やばいです。
毎週書いてしまいそうな勢いで好きです、今期のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」❤
今週はまず、文覚(市川猿之助)の足さばきでもう、ぐっとハートもってかれましたよ。
なんですか。あの、足さばきだけのショット。あれだけでただ者じゃない感。
やっぱりすごいなぁ。歌舞伎役者さんの、鍛え上げられて体に染み付いた立ち居振る舞いは、細部にまで張り詰めた何かがある。だらけたカッコでテレビ見ていたなぁ助でしたが、あの一瞬で5cmくらいは前のめりになったね。
そして、相変わらずの変態芝居。えー、そんな這い上がるように迫ってくる必要ある???
さすがの三谷劇でも浮くスレスレって感じもするけど、対する西田敏行の後白河法皇も、御簾の下からの覗き方がやばい。あのキュートな感じはいかにも西田敏行で笑う


いやー、いいシーンだった
そして、菅田☆九郎
サイコパス感半端ない
そもそも初登場の回で度肝抜かれてますからね。
菅田くん、まあ、変な役を進んでやる人だけど、さすがにこれは大丈夫か?と。
菅田くんの演技ってなり切ってるんだけど、顔が派手なせいか、どうしても菅田将暉感が残る気がするの。(「ごちそうさん」と「ちゃんぽん食べたか」は例外。あれは菅田将暉完全に封印してた。やればできるんだよね、多分。器用な人だよね
)
まあ、とにかく、最近は菅田将暉感消えないことが多いから、今回の菅田☆九郎は、さすがに菅田くんのイメージやばいんじゃないの?っていうね。現代のコンプライアンスを軽~く超越した登場だったからね。
だって、どれだけ遠くに飛ばせるか、っていう弓のタイマン勝負で、いきなり隣にいた相手を至近距離から射殺すとか。卑怯っていうか、もう、今どき、マスコミが自主規制しそうな案件だから!
しかも、芝居がはまっててリアルだったから、ただただ、俳優菅田将暉のイメージが心配になったわけ。
そんで、今回?
まあ、人物描写的には九郎回でしたよね。
真っ直ぐすぎる感情表現。常識にとらわれない知略。歯に衣着せぬ物言い。
絶対悪いやつじゃないけど、確実に取り扱い注意人物。
制御できているうちはいいけど、力持って人が集まり始めたらもうやばいよね。
既に「いつ身内に殺されても仕方ないな」っていう感じを漂わせてる。そこに向かうための伏線準備はできた感じがしたよ。三谷せんせ、仕事が早い(笑)
こんな義経、少なくともあたしは初めて。でも、既にすごく納得がいく感じ。歴史に記された事実と事実のすき間を、三谷せんせにうまく埋めてもらった気がします。
あと、上総介!
三谷さん、ちょーお気に入りの役者さんだから毎回すごい楽しみ。
今回は佐竹征伐で交渉に出向いたわけですが、
「もしオレが切られたら、仇討ちと称してうって出ろ。そうすれは士気もあがるから。」って言い残して1人歩み出たときの上総介は、さすが佐藤浩市のかっこよさで、思わず「おお、かっけー!」ってつぶやいたのに、一瞬後には、「老けた」って言われてムカついて自分から切り捨てちゃったっていう。テヘペロ的な。
もーさぁ。このカッコイイのとアホなのとの落差。佐藤浩市にこんな役させ始めたの、きっと三谷幸喜が最初だと思う。なんだっけなぁ。むかーし、むかし、なんかのトーク番組で三谷幸喜が佐藤浩市に直でめっちゃラブコール送ってて、「こうき」と「こういち」でおなじ「こう」があるから、親近感があるとかなんとか、そんなこと言いながら言い寄って、軽くかわされてたの思い出すんだけど、結局長い付き合いになってるってことだよね。いいコンビだよなぁって思います、はい。
あと、付け加えるならやっぱ亀かな。
江口のりこはNHKのコント「LIFE」で見てて、
「ドロ刑」でハマった。
今回、これだけ美人揃いの配役の中、美人で知られる亀の前はだれがやるんだろうと思ってたら、なんと江口のりこさん!(ってなんか失礼?ごめんなさいっ!)
さすが三谷大先生だよね。あ、いやキャスティングはだれがしたのか知らないけど。
なんかね、大泉頼朝と並んだ感じがね、もう、ああ、この2人多分離れられないよね、お似合いだよねってね、納得しちゃう感じだったの。
あたしだけかな。
また、大泉洋が亀と一緒のときにはそういう雰囲気出してるからね。もう。熟年夫婦感
でもって、なに、あの八重への嫌がらせ。
えー、亀の前って性格もいいんじゃなかったっけ、って思ったりもするけど、まあいいか、って思えちゃう。だって、前夫が亀を取り戻しに来て、頼朝と逃げたとき、三浦義村にしれっと「殺しといて」って頼んでなかったっけ? ツワモノ


これからの政子とのバトル。楽しみ。
小池栄子も大好きだから、あたし。
ま、今回はかなりヤバめの男三人衆と、
ちょっとヤバめの女1人。
堪能しました


