マクラメブレスレット作ってます。
石読み講座については
不安とは―
ふ‐あん【不安】
そんな漠然とした安心できなさは何処から来るのか、そしてどんな作用をもたらすのか。
どうすればそんな不安は解消できるのかを研究するために、不安研究所を立ち上げることとなりました。
元々は、毎月開催される占星術お茶会を主宰されていらっしゃる、ウィリアム・D・上原先生が発案され、
漠然とした心落ち着かない”不安”な状態を解消出来れば、それだけ幸福へ近づけるのではないかという想いの元、
発信されていたそうなのです。
しかしこれは蠍座の方が向いているのでは?ということで、なんだかんだあって不安研究所を開設する運びとなりました。
改めて考えてみると、不安ってとても漠然としていて人によって感受の度合いが大きいように感じますね。
Aさんにとっては些細な、気が付けば忘れてしまっているようなことが、Bさんにとっては心配の種になってしまっていて、
気になって眠れないぐらいの出来事である、という具合に。
そしてそれは、恐怖と似て非なる感情の様でもあるなと思います。またまたコトバンクからの引用ですが、
『不安を感じることそれ自体は決して異常ではなく,危険や脅威を未然に警告し,それらに備えて防御するための行動の源泉として働く』
とあるように、記憶している危険や脅威に陥らないようにするための安全装置の役割を担っている部分も、恐怖と近い部分と言えます。
という事は、不安を感じている状態に陥っている時、その不安の元となる、危険や脅威を感じている事象は何なのかを具体的に示し、それについての解決策を打ち出せるように考える、または行動に移すことで、人は安心できるようになるわけです。
日本人は特に、民族のDNA的に恐怖や不安を感じやすい性質があると言われているそうです。
日本人の持つ真面目さや勤勉さの深層の奥深くには、危険や脅威を回避し安定を求めるために行動する、という衝動が内在しているのかもしれませんね。
現代社会はストレス社会とも言われていて、仕事の事や人間関係、お金の事、将来の事、生老病死に関する心配事まで、
不安を感じる要素は結構あるんですね。
ですが、漠然と不安を抱えていた時には、訳の分からない濃くて大きな靄の中にいるように感じていたことも、
蓋を開けてみれば大したことがなかった、というケースもあるでしょう。
大昔の中国から伝わった故事成語に、杞憂という言葉があります。
以下コトバンクより引用しますが、
『杞という国に、天地が崩れ落ちるんじゃないかと憂えて、夜も眠れず、食事ものどを通らない人がいました。そこへ、彼のことを心配した友人がやって来て、「天は空気だから落ちて来ないよ」と言います。すると、「だったら、太陽や月や星はどうして落ちないんだい?」。「あれも、空気が輝いているだけなんだ」。「じゃあ、大地の方は?」。「分厚い土の層だから崩れはしないよ」。というわけで、不安で眠れなかった人もすっかり納得して、二人して大喜びしたということです』
杞憂の意味は、心配する必要のないことをあれこれ心配すること、取り越し苦労の事を指します。
正体がない時はあれだけ不安で仕方のなかった事柄も、実は全く問題がなかったという事もあるでしょう。
毎週土曜日の夜に、様々な、私たちを不安にさせる出来事について考察し、安心できるような糸口を見つけ出していけると良いなと思います。
オマケ。
Twitterで聴いてじわじわ来る感じが好きな一曲。
ボカロはきわっきわの一部分がとても刺さる、という事がままありまして、
不安研究所にはそんな少し切なくてどこかに拙さを感じる、そんな曲も紹介出来るといいかなぁ。
今日は初回という事で少し短いですが、この辺で。
お休みの間ののんびりとした時間を、安心と癒しで埋めることができますように。
おやすみなさい。