幸楽苑 仙台長町店 | およ@仙台ラーメン

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仙台市とその近郊でよくラーメンを食しているのでそれらの紹介ブログ。テーマから地域のソートができます。皆様のラーメン選びに役立てれば幸いです。

幸楽苑は前身の味よし食堂から数えると1954年創業の老舗ラーメンチェーン店。2023年現在385店舗運営しラーメンチェーン店舗数では昨年日高屋に抜かれ第4位。近年店舗ではなく運営母体が迷走している感が否めない。子どもの頃から通っている好きなチェーン店だけに最近の動向には辛辣な批評となってしまうのはご勘弁願いたい。

 

 

「メガたんめん塩味・大盛・千切りネギトッピング」だったが千切りネギのトッピングを忘れられた一杯。千切りネギは追加トッピングなので忘れられても仕方ないがデフォルトで載っているはずのニンニクまで忘れられた悲しきラーメン。レギュラーメニューの塩野菜たんめんの野菜とチャーシューを増やして背脂とすりおろしニンニクを加えた感じ。元々の味がなかなかに淡白なので通常サイズの方は食べ切るのに丁度良い感じだが個人的にはメガたんめんの量だと途中で飽きてしまった。香辛料ではなく塩気(カエシ)が欲しい所。すりおろしニンニクは刺激の少ないタイプ。

 

 

麺は中華そば等に使われている中太ちぢれ麺より細いたんめん用の細麺。通常量の塩野菜たんめんなら細麺が伸びる前に頂くことができるので許容できるが細麺の大盛メニューは普通に食していても後半間違いなく麺が伸びるのでこういうラーメンにこそ太い麺を合わせて欲しい。正直注文した人に美味しく食べてもらう工夫が足りないと感じる上に割高なのでメガたんめんより他のラーメンを頼んだ方が満足度は高いと個人的には思う。

 

 

忘れられていた千切りネギ。味変要因として優秀だった。が、上にかかっているラー油がいつもより多めに思える。

 

 

「ねぎらーめん醤油味」。デフォルトのチャーシューの枚数や具材が普通の中華そばより少ない上、2024年3月現在の税込価格がねぎらーめんは630円、中華そば(醤油らーめん)490円、千切りねぎトッピング130円なのでバラバラに頼んだ方が10円安い上に具材もねぎらーめん単品より多い。そしてねぎらーめんだから他の具材を減らした分千切りねぎの量が多いという訳でもなくトッピング千切りねぎと同量なのは店員さんに確認している。一昔前はねぎらーめんと中華そば+千切りねぎトッピングの価格は同じだったので(税別で490円と390円+100円)まだ許容できたがこの変な価格設定は早急に見直して欲しい。

 

 

麺はいつもの幸楽苑のもちもちっとした中太ちぢれ麺。ねぎらーめんの味自体はシンプルな鶏ガラの効いた醤油味で良。塩味・味噌味よりも魚介っぽさを感じる。

 

 

憶測ではない事を確認する為に次の日別店舗の中田店になるが「中華そばそば・千切りねぎ別皿」でオーダーしてみる。やはりねぎらーめん単品と見比べると中華そば+千切りねぎトッピングの方が具材が多い。これ、醤油だけでなく塩と味噌もねぎらーめんよりノーマルのラーメン+千切りねぎトッピングの方がチャーシュー1枚と海苔メンマ鳴門が多くて価格もお得なのは一体何を意図しているのだろうか…ついでに千切りねぎにかけるラー油の量もお店によってえらい違うのも統一して欲しい事案。

 

 

セットで付けられる「半チャーハン」。パラパラで塩味も丁度良い感じ。お腹に余裕があるならラーメンに合わせたい所。

 

 

キャベツの糖度に拘った「餃子「極」」。お値段は単品でも280円とお得で味も⚪︎。フランチャイジーとしていきなりステーキや焼肉ライクに手を出して撤退するよりこの餃子をメインにした餃子酒場等、自社のストロングポイントを活かす方向には向かないのだろうか。せっかく復活したチャーハンもそうだけど既存の素晴らしいメニューが不憫。

 

 

卓上には胡椒ラー油醤油酢の他に甘辛酸っぱい幸楽苑の素が並ぶ。辛子にんにくに有料でもいいので会いたい。

 

 

最近の幸楽苑は客単価を上げるためレギュラーメニューより価格の高い限定メニューをゴリ押ししている印象。その割には毎年行っていたビックリマンのコラボを今年は行わなかった。黄色に黒字のメガたんめんはあからさまな二郎インスパイアなのにインスパイア(感銘・触発)を微塵も感じさせないクオリティに閉口せざるを得ない。単身客は日高屋を、ファミリー層は丸源をなぜ支持するのかしっかりと考える場面に幸楽苑は間違いなくあると感じる。幸楽苑が会津っぽと言う店名の頃から足繁く通っているので申し訳ないがこのくらいは言わせて欲しい。

 

 

店舗外観。店舗裏に大きめの駐車場がある。

 

 

幸楽苑 仙台長町店

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