一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。

また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。

 

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先日完成した築35年中古住宅のリノベ。

 

工事の途中経過を写真に収めてきたのでご覧ください。

 

 

残念なことに着工前を写したデータが消えてしまい、すでに一部解体が進んでいる状態からです。

 

壁付けL字型キッチンで手前に立派なカウンターもありました、床が濃い茶色の部分です。

 

壁付けキッチンも使いやすく面積を有効活用出来るのですが、今回は対面キッチンに変えます。

 

ちなみに床の濃い茶色の部分ですが、この住宅の新築時のフローリングです。

 

要するに今見えている明るいフローリングはすでに一度リフォームされたもので、更に今回無垢材のフロアを重ね張りするので床材は三重になります。

 

予期せぬ断熱効果が得られました。笑

 

 

 

 

 

キッチンなど撤去したらまずは天井の板張りから。

 

既存のクロスも剥がさず下地を狙って張っていきます。

 

 

 

 

続いて床が張り終わり養生をして壁の板張りに取り掛かります。

 

リノベは段取りが命です。

 

 

 

 

天井も壁も同じ杉板です。

 

壁は下地の関係上クロスを剥がす必要があり、天井よりも手間が掛かりました。

 

 

 

 

扉とキッチン腰壁が出来上がりました。

 

扉はパイン無垢製で塗装を施して仕上げます。

 

キッチンのモールディング腰壁も同様に塗装仕上げ。

 

段々と元の姿が変わっていくのは新築とはまた違った楽しさがあります。

 

 

 

 

建具や壁の塗装が完了。

 

やはり塗装で雰囲気がガラッと変わりますね。

 

 

 

 

キッチンのレンガ張り、照明器具等の設備が付いていよいよ完成間近。

 

あとは家具やインテリアで最終仕上げです。

 

 

多くのハウスメーカーでは家具などのコーディネートまで行いません。

 

 

「家具はお施主様のお好きなものをどうぞ♪」

 

建物だけ作って引き渡して業務終了です。

 

 

家具やインテリアが入って完成した空間を見たいと思わないのでしょうか?(営業や設計者自身が)

 

本当に家づくりが好きでインテリアなどにも興味があれば、最後まで作り上げて完成形を目にしたいと思うのですが…

 

おっと、悪口はこれで終わり。

 

 

では完成写真です。

 

 

 

 

あ、最後の写真ダンボールが見切れてる…

見なかったことにしてください。

 

 

ここで使った家具や照明のブランドは以下でも紹介しています。

 

 

 

 

床はうちでは定番のパイン材エイジング塗装仕上げ、キッチンはPタイル(塩ビタイル)です。

 

 

 

 

 

「こんな家に住みたいなあ」と工事前に思い描いてお家を、出来るだけ再現してあげたいのです。

 

完成して「こんなはずじゃなかった…」と思われるのが一番辛いですね。

 

 

 

 

では最後に工事前に作った完成予想イメージを。