再開にむけて
周囲から
「全然更新されないが病気ですか」
などと心配いただいたので再開します(するつもり)。4月と5月は本当に大変で、論文はまだ4本のうち1本しか通っていない(もっともうち2本は通る寸前だが)。Nature Nanotechに投稿した論文は蹴られたので理論を猛烈に補強して近日中にNature Matに投稿予定。もう1本同様にNature Matに投稿予定。
研究は紆余曲折を経ながら進んでいるが、学生は病んだり元気だったり人様々。自分は環境の腐りっぷりにやや病み気味だが自分を鞭打ちながら進んでいる。
ではまた。
明日から
2年目突入。
1年目は・・・。まぁいろいろあった。総じていい年だったと思うが、論文はこれからレフリーとの戦いが本格化するし、まだ1年目の総括という感じじゃないかな。流石に疲れが出て親知らずが1本づつ順番に腫れたりして体調悪い。
2年目の目標は・・。個人的にはいろいろ物理をもっと深く統合的に理解したい、というのが1つ。成果面ではやっぱり一度はNature○○に通したい。今年は2つチャンスが少なくともありそうなのでなんとか。あとは4年生で優秀そうなのが大量に入ってくる(女子学生も複数)ので、うまく伸ばせられればいい。スタッフの転出も進んで欲しい(これは他力本願)。
ともかく楽しむことかな。
いろいろ見た
BSでやっているものをいろいろと
1.「グッドナイト&グッドラック」
2.「バッテリー」
3.「ヤングガン」
4.「インヴィンシブル」
1と4は実話。特に4は実話でないとクサくてど うしようもない、というようなスポ根映画。アメリカ映画は「アメフト映画に駄作なし、野球映画に名作なし」というそうだが、このアメフト映画もすぐに名作の予感が漂う作品で、アメフトファンにはたまらない。ディック・ヴァーミールヘッドコーチってこういうふうにNFLデビューしたのか!という新たな知識も増えた。これは名将といわれるだけあるのかな。
2はあさのあつこの少年文学がベース。爽やかな佳作。3はビリー・ザ・キッドの破天荒ぶりが突き抜けていてそれはそれで楽しめた(いい作品じゃないと思うが)。
オペラ3題
長時間地震関連のニュースを見ると、衝撃で気分が塞ぐのでときどきオペラを見てる。
最近見たオペラは
「シモン・ボッカネグラ」
メトロポリタン歌劇場&カターニャ歌劇場
「オテロ」
スカラ座
「カルメン」
メトロポリタン歌劇場&ウィーン国立歌劇場
の5つ。さらにYou Tubeでクライバーの81年来日公演のオテロ(2幕の最後)を見つけていたく感動。NHKホールが爆発するかのような喝采で、それほどドミンゴのオテロは別世界の趣き。スカラ座のほうもドミンゴだがもう60歳ということで相当に衰えている。かといってダメなわけじゃなく、その枯れた味がまた滋味溢れるのがオテロの素晴らしさか。
シモンは音楽的にも演劇的にも素晴らしさを再認識した。メトのものはドミンゴがバリトンを歌って話題に。これがまた渋くてカッコイイ。カターニャのほうはもっと土俗的な出来だがこれはこれでまた郷土性あふれていて◎。音楽的にも重厚で深みがあって実によい、と認識できた。
カルメンはクライバーのライヴのDVDと、ガランチャ&アラーニャのメト。クライバーのほうは千切れるように振り絞った独特の音色でもちろん文句のあろうはずがなく、一方のメトは演出が大変演劇的で、これに耐えられる出演陣の出来も出色。ガランチャ、初めて見た&聴いたが、これは人気沸騰もむべなるかな、という感じだった。
最近の本
「カチンの森」を読んでしまい、家では「レーニンの墓」を読み出した。予想通り、名作の予感。
通勤電車では「The Boy with a Striped Pyjama」を読んでいる。以前、A新聞の「世界の書店から」というコラムで(もうなくなってしまって残念。世界のベストセラーの紹介だったので。)、非常に推薦されていた。イギリスの児童文学というカテゴリーなんだろうがオトナの鑑賞に堪える児童文学、ということらしい。邦訳もされていたが、「コドモが読めるならいけるだろう」と原著を。まぁコドモ用だから簡単だった。で、コドモ向けなので都合いい部分もあるし、主人公のイラつくくらいの無邪気さがカンに障ることも事実なんだが、確かに売れる理由もわかる。悪い本じゃない、少なくとも。
先週、電車で空いた席に座ったら、たまたま隣は白人の老紳士だった。彼も読書中。なにかな、と覗いたら和書(文庫本)でびっくり。しかも中身は清水次郎長伝(爆笑)でまたびっくり。向こうもこっちが何読んでるのかと覗き込んできて、お互い覗きっこだった(笑い)。
その後
あっという間に2週間が経過した、という印象。
幸い知人・先輩・先生方などに誰も死者は出なかったが、T大のラボは(特に山の上は)ボロボロらしい。7月に開催される予定の国際会議もどうなることか・・・・。
もっとまずいのは福島で、大学の同期とか同じ研究室の先輩とかT電力勤務なので間違いなく動員されているはず。特攻隊に志願させられていることも間違いない。無事を祈るばかりだ。
T電力の発表が悪いとか政府のリーダーシップがないとかいろいろ言われていて、確かにそういう面もあるんだが、そもそも高度に専門化していて状況を理解するのにかなりの物理的・科学的知識が必要な領域の問題を、何の素養もない一般人に「わかりやすく、迅速に」説明しろ、と言われても無理だと思う。専門家が信頼できない、というのも立場の1つなのでよいが、それならみんな勉強すべき。マテリアルは書店にもネットにも溢れているんだし。勉強もせずに今の素の自分がわかるようにしろ、っていうのは正直無理。最近の学生にも感じるが、とにかく高校教育とか受験教育とか一部の大学教育の弊害で、「脳みそから汗を流すような苦労もせずに、スっとわかるようにするのがよい教育」という風説が流布されていて、もうみんな自分で苦労して長い思考をしようとし ないんじゃないか?正直不満だ。
悲喜劇の結末は
本当に何のヒネリもないただのカンニングだった・・・・。こうなると呆れるのを通り越して侘しくなる(苦笑)。
新聞などの報道を総合すると、要するに学力は足らなかったのに無謀な挑戦をした、ということなのか。Wに合格してRとDに落ちたというのもカンニングの力なんだろうか・・・・。まぁあまりこういう話題は適切じゃないとは思うが、Rが無理でKはもっと無理では?(何で受ける気になったのか?しかも現役のときはWとMと地元の国立にも落ちているのに・・)
一部で「騒ぎすぎだ」とか「監督のほうの問題だ」とかいろいろ凡論があるようだが、全部ダメ。入試でのカンニングなんて許される類のものではない。社会システムへの挑戦なんだから逮捕も当然。監督のほうは、そもそも入試という広い広い出題範囲の試験でカンニングをやるという無謀なバカがいると思ってやっていないし、そもそも性悪説に立って臨め、というつもりなのか?
いろいろ読む中でちょっと気味悪いのは「夜回り先生」とか呼ばれている水谷某。そもそも非行に走る若者へのオトナな理解が足らない、という立脚点にも同意しかねるが、その性善説を唱える御仁が「不正を誘発しない環境づくり」などと性悪説に立った対処を声高に主張しているところがこの御仁のウソくささを現している。こういう湿度の高いヒューマニズムモドキは許せない。
最後に自分が尊敬するT大のI教授の名言の中で最も好きなものを。
「ダメなものはダメ」
もう1つ、自分の好きな言葉。
「一罰百戒」
仕事ぶり
今日、論文1本出撃。
地味だが物理っぽいのでPRLに挑戦。まぁダメならAPLかAMか、そのへんに。Nature Nanotechに行った論文は撃沈されたのでNature Matに転用すべき書き直し中。うまくいけば明日には出撃。
M1の学生の論文は英語教室を開催していたがあまりに上達しないのと、実験などもダメダメなので遂に閉講。学生にもダメ出しして、これからはお客さんかなぁ。B4の論文はいま頑張って書いているみたい。もうフレームは出来ているみたいで驚いた。読むのが楽しみだ。