八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -78ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
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 絶対音感、ある音を単独で聴いた時、他の音と比較せずその音の高さがわかる能力

ピアノを幼少時に弾くと、絶対音感が身に付きます。しかしある年齢を過ぎたら習得は不可能と言われています。


ちょっと色々疑問に思う事について、つらつら書いてみました。


最初の疑問

私は踏切の音もドレミで聴きとれるし、電車の発車の音楽もドレミで歌えます。

何故?・・・・・・


ドの鍵盤を押す→ドが鳴る

これを幼い頃から繰り返すうちに、鍵盤がなくても、ドが鳴ればドとわかる様になったのかな~????


つまり鍵盤と比較し続けて、突然その鍵盤がなくなっても脳が記憶しているのかしら・・・




2つ目の疑問

音感などまったく無縁の夫が、紅白を見ていて突然言いました。

徳永英明が中島みゆきの「時代」を歌っていました。

「音が高すぎて、これ嫌い!」




彼の頭の中には、あの中島みゆきの独特の声で歌われる「時代」が印象強く残っているのでしょう。

それを記憶して、比較して「高い!」



つまり・・・疑問に思った事なのですが・・・・

今鳴っている音を比較する何かを脳に刻みつける事ができれば、絶対音感が身に付くかも・・・・・




そして3つ目の疑問

音大卒業後、全くピアノをやめた友人がいます。

彼女は何年も調律しないピアノを弱音ペダルで弾いていたそうです。


調律しないから音が下がってる~~・・・あ~・・・半音位下がってきた~~~


数年後、絶対音感が半音ずれてしまったそうです。


幼い頃に脳に刻んだ基準が、少しずつずれてきて、それを反復するうち狂ってきたのでしょうか?



つまり絶対音感の持ち主は、比較する音、比較する何かを脳にもっているのかしら?
これが狂ってしまい、身につけた音感も狂ってしまったのかも?


この様な事が起こるとしたら、逆も起こるかもしれない!

将来、もしかしたら、大人でも絶対音感習得できるかもしれない!




なんて、ちょっと妄想???・・・・実現するといいな














私の父はかなり若い頃から、頭頂部がかなり寂しい男性でした(笑)

幼い私は父と電車に乗った時、突然とんでもない事を言ったそうです。

「お父さんと違ってあっちのおじさん、頭黒いね」・・・・・・きゃ~っ・・NGワード

・・・・・娘は悪魔です(笑)



もうひとつの父の悩みは30代からの耳鳴り、そして今ではかなり難聴になってしまいました

補聴器をつけてくれません。会話は聴こえないのに、余計な音が耳に触るそうです。
元々我慢強い人なので、きっと相当不快なのでしょう。

会話をしていても、何度も聞き直すのがいやで、適当に聞き流すクセがついてきた様です。



ある日マンションを売る事になり、珍しく不動産屋に一緒に来てくれと言われました。
そういう事でいちいち娘に連絡をする人ではありません。ちょっと疑問に思いました。

「俺は最近人から何を説明されても、さっぱり理解できんのだ。大事な話だから来てほしい」
という事でした。

いつでも補聴器があれば聴こえる・・・・と思っていたそうです。
しかし、老化は耳だけではなかったのです。

きこえた事を処理する脳力は、きかなければ不要になります。
こんなにも早く衰えるのかと、かなりショックを受けました。


私は若い頃からずっと両親とは別居しておりました。
私は子供の頃から毎日ピアノを弾いておりましたが、父は別居してから日常で私のピアノを聴く事がなくなりました。

久し振りに私が弾くと・・・「高音が聴こえなくなった」と言います。
毎日聴いていたら、その事に気づかないか、もしくは今でも高音が聴こえているかもしれません。



老眼になっても早くにメガネをかけて、活字を読む事をやめてはいけない・・・・

難聴になっても補聴器をつけて、会話を避けてはいけない・・・・

歯が抜けても義歯を入れて、ちゃんと食べないといけない・・・


今私が当たり前の様にやっている事、出来る事・・・・・

それを続けなくてはいけないし、続ける事が大変になってくるのですね。



ピアノを弾いていらっしゃる方・・・・どうかずっと続けて下さい。

私も頑張って、一生ピアノを弾き続けます。











人間はその年齢にならないと、実感出来ない事が沢山あるのですね。

若い頃の私は一生懸命ピアノを教えていましたが、決して良い先生ではなかったかもしれません。

当時の年配の生徒さんに、申し訳ない気持ちになってしまいます。

今更反省する事になったきっかけは、目が少々・・・老化してきたのです。



私は幼い頃から目が良くて、近視の経験もありません。つまりメガネをかけた経験がないのです。

メガネで不自由していた同級生に「いいな~・・・」とよく言われてました。

でもそれは私にとっては当たり前の事なのです。



しかし目が良かったので、人よりかなり早く老眼の兆候が出てきました。

眼科の先生も、「かなり早いですね~~~」・・・・・若い頃からバリバリ視力1.5ありましたから

これが更に進むと(当然進むでしょう )・・・・大変です。

楽譜が読みにくい・・・・・初見では大層不便です。全体像をつかみつつ細部を読む事ができません。


更に70代の生徒さんに言われました。

「視野もとても狭くなるのですよ」
・・・・・左右同時に手が跳躍する時、不便

「頭では覚えても、その通り指が動かないのです」
・・・・・・なかなか弾けない時に、理解できていないと思って色々説明しました。
でも理解しているのに手に指令が伝わらないだけ・・・もしそうなら、見当違いの指導をしてしまいました。



私も耳が遠くなるでしょうし、記憶力も悪くなるでしょう。病気になるかもしれません。

ちょっと目が見えづらくなっただけで、こんなにつらいのです。

これからもっともっとつらくなるでしょうし、若い頃の様にいかない事に苛立ちを覚えるでしょう。

ピアノを弾く事も、大変になってくるでしょう。



そしてそれをちっとも察してくれない若い人に腹を立てることでしょう。

それを愚痴る事もなく、レッスンに来て下さって本当に頭が下がる思いです。



何かといたりませんが、ご年配の生徒の皆様、今後もご指導宜しくお願いします。