八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -32ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

「上達の為に」 続きです。


まず「当然の事を意識して能動的に弾く」でしたね。

積極的な意識になったところで心と身体は一体です。

次は正しい身体の使い方。まず「正しく座る」

これは大変重要で、ほとんどの問題の原因と言っても良いです。

そしてほとんどの方は、出来ていません。



お尻(下腹)をぐっと締める。

意識をぐっと持ち上げる。

正しく呼吸する事。


お尻と下腹が緩むと、上半身の余分な重みが鍵盤にかかります。



普通の椅子にだらりと楽に腰掛けてみて下さい。足は腰幅位

膝の上に手をのせてみましょう。

次にお尻と下腹を締めます。

膝の上に置いた手がほんの僅か、中心に寄り浮くはずです。

常にこの状態で弾く必要があります



強い音が出すぎて萎縮する方は、肩や腕をこわばらせ浮かせてしまいます。

力を入れるのは上半身でなく、お尻、下腹です。

(今の実験で、膝に置いた手が僅かに持ち上がりましたよね。)

肩や腕はしなやかでなくてはなりません。



親指が音階のたびにドスンバタンと弾きにくい方

親指は基本、45度位の角度で、浅く触るだけです。

べちょ!と親指全体で弾く方が多いです。

べちょ!と落ちてしまうのは、下腹が緩み重さが鍵盤にかかってしまっているのです。



手首が下がると指先が上を向いてしまい、大変弾きにくいです。

これもお尻、下腹が緩んで、上半身が落ちてしまう事が大きな原因です。



拍子には強拍、弱拍があり、弱拍は下から上に向かってとります。

その時も、お尻と下腹の支えがないと、持ち上がりません。

特に3拍子に欠点が出てしまいます。苦手な方が多いですよね。



「よっこらしょ」となると、音楽が停滞します。


身体の芯が緩むと肩や腕が力み、指が思うように動きません。

焦ってしまうと逆に走ってしまいます。

まだまだあります。




正しい座り方を確認しましょう。


椅子の高さ

椅子に座ったら、手をお椀を伏せた形にして鍵盤に置きます。

その時、手首から肘がまっすぐになる高さに調整しましょう。


足は腰の幅位、初心者の方もペダルを踏む事を想定して座りましょう。

ペダルを踏む様になって、座り方を変えるのは効率悪いです。

肘が身体の前に入る様に、十分ピアノとの間を空けましょう。

椅子には浅く腰掛けます。

そして・・・

「いつでも逃げ出せる様に座る!」


座り方ってそんなに大事か~?と思う方の為に、

音階やリズム感、様々な面から具体的に考察してみましょうね。

続きを理解すると座り方の重要性が実感できます。


まずは、練習の時から気をつけて下さい。


「能動的意識を持ち、お尻と下腹を締めて弾く」

気持ちも引き締まります。そして、お腹も締まりますよ~(*^_^*)
上達するのに大切な事を、何回かに分けて要約して書いてみます。

音楽的な基礎、技術的な基礎、練習法、様々あります。

和声感覚、歌い方、リズム感、運指、脱力・・・等々

その前に・・・


今日のお題、「心構え」

一番大切な事は、「即効性のない些細な事」を積み重ね続ける事です。

それが音楽を理解する基礎となり、技術の基礎となります。

それを常に注意し続ける意志をきちんと持つ事です。

最初から全てを完璧に出来る人なんていません。

少しずつ今できる事だけで良いです。



まず習慣にして頂きたい事

「常に意識し自分の意志で能動的に弾く」

この「意識して能動的に弾く」という習慣を最初から徹底する事です。


何となく弾くのでなく、自分の意志で「こう弾く!」



先日のレッスンの事でした。

とても真面目な大人の方で、よく練習していらっしゃいます。

ご経験からみれば、もう、十分弾けてました。

自慢の生徒さんの1人です。(*^_^*)

でもまだまだ行けそうで、良い機会なのでもう一歩踏み込みました。




以下、内容です。

あ、レッスンは和やかでしたよ(*^_^*)

文字にするときついですネ(笑)



冒頭はフォルテ、2回目はピアノ(皆さん曖昧になります)

きちんと、そう弾いて下さい。



そこはスタッカート、次の音からスラー、(皆さんあまり気にしません)

きちんと、そう弾いて下さい。


4分の4拍子、(皆さん慣れると無意識です)

4分音符が4拍、

きちんとそう弾いて下さい。


Allegro(心地よい速さで)

・・・・技術的に無理ならゆっくりでも良いのです。

でも、Allegroを意識する事が大切です。気持ちはAllegro

きちんとそう弾いて下さい。




何となくこの辺りからクレッシェンド(次第に大きく)

クレッシェンドはここから!(皆さん開始が曖昧)

「ここ」はまだ小さい音です。

でも「ここから!」・・・きちんと、そう弾いて下さい。


「クレッシェンドはどこからどこまで」

適当でなく、きちんとそう弾いて下さい。


行きついた先のフォルテ、何の指示もないのに、皆さんすぐ弱くなります。

書いてある通り「ここまでずっとフォルテ」、

きちんとそう弾いて下さい。



何となくでなく、きちんと意識し自分の意志でそう弾く事。

これだけで、演奏はがらりと変わります。

ご本人も驚いていらっしゃいました。


「そういう事なんだ~~~・・・・」



この方は大変素直で真面目な方です、とっても楽しみです。

きっと魅力的な演奏ができる様になります。



大切なのは練習の時です。

片手ずつでもゆっくりでも、弾く時は必ず意識する事。

自分の強い意志で、きちんとそう弾く事。

本番は練習の鏡なのです。


この時に適当に弾けば、完成も適当な演奏になります。

一番怖いのは、常にそういう弾き方をする様になってしまうのです。


意識して、自分の意志で弾く!

そういう習慣を徹底してつける事。

これがスタートラインです。


いかに適当に弾いているか、大部分の方は自分で驚くと思います。

未だに私もやります。(こら!)

あ、それ位、大変な事なのです。

出来る事から、少しずつ頑張って下さいね(*^_^*)
同じ生徒さんに対し、時期により違う弾き方で練習して頂く事があります。

よくある例では、手首が下がってしまいます。

指先が上を向き、打鍵の度それを下向きに直します。

その時指は第二関節を支点に動いてしまいます。

これではすぐ行き詰まります。




大人のレッスンの場合

まず手首を手の甲の高さに持ち上げる!

手の形を丸くし指先を下に向けます。

とは言えすぐ下がってしまいます。

そこで指を付け根から高く上げる様に言うと、少しずつなおります。

手の形、指の付け根を支点とする動かし方を覚えて頂くのが目的です。


実際には指を高く上げて弾く事はあまりありません。

なおってきたら、指を上げず鍵盤の側から弾く様に言います。

同じ生徒さんに対し、時期により違う事を言う訳です。




子供のレッスンの場合

子供達は最初、まず4指、5指が寝て、手首も下がっています。

でも子供達は4指5指の筋力に無理がある場合もあります。

指を高く上げる、はありません。黙ってそっと手首を支えます。

少しずつそのサポートを減らします。

並行して、「先生のマネしてみよう!」も効果あります。

「お椀を伏せた形で弾くと楽でしょう?」

「エコだ~」・・・面白い発想ですね!(^^)!



最も解りやすい例でも、こんな風にアプローチが違います。

手首を下げない・・・最初は些細に思えますが大事なのですね。



そこで問題は大人のレッスンの場合。

最近は、「毎週来れません。」という方も多いです。

その方のペースで構いません。

継続的に来て下されば、その方に最良の方法を常に考える事ができます。

目的も好きな曲もご経験も様々です。

様々な方法の中から一番良いレッスンが出来ればと思います。



特定の先生を持たず、色々な方のレッスンを受けるという書込みも見ます。

色々な意見がきけて良いという事です。

こういう受講の仕方は、技術的基礎が完成していないと難しいです。

長い期間を要しても身につけて欲しい事が指導できません。

そしてそれが一番大切な、その方に欠けている事でもあるのです。

私はその点を遠慮無く指摘しますが、言わない先生が多いです。

根本的な問題に気づかないままになってしまいます。



又先生よっても、アプローチの方法が違います。

複数の先生につく事により矛盾が出た時、混乱します。



「この先生いいかも!」と思ったら、何年か継続的に通う事をお勧めします。

先生の演奏を聴ける機会があれば、その演奏が一番正直です。

演奏活動等を引退された先生もいらっしゃいます。

お話を伺って惹かれる事があれば、継続して通ってみて下さい。


1回だけのレッスンでは即効性のある事が評価されます。

けれど一番大切な事は、「些細な事」なのです。

それを何年か積み上げた時、大きな差が出てきます。



疑問や心配な事は必ず相談して下さい。

「些細な事」を何度も言う場合、必ず理由があります。


「私がそう習ったからです」

それだけが答えなら、その先生はお勧めしません。

安心して練習を続けて頂ける様、理由をきちんとお答えします(*^_^*)



今日から新年のレッスンが始まります。

皆さんそれぞれの「些細な事」、年末には大きな実りになります。

楽しみですね。(*^_^*)