管理者便り -737ページ目

明確な未来の姿を持つ

「様々な企業のマーケティング戦略立案を基軸としてSP、WEB分野を
コーディネートする」
改定された中長期経営計画書の中で示された事業領域で、6月の全体
会の中で発表された。
ピーアンドエフが10年後に行っている仕事の領域のことである。

外部研修や最近の世界的な変革の中でよく言われるのが、今あるもの
が将来的にも存在しうるかどうかということである。
10年前に携帯電話がこれほど普及すると考えた人はどれだけいるのか、
というのと同じだけ、今から10年後に携帯電話がなくなるということ
を考えられる人はそれほどいない。
広告やSPがなくなることはないかもしれないが、代理店というものは
なくなるかもしれない。

「10年後のあなたは何をしていますか?」

10年後、という言い方が悪い。
未来の姿を明確にし、そのために今何をしなければならないのかを、
会社も一人一人も考えなければならないし、手を打っていかなければ、
将来について誰が約束してくれるというのか。



寺内 不二郎

仕事は自身のものであり、自社は自身が創っている

孫子の兵法、2500年ほど前の最古の兵法書と言われている。その中の一説に”孫子曰く、明主・賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以のものは先知なり”と説いている。どういうことかというと、先に知る、先に考える、先に用意する。日頃から情報収集に勤しみ、顧客やさまざまな知見が機先を制する方法であり、決して結果オーライで甘んじてはならない。ということ。つまり、優れたリーダーが人並み以上の成果を収めるのは事前に敵情を知るからだと孫子には説いてある。それは人が直接動くことで情報を先に掴むことができるからだという。勝つためには情報収集が必須であり、顧客満足、営業・売上・利益創出活動においては先行管理が必須ということ。あくまでも結果管理ではなく先行管理である。とれるべくしてとれるのが正しく、そして望ましい。気合と根性、誠心誠意は土台として必要だが、それだけではもはや通用しないし、ましてや土壇場で神頼みをするなど、結果オーライなそんな仕事の仕方を続けていると景気のいい時には売上が上がり、そうでない時に凹んでしまう、環境に大きく左右されてしまう体質に甘んじてしまう。
今一度、各自「先行管理型組織」を目指し、くどくどというが常に情報収集、共有のもと、予測の精度を上げ、とるべくしてとる結果を創り上げていく。
そもそも仕事とは自らが創り出すもので決して与えられるものではないと思うし、広告の鬼吉田秀雄電通鬼十則でも一番初めにそのように唱えられている。そう、僕らは常に先んじて仕事を創り上げていくことが改めて必要なことであり、自らが創り上げた仕事が、結果が、自社を新たに形成していく土台となる。同時に仕事は与えられるものと考える人間には自社は不向きであるともいえる。
本来自発的、自立型の組織であれば必要以上の管理入らず、PDCAなどの管理も全体で行なう必要だってなくなる。各自が先行自立型の組織を形成するだけのタスクスキルを兼ね備えればそもそも管理など必要なくなると思う。そうなるためにももっともっと主体的に先手を打ち、全体感に立って仕事のできる組織を目指していきたいと考える。



渡辺 直貴

何のための挑戦か

長期にわたる休暇をいただき、いよいよ本日より第一四半期最後の戦いを本格的に迎えることになります。各人がこの休みに良き時を過ごし、今日からの戦いの為に力を蓄えられてくれていることを願います。


私自身がこの休みを頂く中で感じたこととして大きくは改めて多くの支えの中で生活をさせていただいているということであります。それは6方向全てにおいてです。

この休み中に、
・私達の仕事を支えていただいたクライアント、パートナーが
多くおりました
・会社の為に仕事をしてくれているメンバーが多くおりました
・社会環境、地域社会のおかげで何不自由の無い休暇を過ごすことが
出来ました
・日頃の労をねぎらってくれて英気を養ってくれた家族がおりました


今回の休みを通じて、普段の生活の中にあってもこの多くの支えの中で仕事をさせていただいているということを忘れてはならないと再確認をさせていただきました。そして、その六方向との与えあいの為に感謝力を磨きながら私達ピーアンドエフは成長・発展をしていかなければならないということも。


どうか今一度、私達のこの第一四半期における挑戦の本分をしっかりと見直し、そこに使命感を持って戦いに臨んでいってもらいたいと思います。


追いかけるべきは数字ではない、私達のなりたい姿である!!



二村 尚哉