管理者便り -749ページ目

異質の学び

人に勉強をしなさい、本や新聞を読みなさいと言っているので、
普段から自分でも複数の本を読むようにしているが、最近気づく
と仕事に関連したもの、例えば「強い営業とは?」のようなもの
ばかりである。
そこで先日買ったのが「まだ科学で解けない13の謎」という米国
人の著作のものである。
タイトルから単なる興味と気軽なものだと考えていたのだが、読
んでみると本格的に科学について、例えば宇宙や死やセックスに
ついてその存在理由から書かれているもので、ほとんどチンプン
カンプンである。
それでも凡そ言わんとしていることがわかり、未知のものを明ら
かにする楽しさがある。
精神性(感受性)と科学性のバランスはもちろん、やはりここも
一事が万事、普段の仕事とは全く無関係であるようで、組織や人
のことについて学べるものである。

「最近仕事以外で学んだことはありますか?」

何事においてもこれまでとは違う変化を求めないと異質化しない
のではないか。



寺内 不二郎

羅針盤はあるか!?

ベンチャーの先駆者であるソフトバンクの孫さんが先日テレビで言われていた。
「今は、幕末の時代と一緒。それぐらい、日本の危機なんだと。でも、幕末と大きな違いがあると。それは、黒船が見えないこと。幕末の時代は、はっきりと黒船が見えた。だから、みんなが、危機感を持ち、日本を守ろうと立ち上がった。
しかし、今は、黒船が見えない。幕末と同じくらい日本の危機なのに、黒船が見えないから、日本が危機だということに、みんな気づいていない。ここに大きな違いがあるのだ」と。

数兆円を動かすビジネスをしている孫さんとは次元は違うが、こういう話から如何に自社に、そして自身に置き換えて考えることができるか。

我々の会社ではよくよく聞く言葉「右手には希望、左手には危機感」を。
調子が良いときほど悪い種を蒔いており、だからこそ、しっかりと危機感を持たねばならない。
調子が悪い時ほど、考えすぎて動けなくなるのではなく、もっと大胆にもっと挑戦をし、時には楽観的になることも大事でありビジョンを忘れてはならない。

法人12期が始まり非常に重要である初月稼働の7月、調子が良い部署、メンバーはしっかりと先に向けた危機感を持てているだろうか?
調子が良くない部署、メンバーは悲観的に考えすぎずに、一年後のあるべき姿をイメージし、常に軌道修正できる準備はできているだろうか?

我々は、決して目先に捉われて戦っているのではない。
7月結果が良いから良い、7月結果が悪いから悪い、という視点ではなく、
一年後目指すべきあるべき姿を実現するために、日々こうあらねばならないというイメージする姿を追わねばならない。

調子が良い拠点、部署、チーム、個人はより慎重に!
調子が悪い拠点、部署、チーム、個人はより大胆に!

常に常に常に、毎日毎日毎日、求める一年後のあるべき姿と現実現状との差異をしっかりと検証・分析・改善をすることが大事である!



森 隆史

お客様を知ろう!

我々が日頃営業活動をする中で、お客様は『必ず』理由があって商品を購入頂いている。見える部分と見えない部分があると思うが、今期成長していく上では、今選ばれている理由と、今後選んで頂く要因をしっかり考えて創っていく必要がある。

先日行かせて頂いた研修の中でお客様の買っているものというのを教わったが、それは、①『固有技術』、②『価格』、③『情報』、④『人間らしいサービス』の4つだそうである。

我々の場合で考えてみると、アイデアや企画・デザインはあっても特許のような固有技術がある訳ではなく、価格は自信はあるけれども決して安さを一番の売りに出来る程でもない。当然お客様によってバラバラな部分はあるが、人間らしいサービスと少々の情報で買って頂くケースが多いように考えられる。ただし、やはり正解はお客様しか知り得ていないはずであるので、しっかりお客様に目を向けていく必要を改めて強く感じるのも正直な所である。

しかしながら今後我々が買って頂きたい部分は明確である。それはやはり『人間らしいサービス』の部分である。まだまだ本当に未熟な集団であるが、一生懸命さだけは負けたくない。人間らしいサービスを買って頂き、『ピーアンドエフだから。。。』『あなただから。。。』という言葉をかけて頂けるようにしていきたく思う。その上で一番重要なポイントは『お客様の目線』と『我々の目線』を合わせる事である。しっかりとお客様の声に耳を傾け、自社満足・自分満足の商品を提供しないよう常に気を付けていきたい。



佐野 太祐