もう水曜日
断続的に月末の発表資料を作りながら、いろいろと忙殺されている。
昨日・一昨日は夕方から理論の講義(3時間)。今回は前回より難しい・・・・。グリーン関数、昔勉強したはずなんだけど。結構必死で喰らいつく感じ。
月曜はさらに予算の確認会(半年に一回の大事な会)があり、科研費の書類を直したりいろいろ。火曜はゼミもあり気づけば夜。学生と議論する時間がなかなかとれない。まずいなぁ。今日はこれから講義があるのでその準備。一番好きなDirac方程式の講義なので楽しい。去年はこの講義、ものすごい負担だったのだが(英語講義だし)、今年は自分の理解も上ったのか楽しい。不思議。講義が楽しいなんて初めてだ。
明日から物性研。金曜深夜に帰宅の予定。絶対に風邪をひけないので(インフルエンザを恐れているわけでは全くないのだが、今だけはマズい)、いろいろと移動時も気をつけないと。とはいえ親友との食事ははずせないが。
週末の総括
土曜日は来年京都である大規模な国際会議の組織委員会。自分もメンバーなので片道1時間半かけて会場へ。
いろいろな意見がでるので本当に大変。委員長のA先生が議論百出の間は一切口を挟まず、議論が出きったころあい、ないしは煮詰まったころあいで「ビシ!」と委員長裁定を下してくれるのでなんとか時間内で終わった。物理の人か化学の人が混在しているので、スタイルの違いとかもあって本当に大変。セクレタリーのK先生も本当にご苦労さま、という感じだ。帰宅後、メトの「ボエーム」を撮っておいたのを鑑賞。録音が悪くてオケも声も実音ばっか(笑い)。それでもゲオルギウのミミは圧巻。あとムゼッタ役の知らない人が大健闘。終演後、ムゼッタ役の人は感極まって泣いていたのも印象的。
日曜はテニス。右足の付け根に痛みを感じつつムリのない範囲で楽しむ。木曜からT大物性研(1つしかないが)でのワークショップのスライドの準備や月末の某重大発表の準備など。明日から理論の講義も本格化するし、大変。うまく時間を使わないと。
鹿島茂
「文学的パリ案内」。
「怪帝ナポレオンIII世」が面白かったので買ってみた。地図片手に読むのがちょうどいい感じ。電車の中だと参考資料が足らないのでちょっと困った。地理勘があるといいんだが、自分がパリで地理勘があるのはどうしても6区とその周辺になってしまうので、わからないところはどうしても・・・・。
ともあれNHKのフランス語講座に連載されていたので1つ1つが短くて気楽に読めるのはいい。
講義
大学院は英語。
去年は一気に難度を上げたので2人しか単位を取れなかった。最初に「大変です」と予告したのでずいぶん落伍したので試験をうけたのが7人くらいだったか?今年も同様に宣言したので、2回目は随分減るか、と思ったが減らなかった。正確には1-2人減ったが・・・。留学生も文句をいいつつ板書を写すマシーンとしては稼動している模様。次回あたりから本当に辛くなってくるはずなのでこのまま行くのかなぁ。
〆蒲
先月学会で熊本に行った際に購入 した。
通常、地方色豊かなお土産は全く買わないのだが、ANAの機内誌で紹介されていて、その写真が妙に「酒呑みゴゴロ」をくすぐったので、迷わず購入。
遂に食べきってしまったが、これは美味。いける。熊本では必買。日本酒との相性はばっちりで、近くの酒屋で購入した「澤屋 まつもと」(ミシュラン2つ★の「鮨まつもと」で使っている)をあっという間に呑みきってしまったくらい。だれか熊本に行く人はいませんかぁ?
ミシュランと言えば、★3つの嵐山吉兆とか、★1つの瓢樹に行ったことがあるくらい。あとはほとんど知らないなぁ。★2つの梁山伯は母校の近くなんだが、え~!という感じ。なんだかよくわからない。やっぱりミシュランはフランス語圏のものを信用するくらいかなぁ。イタリア版はかなり怪しかった。調査不足というか上っ面を見ただけだ、と思う。
雑記
連休は研究提案を3つ書きまくる。
正直大変(笑い)。今日でだいたい終了。某重大面接に向けて準備開始。一度作ったがマニアックすぎることに気づき全面改訂開始。あ~、早く今月終われ。楽しみはバッハのピアノ曲。アファナシエフとかグールドのCDを聴きまくる。メトのオ ペラもやっているけど、これは11月の楽しみかなぁ。
日帰り仙台(また?)
昨日は日帰りで仙台に行き招待講演を1つ(30分)こなす。
台風直撃で危なかったがなんとか飛行機は無事に飛んだ。さほどゆれなかった。空港では飛行機のドアが空いてから3分で電車に乗る、という俊足ぶりをみせつける。会場はなぜか冷房がガンガンにきいており(ブラジルみたいだ)寒かった。おかげでやや風邪気味。
講演のほうはまぁいつものとおりの出来。ワークショップで後半失速したのでその部分を準備して臨んだのがよかったのかも。終了後、オランダの先生と少し議論して電車で空港へ。ラウンジでメールチェックしていると、状況が一変するようなメールが飛び込んできて、早速多方面に意見をもらうために電話。今月は忙しくなりそう・・・。ただでも科研費の申請やらJSTのプロジェクトの申請やらノーベル物理学賞にちなんだドイツ留学時代の教授のコメントの翻訳やら論文の投稿やらいろいろあるんだが・・・。
ワークショップ終了
自分が委員長の初めてのワークショップが終了。
外国からも5人来てもらい、30人強の小さいながらも楽しい会になってよかった。自分が一番楽しんだかも。ひとかたならぬお世話になったのが、いつもお世話になりっぱなしのT氏。今回も事務方を全部綺麗にやっていただき、本当にアタマが上らない。
ワークショップのほうはいろいろと勉強にもなり、同時にいろいろな人とさらに研究・プライベートと交流が深まり、本当に自分にはよかった。またやってみたいが、準備は本当に大変で、これをもう1回やるのは相当に大変そうだ。既にT大から「やりませんか」とお声をかけていただいているので、そろそろ考えないと。
ワークショップの初日夜は懇親会で楽しく歓談。終了後T氏といつもの「ティモーネ」へ。最初満員だったが、22時前からは2人で。「シモーネ」に変換される過程を見た(笑い)。初めて料理も食べたが、鶏の香草焼きはすばらしかった。パスタも悪くないが、好みとしてはパスタを炒めてもらえるともっといい。シャンパンはmy favoriteのルイ・ロデレール、さらにソノマと白とシシリアの赤を飲んで13000円。もちろんT氏はご招待。お礼を兼ねて、の会なので。
2日目はアメリカ人の友人I.A.博士と「鮨・仙一」へ。最初「陸女鮨」を考えたがちょっと遠いので、仙一へ。昼に「利休」で牛タンを食べ過ぎたI氏はやや小食。でもこのところ日本の文化を知るのが楽しくてしょうがない彼はどんどん質問して、どんどん吸収。日本の鮨文化も大分学習したかな?今回の収穫は「手で食べる」というものだったらしい。合間に大学の話・サイエンスの話・与太話(I氏の○○は浮世絵の絵柄で武士とタコが絵柄で両肩・背中、、とか妹がWestpoint卒の軍人と結婚して住んでいるアラバマの強烈な悪口とか)などで盛り上がる。だんだん仲よくなっての印象は「猛烈に優秀で相当にヤンチャ」。面白いヤツだ。こちらの研究も面白がって認めてくれているのでこのままいい関係が続くとよいな、と。
十分にエンジョイして今日帰還。台風で飛行機はやや揺れ。同乗の女子高生が五月蝿いのなんのって・・・・。後期の講義の1回目を済ませて疲労した。明日は大学、あるのかな?
後期開始
2009年はもう3/4終わったが、大学暦ではまだ半分だ。
電車は混むし、食堂は悲劇的に混むし、廊下はダラダラと歩く学生で埋め尽くされるし、休み時間は大声でバカ話をする学生で五月蝿いし、大変だ。講義も始まるし。
そんなカオスの中で某巨大研究プロジェクトに2件参加する関係でその準備をしたり、あたらしい研究テーマの相談を某氏としたり、来週の国際ワークショップ(organizer)の最終確認をしたり、自分の発表の準備をしたり、論文の最終チェックを始めてみたり、いろいろ。ずっと休みがまたないので大変。眩暈は治まってきたが、左目の痙攣がまだ治まらない。
移動の友
それは本。
今回は夜も呑みにいかなかったのではかどった。
1.「アイヒマン調書」(ヨッヘン・フォン・ラング)
アーレントの名著「イェルサレムのアイヒマン」に絡めて読んでみた。イスラエル警察大尉のレス氏がアイヒマンの尋問をした記録。読後感としては、①アイヒマンは確かに悪魔的怪物ではない、②その一方、残虐さに対する感覚がゼロに等しくその意味ではやや特殊な存在ではある、さらに想像力がないかもしくは思考する力が驚くほどない、③「自己弁護はしない」といいつつ、実際はいかに自分の責任は小さかったか(自分はただ命令を忠実に実行しただけ)をひたすらに自己弁護の道具にしていて不快、というところ。アーレントが指摘したように誰しもが彼になる危険性がある、とまでは感じなかったが(そのへんが「やや特殊」と思った理由)、周囲にこういうタイプの人間がある程度の割合で存在することも事実。自分の人生振り返っても、アイヒマン型の人間はいた。一定以上の大きさの組織には必ず1人は存在する、と断言できる。
全般的になかなかの傑作で出版&翻訳する意義ある一冊。
2.「レストランで最高のもてなしを受けるための50のレッスン」(フランソワ・シモン)
ありきたりのグルメ評論に辟易している人にお勧め。相当に辛口、かつ表現豊かな評論家である著者のアイロニーとユーモアと毒舌があふれるなかなかの好著ではないか、と。批判1つにとっても、いかにどうダメなのかをギリシャ悲劇のような(?)豊かな表現で丁寧に(ネチコク)描写してくれる。相当に溜飲を下げられる傑作かも。