毎日 暑い暑い暑い… 暑過ぎて心身とも

くたくたで何もやる気が起きない…

そんな折、ジブリ映画の名曲たちを聴くと

パワーが伝わってきます。

中でも、

 ♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ さかなの子

このシンプルで口ずさみやすいフレーズに

惹き込まれていきます。

「崖の上のポニョ」の 美しくテンポの良い

メロディーに 元気がもらえるようです。

 

     「崖の上のポニョ」

 

ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ さかなの子

 青い海から やぁって来た

 ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ ふくらんだ

 まん丸おなかの 女の子

 

ぺ~タペタ ピョ~ンピョン

 足っていいな 駆けちゃお

 二~ギニギ ブ~ンブン

 お手てはいいな 繋いじゃお

  あの子と跳ねると 心も踊るよ

  パ~クパク チュギュ!

      パ~クパク チュギュ!

  あの子が大好き 真っ赤かの

 ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ さかなの子

 青い海から やぁって来た

 ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ ふくらんだ

 まん丸おなかの 女の子

 

フ~クフク いいにおい

 お腹がすいた 食べちゃお

 よ~くよく 見てみよう

 あの子もきっと 見ている

  一緒に笑うと ホッペがあついよ

  ワ~クワク チュギュ!

      ワ~クワク チュギュ!

  あの子が大好き 真っ赤かの

 ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ さかなの子

 崖の上に やぁって来た

 ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ 女の子

 まん丸おなかの 元気な子

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さて「崖の上のポニョ」の詞の中身ですが、

子供向けの作品と思われて 余り深く語られて

いないようです。

しかしながら、私はこの歌詞にこそ 当たり前

のようで尊い教訓が有ると思っています。

 ♪足っていいな 駆けちゃお

 ♪お手てはいいな 繋いじゃお

 ♪あの子と跳ねると 心も踊るよ

 ♪一緒に笑うと ホッペがあついよ

 

人間は 手や足が自在に使えて素晴らしい

人間は 一緒に跳ねて笑って 好意を伝え合うこと

ができる

「人間に生まれて来ることは凄いことなんだ」

そんな人間への強い憧れを持って、さかなの子

ポニョは 崖の上までやって来るのです。

 

しかし、ポニョが人間でいられるには 厳しい

条件がつけられました。

ポニョを保護した宗介が ポニョに愛情を抱け

なくなったら、ポニョは 泡になって消えて

しまうのです。

でも、宗介は「魚のポニョも 半魚人のポニョ

も 人間のポニョも どんなポニョでも好きだ」

と真摯に応えます。 

大人たちは ポニョと宗介の間を認め、二人は

愛を誓いあって生きていく道を選んでいくの

です。

 

最後の歌詞では、

 ♪ポ~ニョ ポ~ニョ ポニョ 女の子

  まん丸おなかの 元気な子

ポニョはもう さかなの子ではありません

人間の女の子になり、元気な子でガンバって

いるのです。この歌詞には、

「人間の魂は、人魚姫の物語みたいに 泡に

 なって消えていくものではない 」

という 宮崎 駿監督の人間を尊ぶメッセージが

強く込められていると思います。

 

この作品のキャッチコピーが

「生まれてきてよかった。」

人間に生まれることは、本当に尊いことで

”有り難い” ことなんだという事を 改めて

思うのです。

 

ジブリソングでお馴染みの 井上あずみさんも

元気に爽やかに歌っています。

 

今 世間で物議を呼び、その考察が盛んな映画

「君たちはどう生きるか」

謎が多い、説明不足、駄作、よく分からない

でも凄い、最高傑作、感動した… 

人によって捉え方がキレイに分かれていて、

”この作品はこういう事だ” という決定打が

出て来難いようです。

 

そこで 私はどう観たか? 

ズバリ!この映画の題名は「少年とアオサギ

副題として「君たちはどう生きるか

そう観た方が方が スッキリ納得するのではと

思います。

これは 少年とアオサギが巻き起こした異世界

冒険物語であり、そのきっかけとなったのが

「君たちはどう生きるか」という書籍だった。

そんな風に単純に観た方が分かりやすいと思い

ます。

「少年とアオサギ」は、この映画の英語名です。

海外ではストレートに冒険物語だと捉えている

のかと思います。

 

ただ、”深読みできる裏テーマ”が この映画には

秘められていると思います。

私が深読みする裏テーマは ”この世界の真相と、

危うさ” です

その事をストーリーから追っていくとー

・発端は、天から降って来た 謎の物体。

・主人公の大叔父が それに心奪われてしまう。

・大叔父はその中に、積み木のような不安定な

 世界を創ってしまう。

・だが、後を託せる 血筋が同じである後継者が

 必要となってきた。

・後継者と期待される主人公は、自らの汚れを

 理由にこれを断る。

・結局、その世界の独裁者が ルールも知らずに

 世界をぶち壊してしまう。

 

この一連のストーリーは スピリチュアル・精神

世界が好きな方々にとって 興味をそそる処だと

思います。

このストーリーを大雑把に言い換えるとー

・生命や人類文明の元を正せば、それは高次元の

 何がしかからやって来た。

・人類文明は、高次元と繋がり 世界のバランス

 知る感性に長けた ある血族に伝えられ代々受け

 継がれてきた。

・文明には歪が生じ、バランスを保ってきた者

 たちは高齢化し 後継者が必要となってくる。 

・だが、後継者は簡単に見つからず、高次元の

 存在を疎んだ バランスを知らない者が世界を

 牛耳ってしまう。

・結果、世界は滅亡に向かっていく。

こういう歴史の流れを知った上で、これからの

危機の時代「君たちはどう生きるか」なのかと

思います。

 

こんなに壮大で深淵なテーマがあるなら、もっと

ここに時間と熱量を注ぎ込んで 危機を訴えるべき

だと感じます。

しかし、そこはサラッと済ませていて「少年と

アオサギ」の物語の中に 上手く丸め込んでいる

という印象なのです。そこがこの作品の不可解な

ところかと思います。

恐らく、今や宇宙人情報などが 徐々に公開され、

高次元など信じられる途上にある時代です。

人類の起源の真相とか スピリチュアルなテーマ

は、今は臭わす程度にしておいた方が妥当という

判断があったのかもしれません…

 

結局、これからの時代 困難が待ち受けていても、

仲間や友人、人と人との絆を大切にしていこう

というのが着地点のように思えます。

サギという鳥は非常に知能が高くて、昔から人を

たぶらかす 妖(あやかし)の一つと見られてきま

した。

そんな サギ(詐欺)みたいな者でも、良い所も

きっとあるはずだ。 仲間として迎え入れていく

感性の豊かさ度量の広さが大切になってくる

のではないか。

「少年とアオサギ」という視点から、このような

メッセージが伝わって来るというのが 私の拙い

感想です。

 

まとめると、この作品は 密かにこう語っているの

かと思います。

「世界のバランスを保ってきた力は 衰えつつある。

 世界を曲がりなりにも牛耳ってきた勢力も 崩れ

 始めている。

 君たち一人一人の感性を磨き、仲間との絆を大事

 に生きていく事が、これからの時代 大切になって

 くるんじゃないか。」

 

連日の猛暑で 思考力は低下の一途。

文章もなかなか出てこない日が続いて

おります。

思考が浮かばず、先ず この暑さを何とか

してくれー! という思いの日々です。

そんな中で、優しい清涼感、疾走感が味

わえ 元気がもらえるのでは… 

ということで、この2曲がマイベストに

なっています。

 

「岬めぐり」「風になる」

この2曲には「がんばろー!!」とかいう

暑苦しいメッセージはありません。

流れるような 柔らかな疾走感が心地良いの

です。そして郷愁ある美しいメロディーが

胸に響きます。

暑さで参った心身に 少しでも英気を…

 

    「岬めぐり」

   山本コータロー&ウィークエンド

 

    「風になる」

         つじあやの

 

「一つのゲームが世界を変えた」

そんな 大変なキャッチコピーが付けられた

歴史的ゲームが「ストリートファイターⅡ」

(略して ストⅡ)です。

実際、このゲームの影響力は計り知れなく、

本当に世界を変えたと私は思っています。

後の 3D技術への拡張や、パソコンの普及、

さらには IT技術の進歩の起爆剤となる位の

インパクトをもたらしたと思います。

また今では、その続編が eスポーツのメイン

競技となって 大会を盛り上げているのです。

そんな凄いゲームについて ここでは書ききれ

ませんが、その音楽がまた素晴らしいので

紹介したいと思うのです。

 

  「ストリートファイターⅡイメージアルバム」

 1. Theme Of World Warriors (タイトルデモ)  

 2. Go Flying The Air     (リュウ ステージ)  

 3. Meditations Of Yogi   (ダルシム ステージ) 

 4. Solid And Tough  (ザンギエフ ステージ)  

 5. Power Of Four   (悪の四天王メドレー)  

 6. He Is Japanese 'Sumo' Wrestler 

          (エドモント本田 ステージ)  

 7. A Violent Emotion   (ガイル ステージ) 

 8. To Your Heart Passion  (春麗 ステージ)  

 9. The Naked Man   (ブランカ ステージ)  

 10. Fight It Out       (ケン ステージ) 

          *

どの曲も耳に付いて離れません。頭をグルグル

回って忘れられない曲ばかりです。

そもそも このストⅡというゲームは「俺より強い

やつに会いに行く」という事で、8人の格闘家+

悪の組織の4人たちが 世界中を回って戦いまくる

というゲームです。

そこで世界の各ステージで流れて来るのが、民族

音楽なのです。民族音楽が ゲームのステージと

非常に上手くマッチしているのが画期的なのです。

 

先ずは オープニング。

ゲーム音楽ぽさを残しながらも、これから新しい

何かが始まるぞ と期待させてくれます。

そして 主人公リュウ ステージ。

哀愁漂う音色が リュウのストイックさを映し出して

います。鼓の音色が 和の情緒を醸し出します。

続く インドのダルシム ステージ。

シタールなどのインド楽器により ヨガの瞑想の境地

に入って行くみたいになります。

次にザンギエフ ステージ。

シンプルながらも 小刻みなテンポ感が耳に響きます。

さてそこから「四天王メドレー」となります。

先頭は 躍動感あふれるバイソン ステージ。

血沸き肉躍るような旋律に心が躍ります。

バルログ ステージは、華麗なフラメンコ

カスタネットの軽快な響きが耳に刻まれます。

サガットとベガのステージは、正直重たいです。

悪のボス感をここに出しているみたいです。

 

さあここからが 後半戦。

本田、ガイル、春麗、ブランカ、ケンと繋がるこの

後半の盛り上がりは本当に凄い!素晴らしいです!

先ずは 本田ステージ。

和太鼓やつづみ それに村相撲みたいな掛け声を入れた 

賑やかな ”ザ・村祭り” ”本田節”が楽しいです(笑)

続く ガイル ステージ。

打って変わっての ”ザ・ロック”!エレキのカッコいい

響きと 鳴きのサックスが秀逸です!

当アルバムで一、二を争う名曲です。

次の 春麗 ステージ。

”ザ・中国”です。映画やドキュメンタリーの主題曲に

使っても遜色ない完成度に唸ります。

中国風メロディーをゲームに馴染ませたその出来は、

当アルバムの白眉と言えます。

続いてが ブランカ ステージ。

南米の臭いが漂う ”ザ・フォルクローレ”。ケーナや

コンガの音色が 味わい深く響きます。

そして最期 トリをとるのが ケン ステージ。

ダン!と いきなり雷鳴が轟き、疾走感全開に突っ走っ

て行きます。”ザ・F1レース”です! 本物のF1レース

さながらの躍動感は凄いの一言です!

 

実は、最近久々にこのアルバムを聴いたのですが、全く

色あせていません。今から30年以上も前の曲たちです

が、光り輝いて聴こえてきます。

これは ”音楽遺産”だと私は勝手に認定しています(笑)

実際、スマホなどからBGMで鳴らすと 作業がはかどる

のです。そんな作業BGMとしても活用しています。

 

また、今年6月には ストリートファイターシリーズの

最新作「ストリートファイター6」が発売予定です。

その中にも ストⅡで活躍したキャラの音楽が、新しい

アレンジで使われると期待しています。

こうしてストⅡの音楽が、レガシーとなって受け継がれ

ていくのが楽しみなのです。

 

とうとう人工知能がここまで来てしまっ

たか!?と話題騒然の「チャットGPT」

いくつかの単語を入れるだけで、それに

まつわる文章を 瞬時に書いてくれる

いう驚きの機能です。

要は、膨大な量のビッグデータを集め、

その中の言葉を コンピュータが学習して

文章に直してしまう。

今は集積回路などの半導体技術が進歩し、

計算能力が格段に向上した結果生まれた

ものと言えるでしょう。

 

でも、このような発想自体は 別段新しい

ものではなく、遠い昔からあったのでは

と思います。

「沢山の知識を集めて、その知識を比較

 検証して 新しいものを選び出す」

この事は、人類社会 古今東西で行われて

きたと思います。それを

「知圧倒 自意 比意 定意」

   (ちあっとう じい ぴい ていい)

と訳してみました。つまり、

圧倒的な量のの中から、分が

 するものを 較して向をまとめて

 その結果を まったとする」

という考え方です。

 

これからの社会は、人工知能が出してきた

答えに単に驚くのではなく、その裏には

何があるのか?

そういう事を 想像力をフルに発揮して考え

ていく事こそ大事になってくると思います。

想像力=イマジネーション これ即ち

「イメージネイション」であります。

イメージする力を大切にし 養っていかねば

と考える今日この頃です(笑)