涙せんの弱い人の映画批評 -34ページ目

涙せんの弱い人の映画批評

何を見てもすぐ感動して涙する人の為の映画批評。
泣けなかった映画もコメントしますけど。

先日、映画の開始時間まで少し時間があったので、この5年位行ってなかったリサイクルショップに行ったんです。暇つぶしのつもりでしたので、特に物色するわけでもなくプラプラ店内を歩いていました。店内の棚をアミダくじのように。で、行き着いたところがジャンクコーナー。だいたいボロボロの商品が並んでいるので、す~と素通りしようと思ったところ、そこに目が釘付けになる商品が。それは、私が小学生の頃、全然お金なんかなくて、全く手が届かなかった、それは、それは憧れの的のラジオでした。

当時は、新潟駅前の東大通りにナショナルのショールームがあって、よく見に行っていたものです。当時は、BCLというブームが一部の少年の間で流行っていたのです。BCLとは、Broadcasting Listerの略で、海外放送を聞くことを趣味する人たちのことを指します。

昔のラジカセは、AM、FMだけではなくSW(短波)というバンドも搭載するものが多く、私は、古いラジオで海外の放送を楽しんでいました。

当時は、ラジオ・オーストラリア、北京放送、モスクワ放送、BBC、ボイス・オブ・アメリカ、FEN、バチカン放送、アンデスの声、ベトナム放送など様々な放送局が日本向けに放送を行なっており、夜になると夢中になって聞き入ったものです。それは、現在のように、ネットラジオなどなく、海外の声・音楽を直接聞く手段は、短波ラジオが最も手軽だったのです。

私の目を釘付けにしたのは、ナショナルのおそらく1977年に発売されたプロシードRF-4800と云う機種です。民生機ではじめて周波数がデジタル表示されたRF-2800の兄弟機になります。周波数のデジタル表示は、少年にとっては超弩級の衝撃的なことだったのです。

お店で見つけたその商品はは、ジャンク品とは思えない、また、35年の歲月を感じさせない素晴らしく綺麗な商品で、さっそく購入しようとしたのですが、手元にお金がなかったので、取り置きをお願いしました。ただ、取り置きできるのは、本日閉店までで、翌日には、また展示するとのこと。映画を見る用事があったので、その日は、我慢し、(今、考えれば映画を違う日にすればよかったと気が付きましたが)、翌日の夕方、再度、お店に向かいました。今度は、まっすぐジャンクコーナーへ。しかし、そのラジオはすでにありませんでした。肩を落として、カウンターに向かい、店員さんに尋ねました。「昨日のラジオ売れましたか」。と。「いいえ、とっておきましたよ。」と店員さん。なんと、ラジオはレジの向こうにデンと座っていました。(やった~
)「買います。買います。ありがとうございます。」と云うわけでゲットしたのが下の商品。

家に帰り、アンテナ線をつなぎ、電源ケーブルをコンセントにさし、おもむろに電源をオン。デジタル・ディスプレイ・オン、シグナル・インジケーター・ランプ・オン。バンドスケール・ランプ・オン。ダイヤルをゆっくり回す。やっぱり、クルクルのダイヤル操作がBCLの醍醐味ですね。次々入ってくる放送局に感動の嵐。まだ、短波放送局はどっこい生きていますね。

BCL熱再燃
 

今日もノイズに埋もれた放送局を追いかける



泣ケーター


近未来の日本。検閲制度が復活。公と秩序を乱すものと判断された図書はメディア良化隊により武力行使を伴ってでも排除される。一方、良質の図書を守る図書隊は、メディア良化隊の言論弾圧に唯一対抗できる組織だった。図書特殊部隊堂本班班長:堂本篤と同班員の笠原郁は、昼下がりのデートを楽しんでいた。同日、テログループによる原子力発電所へのヘリ突入事件が勃発。その手口が当麻蔵人の小説に酷似しているとして、メディア良化委員会は当麻蔵人の小説を検閲及び同作家の拘束を目論むが、図書隊はその阻止を図る。デート中の堂本と笠原に緊急招集がかかる...。

有川浩原作
プロダクション I.G 制作

政治+アクション+恋愛アニメ。

設定が某国とかいうのじゃなくて日本ですからね。ありえなくない設定に不気味さを感じつつ、主人公の堂本と笠原の純愛ストーリーですから。テンション高いまま、ラストまで見られます。

プロダクションI.Gだけに、メカ・武器の描写は重厚。ただ、ど派手なアクションはあまりありませんでした。

笠原の爽やかさ、

堂本の直球っぽさ 、柴崎の棘のある美しさ。キャラが立ってますねそれぞれ。

政治性を抜いて、恋愛ものとだけ見てもオッケーじゃないすか。

2012年6月16日(土) 公開 1時間45分



泣ケーター


出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン、他

1998年 ノーラ・エフロン監督作品

キャスリーン・ケリー(メグ・ライアン)は、小さな本屋:ショップ・アラウンド・ザ・コーナーのオーナー。彼氏はいる。でも顔も知らないハンドルネームNY152とのメールのやり取りに夢中になっていた。今日も魅惑の3つの言葉がノートパソコンから聞こえてくる「ユー・ガット・メール」と。
そのNY152ことジョー・フォックス(トム・ハンクス)は、大型チェーン:フォックス・ブックスの御曹司。いってみれば商売仇。そのフォックス・ブックスがキャスリーンの本屋の数ブロック先に進出してくることがわかったから、さあ大変...。


おしゃれな恋愛物語。

トム・ハンクスとメグ・ライアンの豪華キャストの2本目。一本目はめぐり逢えたら Sleepless in Seattle (1993)ですから5年後の再共演になります。

当時は、メールはAOLオンラインで、モデムでピーガ~ピロピロピロっていってた時代ですから、この作品を見ると懐かしさがこみ上げてきます。

オンラインの世界では、なんでも聞ける友達、でも現実では、いがみ合う二人。でも、徐々に二人の間の氷が溶けていく...。

メグの店での店員同士の会話。
トムのワークアウトでの会話。
トムと甥と姪との遊園地でのシーン。
会ってみることにした日の店のシーン。
トムのダイブするようなタイピング。
大泣きのラストシーン。
どれもが印象的。

ノーラ・エフロンは、恋人たちの予感(1989)で脚本、めぐり逢えたらで監督・脚本、今作品も監督・脚本です。恋人たちの予感のビリー・クリスタルとメグ・ライアンもよかったですが、ユー・ガット・メールはノーラのベスト・ムービーですね。

何年かに、もう一度見たい映画ナンバーワン。

1999年2月11日 公開 1時間59分 


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追伸 2012年6月26日(現地時間)
ノーラ・エフロンさんがお亡くなりになりました。71歳でした。 お悔やみ申しあげます。 
 


泣ケーター


三池崇史監督作品

出演:妻夫木聡、武井咲、斎藤工、安藤サクラ、伊原剛志、市村正親、一青窈、加藤清史郎

1972年。太賀誠(妻夫木聡)は、一匹狼の不良少年。彼のひたいには、大きなアザがあった。今日も今日とて大人数を相手に大喧嘩。大人数でも誠の強さにはかなわない。その場に居合わせた早乙女愛(武井咲)。ひたいの大きなアザに見覚えがあった。誠に「あなたは優しい人のはずよ」とたしなめる。愛は、誠を更生する為、早乙女財閥の力で、 誠を自分の高校:名門「青葉台高校」へ転入させるが...。

一言でいえば、
  
喧嘩映画のクローズZERO
  
ミュージカルのウェストサイド物語
  
インドのマハラジャダンスムービー
を足して割ったような映画です。振り付けはパパイヤ鈴木。

混沌とした70年代をうまく再現しています。

でも、セリフからいきなり音楽に変わったのには、笑いました。

懐かしの昭和メロディの数々。
  西城秀樹「激しい恋」
  にしきのあきら「空に太陽がある限り」
  フォーク・クルセイダース「あの素晴らしい愛をもう一度」
  藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」
  「狼少年ケンのテーマ」
  尾崎紀世彦「また逢う日まで」。

妻夫木聡、歌うまいじゃん。
武井咲の体当たり演技には脱帽
 敢闘賞もの
斎藤工のガリ勉役笑える。
安藤サクラ最高!やっぱ面白いわ彼女。
市村正親、キングオブミュージカル。
一青窈、歌うまいわ(当たりまえか)。
伊原剛志、ゴリラみたいやった。

三池崇史監督作品なので、超過激なバイオレンスが付き物ですね。
1972年をリアルタイムで謳歌された皆さんは、「大受け」ですな。

デートで見る映画ではないと思います(個人的意見)。

2012年6月16日(土) 公開 2時間14分 PG12指定


泣ケーター


出演:ジェフ・ブリッジス、ギャレット・ヘドランド、オリヴィア・ワイルド

エンコム社CEOのケヴィン・フリン(
ジェフ・ブリッジス)が失踪してから20年が過ぎていた。息子のサムもすでに27歳。サム(ギャレット・ヘドランド)は、父の親友のアランから、ケヴィンからメッセージを受け取ったと聞く。昔のゲームセンターに行けというアラン。半信半疑だったが、ゲームセンターに行ってみるサム。昔懐かしい80年代のゲーム機(QIX)の裏に、部屋を見つける。中には埃まみれのコンピュータのコンソール。コンソールを触っているうち、彼は、父が創造したグリッドワールドへ飛ばされてしまう...。

前作のトロン(1982)から28年。続編です。
トロンも衝撃的でしたが、今回のトロン・レガシーも凄い。

CGのクオリティーは、段違いです。

前作のライト・サイクル・バトルも面白かったのですが、今回のバトルは、デジタルの極み。前作では、直角の動きしかできなかったですが、今度のライト・サイクルは曲線を描けるものに進化しています。これは言葉では表現できませんね。ヴィジュアルでしか伝わらない面白さ。
命がけのライト・サイクル・バトルは、何十回も見ていますね私は。これからも何十回も見そうで怖い。ここだけは飽きません。

敵のクルーは、若い頃のジェフ・ブリッジス。若者ジェフと老人ジェフが登場します。ジェフ・ブリッジスの若い顔はどうやって作ったんでしょうか?作ったのは、デジタル・ドメイン社のコンツアーシステムという代物で、CGで作られた顔を代役の俳優に合成したそうです。

次々出てくる奇妙奇天烈なオブジェクトも素晴らしい。

話は単純。映像体験を楽しめる娯楽映画です。
この作品は2Dでも楽しいけど、楽しさ別次元の3Dで是非


2010年12月17日 公開 2時間6分 


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