管理者便り -719ページ目

何が選ばれるのか?

市場において、品質の高い商品がいくつもある場合、そのうちでもっとも手軽なものが顧客から選ばれるとすれば、逆も然り、手軽な商品が複数競い合う中であればその中で上質さで一歩抜け出したものが顧客の心を掴みやすいはず。こういったところに差別化の本質があるのかもしれないと感じます。そして商品やサービスにほとんど差がない時には価格を安くした企業が勝つだろうし、価格と入手のし易さが同じ場合であればほんの少しでも質を高めたものが勝つのだろうと思います。当たり前のことと言えばそうかも知れませんが、なかなかどうしてこれらは日頃迷いがち。
それ以外にも例えばipodなどの音楽プレーヤーに関しても上質を極め、オシャレや最先端のイメージのもと支持を高めてきた商品だと思いますが、道半ばで企業戦略(製品・価格・場所・プロモーションなど)を誤ればそれは一変して誰でも持っている当たり前のものとして、必要性を感じなくなりファンだけでなくいち消費者にまでいずれ見向きもされない商品へと変わっていってしまう可能性だってないとは言えません。(すでに普及し当たり前の商品の位置付けとして認識していますが、、)
それらを考えた時、私たちの戦う場所に於ける戦略は何を選ぶべきか?例えばサービスにおいてどこにも負けないような圧倒的な質のみを見出しそこを重視するのか?最低限の質の上で手軽さをこの上なく重視するのか?シンプルな中にも本当に難しさを感じ企業としての選択肢においてはさらに考えていかなければならないと感じます。
社会は顧客は何を求めているのか?本質を常に見極めようとすることが日々の仕事において非常に大事なことなのだと改めて感じました。



渡辺 直貴

希望と希望的は違う(主観的情報伝達の危険)

最近社内でよく言われているのは情報共有であり、そのための報連相
についてである。
今は経営資源の中でも情報が一番重要だと言え、それによってあらゆ
るところで主導権を握ることができる。
だから同じ目標を追う組織においての情報共有は欠かせず、その伝達
スピードも非常に重要な点である。

しかし最も重要なところはその「正確性」である。
正しくない、間違った情報というのは、情報は血液に例えられること
があるが、汚染された血液と同じであり、少しでもそれが体内に入っ
ただけでひどい時には死に至る。

正確な情報というのは主観の無い完全に客観的なものを言う。
言い換えれば極めて「定量的」であり数値で表すことができるもので
ある。
数量、時間、金額などでキチンと表すことができるのが正確な情報だ
と言える。
将来の予測もそれら数値で表される情報の中から法則性を見つけ出す
ことだとも言える。

「報連相はなぜ必要で、どのように伝えるべきでしょうか?」



寺内 不二郎

サービスカンパニー!

「我々はたまたま●●●を販売しているにすぎない
サービスカンパニーです。」

上記は最近ある責任者から紹介してもらった本に
出てくる企業のHPに掲載されている声明文です。

この企業は売っているモノが商品ではなく
サービスが商品であると断言している。
そしてそのような企業文化を形成している。

企業文化としてサービスが根底にあるだけあって
マニュアルなどはなくとにかく社員1人1人がお客さんへの
サービスを売る為に自分で考え、あらゆることの最優先として動いている。
本当に全員がサービスを提供する為に動いているのである。

ピーアンドエフにおいても与えあい精神のもと
今期の方針の1つである「お客さんの声を聴く!」を
実践していくことそがグレードアップして行く為の
大きなポイントになるのではないだろうか。



三浦 邦元