自分が書いた風車調整は、以前、書いた事がある"腰折り"の調整に近いです。
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ポケットの賞球をカットする"腰折り"調整
つまり、釘の根元に近い部分を少し曲げる調整を指しており、攻略雑誌などに書かれている、風車の釘を左右に振る調整とは少し違います。
その続きです。
今回は"釘折れ"についてです。
お店及び、遊技台の稼働によって大きく左右されますが、平日に50%(土日祝70%)程度の入客があるお店の"いのち釘"の寿命は、概ね1年です。
つまり、1年も設置したら、遊技釘(特に"いのち釘")は折れます。
あと、遊技釘の折れやすさは、盤面の硬さにも関係があって、盤面が硬いほど、遊技釘は折れやすくなります。
今はわかりませんが、奥村(モナコ)の遊技台の盤面は驚くほど硬く、普通は折れないポケット周りの釘が折れたりしました。
(京楽も比較的、硬かったです)
また、温度によっても盤面の硬さは変わり、温度が低くなるほど盤面が締まるので硬くなります。
特にアクリル盤(透明なやつ)でできている機種は、その違いはかなり顕著でした。
ちなみに、盤面が硬い方が、釘は動きにくくなります。
つまり、冬は釘が動きにくく、夏の方が釘は動きやすいという事です。
(これは、普通に打っていても気付けないレベルなので、気にする必要はないです)
さて、本題である"釘折れ"ですが、
基本的に、新しい釘に打ち直した台は甘くなりやすいです。
特に、下図のように釘の長さが違う台は、同じサイズ調整でも、1,000円スタートで、1~2回転ぐらい変わるので、見かけたらチャンスです。

続く・・・。
[ 補足 ]
繁盛店で働いていた時は、2日に1台は、遊技釘が折れるトラブルがあったので、これはかなりのストレスでした。
何故なら、昔は釘が折れた際は、サービスで多少の玉を返すことができたのですが、ある時期から警察の指導で、玉の補償を禁止されてしまった為、釘折れは、補償もせずに台を止めなければなったからです。
これは、お客様と揉める原因になったので、本当に嫌でした。
また、実践形式のパチンコ漫画などでも、その著者が釘折れトラブルに遭った際に、補償をせずに遊技台を止めたパチンコ店の対応を批判している漫画を見て、苦々しく思った事を覚えています。