今年も色々と有り難うございました。 | ピアニスト・作曲家恩田優美子のブログ Oyumis Musik leben.

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このブログは、私がピアニストデヴューしてからの成長記録及び奮闘記を日記として紹介いたします。

皆様、こんばんは。

 

2023年も残すところあと3時間を切ってしまいました。私の本年最後の仕事は、この日記を執筆で本年の仕事を終えます。

皆様は2023年、どのような一年でしたか?

 

私はちょうど50歳の節目の年でした。秋口までは順調に進んでいましたが、10月に入ってより、歯車がかみ合わなくなってしまい、さらにはインフルエンザで体調を崩す羽目になってしまいました。また、私の父方の叔父が亡くなりましたので、浮き沈みが激しい一年でありました。

今年1年の主な出来事を簡単に述べたいと思います。

 

新年は3日にインスタグラムで「新春ニューイヤーコンサート生配信2023」を行いましたが、機材トラブルとインスタグラム側で著作権の権利詐欺に遭い、配信が途中で中断させられてしまいました。このプログラムで演奏致しました作品は全てパブリックドメインの作品なので、本当に納得がいきませんでした。

 

3月19日は私の50回目の誕生日を無事に迎えることができました。

写真のようなバースデーケーキを用意し、私が御用達にしていますホームバウンド様にて他のお客様に交じってバースデーを祝って頂くことができ、50代としての決意を致しました。

気持ちはまだまだ20代なのですが、確実に老いは避けられず、若いころのように徹夜や無理はできなくなってしまいました。

 

 

 

4月は私が小学校6年生以来の高尾山にプチハイキングを楽しみました。高尾山には約39年ぶりに訪れ、山頂まで行くことは致しませんが、生まれて初めてのケーブルカーに乗車し、久しぶりの森林浴を満喫致しました。

高尾山はここ何年前から外国人観光客が多く訪れ、この日は平日にもかかわらず、ハイキング&登山客の多くは外国人観光客でした。

 

5月の最終日曜日は、神奈川県相模原市にありますフェリーチェホール様にて、「あじさいコンサート」に出演させて頂きました。このコンサートはアコースティック楽器であれば演奏者のジャンルを問わず、ジョイント形式で進行するコンサートで、私はショパン、シューマンとリストの作品を20分ほど演奏致しました。ちなみに、開場は熱気で満席で、立ち見のお客様もいらっしゃるほど大盛況なコンサートでした。演奏動画は、来年に配信致します。

 

9月は私がお世話になっている先生と、尊敬している若手ピアニストの演奏会を拝聴致しました。

まず、最初は、神奈川県横浜市都筑区にあります音楽サロンAria様で開演されました「下里豪志ピアノリサイタル」を拝聴致しました。下里氏はここ数年で有名になりました注目の若手ピアニストで、MtFトランスジェンダー女性として人生を歩んでおります。昨年まではイタリアのイーモラ音楽院に留学していましたが、本年からはフランスのパリに移住し、ヨーロッパを中心に活動しています。

この日のプログラムはドビュッシーの2つのアラベスク、グラナドスのゴイェスカスより抜粋、スクリャービンのピアノソナタ第4番と、ムソルグスキーの展覧会の絵が演奏され、彼女の繊細、緻密かつダイナミックな演奏表現を奏でました。私も下里氏のような表現で演奏できるよう、これからも学び続けたいです。本当に尊敬致します。下里様、本当に有難うございました。

 

下里豪志ピアノリサイタルの2日後は東京都渋谷区にありますムジカーザ様で開演致しました「FUMIE SALON VOL.1」を拝聴致しました。この公演は日本スペインピアノ音楽学会様の後援を頂き、実現されました。

プログラムはモンポウ、グラナドス、アルベニスと昭和音楽大学准教授の豊住竜司先生の作品が演奏されました。豊住先生の作品には大変に勉強になり、豊住先生の緻密な作曲法を演奏を通じて直接学ぶことができる唯一な機会でありました。また、フラメンコを踊られました溝口千枝先生の舞踊にご出演の各先生によります演奏に合わせて踊られ、私は舞踊曲を作曲する際の勉強にもなりました。ご出演されました鈴木二美枝先生、濱口美智子先生、青木ももか先生、溝口千枝先生と作曲の豊住竜司先生、本当に有難うございました。

 

10月21日は神奈川県平塚市で開演されました「第25回ひらつか音楽のおくりもの」に出演させて頂きました。10月に入ってからピアノの勉強が苦痛になってしまい、コンサートのために勉強しているのか、何のために勉強しているのかが分からなくなってしまいました。この日のプログラムは私が出演致します演奏会では初の試みで「オールショパンプログラム」を組みました。ワルツ、ポロネーズ、マズルカといった舞踏曲に絞り演奏致しましたが、数ヶ月前から勉強しているにもかかわらず、全然上達しない状態に陥ってしまいました。基礎練習は上達しているのですが、応用がきかない状態で、ピアノのために苦しむ日々が2ヶ月半も続きました。

当然なことに、この演奏会では、全て暗譜で演奏致しましたが、コントロールが利かず、大失敗を犯してしまいました。私は「本当にピアノをやめたい!」思いになってしまい、死んで消えたくなってしまいました。

 

10月26日と27日は「サンキューちばフリーパス」を購入して「房総半島一周ストリートピアノの旅」を0泊2日の日程で回りました。

1件目は銚子市にあります犬吠埼を訪れ、周辺を見て回り、犬吠埼テラステラス様に立ち寄り、2階にありますピアノを演奏させて頂きました。

2件目はJR東日本と銚子電鉄の銚子駅を訪れ、入り口付近に設置されていますピアノを演奏させて頂きました。その後、銚子市内を散策し、昼食を頂こうと料理屋さんを回りましたが、どのお店もちょうどお昼時だったため、混雑していたため、昼食を諦めて、次の目的地でありますJR東日本勝浦駅に向かいました。勝浦駅では後続の列車まで1時間程余裕がありましたので、40分ほど「勝手にリサイタル」を開いてしまいました。

この日の行程は全て終了し、館山と木更津周りで一旦帰宅致しました。

2日目は内房線で冨浦に向かい、道の駅とみうら様を訪れ、設置されているピアノを演奏させて頂きました。しかし、エレベーターの設置工事の影響で騒音がひどかったので、思うようには演奏することができませんでしたが、この日も初夏を思わせる陽気で暑かったので、特産の枇杷を使ったソフトクリームを頂きました。

2件目はJR東日本木更津駅に向かう前にまだ一度も乗船したことがない東京湾フェリーに乗船するために一旦浜金谷駅で途中下車致しました。しかし、時間がちょうどお昼時のピークだったこともあり、またもや現地特産の昼食を頂くことができませんでした。

 

なので、先にフェリーに乗船し、金谷港⇔久里浜港のフェリークルージングを楽しむことができ、この日は波も穏やかで、気持ち良いクルージングを楽しむことができました。

金谷港でフェリーから下船し、近くの料理屋さんに立ち寄ろうと致しましたが、時間が15時近かったため、お店は閉店されていました。

そのまま浜金谷駅から内房線で北上し、次の目的地、木更津駅を目指しました。内房線と外房線の末端区間は1時間に1本程度の運行で、しかもE131系の2両編成の列車のため混雑しており、座れないと数十分立たされる羽目になってしまうのです。

木更津駅のコンコースにピアノが設置されていおり、誰も演奏者がいないので、私がまた「勝手にリサイタル」を40分間も行ってしまいました。

最後は一か八かで快速列車に乗り込み、船橋駅近くにあります船橋Faceビルに設置されているピアノを演奏するために向かいましたが、終了25分前に間に合って演奏することができました。

0泊2日の強行スケジュールで6件のストリートピアノを回ることができ、私にとりまして、良い思い出になりました。

この時の動画は現在編集中で、来年に配信致します。

 

11月4日は「第36回荻窪音楽祭」に出演させて頂きました。この演奏会では「オールショパンプログラム」を組んで演奏致しましたが、ここでもミスを連発してしまい、人前で演奏する気力を失くしてしまいました。

今後、荻窪音楽祭は不本意な演奏で聴衆の皆様に多大な迷惑をかけてしまった責任をとり、今後の出演をすることをやめることに致しました。

 

最後は、11月30日神奈川県横浜市緑区にあります緑公会堂様で開演されました音楽イヴェント「グリーン音楽フェスティバル」に出演させて頂きました。この10日前にインフルエンザを患い、気管支炎と肺炎を併発してしまいました。しかし、27日から毎日クリニックに通院し、抗生物質の点滴を受け、処方薬を服用してステージに臨みました。プログラムは一旦白紙に戻し、2日間の練習でも演奏できる作品を演奏することに致しました。この演奏動画も来年に配信致します。

 

今年の出来事の一部を紹介致しましたが、本当に起伏が激しい一年でございました。来年はどのような一年になるのか、楽しみなのか、不安なのか、はっきり定まっていませんが、今後も音楽道に不惜身命で日々邁進して参ります。

皆様にとりまして、来年の一年が素晴らしい一年になりますよう、心から願っております。2024年も私コンポーザーピアニスト恩田優美子を宜しくお願い致します。

それでは、良いお年をお迎えくださいませ。