八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -29ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

「これ弾きたい!」

そう思う曲があれば、どんどん伝えてもらえたらと思います。


例えば、初めてピアノを習い始めて3年の高齢の方

初心者です。

今、ショパンの「別れの曲」をご本人の希望で挑戦中です。

もちろん原曲どおりという訳には行きません。


原曲のホ長調でないと、「風情がなくて寂しい!」

音を少なくして、弾いていらっしゃいます。


原曲では右手のメロディの陰に音が複雑に重なってます。

メロディだけにしようと思ったら「もう少し挑戦する!」

そこに目標を絞った指使いで練習されています。

つまりメロディだけを弾くには、不自然で弾きにくい指使いです。


お忙しい方なのに、何とか弾けてくるのです。

メロディ2声でも大丈夫です。これには私も驚いてます。


子供達もそう!

トンプソンを時々「わかんな~~い」投げ出してくる子。

ある日決意表明

「エリーゼの為にを弾きます!」


※突然エリーゼの楽譜を買って、トンプソンを置いてきました。


普段は、トンプソンの譜読みも投げ出します。

なので決して、私が弾いて、それを聴き覚えて弾かせる事はさせません。

「自分で読みなさい!わからない所は質問しなさい」

すると、必死で譜読みしてきます。

こういう時は厳しくしても、気にしないからいいチャンス

それにしても・・・

それなら、トンプソン読めるでしょうが!



最初は、自他共に無謀とも思えた挑戦です。

「弾きたい」という強い気持ちがあると、ここまで頑張れるのですね。

で、結局何とかなってしまうのです。

レッスン時間伸びます。延長料金なし!

受けて立ちます!



長くピアノを弾いていらっしゃる方に、謙虚な方もいらっしゃいます。

知っているだけに「私に無理~」と思ってしまうのですね。

そう思った時点で、弾きたいと思わない様にする方もいます。

弾ける様にする!強い気持ちを持って頂けたらと思います。

それによって得る事も沢山あります。


但し・・・

独学で勝手に弾くのはいけません。

それだけの事ができる迄、何十年もかかります。

その経験がないと、大切な事を沢山損ねます。


実力に見合わない曲を、がちゃがちゃ鳴らし騒音にする。

それだけは絶対にいけません。



実力と経験不足を認め、謙虚に先生の指導のもとで頑張りましょう。

先生は、弾きたいという気持ちと、経験や実力不足の溝を埋めてくれます。

そして、どうしても無理な事は、一度は諦める事も大切です。



作品に敬意を持って、大事に弾きましょう!


多くの人々に長く大切にされてきた宝物です。

その事を忘れないようにしましょうね(*^_^*)
上達の為に・・・当たり前の事を自然に出来る様に練習する。

残念な演奏のほとんどは、当たり前の事が出来ていない事にあります。

出来るだけ多くの基礎を、無意識に自然に出来る様にする事が大切です。



前回は拍子を取ってから弾き始める、拍子に合わせて弾く

ここから続きます。

「拍子、音符のニュアンスを正しく表現する」



4分の4拍子、

4分音符が1小節に4つ、これで一まとめ、と習った事でしょう。





2分の2拍子、なら2分音符が1小節に2つ、これで一まとめ

楽譜上は4分の4拍子と同じです。



最初の数字は音符の種類を表します。きちんとそう弾く必要があります。


4分音符、♩・・・タン、地に足がついた様に、きちんと止める事が必要です。

2分音符、・・・・タァ~ン、伸びがあります。


4分の4拍子、タン、タン、タン、タン

歩く様な、刻む様な地に足がつくイメージがあります。

2の2拍子、タァ~、タァ~

1拍1拍に伸びが必要で、時に伸びやかに、時に揺れる様なイメージになります。


楽譜上は同じです。書いてないと、どちらかわかりません。

けれど4分の4拍子と2分の2拍子は、雰囲気が全く違います。


・・・・・・・少し話を戻します・・・・・・


最初に習い始めた頃から、まず音符の長さを厳密に守る事が大切です。

これ基本中の基本

すると、その音符が持つニュアンス、が見えてきます。


1、2、3、4、と拍子をきちんと取ります。

1で4分音符を弾いたら、2と言った瞬間、音がなくなる。

タン、と停めて、2の瞬間に音がなくなる

(停める)


ここで停めずに抜くと、遅い8分音符に聴こえます。



1で2分音符を弾いたら、3と言った瞬間、音がなくなる。

タァ~・・・意識して伸びを感じ、3の瞬間に音がなくなる

(伸ばす)


伸びがなく停まると、遅い4分音符に聴こえます。


全部の音のニュアンス(全部ですよ!)

きちんと感じて弾く事が大切です。


音符の長さを厳密に守る。

音符の持つニュアンスをきちんと表現する。


今すぐに全部は出来ません。無理です。

でも、全部、徹底できる事を目指しましょう。

そう、大変です。

当たり前の事を徹底する、これが大変なのです。

どこまで徹底できるか、が基礎力なのです。




きちんと拍子を正しくとる。

拍子の持つニュアンスをきちんと表現する。



4分の4拍子は、4分音符が単位である事を表現する。

タン、タン、タン、タン、

1拍1拍、地に足がついた様なニュアンス。


2分の2拍子は、2分音符が単位である事を表現する。

タァ~、タァ~、と1拍1拍に伸びが必要。


音符、拍子を正しく表現する

大変ですが、常にきちんと意識しましょう。


少しずつ今、出来る範囲で良いのです。

出来る事が少しずつ増える・・・それが上達です。


これだけでも、ずいぶん表現が豊かになります。


まだまだ、続きは沢山あります。

機会があれば、又触れてみる事に致しましょうね(*^_^*)

上達の為に・・・・

当たり前の事を、常に徹底する習慣をつける

いきなり結論から入りました(笑)



拍子とテンポの面から、まず今までのまとめです。


拍子にきちんと合わせて弾く

最初の頃、拍子をとる練習をされたことでしょう。

4拍子なら、1、2,3,4,

拍子がふらふらしたり、長い音符を端折ると、注意されますね。

停まりたくても停まれません(笑)

先生が横で数えたり、メトロノームの助けを借りたり。

少しずつ自然に拍子がとれる様になります。




拍子は聴き手に伝わります。

聴き手は4拍子なら4拍子の流れに乗って聴きます。

都合で勝手に端折られたり、よろよろされたらたまりません。

急ブレーキ連続の電車に乗っている様なものです。




「拍子を取ってから、弾き始めましょう。」

弾きながら拍子を取るより簡単な事ですね。

が、忘れる方多いですね。



テンポはいつ、聴き手に伝わるか

2つ目の音で、聴き手はテンポを感じます。

音符の長さが正確に守られているなら、そうなりますね。

テンポを決め拍子に乗ってから弾かないと、2つ目の音が曖昧になります。

そして2つ目の音が曖昧な方は、大体全部曖昧です。



拍子とテンポが理にかなっていないと、聴き手は気持ち悪いのです。



拍子をとってから弾く。拍子を守る。


この当たり前の事を、曲が易しい時に徹底する必要があります。

これを経ないで進めてはいけません。

リズム感のない演奏を平気でする様になります。

ふらふらした拍子で、ぬさっと弾き始められたら、大変不快です。



やがて曲の難易度が上がり、弾くことが大変になります。

テンポの揺れ、伸び縮みも加わります。

原因は様々ですが・・・



「あ~残念」と思う演奏はほぼすべて、

当たり前のことが出来ていない!

・・・それだけなのです。


例えばモーツァルトの連続する16分音符

拍子に合わせず、自分の手の感覚と都合で弾く方が多いです。

どんどん走り自滅します。

こうして難しくなると当たり前の事が出来なくなるのです。



些細な当たり前の事を徹底し続け、習慣にする。


例として、今までのまとめ、拍子とテンポの点から簡単に入りました。

次に発展していくので、もう少し続けますね