3月の更新!

懐かしの「砂漠のパイオニアMMA」『DESERT FORCE』👑王座遍歴です!

 

『DESERT FORCE(デザート・フォース)』👑歴代王座遍歴

 

2010年から2016年、短いながらも砂漠にMMAを芽吹かせたプロモーション。

それがヨルダン生まれの『DESERT FORCE(デザート・フォース)』でした。

 

「チャンピオンにはベルトではなく、

めっちゃ大きな『シールド(盾)』が贈呈される」

という、インパクト大の個性派プロモーションでもあった『DESERT FORCE』!

初見でめちゃくちゃ衝撃を受けたのを覚えていますね~~✨😍✨(大好き)

今回、タイミングに恵まれて王座遍歴を完成できてうれしいです!!

 

ヨルダン国王直々の依頼よってブラジリアン柔術が近衛兵の訓練に採用され、

その柔術講師であったザイード・ミルザが立ち上げた経緯を持ちます。

中東~北アフリカに広がる、可能性に満ちたアラブの大地に生まれた最初の本格MMAプロモーションでした。

 

当時の『TUF』で飛躍していたUFCの影響も強く受けており、アラブ放送局と協力してリアリティ番組を制作・放送し、若手の育成にも力を注いでいました。

UFCにも出場したムニール・ラザーズや、PFLに出場したジャラー・アル=シラウィなどなど…

現在メジャーへ挑戦中の「アラブMMA第一世代」のベテラン選手たちの中には、『DESERT FORCE』でMMAキャリアをスタートさせた選手がたくさんいます。

 

👑DESERT FORCEウェルター級チャンピオンシップ(第2代王座決定戦)

ムハンマド・ゴラビ vs. ムニール・ラザーズ

初代王者のベルト返上に伴い、トップコンテンダーの2人が激突した一戦でした!

 

『DESERT FORCE』最盛期には、ヨルダンを拠点にUAEやバーレーン、レバノン、サウジアラビア、エジプトでも大会を開催しました。

今でこそMMAに関心を示しているサウジアラビアですが、2010年代当時はMMAにかなり否定的であったんです。

しかし、そんなサウジアラビアで初のMMA大会の開催を実現させたのも、『DESERT FORCE』というパイオニアの努力の賜物でした!

 

👑DESERT FORCEフェザー級チャンピオンシップ(王座防衛戦)

👑アブドゥル=カリム・アル=セルワディ vs. アジズ・ジュレイダン

初めてサウジアラビアで開催されたMMA大会のメインイベント。

リアリティ番組(Season2)のコーチ対決でもありました!

 

『DESERT FORCE』は、アラブMMAの道を最初に拓かんとしたプロモーションでした。

残念ながら放送局との契約が上手くいかずに、2017年に活動休止となりましたが…

その存在は強い影響を残し、今日の『BRAVE CF』『UAE WARRIORS』に、そのバトンが引き継がれていくことになるのでした!!

 

 

先日、『PFL』で「MENA(ミーナ、Middle East & North Africa(中東と北アフリカ))」リーグの開催も発表され、かつてなく注目の集まってきている砂漠のアラブMMA。

 

先日の「スポーツウォッシング」の記事では、危惧する一面を書きましたが…

アラブMMAが歩んできた明るい歴史の魅力についても、同時に書いていきたいと思っています!✨

砂漠のパイオニアMMA『DESERT FORCE』の紹介でした~ノシ✨🌵✨

 

嬉しかったので、緊急更新です~!🎉

2024年はドラゴン配信イヤーだ!!🔥🐲

 

「U-NEXT」で『UFC』『PFL』『BELLATOR』3大メジャーMMAが結集し配信開始!2.24『PFL vs. BELLATOR』にて最高峰が遂に揃い踏み…!!!

 

U-NEXT、はじめはライブ配信で止まっちゃったりしていましたけれども、そもそも「配信は止まるの普通になっちゃったマン(間隔麻痺)」だったので、のんびり成り行きを見守っていましたけれども…

さすがというか、ここまで一気にMMAの動画配信プラットフォームとして一気に環境が整うとは思いませんでした!

 

U-NEXTのMMA配信はすごく痒いところに手が届いてくれていて、英語実況もありライブ中にも早送り&早戻しで自由に観ることができ、リプレイもすぐ配信してくれる…と非常に観やすいですね~✨

 

しかし、やはりこれほど急速に整うと、その反動も大きいのかも…?と思ってしまうのは間隔麻痺マンの悲しい性…

いきなり突然に「日本語実況だけ!」とか言われる覚悟もある程度はしております(´;ω;`)ホントに悲しいけど

 

なんにせよ、私一人で何か配信環境が変わるわけもなく、MMA配信をたくさんの人が観てくれているからこそ、ですね~

それは、本当にMMAを観やすい環境に整えていってくれている人たちのおかげです✨

 

とはいえ、UFCファイトパスももちろん応援していきますね!

LFAやCFFCを毎大会PPVで買っていた時代もありましたし、同じプラットフォームでいつでも観放題の夢のような「直輸入」&「大図書館」は残って行って欲しいですね~!(切願)

 

なにはともあれ、2月25日深夜2:30配信の『PFL vs. BELLATOR』が楽しみです!🔥

PFLがBELLATORを傘下に入れる形にはなりましたが、BELLATORがこのMMAというスポーツの№2であったことは疑いの余地がありません。

今回のプロモーション対決も、BELLATORチームにPFLチームが「挑戦する」形になるのは必然であり…そこから名試合が生まれることを願っています!!

 

1990年代を中心に紹介する「MMA前史」シリーズ第5回!

UFC JAPANに先駆けて開催された、日本生まれのオクタゴン大会✨

『THE "U"-JAPAN』の紹介です~ノシ

 

【MMAの前史#5 日本編】『THE "U"-JAPAN -SUPER FIGHTING Vol.1-』…日本MMA初の「八角形ケージ(オクタゴン)」大会の魅力を辿る!

 

日本MMAの歴史には「UFC」とか「UWF」とか「Uなんとか」がたくさん出てくるため、ともすれば「U-JAPAN」という単発大会は、名前だけだといかにも知らない人にスルーされちゃいやすい名前だよな~と思います💦

「U-JAPAN」はWikipediaとか皆が見るサイトにも記事がないですからね~…

記事があっても、プロレス好きの方の回顧記事などが多くて、いよいよMMAの歴史では「U-JAPAN」って陰の存在になっちゃってそうだな~と悲しくなりました(´;ω;`)

 

というわけで、

「MMA観るマンの視点から、ガッツリMMA目線の『U-JAPAN』を書こう!」

と思い立って今回は書きました!

 

本場のオクタゴンが来る1年前にメイドインジャパンのオクタゴンで大会を開催したのって、凄い探求心というか冒険だよな~と思います

(でもオクタゴンってUFCが商標登録してるから、厳密には今オクタゴンって呼べないのかな…?でも商標登録された2013年より前だし大丈夫かな)

 

U-JAPANの試合はルールを知らないと、なんだか呆気なく終わっちゃった時代のあだ花みたいに扱われちゃいがちだろうな~と思ったりします

もちろんそういう側面もあるんですけれども、圧勝したレスリング選手たちの背景とか、ケージを活用することが許されていた背景とかを知ることで、この大会の魅力を味わうことができるよな~と思っています

 

MMAとはスポーツであり、スポーツではルールが闘い方、勝ち方の全てを決めます

ヴァーリトゥードやMMAの歴史を知る時、やはり個別に試行錯誤して作られたルールを知っておくことは試合を観るうえでめちゃくちゃ大事なんですね~

でも、UFCやPRIDEですら、「どのような時代の流れでルールが移り変わり」、「どの大会でどの時期のルールが採用されていたのか」に重点を置いて観られる機会がとても少ないよな~と感じていますし、それって凄く勿体ないことだよなと思います

(尤も、ルールの細部が公開されていなかったり明文化されていなかったりすることで、調べても分からないことも多々あるのですけれども…;)

 

MMAの歴史を知る中で、事実とその背景を照らし合わせて自分の固定されたイメージを覆すこと

それが楽しくて、このシリーズを書いているんだな~と改めて思いました😊

まだまだ書きたいことは沢山あるので、一つずつ纏めていきたいと思います~ノシ📝

 

出典:「佐山悟のシューティング上級編」 佐山悟

 

シューティング(初期の修斗)の教則本にて、ウェッジスローを発見!✨

さすが佐山さん、先見の明ですね~!🔍

 

ウェッジスローについての詳細はコチラ↓

ウェッジスロー 「崩し」の妙技 【MMAお気に入りテクニック紹介⑤】

 

 

佐山さんは「サイドレッグタックル」と紹介されています。

MMAで頻繁に観られるウェッジスローに比べて、より捨身投げに近い形ですね~。

 

左手を相手の左膝裏にかませているのは、ここからサイドポジションを取って膝十字を狙う為の布石です。

シェルヴィング(膝に相手の脚を載せて動きを封じる)を行って固めつつ極めへアテンプト…というのは、MMAとして「導線」がキチンと張られていて、確固たる筋道が通っていると感じます!

 

シューティングの教則本を読んでいると、打➡投への連携がとにかくスムーズで、きちんと手順が整えられていることに目を見張りますね~。

佐山さんがサンボ経験者であるというのも影響しているのかな?

パンチからクリンチ&ボディロックへの繋ぎ、またその逆のテクニックも非常に精選されていて素晴らしいです。

 

投➡極に関しては、「➡」の間に存在するポジショニングの攻防にまだ未踏の領域があったことが伺えますけれども、上記の「ウェッジスロー➡膝十字」のように、「いかにテイクダウンから間を置かず瞬時に極めに移行できるか」という真逆の発想によるテクニックが研鑽されていたとも感じます。

現代のMMAにおいても、ルネサンスの香りを残していると思いますね~😊

 

この教則本の初版は1989年12月、つまり修斗が「プロ第1~3大会」を開催した頃に発売されました

当時すでにシューティングという一つのMMAスタイルの骨子が完成していた…という事実は、時代を超えて普遍的な魅力を携えていると感じますね~!

 

ヴァーリトゥード伝来の荒波に呑まれたシューティングの理論には、MMAというルネサンスの中で再評価されるべき点がたくさんあると感じています✨

 

そして、再評価のためにも修斗の初期シューティング大会(1989~1993くらい)のソフト化&映像配信をよろしくお願いいたします!!🙏(ここが本音)

 

あけましておめでとうございます~✨🐲✨

ドラゴンイヤー2024年の初更新です✨

 

明日に久々の日本大会を開催予定、ONEについて書きました~ノシ

2023年版 『ONE CHAMPIONSHIP』全大会データ比較&全試合一覧!

 

『ONE FRIDAY FIGHT』は年間52大会をルンピニーで定期開催する!って始まったシリーズで、結果として46大会に留まりましたが今年も継続開催されていますね~。

MMAの試合はプレリムの第1~3試合が定位置になっていて、ライブ配信で最初に観られるので正直とても楽ちんです(笑)

とはいえ、小出しに試合が行われた結果としてブツ切りがあるのは否めず、なかなか全体像を把握できなかったので、いっちょ纏めてみるか~と書いてみましたb

 

結果としてMMAプロモーションとして試合数が少ないわけでも無く、王座戦もコンテンダー戦も行われていたわけですけれども、バラバラすぎてとっ散らかってる感じはありますね~💦

そもそも、私は「MMAの試合→他競技の試合→MMAの試合」みたいに競技をコロコロ変えて試合を組むちゃんぽんイベントは好きじゃないんですね。

いちいちルールの違う試合を観せられると、その試合の真価は全く分からんですので。

なので、他競技は他競技オンリー、MMAはMMAオンリーで大会を開催して欲しいというのが本音ですね~。

 

とはいえ、タイという国でMMAの試合が定期的に行われたのは、一歩前進であるとも思います。

なにせ、つい最近にはMMAが禁止!とされかかっていた国ですからね~タイは。

それがルンピニーのお膝元で試合が行われているというのは…少しであれども嬉しいものがあります。

同じくMMA禁止国のベトナムでも少しずつ機運が高まってきていますし、『FRIDAY FIGHT』のMMA試合もコツコツと続いていってくれることが、タイでのMMAの芽を育てることにつながっていくと感じています✨🌱✨

 

せっかく観たので、ONEのベストファイトや期待の新鋭についても書いてみたいですね~。

BELLATORでも、昨年から期待の若手選手について書きたいと溜めています。

しかし、私事が重なってなかなか実現できてはいませんけれども…💦

他にも書きたいものは多いので、こつこつ書いていきたいですね~✨

 

2024年も、どうぞ宜しくお願いいたします💖