パチンコ 調整方法 ③ | 元パチンコ店長が語る「業界話」

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パチンコは立派なエンタメ企業!
大手パチンコ店勤務、業界歴11年の元パチンコ店長が語る業界の話について。

前回は、パチンコの調整の1つとして、TSの値が大きい台(ハマっている台)は、RAMクリアして初期化していたことを話しました。

今回は、その続きです。


自分は、パチンコの調整に関しては、いかにスタートを回す調整をするかを考えていました。

もちろん、単純に釘をあければ、スタートは回りますが、それでは予算が達成できません。

ではどうするかと言うと、通常時の賞球(BY)をなるべくカットしてました。

通常、釘というのは、下図の通り、根本が閉まっていて、ガラス側に向かって開いています。

通常の釘

では、この釘を真っ直ぐにするとどうなるかと言うと、釘の根本で玉が詰まることがあります。
(ポケット周りの釘の場合)

根本で玉詰まり

その為、多くのパチンコ台は、下図のような調整になっているのですが、それだとガラス側の部分から、玉が入りやすくなります。

通常の調整

そして、ポケットに入賞すれば、玉が払い出されます(賞球されます)。

すると、その賞球分、スタートが回せなくなります。


その為、自分は下記のように調整してました。

腰折り(こしおり)した調整

こうすることで、通常時の賞球をなるべくカットして、その分、スタートを回すようにしていました。

続きは次回。


[ 補足 ]
これは昔の話です。

現在のパチンコ店が上記のような調整ができるかはわかりません。
(※御存知の通り、パチンコ台は釘をいじってはいけないことになっていて、年々、通達が厳しくなっています)

また、地域や担当者によっても、基準が全く違います。

なお、この調整方法は、腰折り(こしおり)といって、時間がかかりることもあり、この調整をしているお店は、管理がしっかりしていて、やる気のあるお店である確率が高いと思います。

腰折り(こしおり)と玉ゲージ
<腰折り(こしおり)の際に使う道具>

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