八王子高尾 ピアノ教師 の日記 -28ページ目

八王子高尾 ピアノ教師 の日記

桐朋学園大学ピアノ科卒業後個人でピアノを指導しつつ演奏活動を続けております。八王子市高尾駅より徒歩5分です。
皆様と音楽やピアノについて、交流ができれば幸いです。ピアノについてのご質問等も是非お寄せ下さい。
oyuki42koba☆yahoo.co.jp ☆を@にかえて下さい。

今日のテーマ、「技術と音楽は一体である」

ハノンで実験してみましょう。(*^_^*)



お題は44番、同音連打(3連)

最近、あまりハノンの説明、よく見てなかったのですが(こら!)

第3部 最高のテクニックを得るための練習

そんな事が書いてあったのですね。




基本の確認、まずゆっくり弾いてみましょう。

手を丸くし指先は常に下を向く事。

指を付け根から動かすという感覚を持ちましょう。

指は最終的に、必要最低限動かせば良いです。(エコ奏法)

只動かし方を覚える為に、最初動きを大きくして練習する事はあります。


次、技術は音楽と一体
ハノンも音楽にする!



ゆっくりで良いです。むやみに速く弾くのはいけません。


1、ルンルン同音連打

1音1音、宙ではじけて、香が漂う様に弾いてみましょうか。

次の音までの、ビミョーな?間を味わうと良いですね。

下から上にはじく様に、宙に音が拡がる様に・・・・

何だか、パステルカラーの水玉がはじける感じで可愛いですね。

目が輝き、キョロキョロ、子供みたいになります。

指の動きが敏捷になり、呼吸もはずみますね(*^_^*)

ウキウキ楽しくてたまらない!

誰ですか?お腹緩めてデンと座ってるのは

走り出そうとする子供の気持ちになりましょう!




1、ユラユラ同音連打

揺れる様に、緩やかに歌う様に弾くのも良いですね。

メロディを意識して歌います。

割り切れない3連の、揺れる感じをよく味わうと良いです。

3連ならではの雰囲気ですね。

割切れない、ゆらゆらした感覚・・・

3連、2連で苦労する方は、よく意識してみて下さい。


指の動きが少し優しくなりますね。

目の動きも呼吸も少し穏やかになります。

1音1音、丁寧に弾きたくなります。

心穏やかになりますね。



番外、超上級編
1、ズンズン4連同音連打(3連ではやや難しいです)

無機質で強引なニュアンス。

妄想出来る方なら、容赦なく進む戦車の様なイメージ。


3連というリズム感にやや反するので、4連でやると良いです。

割切れる数の連符は、明快さやきっぱりした感覚があります。

割切れない奇数の連符には「?」があり、これが矛盾するのです。


ゆっくりで良いですが、「間」や「休憩」は厳禁です。

同じ動作の繰り返し、考える暇もなく前に突き進むイメージ

音の方向は、ひたすら前


引きずる側になるなら、無感情

引きずられる側なら、不安


無感情の時、容赦なくひたすら進む。

不安な時、息をひそめ目を見開き、神経を全開にしますね。同じです。

全て、同じ事の繰り返しにする事が大切です。

音が跳躍しようが、なだらかであろうが、容赦なし。

間もテンポも一切同じ。

指は機械的に最低限動かすので、揺れたり宙にはじいたりしません。

余韻や揺れを味わう時間はありません。



こんな風に、技術と音楽は一体です。

曲の中の難しい部分を練習する事、よくありますね。

まず早くに音楽を読み解き、どう弾くのか考えます。

そして、その通りの弾き方で練習します。


同じ速いパッセージでも、どんな気持ちで弾くのか?

違う弾き方で練習をするのは効率悪いですね(*^_^*)


ツェルニーを何も考えず、ひたすらメトロノームを上げる

大変無意味で効率が悪いです。

ロココで軽やかな弾き方で弾けば、それ程難しくないのです。



どんな弾き方ができるのか?その為にどう弾けば良いのか?

先生が教えて下さるはずです。



「私は音楽性はあるけど技術はない」

そう仰る方は多いです。

音楽について、何か間違ってとらえているのでしょうね。
上達の為に・・・・拍子をきちんと取る、の続きです。

強拍と弱拍を考えてみましょう。


解り易い例として3拍子のワルツ

ズン、チャッ、チャ、

3拍子の強拍は1拍目、弱拍は2、3拍目です。

指揮棒を降ろし下で取るのが強拍、棒を上げ、上で取るのが弱拍。

弱拍は上で取り、次に繋がります。そこで落ち着きません。



ワルツでよくある間違い①

弱拍で、ヨイショ!(ズン、チャッ、チャ~~)

3拍目で落着いてしまう方多いですね。

左手が1拍目から跳躍し、2、3拍が同じ和音が多いです。

次のズン、の前に一呼吸(笑)となってしまいます。

お気持ちよく解りますが、とっとと進みましょう。


ワルツでよくある間違い②

ワルツに多いのは、左手が低音でズン、跳躍してチャッ、チャッ

左手が、ズンの後、放物線を描いて跳躍してはいけません。


基本放物線で跳躍はNGです。特に弱拍へ向かう時は厳禁です。

手が宙に上がると、次の音が振下ろされてしまいます。

弱拍の2拍目に手の重さがかかり、下でとる事になります。

音楽として間違いです。

ズンの後は、鍵盤に沿ってササっと移動、チャ、チャ



これは大変解り易い身近な、ごく一例です。

拍子は表現です。奏法がそれに沿う必要があります。


生徒さんの手を、あまり見ていません。

「???」と違和感があると、必ず間違った弾き方をしています。

音楽をきちんと知る事が大切なのですね。


きちんと拍子を取ってから弾きましょう。

拍子に合わせて弾きましょう。


これが全ての基本です。気を付ければ出来る様になります。

これが出来なければ、音楽的な表現もできません。

技術的にも弾ける様になりません。


上達の為に・・・

些細な事をきちんと意識し、積み重ねる事

これが一番の近道です。

抜け道はありませんよ(笑)
「脱力できないのですが」

最も多い相談です。

ピアノを弾くのに最も難しい事の1つですね(笑)

基本の姿勢・効率良い動き・動きの連動

この順に考えます。


まず基本の姿勢

演奏中突然、何度か姿勢をチェックしてみましょう。


1、すぐ立てる様に座っていますか?

1、肩が上がったり肘が横に張っていませんか?

1、息してますか?(笑)息を詰める方がいらっしゃいます。

1、上げた指先が前や上を向いていませんか?(鬼の角?)


これらは余分な力が上半身に入る時に起こります。

全部やると
大事な人に見せられませんネ(笑)



座り方は大切な基本、再度確認しましょう。

すぐに立てる状態=前重心で下腹に力が入っている状態です。

後ろ重心では、「よっこいしょ」
になります。



肩肘が張る方は、まず座り方を確認して下さい。

肝心な所が緩むと、余分な所が力みます。

次に肩を上げてストンと抜いたり、息を吐いてみて下さい。

リラックス状態を確認し、演奏中、常にその状態である様に。



指先が前や上を向くのは、手首を押し付ける事で生じます。

手首の脱力が出来ていません。

上げた指先は、どんなに手を広げても下を向かねばなりません。



下腹を緩め後ろ重心に座ると、手首が下がります。

指が上方に向き、弾きにくくなるので手首を押し付けます。

指先が前や上に角の様になります。

指を下に向直して鍵盤を押すのでは弾きにくいですよね。



つまり、肝心な支えがあっての脱力です。

肝心な支え=下腹をしっかり締めましょう。

手の形がお椀を伏せた様になる様に、座ります。


そして、姿勢をチェックしてみて下さい。

肩肘張っては弾けません。

息を詰めたら歌えません。

手首を押し付けたら、指が鍵盤を押せません。


これが基本の姿勢です。

上級の方でも弾きにくそうな瞬間、このどれかが一瞬見えます。

弾きにくい・・基本からはずれている事が多いです。

次に、この姿勢から、身体をどう使うか?に続きます。