーションしておくとパニックにならずに済むと思います。
実際どの程度の致死率があるかわかりませんが、社会の流通や仕事などが一時ストップすることも想定できますので、そういう準備もしておいて損はないと思います。
また初期の感染を防ぐことが非常に重要です。インフルエンザは非常に増殖スピードが速いので。
免疫機能を日頃から上げておくことも大事ですが、基本の手洗い、うがい、バランスのとれた食事なども重要です。
うがいは念入りに、喉だけでなく鼻腔の洗浄なども簡単な器具でできるので用意しておいたらいいと思います。とにかくどこかで発症したら1週間以内に日本に来ると想定されますので、あっという間にマスクやうがい薬なども売り切れになるかもしれません。
そういう準備もしておくことで、パニックとならないように心がけてもいいじゃないでしょうか。
今から焦ったり、ブルーになってもしかたありませんし、心が動揺すれば免疫機能は低下します。むしろ準備をした上で、「ドンと来い!」という気構えでいた方が、いいかもしれません。一番最悪なのは、マスコミ報道と共にパニックになって振り回されことだと思います。
でもウィルスが変異しても流行しなければ、それに越したことはありませんが。
HIV
先日、あるフォーラムで南アフリカの薬草から抗エイズ薬を研究開発している東北大学の鈴木先生の話を聞いた。
大変興味深かったことは、なぜ南アフリカなのか? という点であった。
もともと南アフリカは、エイズ患者も多いが、植物も豊富であり、現地のシャーマン(呪術師)たちが、それぞれ独自の薬草をブレンドしてエイズ患者に飲ませている、とのこと。場合によっては回復に向かう患者もいるらしい。
そういう観点から、日本の科学力を持って、南アフリカの薬草をスクリーニングしたら薬効が見つかるかもしれない、ということであった。
たしかに自然の植物から現在の薬になったものは多い。
現在は、現地の大学と連携して数種類の薬草から既に、抗エイズ効果のものが見つかっているらしい。
大学では、それの薬効成分を特定して、単離し、構造を特定して、それに科学的に修飾したりして、薬の効果を広げ、薬剤としての開発をしている最中とのことであった。
鈴木先生の講演の後、実際にご本人にお目にかかってお話をする機会があった。
一通り、講演内容のお話について話が終わった後で、我々のスタンスについて伺ってみた。
「先生、確かに自然のものから製剤までにするには、膨大な実験と有効成分単離・構造修飾(ドラッグデザイン)など必要ですが、現在の逆転写酵素阻害剤(核酸・非核酸系)、プロテアーゼ阻害剤、などで確かにエイズの発症はかなり遅らせることができ、非常に貢献度は高いですが、既に耐性を持ったHIVも出てきています。
やはり、一つの有効成分で、ウィルスの細胞付着阻害や増殖抑制などはイタチゴッコになる可能性もないでしょうか?
我々は、自然免疫を中心に抗ウィルスを研究しています。自然免疫となると有効成分を特定することなど難しいのですが、臨床的に効果が出ることに重点を置いています。さらにもっと有効成分が特定できなくなる複合(相乗効果)まで検討しています。
製薬にはなり得ませんが、違う観点での研究も必要かと思いますが、いかがでしょうか?」
「それは、面白いですね。確かに一つの有効成分を単離、精製などしないと創薬となりませんが、そういう取り組みも面白いですね。我々のやっているようなものを併せたら、面白いかもしれませんね。既にやってられるのですか?」
「既にネコのエイズについては、臨床で使用されていますが、ウィルス定量ができていませんでした。その系が測定できるようになりましたので、これから行なう予定です。ヒトについてもパイロット的に行なう予定です。もし、ある程度の結果が出たらやっていただけますか?」
「大学の倫理委員会にパスしたら可能ですよ。是非結果を知らせてください。楽しみにしています。」
と言って下さり、その後日にメールまでいただいた。
エイズについてもまだまだ解決していない問題が山ほど残っている。
その克服に向けて研究していくことは、机上の論ありきでは辿り着けない。
教科書に載っていない、あらゆるものから貪欲に可能性を手探りで探っていくことが、大事なのである。
鈴木先生と話をしていたら、そんなことを改めて認識させられた。
鈴木先生の研究に対しての真摯な姿勢に、私も改めて襟を正した次第であった。