「一つのゲームが世界を変えた」

そんな 大変なキャッチコピーが付けられた

歴史的ゲームが「ストリートファイターⅡ」

(略して ストⅡ)です。

実際、このゲームの影響力は計り知れなく、

本当に世界を変えたと私は思っています。

後の 3D技術への拡張や、パソコンの普及、

さらには IT技術の進歩の起爆剤となる位の

インパクトをもたらしたと思います。

また今では、その続編が eスポーツのメイン

競技となって 大会を盛り上げているのです。

そんな凄いゲームについて ここでは書ききれ

ませんが、その音楽がまた素晴らしいので

紹介したいと思うのです。

 

  「ストリートファイターⅡイメージアルバム」

 1. Theme Of World Warriors (タイトルデモ)  

 2. Go Flying The Air     (リュウ ステージ)  

 3. Meditations Of Yogi   (ダルシム ステージ) 

 4. Solid And Tough  (ザンギエフ ステージ)  

 5. Power Of Four   (悪の四天王メドレー)  

 6. He Is Japanese 'Sumo' Wrestler 

          (エドモント本田 ステージ)  

 7. A Violent Emotion   (ガイル ステージ) 

 8. To Your Heart Passion  (春麗 ステージ)  

 9. The Naked Man   (ブランカ ステージ)  

 10. Fight It Out       (ケン ステージ) 

          *

どの曲も耳に付いて離れません。頭をグルグル

回って忘れられない曲ばかりです。

そもそも このストⅡというゲームは「俺より強い

やつに会いに行く」という事で、8人の格闘家+

悪の組織の4人たちが 世界中を回って戦いまくる

というゲームです。

そこで世界の各ステージで流れて来るのが、民族

音楽なのです。民族音楽が ゲームのステージと

非常に上手くマッチしているのが画期的なのです。

 

先ずは オープニング。

ゲーム音楽ぽさを残しながらも、これから新しい

何かが始まるぞ と期待させてくれます。

そして 主人公リュウ ステージ。

哀愁漂う音色が リュウのストイックさを映し出して

います。鼓の音色が 和の情緒を醸し出します。

続く インドのダルシム ステージ。

シタールなどのインド楽器により ヨガの瞑想の境地

に入って行くみたいになります。

次にザンギエフ ステージ。

シンプルながらも 小刻みなテンポ感が耳に響きます。

さてそこから「四天王メドレー」となります。

先頭は 躍動感あふれるバイソン ステージ。

血沸き肉躍るような旋律に心が躍ります。

バルログ ステージは、華麗なフラメンコ

カスタネットの軽快な響きが耳に刻まれます。

サガットとベガのステージは、正直重たいです。

悪のボス感をここに出しているみたいです。

 

さあここからが 後半戦。

本田、ガイル、春麗、ブランカ、ケンと繋がるこの

後半の盛り上がりは本当に凄い!素晴らしいです!

先ずは 本田ステージ。

和太鼓やつづみ それに村相撲みたいな掛け声を入れた 

賑やかな ”ザ・村祭り” ”本田節”が楽しいです(笑)

続く ガイル ステージ。

打って変わっての ”ザ・ロック”!エレキのカッコいい

響きと 鳴きのサックスが秀逸です!

当アルバムで一、二を争う名曲です。

次の 春麗 ステージ。

”ザ・中国”です。映画やドキュメンタリーの主題曲に

使っても遜色ない完成度に唸ります。

中国風メロディーをゲームに馴染ませたその出来は、

当アルバムの白眉と言えます。

続いてが ブランカ ステージ。

南米の臭いが漂う ”ザ・フォルクローレ”。ケーナや

コンガの音色が 味わい深く響きます。

そして最期 トリをとるのが ケン ステージ。

ダン!と いきなり雷鳴が轟き、疾走感全開に突っ走っ

て行きます。”ザ・F1レース”です! 本物のF1レース

さながらの躍動感は凄いの一言です!

 

実は、最近久々にこのアルバムを聴いたのですが、全く

色あせていません。今から30年以上も前の曲たちです

が、光り輝いて聴こえてきます。

これは ”音楽遺産”だと私は勝手に認定しています(笑)

実際、スマホなどからBGMで鳴らすと 作業がはかどる

のです。そんな作業BGMとしても活用しています。

 

また、今年6月には ストリートファイターシリーズの

最新作「ストリートファイター6」が発売予定です。

その中にも ストⅡで活躍したキャラの音楽が、新しい

アレンジで使われると期待しています。

こうしてストⅡの音楽が、レガシーとなって受け継がれ

ていくのが楽しみなのです。