以前、2月の初めに書いた「コロナウイルスがパチンコ店に与える影響とその対策」の記事で、
コロナウイルス(武漢肺炎)が流行することにより、パチンコ業界がスケープゴートにされてしまうのではないか?と危惧していましたが、予想を遥かに上回る事態に・・・。
パチンコ = 悪いこと
パチンコ店と客=自分さえ良ければいい奴
という図式が、すっかり定着してしまいました。
まぁ、パチンコ(スロット)が不要不急の娯楽であることは、パチンコで生計をたてている一部の人を除けば、その通りなので、世間からの批判もある程度は理解できます。
ただ、感情で批判をしている芸能人や文化人などは、
「経済(お金の流れ)を楽観視しすぎではないか?」
と思ってしまいます。
その為、1つの警鐘として、考えられる最悪のシナリオを書こうと思います。
いきなりですが、質問です。
"500~600台規模のパチンコ店の開業資金はいくらでしょうか?"
答えは、最低10億です。
(これはネット情報を参照しています。自分が勤めていた会社では、この数倍の金額を聞いてましたが、ネット情報に寄せました)
これに立体駐車場の建設、最新設備の導入、遊技台は全て新台にするなど、少しこだわれば20億はかかります。
(これは建設費なので、土地を買い上げた場合は、さらに費用がかかります。)
さて、この購入資金はどうしたのかというと、多くの企業は銀行からの融資です。
パチンコ店は儲かっているのだから、10億や20億をキャッシュで払えるはずだと思われるかもしれません。
確かに、パチンコの確変リミッターが外れて、4号機のスロットが全盛だった時代は儲かったので、キャッシュ(現金)で、建設することも可能だったでしょう。
しかし、多くの企業が銀行からの融資を選択したはずです。
何故なら、日本の法人税は馬鹿高いので、利益の30%とか普通に徴収されるからです。
(もちろん、この他にも厚生年金・社会保険等の税金を支払ってます。消費税も。)
その為、多くのパチンコ店が銀行から融資をしてもらうことによって、店舗を展開する拡大路線を取りました。
続く・・・。
[ 補足 ]
上記の流れの補足です。
融資を受けると、現金が手に入ります。
そして、融資には金利がかかりますが、この金利は経費にすることができます。
つまり、法人税を一気に取られるぐらいなら、銀行から融資をしてもらって、店舗を拡大して売上(利益)を増やし、パチンコ(パチスロ)ブームが去ったら、拡大路線をやめ、金利を払っていくことによって、節税になると考えたのです。
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