
一級建築士である私が設計した物件をはじめ、インテリアや家づくりについて情報発信しています。
また、築52年の中古住宅を購入しリノベした記録、日々の暮らしについても書いています。
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リビングに大きなベッドを置きました。
泥酔した状態で2階の寝室まで行くのは大変、それならいっそのことリビングで寝てしまおう!というわけです。
究極のズボラ生活を送ることができますね。
というのは冗談で、普段はこの状態です。
最近ブーム(?)になりつつあるデイベッド。
リビングに置く通常のソファとはまたちょっと違う感覚です。
階段下などを活かして、あえて天井の低い「こもり感」が心地よかったりします。
家族みんなでコタツに入ってテレビを見る。
昔ながらのこのスタイルも良いのですが、適度な距離感を保ちながら同一空間で過ごすというのも今の時代に合っているのかなと思います。
それこそ今の若いこはテレビよりもネットですし、チャンネル争いなんて言葉も全く聞かなくなりました。
とはいえ家族が各部屋でバラバラに過ごすのもちょっと寂しい。
であれば家族の居場所をリビング内に分散させ、自ずとついついリビングで過ごしてしまう心地よい間取りを考えてみてはいかがでしょうか。
スキップフロアは縦方向に空間を分けることが出来るので、居場所を分散させるといった面ではとても優秀な手法です。
ここでは階段途中に畳スペース、その下がキッズスペースです。
同一空間に居ながらも、各々が好きな場所で好きなことをする、そんなコンセプトの間取りになってます。
スキップフロアに限ったことではありませんが、間取りには必ず賛否両論が付きものです。
それは当然のことだと思います、皆さん年齢が違えばもちろん家族構成も異なりますので。
そしてなんと言っても「家」や「暮らし」に対する考え方、価値観は千差万別です。
しかし、「家族が家族らしく暮らしていきたい」というのは皆さん共通の願いであるような気がします。
本当の意味での「快適な家」は、高気密高断熱といったような性能面だけでは作り上げられないのでしょう。