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ご覧いただきありがとうございます。

一級建築士である私自ら設計&デザインした物件について書いてます。

自己紹介はこちらから

 

 

 

 

かっこいいデザインの家に住みたいというのは

 

承認欲求を満たしたいからです。

 

 

YouTubeでこんなことを仰ってる建築士がいたので、

 

 

明確に否定しておきましょう。

 

 

 

「ローコストで外観などの見た目ばかり気にして出来た家は、中身すっからかん住宅と呼んでいます」

 

YouTubeを一度しか見てないのでよく覚えてないのですが、たしかこんなことも言ってましたね 笑

 

 

 

自分の思想に基づいて理想の住宅を追求するのは構わないのですが、他人の選択を否定したり見下したような言い方はいかがなものでしょうか?

 

100歩譲って住宅会社を非難するなら分かりますが…

 

 

しかも業界では有名な建築士なんですよね。

う~ん、チヤホヤされて「先生」と呼ばれ出すとこうなるのが、人の性なのでしょうか。

 

 

 

 

 

ちなみにうちに来るお客さんは、「まわりからよく見られたい!」という

承認欲求の塊ではなく、自分の暮らし方やライフスタイル、価値観を

しっかり持っている方ばかりです。

 

 

自分が思う理想の家や暮らしを追求するのは、承認欲求ではなく

 

自己実現欲求です。

 

納得できない、気に入らないデザインや空間で過ごすことが

苦痛で苦痛で仕方ない人もいるのです。

 

これはもう個々の価値観の話になってきます。

 

もちろん私たちには、設計者としての説明責任があります。

 

耐震・耐久性などはもちろん、

このレベルの断熱性能だと光熱費はどれくらいになるとか、

窓の位置を変えると日射がどれくらい入らなくなるなど。

 

しかし最終判断をするのはお客さんです。

 

 

同価格の「木製ペアサッシ」と「樹脂トリプルサッシ」

 

もちろん樹脂トリプルサッシのほうが性能が高いのですが

それを知ったうえでも木製ペアサッシを選ぶ人もいるのです。

 

これにどちらが正解とかはありません。

 

そもそも計っている物差しが違うので。

 

我々は多様性を受け入れなければいけません。

 

ましてやそれを否定するなどもっての外です。

 

 

それに人は人が思うほど、合理的な生き物ではなく、

省エネ住宅に住みながら燃費の悪い車に乗ったり

健康住宅に住みながら、生活習慣病まっしぐらの食生活だったりします。

 

 

経済的に不合理な行動のほうが、楽しかったりするものなんですよ。

 

そしてそれを多少受け入れたほうが、人生はより良い方向に向かうと私は信じてます。

 

 

最後に、

家づくりにおいて大切なことは、まずは自分自身のことをよく知ること。

自ら家について勉強すること。

 

そして「専門家」と呼ばれる人の話は少しだけ聞くことです。

 

 

 

 

 

こんなこと書くから建築業界から煙たがられる私です 笑

 

 

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