実際の捜査を担当したと云う佐藤誠元刑事による情報により失踪関係場所が町田市から渋谷の歯医者へと一気に転換した感のあるこの失踪事件だが件のYouTube動画にて触れられていなかった情報として真代さんは12日にも受診していたのだと云うものがあった。従来は14日に初めて受診と云うものだったがそうではなくまず12日に受診し、そしてその夜、親に対して14日に渋谷の歯医者に行くから明日からの帰省に同行出来ない旨、主張したわけである。
12日に受診したのであれば一日開けて14日に診察を受けることについて何ら不可思議なものはなく自然な流れとなるわけだが、この12日受診の話は結構な重大な要素となり得る。それと云うのも、より強固な意志と云うものが感じられるからだ。親に対して帰省には同行出来ないと告げた時点でその理由として歯医者を構想していたのではなく、受診と云う実績を作った上で切り出しているわけである。帰省先の歯医者で診て貰えばいいじゃないかとの親からの反撃を撥ねつけるべく、より不可逆性を高めた上で対峙しており、何が何でも帰省したくないとの強い意志をそこに感じるものである。
したがって本件は佐藤元刑事の思惑とは裏腹に、家出、即ち自発的失踪の線が大いに濃くなってきたと云うこととなる。少なくとも入口としては自発的失踪だったのだと云うことである。加えてここまでくるともう一歩考えを進めて、帰省に同行するのが嫌だったと云うことよりも元々自発的失踪のタイミングを計っていたところ、帰省で家が留守になることをその好機と捉えて実行に移した線も検討しなければならないだろう。
元々本件はその他大勢の失踪事件同様に家出人扱いされてきたわけだが、事件性の可能性ありと云うことで2010年代に入って本格的に捜査されることとなった。これについては恐らく歯科医が真代さんは来院していないと証言しながら14日と17日のカルテが存在していたことがやはり大きな要素となっていたと推察する。そして14日については実際に診察、17日については診察していない線を構想していたと推察するのだが、前回記述したように17日まで真代さんが生存していないとアリバイ証明的に困る人物の存在が17日のカルテを創造させたのだと私は見ていた。この推察は今も有力なものではあるが、自発的失踪の可能性が高まったことを踏まえれば、14日も17日も実際に受診したからカルテは残され、歯科医が親の問い合わせに対して14日に来院しなかった旨伝えたのは、歯科医に隠したいことや面倒に巻き込まれたくない事情があったからではなく、真代さん自身からの依頼に基づく返答だった可能性もまた高まったと見るものである。要するに親が最初に問い合わせた時点では少なくとも生存しており、自身の行動履歴を辿られたくないために歯科医に来院していないと答えて欲しいと依頼したと云うことである。即ち歯科医が犯人である可能性が大幅に低下したと云うことでもある。
自発的失踪の先に於いて事件に巻き込まれた線はなお有力であるけれども、少なくとも入口は自発的失踪であってそれ故にそのまま自発的失踪が展開されていった可能性が広がるわけだから、それだけ現在までの生存の可能性もまた開けてくるものである。自発的失踪と云うことにしておけば当該人物の生存の可能性が高まるわけだから安易に事件ではなく失踪と云う結論に落ち着かせたい向きもあり、これに対しては忖度や斟酌等せずに事件視すべきであるとの立場では通常あるのだが、本件については自発的失踪のまま貫徹された可能性は比較的高いのではなかろうかと考えるところである。その際、現状掲げられているポスターの中で描かれている存命である場合のイメージ図とはかけ離れているように思う。男のような外見か、髪をかなり長くしているかの二択であろう。存命していた場合40半ばとなっており、少しずつ短くなってきているかもしれないが、基本的には長い状態であると見る。男として或いは男のように生きていないのであれば。
よもやの「室蘭」である。2001年3月発生の室蘭市在住高校1年生・千田麻未さん失踪事件について捜査に従事した元刑事から仰天の「新情報」がもたらされた。
失踪直前に被害者の交際者が被害者に対して二度電話しているわけだが、一度目と二度目の間が4分あってその間に1キロ弱移動していた、と。これは被害者がPHSを使用していたことによりその基地局の差異によって割り出せたわけである。本件については被害者が向かっていたパン屋の本店2階、もしくは3階が犯行現場なのではないかとそう推察する向きが多かったものだが私としては突発的な何かが起きた場合はそうなるのだけれども基本的にはここは犯行現場ではなく、車でどこかへ連れていかれたと見ていたため、「お!やはりそうだったか!」と云う部分はある。
しかしながらどうなんだろうと云う部分も無くはない。PHSの基地局からは半径3キロほどの範囲内で電波が発せられている。環境が良ければ半径5キロ程度は飛ぶようだ。加えて最寄りの基地局ではないところの電波を捉えることも普通にあると云う話である。したがってこのPHS基地局から被害者の位置を割り出すことはGPSのような正確性がなく、かなりアバウトな部分があることを考慮に入れなければならない。例えば被害者が最寄りの基地局から200メートルの場所で通話したが最寄りの基地局からの電波ではなく400メートル離れた別の基地局からの電波をキャッチしていた場合、理屈の上では最大900メートルの「誤差」が生じることとなり得る。1キロ弱と云うとそれは900メートルとか800メートルとかそう云った値の話になるわけだが、被害者は殆ど位置を移動していないにも関わらず、電波の加減次第で900メートル移動(現在地から隣の基地局まで400メートル+現在地から見て最も遠い隣の基地局の電波範囲500メートル)したかのような状態になる可能性があるのではなかろうかとも考えるところである(したがって1回目の通話の際にパン屋付近の基地局の電波をキャッチしたとしてもパン屋付近ではなく少し離れた場所にいた可能性もあるわけだ)。警察がこれまでこの話を明らかにしてこなかった背景として秘密の暴露と云う要素の他に、そう云った理由もことによるとあるのかなとも感じた次第。要するにパン屋本店付近から登別方向へ1キロ弱移動したとなれば、これはオーナーの自宅近辺にもなるわけだ。件の元刑事は闘病中とのこと。死と云うものを感じながら覚悟を以て情報を出してきたのかなと、決め打ち的なものも含めて証言したのかなとも思うところである。
但し、先述の通り、パン屋オーナーであれそれ以外の人間であれ、犯人は生きている状態の被害者を車に乗せて移動した、そしてそれは無理やりにではなく被害者の自発的意思と云う形で乗り込ませて移動をしたのだと考えているものであり、今回の1キロ弱移動情報はその裏付けとしてうってつけのものである。
仮にオーナーが犯人であっても突発的な何かが無い限りに於いてパン屋本店ビル内にて犯行には及んでいないと見る。それは何故か。
被害者をどうやって運び出すのかここが難問となるからである。前回記した町田美大生失踪事件に於ける渋谷の歯科医院の場合もそうだが階上の部屋から階下へそして駐車場へと運び出す、遺体の状態であれ、薬物やアルコールで意識を失わせた状態であれ、これを運び出すことは犯行それ自体以上に大変難儀な作業となる。まずは重い。全体重がかかってくることになる。そして目撃されれば一巻の終わりだ。したがって生きている状態、きちんと意識のある状態で車に乗ってもらうのが一番なのである。町田美大生の件とこの室蘭女子高生の件は共通項がある。それは一番怪しまれている人間が犯人であると仮定した場合、彼らには準備する時間的余裕があると云うことだ。つまりどのようにして犯行に及ぶか、そのデザインを描くことが出来るのである。そうすると、自分の本拠地から離れた場所で犯行に及びたいと考えるわけである。バレるのを防ぐため、犯行それ自体を目撃されるような事態を防ぐため、自分の仕事場からは離れた場所へ向かおうとするわけである。つまり、最悪殺害に及ぶことまで考慮していない場合であっても、仕事場から離れた所へと連れ出そうと考える。
本件に関して誰が犯人であるのか、と云うこと以外に於いて謎はない。マァ一つあったか・・・被害者が本当にサティ付近からバスに乗ってパン屋本店へと向かったか、これは謎として残る。件の動画内では被害者がサティ付近からパン屋本店へのバスに乗ったと断定していた部分にも特徴があったのだが(従来は「乗ったとみられる」と言い回し)、バス車内、そして東通バス停付近に於ける目撃証言がない以上、乗っていなかったと云うことはやはり考慮に入れなければならない事柄だ。そのバスがパン屋本店付近を通ること、そして自分が所持している定期券が使えることを被害者が把握していたのか(被害者が普段通学時に利用し且つこの日も利用している路線とは異なる路線であり、東通バス停は通過するが経由地並びにバス停の位置が大きく異なる)、ここに疑問を挟むものである。この部分以外では特に謎はない。
一般に最大の謎とされているのが、白鳥台中央からバスに乗った被害者がパン屋本店最寄りのバス停を通り過ぎて(ややこしいのだがパン屋本店付近の東通バス停ではなく少し離れた丸井今井付近の東通バス停の方である)、東室蘭駅を飛び越えて東町付近までどうして乗り続けていたのか、東通で下車すれば約束の午後1時にパン屋本店へ到達することが出来たのに「なぜか」スルーして東町のサティに現れた・・・これが最大の謎とされてきた。が、何度も言うがこれは謎でも何でもない。
寝過ごしたのだ、被害者は。
被害者は普段このバスを通学の際にも使っているが、始発から終点まで乗り通している。つまり寝過ごす心配がない。ゆえに平素より車中に於いては寝ていたのだろうなと容易に想像がつく。したがってついつい普段の癖でうたた寝してしまい、気づいた頃には東通を通り過ぎて東町の辺りまで運ばれてしまっていたと云うことである。
そうするとここでもう一つの有力な疑問が湧き上がるわけである。被害者はなぜ遅刻の連絡をしなかったのかと云うことだ。被害者は真面目な性格だとされているから余計にこの点を訝しがるわけである。しかしこれについても何も謎はない。ポイントは時間指定だ。被害者は「1時に」とは言っていない。「1時過ぎに」と言っている。ゆえに1時を過ぎたところで予め「1時過ぎに」と言っているのだから問題ない・・・こう云う処理の仕方をしていたのだろう。被害者は1時過ぎにパン屋本店でオーナーよりコーヒーの淹れ方を習う手筈であった。件の動画内でも美容室の話題が出てきているが、一説によれば本当はこの日は美容室に行こうと考えていたが予約が取れずに、それならば暇になった午後の時間を前にオーナーから言われていたコーヒーの淹れ方講習に充てればいいや、と・・・これ位のノリなのである。
このコーヒーの淹れ方講習については従業員間で今まで誰も経験したことがなかったらしく、つまりオーナーの被害者に対する個人的好意の発露としての提案であり、したがって非常にカジュアルな類のものであったと被害者も受け止めたものと推察する。ゆえに1時に間に合うように出発はしたものの、1時を大きく過ぎてもオーナーの趣味の延長のような形と認識していたであろうからシビアに受け取らずに、またそもそも約束の時間が「1時過ぎ」と云うことであるから最悪2時までに店に入ればいいと、こんなふうに思っていたのだろうなと推察するものである。サティの店内を訳もなくぶらぶらしていたのは、眠気覚ましに加えてやはり真面目な性格であったと云うことであれば、しくじってしまった(=寝過ごしてしまった)ことで落ちたテンションを立て直そうとしていたのであろう。この後オーナー相手に明るく愛想よく振舞わなければならないわけだから。
周囲の印象に残るか否かと云う観点からすれば、被害者が制服姿ではなかったことが大きな記憶の壁となって立ち塞がる。しかしながら失踪事件にしては比較的多く目撃されてきたわけであり、余計に最後の部分、即ちバス車内とバス降車時付近の目撃証言の欠如が目立つ。本件は町田美大生失踪事件とは異なり発生直後から大々的に報じられ捜査されたわけだから車内以上にパン屋至近のバス停付近での目撃談はあってもいいわけである。しかし被害者はもちろんパン屋オーナーの目撃談もない。ここも不可解ではある。オーナーは1時を過ぎても来ない被害者を見兼ねて探しに出たとされているからだ。因みにオーナー側がなぜ、店にやってこない被害者を心配して、或いは遅刻を問い質す電話をしなかったのかについてだが、これは被害者がバスに乗っている可能性を考慮して・・・と云うのがその回答になるのではなかろうか。尤もその後も一切問い合わせなかったと云うことは訝しむ要素にはなるものだが、結局オーナーからしてもこの「講習会」はある種の下心から来るものであって、特段講習しようとも思わずに楽しいひとときを被害者と過ごそうと思っていたから被害者自宅へも問い合わせることを忌避したのであり、次回会った際にこれをネタにして攻めることで(すっぽかしたことを親には内緒にしてあげたよ、とか)自分優位の展開に進める意図があったのだろうと、オーナーが犯人でない場合と云うことになるがそう云った狙いがあって被害者宅へ問い合わせることをしなかったのだろうと見るものである。
失踪直前に被害者の交際者が被害者に対して二度電話しているわけだが、一度目と二度目の間が4分あってその間に1キロ弱移動していた、と。これは被害者がPHSを使用していたことによりその基地局の差異によって割り出せたわけである。本件については被害者が向かっていたパン屋の本店2階、もしくは3階が犯行現場なのではないかとそう推察する向きが多かったものだが私としては突発的な何かが起きた場合はそうなるのだけれども基本的にはここは犯行現場ではなく、車でどこかへ連れていかれたと見ていたため、「お!やはりそうだったか!」と云う部分はある。
しかしながらどうなんだろうと云う部分も無くはない。PHSの基地局からは半径3キロほどの範囲内で電波が発せられている。環境が良ければ半径5キロ程度は飛ぶようだ。加えて最寄りの基地局ではないところの電波を捉えることも普通にあると云う話である。したがってこのPHS基地局から被害者の位置を割り出すことはGPSのような正確性がなく、かなりアバウトな部分があることを考慮に入れなければならない。例えば被害者が最寄りの基地局から200メートルの場所で通話したが最寄りの基地局からの電波ではなく400メートル離れた別の基地局からの電波をキャッチしていた場合、理屈の上では最大900メートルの「誤差」が生じることとなり得る。1キロ弱と云うとそれは900メートルとか800メートルとかそう云った値の話になるわけだが、被害者は殆ど位置を移動していないにも関わらず、電波の加減次第で900メートル移動(現在地から隣の基地局まで400メートル+現在地から見て最も遠い隣の基地局の電波範囲500メートル)したかのような状態になる可能性があるのではなかろうかとも考えるところである(したがって1回目の通話の際にパン屋付近の基地局の電波をキャッチしたとしてもパン屋付近ではなく少し離れた場所にいた可能性もあるわけだ)。警察がこれまでこの話を明らかにしてこなかった背景として秘密の暴露と云う要素の他に、そう云った理由もことによるとあるのかなとも感じた次第。要するにパン屋本店付近から登別方向へ1キロ弱移動したとなれば、これはオーナーの自宅近辺にもなるわけだ。件の元刑事は闘病中とのこと。死と云うものを感じながら覚悟を以て情報を出してきたのかなと、決め打ち的なものも含めて証言したのかなとも思うところである。
但し、先述の通り、パン屋オーナーであれそれ以外の人間であれ、犯人は生きている状態の被害者を車に乗せて移動した、そしてそれは無理やりにではなく被害者の自発的意思と云う形で乗り込ませて移動をしたのだと考えているものであり、今回の1キロ弱移動情報はその裏付けとしてうってつけのものである。
仮にオーナーが犯人であっても突発的な何かが無い限りに於いてパン屋本店ビル内にて犯行には及んでいないと見る。それは何故か。
被害者をどうやって運び出すのかここが難問となるからである。前回記した町田美大生失踪事件に於ける渋谷の歯科医院の場合もそうだが階上の部屋から階下へそして駐車場へと運び出す、遺体の状態であれ、薬物やアルコールで意識を失わせた状態であれ、これを運び出すことは犯行それ自体以上に大変難儀な作業となる。まずは重い。全体重がかかってくることになる。そして目撃されれば一巻の終わりだ。したがって生きている状態、きちんと意識のある状態で車に乗ってもらうのが一番なのである。町田美大生の件とこの室蘭女子高生の件は共通項がある。それは一番怪しまれている人間が犯人であると仮定した場合、彼らには準備する時間的余裕があると云うことだ。つまりどのようにして犯行に及ぶか、そのデザインを描くことが出来るのである。そうすると、自分の本拠地から離れた場所で犯行に及びたいと考えるわけである。バレるのを防ぐため、犯行それ自体を目撃されるような事態を防ぐため、自分の仕事場からは離れた場所へ向かおうとするわけである。つまり、最悪殺害に及ぶことまで考慮していない場合であっても、仕事場から離れた所へと連れ出そうと考える。
本件に関して誰が犯人であるのか、と云うこと以外に於いて謎はない。マァ一つあったか・・・被害者が本当にサティ付近からバスに乗ってパン屋本店へと向かったか、これは謎として残る。件の動画内では被害者がサティ付近からパン屋本店へのバスに乗ったと断定していた部分にも特徴があったのだが(従来は「乗ったとみられる」と言い回し)、バス車内、そして東通バス停付近に於ける目撃証言がない以上、乗っていなかったと云うことはやはり考慮に入れなければならない事柄だ。そのバスがパン屋本店付近を通ること、そして自分が所持している定期券が使えることを被害者が把握していたのか(被害者が普段通学時に利用し且つこの日も利用している路線とは異なる路線であり、東通バス停は通過するが経由地並びにバス停の位置が大きく異なる)、ここに疑問を挟むものである。この部分以外では特に謎はない。
一般に最大の謎とされているのが、白鳥台中央からバスに乗った被害者がパン屋本店最寄りのバス停を通り過ぎて(ややこしいのだがパン屋本店付近の東通バス停ではなく少し離れた丸井今井付近の東通バス停の方である)、東室蘭駅を飛び越えて東町付近までどうして乗り続けていたのか、東通で下車すれば約束の午後1時にパン屋本店へ到達することが出来たのに「なぜか」スルーして東町のサティに現れた・・・これが最大の謎とされてきた。が、何度も言うがこれは謎でも何でもない。
寝過ごしたのだ、被害者は。
被害者は普段このバスを通学の際にも使っているが、始発から終点まで乗り通している。つまり寝過ごす心配がない。ゆえに平素より車中に於いては寝ていたのだろうなと容易に想像がつく。したがってついつい普段の癖でうたた寝してしまい、気づいた頃には東通を通り過ぎて東町の辺りまで運ばれてしまっていたと云うことである。
そうするとここでもう一つの有力な疑問が湧き上がるわけである。被害者はなぜ遅刻の連絡をしなかったのかと云うことだ。被害者は真面目な性格だとされているから余計にこの点を訝しがるわけである。しかしこれについても何も謎はない。ポイントは時間指定だ。被害者は「1時に」とは言っていない。「1時過ぎに」と言っている。ゆえに1時を過ぎたところで予め「1時過ぎに」と言っているのだから問題ない・・・こう云う処理の仕方をしていたのだろう。被害者は1時過ぎにパン屋本店でオーナーよりコーヒーの淹れ方を習う手筈であった。件の動画内でも美容室の話題が出てきているが、一説によれば本当はこの日は美容室に行こうと考えていたが予約が取れずに、それならば暇になった午後の時間を前にオーナーから言われていたコーヒーの淹れ方講習に充てればいいや、と・・・これ位のノリなのである。
このコーヒーの淹れ方講習については従業員間で今まで誰も経験したことがなかったらしく、つまりオーナーの被害者に対する個人的好意の発露としての提案であり、したがって非常にカジュアルな類のものであったと被害者も受け止めたものと推察する。ゆえに1時に間に合うように出発はしたものの、1時を大きく過ぎてもオーナーの趣味の延長のような形と認識していたであろうからシビアに受け取らずに、またそもそも約束の時間が「1時過ぎ」と云うことであるから最悪2時までに店に入ればいいと、こんなふうに思っていたのだろうなと推察するものである。サティの店内を訳もなくぶらぶらしていたのは、眠気覚ましに加えてやはり真面目な性格であったと云うことであれば、しくじってしまった(=寝過ごしてしまった)ことで落ちたテンションを立て直そうとしていたのであろう。この後オーナー相手に明るく愛想よく振舞わなければならないわけだから。
周囲の印象に残るか否かと云う観点からすれば、被害者が制服姿ではなかったことが大きな記憶の壁となって立ち塞がる。しかしながら失踪事件にしては比較的多く目撃されてきたわけであり、余計に最後の部分、即ちバス車内とバス降車時付近の目撃証言の欠如が目立つ。本件は町田美大生失踪事件とは異なり発生直後から大々的に報じられ捜査されたわけだから車内以上にパン屋至近のバス停付近での目撃談はあってもいいわけである。しかし被害者はもちろんパン屋オーナーの目撃談もない。ここも不可解ではある。オーナーは1時を過ぎても来ない被害者を見兼ねて探しに出たとされているからだ。因みにオーナー側がなぜ、店にやってこない被害者を心配して、或いは遅刻を問い質す電話をしなかったのかについてだが、これは被害者がバスに乗っている可能性を考慮して・・・と云うのがその回答になるのではなかろうか。尤もその後も一切問い合わせなかったと云うことは訝しむ要素にはなるものだが、結局オーナーからしてもこの「講習会」はある種の下心から来るものであって、特段講習しようとも思わずに楽しいひとときを被害者と過ごそうと思っていたから被害者自宅へも問い合わせることを忌避したのであり、次回会った際にこれをネタにして攻めることで(すっぽかしたことを親には内緒にしてあげたよ、とか)自分優位の展開に進める意図があったのだろうと、オーナーが犯人でない場合と云うことになるがそう云った狙いがあって被害者宅へ問い合わせることをしなかったのだろうと見るものである。
まさかの「室蘭化」である。1999年に発生した町田市在住の美大生失踪事件について、2010年代半ばに捜査を担当した元警視庁捜査一課刑事の佐藤誠氏が仰天情報を語った。
本件は例えば https://www.fnn.jp/articles/-/879069?display=full の記事にあるように被害者が8月14日に予約していた渋谷の歯科医院については来訪していなかったと云う情報しか従来はなかったわけだが(そしてその出所は件の記事にもあるように歯科医からの回答に基づくものであった)、何と被害者は歯科医院にて診察を受けていたとのこと。おいおいおい・・・と云う話なのである。前提が根本的に変わってくると云うものだ。8月13日に被害者は両親と共に町田から愛知へと帰省する予定だった。だが前夜に被害者は歯医者へ行くから同行は出来ないと突然言い出す。帰省先で歯医者にかかればいいじゃないかとの両親からの説得にも折れずに渋谷の歯医者へ行くのだと云う主張を押し通したものである。13日、同居家族は全員不在となった中、被害者は成瀬駅近くのレンタルビデオ店へ行く。また成瀬から電車で一駅の町田駅からさほど遠くない場所にあるプールへ行った可能性がある。従来は成瀬か町田駅周辺で何かあったんだろう、13日に失踪したんだろうと云う線が濃かったわけだ。私は犯人との遭遇は13日だろうと思っていたがこの時はまだ普通の状態であって14日に一旦帰宅した可能性、そして「事件化」したのは14日夕方辺りからではなかったかとは思っていたが渋谷とはね・・・と云うのが率直な感想である。そして何より最初に感じたことは「まさかの室蘭かよ!?」と云うものであった。
室蘭女子高生失踪事件はその筋では余りにも有名なバイト先のパン屋に於ける「コーヒーの淹れ方講習会」に参加すると云う話からの失踪劇だったわけである。普段はパン屋の支店に勤務していた被害者がわざわざ本店にいるオーナーの下でコーヒーの淹れ方を学ぶと云う「破格の待遇」を得ていたものであった。だが被害者は来訪しなかったと件のオーナーは証言したものである。まあそれが本件では歯科医だったものだが歯科医を怪しむ向きは皆無であった。被害者はモデル活動もしていたのでその事務所関係を訝しむ声は散見されていたが。
ところがこの佐藤証言によって俄然歯科医が怪しさMAX的存在となり、室蘭のパン屋オーナーと同等の位置に立ったものだが、その証言からはもう一つ重要な点がある。それは事務所社長がこの歯科医を被害者に紹介した点である。これによって分かったのは、被害者が帰省への同行を拒絶するために「渋谷の歯医者」を用いたと云うことだ。帰省前日になってどうにも歯が痛いことが気になった・・・であるなら親に相談するのが自然だろう。親子関係が断絶していた等の状態にはなかったわけだから。いわゆる毒親と云う風でもない。何故親に言わなかったのか。それは「気になるなら帰省先で診て貰えば?」と言われるからである。現に渋谷の歯医者へ行くから帰省しないと主張した際にも親から同じように言われている。したがって仮病とまでは言わないがそこまで痛いわけではなかったのだと見る。単純に歯科医側の都合によるものだった線はあるが、翌13日ではなく14日に診察を受けていることからもそのことは窺える。家族の前では歯痛をアピールしていたかもしれないがその痛さの程度が本当だったのかは経緯を鑑みるに甚だ疑問だ。
お盆の最中、本来閉めている医院に被害者と歯科医二人きり・・・仮に室蘭の被害者がパン屋オーナーと予定通りに会っていたなら同じ状況である。事務所社長からの紹介なら被害者は微塵もこの歯科医を疑わない・・・と云うよりも全幅の信頼を無邪気に寄せていたことであろう。100%、この歯科医に被害者は身の上話的なことをしている。帰省したくなくて・・・と云う話をしている。これは疑いようがない。何故なら無理して医院を開けてくれているわけだからそのことに対して誠意で返さなければならないと被害者は考える。したがって歯が痛いのは嘘ではないけれども、帰省したくなかったのだとその理由も添えて歯科医に対して告白しているはずだ。診察後に会食の誘いを彼はしただろう。そして被害者も何らリスクに思うことなく彼のクルマに乗り込んだはずだ。歯科医と云うステータス・・・それも渋谷と云う東京を代表する繁華街で営んでいる、そして何よりも事務所社長からの紹介。一点の疑念も浮かぶまい。まさに無防備、彼に悪意があればやりたい放題となろう。会食に連れ出し、夜中にドライブで連れ回し・・・それ位、普通にやることになるだろう。帰省よりも思い出に残る夏休みに俺がしてあげるよ、と。
マァこう見ると如何にも歯科医が犯人であるようにも思えるが、しかし即断は禁物である。それは彼が突撃してきた親に対しては診察を受けには来ていないと言いつつ、カルテを残している点にある。勿論、ボロを出さないために・・・親に根掘り葉掘り訊かれるのを避けるために「来ていない」と彼は言った線は当然有力ではあるが、本当に来訪していなかった線も実は十分に考えられる。それはカルテをそのまま残している、それも2回分残しているからだ。つまりそれは、14日と17日に被害者が生存していないと困る人物がいたと云うことを意味し得るわけである。その人物が歯科医本人である可能性もあるわけだが、その間のアリバイがはっきりしない人間が知人であるこの歯科医に依頼してカルテを作成してもらった可能性があると云うことだ。例えば14日に関しては診察したのかもしれない。診察後に犯人となる人物を歯科医が被害者に紹介して意気投合し、歯科医は帰宅、被害者と犯人が二人きりでドライブ等をする、そう云った展開が考えられる。以前の記事でも指摘したようにこの時の被害者は、親を退けて居残りを果たせたことで、通常時では考えられないほどの高揚感・開放感に満たされていたはずなのである。季節は夏だから更に、余計にそう云った気分に支配されよう。したがって初対面の相手であっても、二人きりで行動する、その心理的ハードルは恐ろしく低かったはずだ。ましてや犯人とは全くの初対面でも、事務所社長の紹介した人の紹介であるから自動的に信頼を寄せることになるわけだ。したがってこの歯科医が犯人である可能性は、室蘭のパン屋オーナーが犯人である可能性と比較して低いように私には見えるものである。
・・・とは言いつつも、である。警視庁が渋谷歯医者情報を出さなかったのは恐らくこの情報に接したならば渋谷で決まり!となって成瀬・町田を筆頭とする他地域での目撃証言が出なくなるからだろう。残された食事量から14日朝まで在宅していたと割り出したものだが、本人が高揚感から2食分食べてしまったとか、誰かが家に上がって食べたとか(本人一緒のケースと不在のケースの両方あり得る)、そう云った要素も考えられるわけである。被害者がしばらくの間一人きりで家にいること、渋谷の歯医者の予約を取っていること等をどこまで関係者に知られていたのか、これによって成瀬や町田で13日に消えた線というところも残ることになるわけである。或いは途中に外食が続けば冷蔵庫の中のおかずを食べる回数はその分減るわけだから成瀬に居ながら、15日以降に消えた線だってあるわけである(生存していたからと云って電話に出るとは限らない。「出られる状況」「出たいと思う状況」でないのであれば)。だから結局のところ分からないことにはなるのだがマァしかし、渋谷の歯医者やその周辺が最も怪しいと云うことにはなるだろう。
被害者生存の線については無くは無いと見る。監禁された場合は生存していないと見る。だが蒸発の線はあり得る。つまりこの人は別に悪いことをしたわけではないのだから堂々と生活することは出来る。宮川大輔似の指名手配犯だって堂々と生活していたわけだが彼以上に隠れずに生活することが出来る。この人からはアイデンティティの揺らぎと云うものも感じられるから、今までの世界を抜けて「犯人」と一緒に新生活を送る流れに落ち着く線も無くは無い。そこは「犯人」次第だ。「犯人」が性的関係を性急に求めなければ蒸発のち新生活の可能性は開ける。家族がこんなにも血眼になって探しているのに出てこないことなどあり得るのか・・・今更出るタイミングを逸すると云うマインドも考えられるが記憶から消し去っているのかもしれない。もう全くの別人の意識で、井出真代ではない誰かになって生きているのだろうなと、自分のポスターを見ても無反応で通り過ぎる群衆の一人となって生きているのだろうなと思うところである。肉体は滅んでも魂は滅びないと云われるが、肉体は生きているが精神は一旦死に、新たなものへと生まれ変わっていると云うことなのかもしれない。
本件は例えば https://www.fnn.jp/articles/-/879069?display=full の記事にあるように被害者が8月14日に予約していた渋谷の歯科医院については来訪していなかったと云う情報しか従来はなかったわけだが(そしてその出所は件の記事にもあるように歯科医からの回答に基づくものであった)、何と被害者は歯科医院にて診察を受けていたとのこと。おいおいおい・・・と云う話なのである。前提が根本的に変わってくると云うものだ。8月13日に被害者は両親と共に町田から愛知へと帰省する予定だった。だが前夜に被害者は歯医者へ行くから同行は出来ないと突然言い出す。帰省先で歯医者にかかればいいじゃないかとの両親からの説得にも折れずに渋谷の歯医者へ行くのだと云う主張を押し通したものである。13日、同居家族は全員不在となった中、被害者は成瀬駅近くのレンタルビデオ店へ行く。また成瀬から電車で一駅の町田駅からさほど遠くない場所にあるプールへ行った可能性がある。従来は成瀬か町田駅周辺で何かあったんだろう、13日に失踪したんだろうと云う線が濃かったわけだ。私は犯人との遭遇は13日だろうと思っていたがこの時はまだ普通の状態であって14日に一旦帰宅した可能性、そして「事件化」したのは14日夕方辺りからではなかったかとは思っていたが渋谷とはね・・・と云うのが率直な感想である。そして何より最初に感じたことは「まさかの室蘭かよ!?」と云うものであった。
室蘭女子高生失踪事件はその筋では余りにも有名なバイト先のパン屋に於ける「コーヒーの淹れ方講習会」に参加すると云う話からの失踪劇だったわけである。普段はパン屋の支店に勤務していた被害者がわざわざ本店にいるオーナーの下でコーヒーの淹れ方を学ぶと云う「破格の待遇」を得ていたものであった。だが被害者は来訪しなかったと件のオーナーは証言したものである。まあそれが本件では歯科医だったものだが歯科医を怪しむ向きは皆無であった。被害者はモデル活動もしていたのでその事務所関係を訝しむ声は散見されていたが。
ところがこの佐藤証言によって俄然歯科医が怪しさMAX的存在となり、室蘭のパン屋オーナーと同等の位置に立ったものだが、その証言からはもう一つ重要な点がある。それは事務所社長がこの歯科医を被害者に紹介した点である。これによって分かったのは、被害者が帰省への同行を拒絶するために「渋谷の歯医者」を用いたと云うことだ。帰省前日になってどうにも歯が痛いことが気になった・・・であるなら親に相談するのが自然だろう。親子関係が断絶していた等の状態にはなかったわけだから。いわゆる毒親と云う風でもない。何故親に言わなかったのか。それは「気になるなら帰省先で診て貰えば?」と言われるからである。現に渋谷の歯医者へ行くから帰省しないと主張した際にも親から同じように言われている。したがって仮病とまでは言わないがそこまで痛いわけではなかったのだと見る。単純に歯科医側の都合によるものだった線はあるが、翌13日ではなく14日に診察を受けていることからもそのことは窺える。家族の前では歯痛をアピールしていたかもしれないがその痛さの程度が本当だったのかは経緯を鑑みるに甚だ疑問だ。
お盆の最中、本来閉めている医院に被害者と歯科医二人きり・・・仮に室蘭の被害者がパン屋オーナーと予定通りに会っていたなら同じ状況である。事務所社長からの紹介なら被害者は微塵もこの歯科医を疑わない・・・と云うよりも全幅の信頼を無邪気に寄せていたことであろう。100%、この歯科医に被害者は身の上話的なことをしている。帰省したくなくて・・・と云う話をしている。これは疑いようがない。何故なら無理して医院を開けてくれているわけだからそのことに対して誠意で返さなければならないと被害者は考える。したがって歯が痛いのは嘘ではないけれども、帰省したくなかったのだとその理由も添えて歯科医に対して告白しているはずだ。診察後に会食の誘いを彼はしただろう。そして被害者も何らリスクに思うことなく彼のクルマに乗り込んだはずだ。歯科医と云うステータス・・・それも渋谷と云う東京を代表する繁華街で営んでいる、そして何よりも事務所社長からの紹介。一点の疑念も浮かぶまい。まさに無防備、彼に悪意があればやりたい放題となろう。会食に連れ出し、夜中にドライブで連れ回し・・・それ位、普通にやることになるだろう。帰省よりも思い出に残る夏休みに俺がしてあげるよ、と。
マァこう見ると如何にも歯科医が犯人であるようにも思えるが、しかし即断は禁物である。それは彼が突撃してきた親に対しては診察を受けには来ていないと言いつつ、カルテを残している点にある。勿論、ボロを出さないために・・・親に根掘り葉掘り訊かれるのを避けるために「来ていない」と彼は言った線は当然有力ではあるが、本当に来訪していなかった線も実は十分に考えられる。それはカルテをそのまま残している、それも2回分残しているからだ。つまりそれは、14日と17日に被害者が生存していないと困る人物がいたと云うことを意味し得るわけである。その人物が歯科医本人である可能性もあるわけだが、その間のアリバイがはっきりしない人間が知人であるこの歯科医に依頼してカルテを作成してもらった可能性があると云うことだ。例えば14日に関しては診察したのかもしれない。診察後に犯人となる人物を歯科医が被害者に紹介して意気投合し、歯科医は帰宅、被害者と犯人が二人きりでドライブ等をする、そう云った展開が考えられる。以前の記事でも指摘したようにこの時の被害者は、親を退けて居残りを果たせたことで、通常時では考えられないほどの高揚感・開放感に満たされていたはずなのである。季節は夏だから更に、余計にそう云った気分に支配されよう。したがって初対面の相手であっても、二人きりで行動する、その心理的ハードルは恐ろしく低かったはずだ。ましてや犯人とは全くの初対面でも、事務所社長の紹介した人の紹介であるから自動的に信頼を寄せることになるわけだ。したがってこの歯科医が犯人である可能性は、室蘭のパン屋オーナーが犯人である可能性と比較して低いように私には見えるものである。
・・・とは言いつつも、である。警視庁が渋谷歯医者情報を出さなかったのは恐らくこの情報に接したならば渋谷で決まり!となって成瀬・町田を筆頭とする他地域での目撃証言が出なくなるからだろう。残された食事量から14日朝まで在宅していたと割り出したものだが、本人が高揚感から2食分食べてしまったとか、誰かが家に上がって食べたとか(本人一緒のケースと不在のケースの両方あり得る)、そう云った要素も考えられるわけである。被害者がしばらくの間一人きりで家にいること、渋谷の歯医者の予約を取っていること等をどこまで関係者に知られていたのか、これによって成瀬や町田で13日に消えた線というところも残ることになるわけである。或いは途中に外食が続けば冷蔵庫の中のおかずを食べる回数はその分減るわけだから成瀬に居ながら、15日以降に消えた線だってあるわけである(生存していたからと云って電話に出るとは限らない。「出られる状況」「出たいと思う状況」でないのであれば)。だから結局のところ分からないことにはなるのだがマァしかし、渋谷の歯医者やその周辺が最も怪しいと云うことにはなるだろう。
被害者生存の線については無くは無いと見る。監禁された場合は生存していないと見る。だが蒸発の線はあり得る。つまりこの人は別に悪いことをしたわけではないのだから堂々と生活することは出来る。宮川大輔似の指名手配犯だって堂々と生活していたわけだが彼以上に隠れずに生活することが出来る。この人からはアイデンティティの揺らぎと云うものも感じられるから、今までの世界を抜けて「犯人」と一緒に新生活を送る流れに落ち着く線も無くは無い。そこは「犯人」次第だ。「犯人」が性的関係を性急に求めなければ蒸発のち新生活の可能性は開ける。家族がこんなにも血眼になって探しているのに出てこないことなどあり得るのか・・・今更出るタイミングを逸すると云うマインドも考えられるが記憶から消し去っているのかもしれない。もう全くの別人の意識で、井出真代ではない誰かになって生きているのだろうなと、自分のポスターを見ても無反応で通り過ぎる群衆の一人となって生きているのだろうなと思うところである。肉体は滅んでも魂は滅びないと云われるが、肉体は生きているが精神は一旦死に、新たなものへと生まれ変わっていると云うことなのかもしれない。
お笑いとして面白い企画なのだがコメント欄を眺めると、お笑いとして消化出来ずに、渡辺への非難とひょうろくへの同情が集まっていたのでマジレスしてみようと云うのが今回の趣旨である。
一連の流れからすれば渡辺がひょうろくに誤って外れ車券を渡してしまった、ところがひょうろくがそのことを言ってこない、渡辺は渡辺でいつ言ってくるのかなと思いつつ黙ったまま、換金期限が迫ってきたので換金・事務所社長でもある森田に相談、協議の上で当該企画実施となったわけである。結論から言うと一番悪いのはミスをそのまま流して問い合わせなかったひょうろく、次に悪いのが悪ノリして企画にした森田、渡辺は三番目に悪いと云うことになる。まずメインとなるひょうろくは後回しにして森田が二番目に悪い理由だが、森田が渡辺に「ちゃんとひょうろくに金を渡さなければダメだ」と指導すればよかったわけであり、しかしそうせずに悪ノリして企画にしてしまい、渡辺を糺す機会を得ながらそうしなかった、故に渡辺よりも森田の方が悪いと云うことになるわけである。
ミスをすることよりもそのミスを糺さない姿勢の方が問題になる、何故なら人はミスをするものだからである。したがってこのロジックを適用するので、一番悪いのはひょうろくと云うことにもなるわけである。しかし渡辺とて同じであろうと云うことにも当然なるわけだが、それはたまたま今回については渡辺が自分のミスに気付いたからそう言えるわけであり、渡辺がミスに気付かないままと云う状況も当然あり得るわけである。加えてそのミスによって損害を被るのは渡辺でなくひょうろくであるわけだから、ひょうろくがミスに気付いた時点で糺す行動に出なければならない。権利と云うものは主張し、行使してなんぼのものであると云う側面があり、黙ったが故に死蔵化した場合は黙った人間が悪いと云うのがこの世界の建付けでもある。誰かがどうにかしてくれると期待していたならばそれは甘いと云う話になる。渡辺は特段「いい人」ではないようだからスルーするが、ではひょうろくは本当にいい人なのか、愛があるのか。ミスを指摘せずに黙ったままでいることが善い事なのか。何故指摘できなかったか、それは波風が立つのが嫌だったから、つまり自己保身の為ではなかったか。
当該動画の中では別の芸人がいわば代理出頭のような形でひょうろくに対して「犯行」を自供し、金を返そうとするのだが、ひょうろくは煮え切らないような曖昧な態度に終始している。彼が本当にいい人であるなら、こんな態度はとらない。結論をどうするかは悩むにしてももっと相手に対する思いをきちんと言うことになる。それが真心、本心だからだ。だが彼はそれをしない、何故なら彼の本心は本当に相手のことを思ってはおらず、自己本位だからだ。別にそれは当然のことではある。盗られた金を返しに来たわけだから、別に金を受け取ればよいのだ。だが彼はそうしない。それは金に執着しているとか情けと云うものがないのかとか、そういうふうに見られるのが嫌だから(加えて自分自身がそういう「嫌」な人間であると自己認識するのが嫌、と云う面もあるだろう)、それ故に金を受け取りたいと云う本心を隠す、だが相手のことを思っているわけでもない、その結果として押し黙った状態が長く続くことになったわけである。
それは彼が・・・彼自身を納得させる為に別の理由を持つようにしているけれども・・・渡辺に対して換金出来なかったことを報告しなかった理由でもある。金に執着している小さな人間だと思われたくない、ミスを指摘する恰好となることによって渡辺の自分に対する心証が悪化するのが怖い・・・だから言えないわけである。売れっ子になってきて金に困っているわけでもなく、自分が悪く見られるかもしれないリスクとを天秤にかけた結果、黙ったままでいたわけである。彼は「代理出頭」芸人に対してレースで金額を倍にしようと云ったことを考えたわけだが、自分は本来得られた金を受け取れて相手も金を返さずに済む方法としてそう云う考えになる・・・これは現実逃避をした結果であり、結局彼の人の好さと云うものは自分を悪く思われないようにしたい、その為にも何とか軋轢は避けたい、それ故の現実逃避的態度の結果としての「いい人」であり、それは自己本位の結果としてのいい人状態であるからいい人風に見えるだけであり、真のいい人であるわけでないのだ。真のいい人であれば、罪の告白をしてくれて返してくれる意志を示してくれただけ十分であるとするか、もしくは相手のことを考えると曖昧にせずに罪を糺すことは重要であるから返済は受け入れるけれども一括だと苦しいのであれば少しずつ返済してくれて構わないとするか、そのどちらかであってまかり間違っても曖昧な態度に終始した挙句、賭けで2倍にしましょうかとはならないわけである。
何故、見た目からは余り差が分からない「真のいい人」と「似非いい人」を峻別する必要性があるのか。それは似非いい人が跋扈することは社会悪となるからである。
例えば今度の件で言えば、ひょうろくはミスをスルーし、金を受け取らなかった。罪の告白をして金を返却しようとした動きに対してもスルーし、受け取らなかった。そうすると今後どういうことになるのか・・・それはミスを指摘したり、金を受け取った人間に対して、細かいことにいちいち五月蠅い面倒な人間であるとか、金に執着している人間であるとか、情け容赦のない人間であるとか、そういうふうに見られかねない状況が生まれるわけだ。ひょうろくと比べてコイツはね・・・と云った具合に。自分の体面を異様に気にする「似非いい人」のせいで真っ当な権利主張をする人間が生き辛い社会になってしまう、そういった環境が醸成されてしまう以上、社会悪であると云う評価になるわけである。権利主張することを避けたり諦めたりして、第2第3の似非いい人になってしまうことにも繋がる。「いい人」であることを強要されるような状況に陥ることとなり、これは素晴らしく悪循環な結末である。余りにも権利主張が激しくなるとそれはそれで社会が機能不全に陥るものだが、基本的には死蔵化させずに権利主張を行うことが公正な社会の発展には不可欠なのである。したがってマジレスするのであれば、一番悪いのはひょうろくであり、渡辺ではないことになるわけである。このようなひょうろくの態度を称賛することは生き辛い社会を醸成することに加担する行為であり、廻り回って称賛の陰でひょうろく自身をも生き辛くする結果となるものでもある。
いい人を止めた所で悪い人になるわけではない。ごくノーマルな人になるだけである。透明な自分に誤魔化されずに、汚れある実存の自分であることを恐れずに生きていけばよいのだ。
強面の人が最初優しくてそのうち掌返しして怖くなる爆弾低気圧な展開は私も経験したことがある。このフェーズが移り変わる局面では優しくしてもらった恩義によって精神が雁字搦めにされ、ある種のストックホルム症候群になる。その後にもう逃れられない恐怖が先方の激烈な威圧感ある態度によってもたらされるのである。
私もあの時は死ぬ気で抜け出したものだ。精魂尽き果てた気分になったものだ。その位、それは困難なミッションであった。
Xが何も関与していないと云うのはちょっと難しい趣である。彼が何故そこまで親切なのか、故黒木昭雄の調査に同行しまくりなのはどうしてか。監理と云う言葉しか思い浮かばないからだ。黒木が何をどう調査しているのか把握することのみならず、証言を得る際に同席することで証言者が「勝手」な発言をしないように管理・牽制しているわけである。このような行動を見るに事件とは無関係であるとは中々思えないものである。
一番シンプルなこの事件の真一的見立てと云うのは、小原が出した被害届を無効化する為には小原が死ぬか、犯罪者になってもらうのが一番である。しかし小原が死ぬと被害届の元凶者が真っ先に疑われることになるから、小原が誰かを殺めたことにすればいいわけだ。そこで梢Aを召喚しようとしたが出てこなかったので代理出頭させられたような恰好の梢Bを手に掛ける・或いは手に掛けさせることで小原を殺人犯にして以て被害届を無効化したと、これが一番シンプルではある流れとなろう。被害届の中身そのものは大したことはないのだが、ここを突破口にされて警察の介入を許す事態を恐れたのだろうと思うものである。梢Bの遺体が特に隠すわけでもなく割と簡単に見つかるように処置されていたことから考えて、早くバレて欲しかったと云う点がポイントになるのだろう。そうすると可能性としては小原を早いところ殺人犯と認定させたかったか、或いは梢Bが小原とは関係なく発生したトラブルによって見せしめ的制裁の形で殺害遺棄されたか、恐らくそのどちらかにはなるわけだ。どちらかではなく合わせ技一本と云う展開もあり得るものだが。それにしても胸が吉里吉里してくる一件である。
梢Bでなければならなかったのか、それともある程度誰でもよかったのか、ここは分からないところだが、小原が死ななければならなかった・・・警察的には指名手配犯だがまず生きていないだろう・・・その理由を考えると色々と自供されても困るわけで口封じが必要だったのだろうと見る。だが小原単独で死ぬと先述の通り、強く疑われる人間が出てくるから梢Bが死に、そして小原が死ぬ(行方不明になる)ことで、B殺害の犯人は小原となり、罪の意識から小原が自殺したと云う線も生きてくるわけである。したがってそれが梢Bでなければならなかったのか、そこの部分はブラックボックスであるけれども、誰か少女が死ななければならない状況があったのだろうと見る。小原単独で死ぬことは出来なかったのである。八王子スーパー従業員殺害事件で狙われたのはパート中年女性なのだろうと見てきたが、女子高生2人が巻き添えになっていることでパート中年女性が狙われたとするならお蔭で怨恨説と云うのはかなり弱まったわけである。それと同様の構図なのかなとも思うところである。
私もあの時は死ぬ気で抜け出したものだ。精魂尽き果てた気分になったものだ。その位、それは困難なミッションであった。
Xが何も関与していないと云うのはちょっと難しい趣である。彼が何故そこまで親切なのか、故黒木昭雄の調査に同行しまくりなのはどうしてか。監理と云う言葉しか思い浮かばないからだ。黒木が何をどう調査しているのか把握することのみならず、証言を得る際に同席することで証言者が「勝手」な発言をしないように管理・牽制しているわけである。このような行動を見るに事件とは無関係であるとは中々思えないものである。
一番シンプルなこの事件の真一的見立てと云うのは、小原が出した被害届を無効化する為には小原が死ぬか、犯罪者になってもらうのが一番である。しかし小原が死ぬと被害届の元凶者が真っ先に疑われることになるから、小原が誰かを殺めたことにすればいいわけだ。そこで梢Aを召喚しようとしたが出てこなかったので代理出頭させられたような恰好の梢Bを手に掛ける・或いは手に掛けさせることで小原を殺人犯にして以て被害届を無効化したと、これが一番シンプルではある流れとなろう。被害届の中身そのものは大したことはないのだが、ここを突破口にされて警察の介入を許す事態を恐れたのだろうと思うものである。梢Bの遺体が特に隠すわけでもなく割と簡単に見つかるように処置されていたことから考えて、早くバレて欲しかったと云う点がポイントになるのだろう。そうすると可能性としては小原を早いところ殺人犯と認定させたかったか、或いは梢Bが小原とは関係なく発生したトラブルによって見せしめ的制裁の形で殺害遺棄されたか、恐らくそのどちらかにはなるわけだ。どちらかではなく合わせ技一本と云う展開もあり得るものだが。それにしても胸が吉里吉里してくる一件である。
梢Bでなければならなかったのか、それともある程度誰でもよかったのか、ここは分からないところだが、小原が死ななければならなかった・・・警察的には指名手配犯だがまず生きていないだろう・・・その理由を考えると色々と自供されても困るわけで口封じが必要だったのだろうと見る。だが小原単独で死ぬと先述の通り、強く疑われる人間が出てくるから梢Bが死に、そして小原が死ぬ(行方不明になる)ことで、B殺害の犯人は小原となり、罪の意識から小原が自殺したと云う線も生きてくるわけである。したがってそれが梢Bでなければならなかったのか、そこの部分はブラックボックスであるけれども、誰か少女が死ななければならない状況があったのだろうと見る。小原単独で死ぬことは出来なかったのである。八王子スーパー従業員殺害事件で狙われたのはパート中年女性なのだろうと見てきたが、女子高生2人が巻き添えになっていることでパート中年女性が狙われたとするならお蔭で怨恨説と云うのはかなり弱まったわけである。それと同様の構図なのかなとも思うところである。