新宿山吹高等学校を卒業して早くも2年になります。 | ピアニスト・作曲家恩田優美子のブログ Oyumis Musik leben.

ピアニスト・作曲家恩田優美子のブログ Oyumis Musik leben.

Herzlich willkommen in Oyumis Welt.Guten Tag, meine Damen und Herren!
このブログは、私がピアニストデヴューしてからの成長記録及び奮闘記を日記として紹介いたします。

皆様、こんにちは。

 

3月に入って、寒暖の差が激しい陽気ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

日記も2ヶ月以上ご無沙汰をしていますので、そろそろ新しい内容の記事を発表しなければ!との思いです。

私個人で所有していますパソコンが寿命になってしまい、先月に新しいパソコンに置き換えました。これで、しばらくの間は前のパソコンのようにすぐに固まることがなく、さっくりと作業ができると思います。

 

さて、今回の内容ですが、3月ということで、私が2年前まで在学していました東京都立新宿山吹高等学校を6年かけてようやく卒業することができましたので、その回想を記事に致します。

私が人生のどん底から這い上がるために行動を起こしましたきっかけは、もう一度音楽家としての人生をやり直そうと、まずは音大進学以前に家庭の事情で卒業することができなかった高校に再入学することから始まりました。そのためには30代以上の人が入学でき、学校生活になじめる学校を探しました。仕事をしながらなので、全日制以外で定時制と通信制の学校で大学進学率が高い学校の中から後に卒業致します新宿山吹高等学校を選びました。新宿山吹高等学校は昼夜間定時制普通科と情報科、及び、通信制普通科を設置しています東京都立高等学校で、不登校経験者にも門戸を開いた経緯があります。学校探しはインターネットで探し、実際に学校を訪問し、資料を入手して受験準備に臨みました。

私はまず、中学校3年分の教科書(国語・数学・英語)、教科書ガイドと問題集をとりあえず購入し、あとはYou Tubeで単元に沿った内容を講義・解説されている動画を視聴して勉強致しました。中学校3年分なので、かなりのヴォリュームがあります。3年計画で勉強を開始いたしましたが、仕事との両立がうまくできず、早朝3時に起きて5時半までの2時間半を最低ラインとしてみました。この頃はちょうど東日本大震災が発生した翌2012年で、定時制普通科第2部に入学したかったのですが、新宿山吹高等学校は大変に人気が高く、定時制高等学校最難関と言われていました。3教科の偏差値が58~60と高く、特に普通科第1部と普通科第2部は大変な激戦を突破しなければなりません。今思えば、当時考えていなかた情報科第2部も候補に入れれば!と後悔しています。

特に数学の文章問題と国語の長文読解は苦手でこれらをを克服しないと高得点が獲得できず、得意な計算問題と漢字、及び語句の問題は全問正解しても全体の30%しか配点がありません。これは現在も数学検定の受験勉強で苦労しています。

入学試験の問題ですが、都立高等学校の共通問題から出題されますので、問題のヴォリュームが凄かった印象を受けました。今思えば、将来受験致します大学入学共通テストは、この何倍のヴォリューム感なので、これでめげていたら、大学受験はできないと肝に銘じ、限られた時間で数をこなせるように頑張っていきます。

2月に都立高等学校の入試日があり、私も受験致しましたが、2013年度、2014年度、2015年度の3度全て不合格になってしまいました。翌2016年度は体調不良で受験できず、そのため、同校の通信制を受験致しました。通信制も国語・数学・英語の3教科ですが、こちらは自校作成問題で、3教科の持ち時間が合計で70分と短いため、共通問題よりも解答しやすかったです。そのおかげで、2016年度に通信制で合格し、入学致しました。当時43歳でした。

image

学校に入学後は、1年ごとに必修教科と選択教科の中で履修登録し、教科書と学習書を購入して、レポート課題の学習し、期限内に提出して各教科担当の先生から添削して頂き、毎週土曜日に学校に登校してスクーリングを受講し、レポートに合格、規定コマ数のスクーリングに出席と、2回の期末テストに合格して、ようやく単位が頂けるという流れで学校生活を送りました。私は長期計画で履修するため、卒業に必要な74単位を4年間で修得できるような履修登録に致しましたが、一部の教科は登録した年に単位を取りこぼしたことでもう一度履修する形をとりました。新宿山吹高等学校は単位制・無学年制なので、留年の概念がなく、3年以上6年以内に規定の単位を修得すれば卒業できます。

なので、私は卒業までに6年かかってしまい、予定をオーヴァーしてしまいましたが、無事に卒業することができました。2022年3月のことです。

私は通信制に在学し、改めて音大進学に向けて勉強することができました。これも私を後押ししてくださった先生方、そして、支えて下さいました皆様のおかげでございます。本当に感謝しています。

 

新宿山吹高等学校は、現役の年代からシニアの年代まで、幅広い生徒層です。そのおかげで、私も6年間平穏に高校生活を送ることができました。その間に、音楽活動を行うことができ、大変に中身が濃い高校生活でした。

 

あれから2年が経過し、当時日記にすることができませんでしたので、今回回想として発表致しました。勉強はこれからもずっと続きます。そして、志望大学であります東京藝術大学作曲科に進学するために、音楽道に不惜身命で日々精進して参ります。