両親の離婚を経験した子供達へ -2ページ目

両親の離婚を経験した子供達へ

僕は5年前に20年ぶりに父さんと会って話をしました。自分と向き合い、家族と向き合う大切さを書いています。

●親子関係の再構築は「許し」が最初だった

 

どうもです。満野和敏です。

 

両親が離婚してから関係性は破綻していきました。

 

一緒に暮らしている母親との関係は崩れていき、離れて暮らしている父親との関係も同じように崩れていきました。

 

何故崩れていったのかと言うと

 

「父さんと母さんは僕の気持ちを無視して二人で決めて離婚をした。なぜだろう?そうだ。僕の気持ちなんか関係ないからだ。僕の気持ちは関係ないのは僕の事を嫌いだからだ。」

 

そうやって、思ったからでした。

 

逆に言えば、そう思わないと両親の離婚の意味がわからないし、これ以上傷つきたくなかったから。

 

でも、こう思った事により、父さんと母さんの事をどんどん嫌いになっていきました。父さんと母さんに対して心を閉ざしていきました。

 

そして、父さんと母さんを嫌いになっていくほどに、自分の事も嫌いになっていきました。

 

そこから年月が過ぎていき、自分を嫌いになった理由なども忘れて、自分の事を嫌いな事を何とかしたい。

 

自分を少しでも好きになりたい。

 

そうやって思った時に、色々な心理学を学んでいくにあたって、このような言葉を聞きました。

 

「父さんと母さんに感謝して許そう」

 

この言葉を聞いた時は衝撃でした。

 

何故、僕が許さないといけないの?

 

何故、父さんと母さんに傷つけられた僕からありがとうと許すよと言わないといけないの?

 

これはとてつもない葛藤でこの事を考えるだけでも苦しくなるほどでした。

 

でも、ここで必要なのは感謝や許しを行うのは父さんと母さんの為じゃない。

 

自分の事を好きになる為だ。

 

そうやって、取り組んでいきました。

 

でも、取り組むほどに過去の怒りや悲しみなどが出てきて本当につらかったです。

 

こんなことをやって意味があるの?

 

そんな風に思いながらも、自分の事が嫌いな気持ちが少しでも軽くなる為にとの思いで行っていきました。

 

すると、ある日突然このような気持ちを思い出したんですね。

 

「大好きな父さんと母さんに自分の気持ちを大事にされなかった事が悲しくて辛くて、大好きな二人に大事にされなかった自分なんて大嫌い」

 

と思ってた事に。

 

「大好きな二人に大事に思われない自分なんて大嫌い。」

 

ここに気づいた時に、自分を大嫌いになるくらいに両親の事が大好きだったんだと言う事に気づきました。

 

そして、ここから父さんと母さんと親子関係の再構築をしないといけない。

 

そういう風に思って、父さんと母さんと親子関係の再構築が始まりました。

●母さんがどんなに僕を嫌いでも

 

どうもです。満野和敏です。

 

公開当初に観に行くつもりだった作品があったのですが、観に行けなくて動画配信が始まらないかと待っていて今日見つけて観ました。

 

その作品が歌川たいじさん原作の母さんがどんなに僕を嫌いでも。

※このあと、ネタバレも含みます。

 

この映画はとても観たかったのでやっと観れたと思ってかじりつくように観ました。

 

歌川たいじさんとお母さんとの親子関係。

 

歌川たいじさんとおばあちゃんの他人とは思えない孫とお婆ちゃんのような絆。

 

そして、歌川たいじさんをとりまく友情物語。

 

この映画を観ている中でこのストーリーが現実のものなんだと思った時に、切なくもあり、あったかくも感じました。

 

この山積みのたくさんの出来事は、一人の少年が抱えるには大きな大きな出来事だったと思います。

 

それでも歌川たいじさんは乗り越えていった。

 

時には心を閉ざし、時には心を開き。

 

孤独を感じ、ぬくもりを感じ。

 

歌川たいじさんの進む道に待ってくれていた、たくさんの優しい気持ちの人達。

 

その人達がいたから、お母さんと向き合うんだ!そうやって決められたと思います。

 

劇中にキミツさんが言っていた

 

「我が家の家訓。理解は気づいた方からすべし。ってか理解する力のある方が先に気づくの。親とか子供とか関係なし。」

 

この言葉を聞いた時に本当にそうだなって思いました。

 

僕自身が両親と向き合う事を決めた時も、このまま両親と向き合うきっかけが親から来るまで待っていたとしたら、一生向き合う事が出来ないんじゃないか?

 

そうやって両親と向き合う事を決めました。

 

もちろん、その気持ちに至るまでに、なぜ子供の僕から両親に気持ちを伝えないといけないの?両親から僕にまずは謝るべきでしょ!!どうして僕から向き合わないといけないんだよ!!

 

そんな風に思っていました。

 

でも、僕もいつか死んじゃうから、母さんも父さんもいつか死んじゃう。

 

生きてる間に気持ちを知りたい。

 

そんな風に思って勇気を出して向き合っていったんですね。

 

母さんがどんなに僕を嫌いでも。

 

この作品を歌川たいじ少年の目線で観てもらいたいと思いました。

 

少年が母さんを悲しませたくないから作り笑顔をしていた。

少年が母さんとこれ以上いると自分が苦しくなるからと一人で暮らす事を決意した日。

生きる為にガムシャラに働いていた日。

友情に包まれてお母さんと向き合う事を決めた日。

お母さんに拒否されても何度も立ち向かった日々。

 

この全ては心の真ん中に深い深い愛情がなければ出来なかった事だと思います。

 

僕も母さんと向き合う時に何度も何度も向かい合ったから作品を観ていて思いました。

 

母さんは子供を拒否していたんじゃない。子供の受け入れ方がわからない自分を拒否していたんだろうなって。

 

ここを感じた時にとても悲しかったし、愛情表現がヘタだっただけなんだろうなって。

 

劇中でかなちゃんが言っていた

 

「お母さんって凄いと思う。だってこんなにつらくて不安な思い10ヶ月もガマンして、最後は痛い思いまでして生むんだよ。」

 

この言葉は全てのお母さんに捧げたエールだとも感じました。

 

みんな、何が正解かがわからないまま、今を生きている。

 

今を模索しながら日々を生きている。

 

その中で様々な喜怒哀楽を感じる出来事がある。

 

そして、あの時、本当はこうしたかった。本当はこうしたくなかった。

 

そうやって、後悔や罪悪感を背負って。

 

でも、強くないと生きていけないとつっぱって生きて。

 

キレイに生きていく事が出来れば、それは素敵な事だろうけど、キレイに生きていけなくてもいい。

 

正解なんてわからなくてもいい。

 

今を大切にしたい事を大切に出来る日々を1ミリでも多く、人生に織り込む事が出来たら。

 

歌川たいじさんが描いた絵本の物語、良い人も悪い人も最後は仲良く幸せに生きられる世界を。

 

この良い人と悪い人と言うのは、自分の中にいる良い自分と悪い自分を仲良く幸せに生きる事が出来るようにする事でもあるんだなって思いました。

 

最後に母さんがどんなに僕を嫌いでもに興味を持った方へ、調べる手間をはぶけるように、作品案内をしておきますね。

 

僕はアマゾンプライムビデオで観ましたが、DVDやブルーレイも発売されています。

 

 

また原作のマンガの方は映画には入りきらなかった部分も描かれているのでマンガもオススメです。

 

小さい男の子が勇気を出して母親を守ろうとした物語。この作品を一人でも多くの人に届く事を願います。

 

●僕を生んだ時の父さんと母さんに会って話してみたい

 

どうもです。満野和敏です。

 

気づけば2019年の4月です。

 

新しい元号の発表もされましたね。

 

令和。れいわ。

 

新しい未来が始まるみたいでワクワクします。

 

それでは、久しぶりのブログを書いてみたいと思います。

 

父さんと母さん。

 

僕が生まれた時の両親の年齢は20代後半でした。

 

子供の頃の僕は両親の事をいつも完璧な人間だと思っていました。

 

僕が出来ない事を何でも出来る完璧な存在。

 

それが両親でした。

 

なので、両親の事をいつも凄いと思っていました。

 

ですので、両親の離婚に向かうまでの状況を目の当たりにした時。

 

僕はとても悲しかったです。

 

完璧な二人がこんな事になるなんて。

 

どうして?

 

なんで?

 

なんでなん?

 

二人は完璧じゃなかったん??

 

なんで?

 

なんで別れるの?

 

二人は完璧やから仲直りとかも完璧に出来るんじゃないの?

 

そんな風に子供の頃の僕は思っていました。

 

でも、僕は歳を重ねて両親が僕を生んだ歳になった時に僕は気づきました。

 

両親は完璧じゃない。

 

完璧なわけない。

 

両親と同じ歳になって色々な事を試行錯誤しながら生きている自分がそこにいる事に気づきました。

 

その時に僕は思ったんですね。

 

その頃の父さんと母さんと話したい。

 

どんな思いで僕を育てていたんだろう?

 

どんな思いで二人は家族を作ろうとしていたんだろう?

 

二人が思い描いていた理想の未来と二人が抱えていた苦悩と。

 

あの頃の二人の思いを聞きにタイムスリップして会いに行きたい。

 

今の僕なら二人の仲裁を出来るかも知れない。

 

今の僕なら二人の友達として悩みを聞いてあげる事も出来たかも知れない。

 

タイムスリップが出来たなら・・・。

 

そんな思いを描いていました。

 

でも、そんな事が現実に出来るわけもありません。

 

でも、父さんと母さんの二人の思いを聞きたい。

 

そう思ったときに僕は自分の年齢をふまえてこんな風に思ったんですね。

 

僕もいつまでも生きているわけじゃない。

 

お互いが生きている間に父さんと母さんの思いを聞きたい。

 

そう思って勇気を出したんですね。

 

離婚後、会う事もなかった父さんの今いる場所を知る為に母さんに気持ちを伝えて。

 

母さんがどんな思いで僕を育ててくれたのかを聞いて。

 

どんな苦悩を抱えていたのかを聞いて。

 

僕と会えなかった数十年の父さんの気持ちを聞いて。

 

二人の思いを聞いてまわりました。

 

生きてる間にしか出来ないから。

 

タイムスリップは出来ないから。

 

だから二人の思いを僕は聞きに行ったんです。

 

でも、今でも思います。

 

タイムスリップが出来て、両親と友達になる事が出来たら、きっと親友になれただろうって。

 

二人の応援をする事が出来ただろうって。

 

完璧じゃなかった二人が僕の目に完璧と映るほど大事に育ててくれていた事に。

 

いつかタイムスリップが出来る時代が来たら二人に会いに行きたい。

 

完璧じゃなかった親が完璧を目指してくれていた軌跡。

 

最後に9年ほど前に作ったドキュメンタリー動画を貼っておきます。

 

●自分のせいで両親は離婚した

 

どうもです。満野和敏です。

 

久しぶりにブログを書きます。

 

今でも両親の離婚に苦しんでいる子供達の声をたくさん聞きます。

 

そして、この中で

 

自分のせいで両親は離婚した

 

と苦しんでいる子供達が多い事です。

 

子供は小さいからと、子供に言っても仕方ないからと、子供を傷つけたくないからと、色々な理由はあるでしょうけど、その説明不足のせいで、苦しんでいる子供達はたくさんいます。

 

僕(私)があの時ちゃんとしてたら。

僕(私)が二人を守れたら。

僕(私)がちゃんと気持ちを伝えれたら。

 

両親は離婚しなかったのに、両親が離婚したのは僕(私)のせいだと思っている子達はたくさんいます。

 

もちろん全ての子達ではないし、離婚後も両親の元を行き来出来たり、両親が理由をちゃんと説明してくれている子達はそうは思っていないでしょう。

 

結局、わけもわからず両親が離婚をした場合の子供達の多くの場合は苦しんでいる子供達が非常に多いと言う事です。

 

両親がなぜ離婚したのかわからない。

 

なぜ離婚したんだろう?

 

何か理由があったのかな?

 

どうして?

 

そうやって問いただしていくほどに、このような思いが出てくるんですね。

 

もしかして、僕(私)のせい?

 

あの時、ちゃんとしなかったから?

 

あの時、二人を守れなかったから?

 

あの時、二人に気持ちを伝えれなかったから?

 

そっか、やっぱり僕(私)が悪かったんだ。

 

このような感覚って大人になってもあると思いますが、自分にとって理解が出来ず、自分にとって傷つく事が起きた時。

 

最初はなぜ?と考えると思います。

 

でも、その後に、周りに原因を探したりしますが、自分に原因を見出す事もあると思います。

 

私が悪い。

 

このような思い込みは子供ではなく、大人でもある事です。

 

でも、大人になれば、自分と向き合う事であったり出来ますが、子供の時は自分と向き合うと言う事は難しいと思います。

 

だからこそ、子供達に原因はないよとちゃんと説明をしてあげて欲しいんですね。

 

人によっては子供の何かがきっかけとなって、それが引き金で離婚した人もいるかも知れません。

 

でも、その子供の何かも、それはきっかけに過ぎず、根源的な理由はお互いの気持ちの中にあると思います。

 

でも、子供達はそこまでわかるはずもなく、表面的な理由(自分の言動や行動)を見て、自分を責めてしまいます。

 

両親の離婚で子供は傷ついてるのに、更に自分を責めさせるような状況を作らない。

 

両親の離婚で傷つき苦しんでいる子供達に、子供が原因じゃないと教えてあげて欲しいと思います。

●子供達へ。親に自分の気持ちを伝えよう。

 

どうもです。満野和敏です。

 

今、気が向いて書こうと思って、パソコンの前に来ました。

 

新年一発目の記事です。

 

あけましておめでとうございます。

 

今年も家族の絆がより深く繋がれる家族が増える事を願っています。

 

僕の元には現在も両親の離婚に苦悩した子供達からメッセージが届いています。

 

子供達は本当に悩んでいます。

 

そして、子供達には自分の心の根っこにある悲しさを親に伝えようと言う話をさせてもらっています。

 

この悲しさは

 

●自分は親の役に立てなかった

●自分は不要な存在だった

 

このような

 

●無力感

●無価値感

 

に繋がっていきます。

 

そして、この悲しみを隠すとどうなるかと言うと

 

親に心を開かなくなります。

 

これは二パターンあり

 

●心を閉ざして、自分の気持ちを言わずに、親とは表面上だけで付き合うようになる

●心を閉ざして、自分の気持ちを言わずに、親とは決別して付き合わないようになる

 

この親子のコミュニケーション不全が起こらないようにする為には

 

親が説明する事よりも、子供の気持ちをだまって聞いてあげる事です。

 

親は自分の正当化の話をする人が圧倒的に多く、子供の気持ちを考えている自分の気持ちを語る事はあっても、子供の気持ちをただ聞くと言う風に考えている人も非常に少なく感じました。

 

子供の気持ちは、子供の気持ちです。

 

子供の事を考えている親の気持ちは、親の気持ちです。

 

ここがごちゃ混ぜになると、子供は気持ちを聞いてもらえないと心を閉ざしていきます。

 

これは同居親、別居親関係なく、子供は心を閉ざしていきます。

 

子供の悲しい言葉をキャッチしてあげない、周りの大人達。

 

いったい何をしてるんやと思う。

 

僕の元に届いている子供達の声。

 

みんな人知れず泣いてる。

 

周りの大人が抱きしめてあげてよ。

 

大丈夫だよって。

 

アホなやつほど、自分の子供はえらい子だから大丈夫だからとタカをくくって、子供の気持ちを放置するやつもいるけど、それって自分の事ばかりで、子供は自分の都合のいいように動いてくれるから大丈夫だと言ってるだろう。

 

ほんまありえないって思う。

 

子供の悲しみをただ聞いてあげると言う人が少なすぎる。

 

両親が不仲になったとしても、両親の周りにはたくさんの大人達がいる。

 

そういう両親を取り囲むたくさんの大人達のサポートも子供達には必要だと感じる。

 

子供達は、自分の気持ちを言う事が親を傷つけてしまう事だと思って、言わない子が圧倒的に多いです。

 

この事をどのくらいの親が、大人が知っているでしょうか?

 

子供を育ててあげられるコミュニティーは決して両親だけではなく、時には周りの大人達のサポートも必要だと思います。

 

子供達が心のままに生きられるようにしてあげるコミュニティー。

 

子供の気持ちをひろいあげるコミュニティー。

 

僕は今必要だと思います。

 

離婚したら、アホな大人は、片方の親の肩をもって、もう片方の親の悪口を子供に聞かせるだけの愚行をするだけ。

 

こんなやつがいるから、親子の心の距離が離れていく事くらいわかれよ。

 

片方の親の肩をもっているつもりでしている発言で、子供がその親にさえ不信感を感じるようにしている事くらい気づけよ。

 

最後に子供達へ。

 

自分の悲しさを伝えてほしい。

 

悲しさを隠して抱えて、無力感や自己否定をしなくてもいいねんで。

 

時には、周りの心の広い大人も多いから助けを求めてほしい。

 

子供を受け入れる世界を。

 

大人が心を開いて受け入れる世界を。

 

親子が心を開いて受け入れる世界を。

●幸せな家族の話を聞く

 

どうもです。満野和敏です。

 

父さんと会いたいと思った時、母さんと和解したいと思った時。

 

色々な本を読みました、色々な人と話しをしました。

 

そして、その時にとても大切な事を聞きました。

 

それが

 

「幸せな家族の話を聞く」

 

と言う事。

 

家族で仲良くしている人。

親子関係が良い人。

離婚をしてても関係性がうまくいってる人。

 

このような人達の話を聞く事。

 

正直、この話を聞いた時は、かなりキツイと思いました。

 

その人達の話を聞いても意味はないだろうと思いました。

 

でも、そのような人達を自分の周りで探し、話を聞きました。

 

最初は周りにそのような人はいないと思ってたけど、探してみるといました。

 

そして、親子についての関り方や、夫婦のあり方などを聞きました。

 

でも、僕は正直苦しかったです。

 

この人達はうまくいってるからそういう事が言える。

 

僕はうまくいってないから、そんなカンタンには出来ない。

 

そうやって、自分の中の劣等感や罪悪感を刺激するようなものばかりでした。

 

でも、それとは別にこのような事にも気づきました。

 

それが

 

自分とは真逆の価値観を持っている。

 

と言う事でした。

 

だからこそ僕は思ったんですね。

 

もしかしたら、自分のもってる価値観と違う行動をすれば、違う結果が出るんじゃないか?

 

そして、僕は行動をしてみたんですね。

 

例えば、心の中で父さんと母さんに感謝をしてみよう。

 

お父さんありがとう。

お母さんありがとう。

 

そうやって、心の中で何度も言ってるうちに、僕はこのような気持ちになりました。

 

なんで俺が感謝しないといけない!!

まずは親から謝ってくるべきだろ!!

ふざけんな!!

 

自分の中からどんどん怒りが湧き上がってくる事にびっくりしました。

 

そして、それでも怒りを感じてみる事でこのような事にも気づきました。

 

俺はそれだけ両親に愛されたかったんだな。

 

それだけ父さんと母さんの事を好きだったんだな。

 

そんな事に気づきました。

 

このような行動の先に見つかるものは、自分が心の奥底に隠していた気持ちばかりでした。

 

僕は色々な人達から聞いた事を行動する事でたくさんの気づきを受け取り、行動をして両親との和解をしていきました。

 

正直うまくいってる人達の言葉を聞く事はツライです。

 

自分の劣等感や罪悪感を刺激するから本当にツライです。

 

でも、その劣等感や罪悪感を超えて、得たいものがそこにあるのなら、ここは勇気を持って行動をする必要があるんですよね。

 

うまくいってる人の言葉って、僕には難しくてもその人にはカンタンに聞こえて、君には出来ても、俺には出来ないよと思うようなものばかりでありました。

 

また、うまくいってるからそんな風に言えるんだよとその人に怒りをぶつけそうになるような事もありました(苦笑)

 

でも、僕はそれを超えてでも、両親と和解したかった。

 

だから、自分の劣等感や罪悪感を超えてでも行動をする。

 

そうやって、勇気を持って前に進んだ先に、両親と和解した未来が待っていました。

●親子で会って何がしたい???

 

どうもです。満野和敏です。

 

今日はクリスマスイブと言う事で久しぶりに記事を書きたいと思い書いています。

 

今日のテーマの「親子で会って何がしたい???」ですが、あなたは何がしたいですか?

 

僕はずっと会ってないお父さんと会って気持ちを聞いて、気持ちを伝えたかったです。

 

父さんは何を思ってたのか知りたかった。

僕が何を思っているか聞いてほしかった。

 

僕はこれをずっと望んでいました。

 

そして、20年の歳月を経て、その願いは叶ったのですが、その時の一番の衝撃はこのような事でした。

 

父さんが思っていた事は、僕が思っていた事と同じだったと言う事。

 

僕は父さんに嫌われていると思ってた。

父さんは僕に嫌われていると思ってた。

僕は父さんが会いたくないと思ってると思ってた。

父さんは僕が会いたくないと思ってると思ってた。

だから僕はどうアプローチをしていいかわからなかった。

だから父さんはどうアプローチをしていいかわからなかった。

 

そして、時間だけが過ぎていった。

 

この事を聞いた時はとても驚いたし、父さんも驚いていました。

 

まさか、同じような事を思ってるなんて。

 

そして、父さんと話をしている時に僕が気づいた事がありました。

 

それが、父さんと考え方が似ていたり、喋り方が似ていた事。

 

ここは本当に驚きました。

 

20年も会っていなかったのに、どうして喋り方が似ていたり、考え方が似ていたんだろう?

 

ここは本当に不思議で見えない絆を感じた瞬間でもありました。

 

親子が離れ離れの時間と言うのはお互いがつらいものだと思います。

 

でも、その先に繋がれる未来を信じて、前に進めば繋がれる未来が待ってるんじゃないかと僕は思っています。

 

僕は実際にそうだったから。

 

今日はクリスマスイブ。

 

サンタさんにお願いをするとしたら、あなたは何をお願いしますか?

 

あなたが今子供と自由に会えないとしたら。

あなたが今親と自由に会えないとしたら。

 

自由に会える時間が必ず手に出来る事を願います。

 

あなたに幸せな日々が訪れますように。

 

メリークリスマス。

●誰かを憎んでいかなければ、両親の理不尽な離婚を乗り越える事が出来なかった

 

どうもです。満野和敏です。

 

両親の離婚。

 

それは子供にとって、不条理以外のなにものでもない出来事。

 

自分ではどうしようも出来ない出来事。

 

自分の中で生まれた、怒りや悲しみ。

 

誰も受け止めてくれる事なく、苦しみ続けた。

 

大人は、両親のそれぞれの肩を持つ人はいたけど、子供の僕の気持ちを聞こうとした人は誰一人いなかった。

 

この理不尽な状況の中で、生まれる引き離し。

 

僕は何もしてないのに、父さんと母さんと自由に会えなくなる。

 

二人が出した結果に従うしかない子供。

 

自分が選択した結果じゃないからこそ、乗り越え方もわからなくて、だからこそ、人を恨んだ。

 

恨む事でしか、乗り越える事が出来なかったから。

 

笑顔で乗りこえられるわけがなかった。

 

この不条理な出来事を、ないものとして、扱う事も出来なかった。

 

だから、両親を恨んだんだ。

 

だから、今は思う。

 

子供達に今恨まれてると感じる事があるとしたら、あなたを本当に恨んでるわけじゃない。

 

その子達は人を恨む事でしか、乗り越え方がわからなかった。

 

だからもし、子供達に会う時には謝罪もいいけど、気持ちを聞いてあげてほしい。

 

子供達の気が済むまで。

 

そうしたら、子供達の心も自然と開かれていく。

 

これは、同居親、別居親関係なく。

 

離婚してから、同居親が別居親の事を悪く言えば、形上は子供は同居親の味方をするだろう。

 

でもね。

 

同居親が自分の味方をさせる為に、別居親を悪く言って、子供の気持ちを操ろうとしてた事を知ったとしたら、子供は間違いなく、同居親を恨むだろう。

 

子供が言う事を聞かないのは、親の言う事を聞かないからじゃない。

 

親が子供の気持ちを聞いてあげないから。

 

ただ、それだけ。

 

コミュニケーションとは、双方の意見を交わす事だとするなら、一方的に言う事を聞かせようとする事が、コミュニケーションと言えるだろうか。

 

子供はいつでも声にならない声をあげている。

 

でも、この声をひろってくれる大人があまりにも少なすぎる。

 

子供が親を恨むのも、親が憎いからじゃない。

 

そうする事でしか、乗り越える事が出来なかったんだ。

●自分を大切にしない親は子供を傷つける


どうもです。満野和敏です。


僕は両親の離婚後の子供達と話す機会がありました。


そして、子供達が感じている事をたくさん聞きました。


また、同居親の方や、別居親の方の話なども聞かせて頂きました。


その中で、僕は必ずと言って良いほど、親の方に自分を大切にしてくださいと言いました。


でも、ほとんどの方から、自分の事より子供が大切ですからと言う答えを聞きました。


この言葉を聞くたびに、僕の真意は伝わっていないと感じていました。


僕が伝えたい事はですね。


親が子供に自己犠牲の上に成り立つ愛を教えると、子供は罪悪感を抱えて、自己否定をし、そして、自己犠牲の上に成り立つ愛を覚えてしまうんです。


子供は敏感です。


そして、子供達の多くは、両親を幸せにしたいと思ってるんですね。


そんな、自分が親を幸せにするどころか、自分が重荷になって、親を傷つけている。


自己犠牲をしている親を見て、そう感じるんですね。


そして、私がいるせいで、両親は幸せになれない。


私がいるから、両親を傷つけている。


そうやって、子供達は自分を否定していってしまうんですね。


だからこそ、子供を本当に大切に思うのなら、自己犠牲の上に成り立つ愛を示す事をやめてほしいんですね。


そして、子供が一番嬉しい事はですね。


両親が幸せでいてくれる事なんです。


だからこそ、自分を大切にしてほしいと言う事を伝えさせて頂いているんですね。


両親が幸せであればあるほど、子供達も自分の幸せに許可を出す事が出来るようになる。


両親が自分を大切にしない生き方を子供に見せると言う事は、自分を大切にしない生き方を子供に教育している事でもあるんです。


だからこそ、子供に教育をするのなら、自分を大切にする生き方を見せてあげて、教えてあげてほしいのです。


そうすると、子供は自分を大切にすると言う事を自然に覚えていきますから。


このように伝えると、見せたくても見せれないんだよと言う方もいるかもしれません。


でも、それでも自分を幸せに生きる生き方をしてほしいんです。


子供達からすれば、両親は自分の生き方のルーツなんです。


会えない間でも、会えた時でも、自分を大切にしている親を知るのと、自分を大切にしていない親を知るのでは全く違います。


今は会えていない方も、いつか会える時が来た時の為に、自分を大切にした生き方をしていてほしいんですね。


自分を大切に生きる事は、自分を否定して生きる事より難しい事かもしれません。


目の前にある、様々な不幸の種を見て、否定をするかもしれません。


でも、不幸の種ばかり見て、その花を咲かせても、それが実になり、受粉する時に何が起きるかと言うと、その受粉場所は子供になるんです。


DVでも子供がマネをすると言うのは、知らず知らずのうちに親が子供に教育しているからです。


これは貧乏でも同じです。


貧乏な生き方を見せ続ければ、子供はその生き方をマネします。


もちろん、それでもDVをしなかったり、お金持ちになる子供達もいます。


それはですね。


子供達が親の教育から離れて、自分を再教育したからです。


再教育を本当はしなくても、親に教えてもらってたら問題は無かった話なんです。


だからこそ、自分から発信されるものを考えた時に何が大切かって、自分を大切にする生き方を示す事なんですね。


親が幸せで子供が不幸と言う事はありえません。


親からもらった幸せの種は実を結びます。


だからこそ、親がまずは自分を大切に生きる生き方を実践してほしいんです。


大切な子供達の為に。