
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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今朝の気温は-4℃、
深夜には-6℃まで下がったようです。
しかし積雪は思ったほどでもありません、これは助かった。
私としては寒さよりも大雪のほうが嫌いです…
さて、電力が高騰しSNSでは高額な電気代を公開してる人がたくさんいます。
中には羨ましいくらいに安い電気代の方も…
でもそれらと自分の家の電気代と単純に比べ、一喜一憂することにあまり意味はないんですよね。
何故かって?
だって家族構成、家の大きさや間取り、生活スタイル、住んでる地域、オール電化の有無、室内の設定温度などによって消費電力は大きく変わるじゃないですか。
更に太陽光パネルを載せた高性能住宅となると、電気代高騰は痛くもかゆくもないわけですし。
ちなみにこちらが築55年目を迎えた我が家の1月の電気使用量。
平均温度 22.8℃
平均温度 47%
人によってはちょっと肌寒いと感じるかもしれませんが、私的にはちょうどいい温湿度です。
ちなみに寝室の平均温度は21.5℃でした。
家の大きさや性能値、暖房方法等は過去記事に書いてます。
何が言いたいかというと、築55年目の中古住宅でもある程度の断熱改修をすれば、これくらいの電気代でこれくらいの室内環境になりますよ、ということです。
仮に断熱改修をしなかった場合、室内を同じく22.8℃に保とうとすると電気代は今の倍近くになる計算です。
例えば断熱工事に100万円かかったとしても、電気代の差額で10年程度で回収できる場合もあるのです。
いくら初期コストをカットして月々の住宅ローン支払いを抑えても、電気代が意味がないですよね。
中古住宅購入やリフォームを考えてる方の参考になれば幸いです。