楕円球空間 -80ページ目

仁川のこと

韓国への往復はインチョン(仁川)から。インチョンといえば朝鮮戦争で自己陶酔型の迷将マッカーサーが上陸作戦をしたところ。


インチョンは遠浅なので思い切り大反対されていたらしいが、それをいつものように完全に無視して実行したらなんとか成功した、という話。ということでバス移動の最中周辺をみていたらやはりすごい遠浅。行き(夕方)には海だったところが帰り(朝)には陸になっている。ものすごい干満の差だ・・・。しかも相当な面積。これでどうやって上陸したのか?


地形を調べようとおもってGoogle Earthで検索。ハングルなのでゼンゼン読めないがそれなりにいろいろと理解。で、だんだんスケールを下げていくと・・・。Googleの地図では北朝鮮は白地図なんですね・・・・(笑い)。最初ぎょっとした。航空写真はあるんだけど。これってアメリカの衛星写真の技術は凄いよ~、隠してもなんでも知ってるよ~、という示威行為なのかな?

名古屋行った・帰ってきた

1泊出張はとても疲れる(枕や環境が変わると熟睡できない)ので、日帰り。


某学会に呼んで貰って講演。30分と思っていたら25分だった・・・。慌ててスライドを減らすが結局数分オーバー・・・。すみませんでした。講演そのものはいい出来だったと思うのでそれで勘弁いただこうか、と。


会場では尊敬するI先生ともアムステルダム以来の再会。いつも上品で賢いI先生。一緒に原稿を書いているのでちょっと打ち合わせ。今月末の締め切りには間に合いそう、かな?


終了後、日仏ハーフのOさんとT大T研のKさんと一緒に櫃まぶしを。折角だから、とOさんが調べて熱田神宮の蓬莱軒へ。白焼・肝焼をつまみに呑んで、メインを櫃まぶしを堪能!美味しい。鰻好きにはたまらないなぁ。ただ以前より鰻の量が減った・・・?記憶違いかもしれないが。


講演シリーズはこれで終了。来週は今年最大の乾坤一擲の大勝負実験を仙台で敢行するので気合を高めていこう!

韓国行った、帰ってきた

体力の底には、まだその先の底があった。疲労して休むことしか考えなかった韓国行き。向こうでも疲労したがなんとか乗り切った。


講演は25分(20+5)。いつものように多目のスライドなのでガンガン飛ばした。学会は材料系で自分の講演は物理系なのでどうしてもミスマッチ感はぬぐえない。質問も初歩的なものが3つほどであまり参考にも刺激にもならず・・・。他人の講演のほうはサイエンスがなく応用にもなりそうにない(分かる人には分かるはず)ものが多く、ちょっと退屈。仕事面での収穫はあまり、かな。


収穫はいつものように交流(笑い)。行く前は韓国を恐れていたのだが(中国並みに。中国には二度と行きたくない。気候・衛生・人間・食事、全部ダメ)、行ってみたらなかなかよかった。初日の昼は高速バスのチケット(自分は途中で帰国なので)をYさんと買いに行き、そのまま町の韓国料理店へ。カルビクッパを頼んだら山ほど無料の小皿が出て驚愕。クッパも非常に!美味でこれで1人400円ちょっととはこれまた驚愕。お店のおばさんたちは日本語も英語もしゃべれないのでお互い必死でコミュニケーション(笑い)。でもなんとかなる。しかもあちらの親切さは伝わってくる。


夜はみんなでマッコリを飲みに。マッコリ自身の味はいまひとつ(韓国は酒だけはどれもダメだった)なんだが、無料、というか突き出しのように出てくるつまみが面白い。最初はショボいのが出てきて、酒を頼めば頼むほどグレードがあがる。最終ステージまで到達することを目指しがんばったが、学生3名がゼンゼン呑まない!しょうがないのでYさん・K大先生・N大S原研のKさんと自分で必死に(?)呑む。もう1人の大人・不満の多いTさんはその日も「これは食えない」「これはまずい」と不満が多かった(爆笑)。結局ヤカン(で出てくるんだね・・・)7カン呑んで最後のツマミまで到達。無意味な達成感にひたる・・・。帰り、K大先生はベロンベロンに酔っ払い、タクシーの中で大噴火・・・・。運転手にブン殴られそうになったが、Yさんは最後までキチンとフォローしていて偉い・・・。


翌日はバンケットを早々に抜け出してS原研のKさん以下、そこの学生と焼肉へ。カルビを6人前も食べて豆腐チゲ食べて1人3000円しないくらい。味もすばらしい。油っぽくない。お店の人も親切。


というわけで結構堪能してきた(苦笑)。また行ってもいいな。

多忙

多忙すぎて疲労。


2日は朝一番で病院へ。会社員時代にアスベストを扱っていた実験室の隣で実験していたらしく、今頃検査してくれと会社から連絡があり、労災病院へ。もちろん異常なし。でも朝一番で疲れる。


3日は早慶戦を家で見ながら論文を直して、講義の準備。齊藤はやはり「持っている」男だった!プロではまぁ30勝くらいの投手だと思うが、存在感を見せ付けて欲しい。応援している。


4日は元の研究室から招聘されてソフトボール。優勝がかかった一戦で好機(ここで長打がでればサヨナラ)で打てず、詰めの甘さを露呈。万年2位の人生らしい(苦笑)。


5日はやはり朝一番で某学会の招待講演。いまひとつ客は入らず盛り上がりに欠けた・・・。講演料をありがたく頂戴し、早々に退散しいろいろと溜まった仕事をドンドン片付ける。合間に韓国での講演の準備。


今日は高校生に講義。明日から韓国。相当に寒いらしい。体調はそろそろ底なので気をつけないと。向こうで休息、かな?


あと2ヶ月(もう・・・)

11月ですね。


今年度は時間の経過が早い。そして寒くなると共に体調が悪くなる。最近更新できない理由の1つがこれで、もう1つは締め切りまで1ヶ月となったReview Article。5月ごろに気楽に引き受けたが、これが結構大変で、過去10年のこの分野の論文を網羅して紹介し、さらに問題点を指摘して、今後の展望と期待を書く。1人で全部やりきるのは無理、と判断してN大のI先生に協力をお願いし、一部執筆してもらうのだが、自分だけの部分でも(まだ半分くらいしかできていないのに)もう20ページくらいある。これを毎日少しづつやっていくのが意外と苦痛で、勉強がはかどらない・・・。たぶん半導体光物性の講義(3年生)と、量子力学(うちの研究室の学生向けの特別講義)の講義が結構体力的に大変だ、というのもあるんだろう。週に7コマとか10コマ講義する私立の教員が信じられない・・・・。


とにかくがんばって終わらせる、と決意。でも今月は招待講演が3つもあって、1つは韓国、ということでいろいろと大変だ。

「スターリン」

上下巻で合計1000ページ以上の大作だが一気に読了。


読後感は素晴らしい。ものすごい量の文献にあたり、キーパーソンに可能な限りインタビューして作った力作で、これは強くオススメしたい名作。


スターリンに諂う側近の描写が悪い意味でユーモラス。スターリンが話し出した途端に何でもメモを取るマレンコフなど、某社に入社して研究所に配属された初日に人事課長がのたまった名言を彷彿をさせて苦笑を禁じえない。そしてスターリンが何の気なしに言った言葉を針小棒大にとって一気に国中で実践してしまうところなど、社長が研究所にやってきて訓話でちょっとだけ発言したことで一気に大プロジェクトが出来てしまったという笑い話と一緒。


人間って本当に進歩がなく、どこでも同じ。

ぜんぜん

更新できず。


週末は体調を崩しかけ、葛根湯を呑んでひたすら休養。家で「スターリン」下巻と「13歳の反社会学」を読む。通勤では私の好きな大竹文雄先生の「競争を公平感」を読んでいるので本漬け。


大学では3回生の講義が始まり、90人も登録しているので毎回満員の講義室で講義。量子力学を駆使した光半導体の講義なのでどれくらいウケるか・・・?これまで2回は思ったよりも進まず、やや焦る。が、急いでやって理解されなくても困るのでとにかく慎重な上にも慎重に式の展開を示す。


同じく研究室の4回生と大学院生にJ.J.Sakuraiの量子力学を講義、ってのも開始。2ヶ月かけて上巻を準備して、これも式の展開の細かいところまで全部フォローして噛んで含めるように講義。2つとも講義は結構楽しんでやっているのでハッピー。自分のためにもよかったか、と。昔は講義嫌いだったんだけどなぁ。


さらに合間に実験を頑張っているんだが(自分でやるなんて久しぶり)、これがなかなか上手く行かない(泣)。なんでかなぁ。学生の実験もあまり上手く行っていないのでいまはそういう時期なのか。辛抱か。共同研究者の皆様、すみません!がんばります!


で、今日も実験&計算&解析。天気が悪くて体調も悪く、明日講義の日なのでちょっとしんどい。

もう1題

マイケル・ルイス「ライアーズ・ポーカー」


名著「マネー・ボール」(オークランド・アスレティックスはいかに低予算でいい選手を取ってきて優勝争いをしているか。それはセイバー・メトリクスの力だ)の著者のデビュー作。


元ウォール街(ソロモン・ブラザーズ)のBig Swing Dick(凄腕野朗)だった著者が見たウォール街の内幕モノ。なんとなく覗き見趣味の悪趣味なテイストも感じる装丁だったが、中身は著者の才能もあってすこぶるマトモ。冷静な分析あり、人間味溢れるエピソードあり、で楽しめた。


どうも最新刊もウォール街モノらしい。時間ができたら読んでみるか。

読書2題

ようやく精神的にも本を読めるようになってきた。で2冊ほど。


「ポストモダンの共産主義」(スラヴォイ・ジジェク)

ラカン派マルクス主義者のジジェクはオペラの本をきっかけにできるだけ読むようにしている、というのは既に記事にしたはず。で、最新作は結構新聞でも評判になっているが、書評が出る前に生協で購入して呼んでみた。読後感としては・・・。正直今の自分の学力では半分も読みきれない・・・・・。ラカン派、の看板どおり、ラカンの思想を縦横無尽に使って現在の資本主義をめためたに批判している、と思う。勉強が進んでまた読み直せばもっと面白いと思うんだが、現在はこれが自分の知性の限界。


印象に残ったのはゴダール(だったか)の箴言。


「もう一度やってみろ。もう一度失敗しろ。ただし前よりうまく失敗しろ。」


こういう風に進歩していければいいのだが。


「先生とわたし」(四方田犬彦)

書評で文字通り絶賛されていたので生協でみかけて即購入。前に四方田の本を読んだのは「見ることの塩」だったが、非常に素晴らしく印象的だった。視野の広さ、バランスの良さ、人間味を感じさせる行間、などとてもいい読後感だったので期待して読んだ。結果は、期待を裏切らないもの。今年一番の作品かも。師・由良君美の伝記としても、由良と四方田の交流をつづったエッセイとしても、師弟論としても出色の出来で、しかも四方田の由良への想いが行間に溢れている。これはいいものを読んだな、と。強くオススメしたい。

来てしまった取材

物理学賞がらみでTBSから取材が。


一体どこで情報を入手したのか、ちゃんと自分がグラフェンをやっていることを知っている。不思議。で、女性のリポーターと20分くらい電話でインタビュー。初めての経験だったので面白かった。まぁ、でも科学者の端くれとしてはやはり賞をとってインタビューされることを目指さないとダメだな、と実感。


まずはテーマを変えることかな(笑い)。


放送は今朝だったみたい。関東地方のみで放送。