楕円球空間 -74ページ目

仙台にいる

未明の地震でびびったが、ともかくやってきた仙台。

久々だ。いつ以来?と思ったら去年の11月以来かな。地震があってどうなったか非常に心配したが少なくとも街中は以前と変わらない。もちろん新幹線からの景色には落ちた瓦の修復が異様に多いが。

国際会議はキャンセルした外人もあまり多くないようでよかった。自分の発表(30分)も無事終わり。ちょっと時間を使いすぎてあまり質疑が盛り上がらなかったのが反省材料。極秘のデータ(Nature系査読中)のワールドプレミアも無事終了。ロビートークが楽しみなような怖いような。

夜はお仲間と飲みにいくんだろう。ティモーネの近況を探りにいかないと!

なでしこと魁皇と

サッカーはほとんど見ないほう(かつ詳しくないほう)だが、試合を見た感想としてはサッカーという競技の枠を超えて、勝負へ向かう精神のもちよう、劣勢なときの自制心など普遍的に価値のある精神性あふれる素晴らしいチームだ、と感じた。彼女たちに幸多かれ。

魁皇の引退にはひとつの時代の終焉を感じざるを得ない。横綱になってほしかったが叶わず残念。今でも思い出されるのは、関脇くらいの頃に取り組みで負傷し、ものすごい痛がりようで戸板で退場した(歩けなかった)にもかかわらず、けろっと翌日普通に相撲をとったこと。ずいぶんと気の優しい人だなあ、という印象で、これは能力を生かしきれないかも、と思っていた。心配は的中したが記憶に(結局記録にも)残る名力士だった。それにしても残念。

佳き日

畏友Tさんをお迎えして楽しい日。

ダメのものはダメ。良いものは良い、という至極真っ当な会話を楽しめた日だった。
今日はいい一日だった。明日への活力を補充。

勉強になりました。

無能の人

「家族を養わないといけないので研究より家庭が大事です」
「自分の意に沿わない公募には出しません」
「このままずっと准教授で定年でも構いません」
「トップになるってどういうことですか」

ザ・無能の人。

「ブラインド・サイド」

マイケル・ルイスは手練のノンフィクションライターだ。

これまでに「マネーボール」などいくつも読んだが満足させられる。今回はアメフトがテーマ。映画にもなったミネソタ・ヴァイキングスのマイケル・オーアの成功譚がテーマ。でもヒューマンドラマというよりにアメフトの戦術の進化の過程がいかにオーアのポジションであるレフト・タックルが重要になったかを綿密に解明している。アメフトファン必読。あっという間に読んでしまった。

帰国した

帰りも満席&深夜便という状況で、ボロボロになって帰国。

風邪は一進一退で結局治りきらず。明日からの一週間は合同ゼミあり推薦入試あり議論の会ありと大変だ。やや不安。

学会は最終日はお昼までだった。台湾の研究者の例によってトンデモ寸前の天真爛漫な発表があり、ビシビシ質問したらお昼休憩の時間に必死に説得しようと絡まれた。でもああいえばこう、こういえばああ、で全く議論にならず。もっと勉強しろ&口からでまかせで適当なこと言うな。

あぁまたこういう輩が出てきたか、という感想。

講演終了、そして・・・

午前で講演は終了。

講演は30分で、あいだに15分休みだ、というのは間違いでその15分はフルに議論。まぁ自分は割にこの時間を楽しめるほうなので今回も楽しんだ。ただ肝心のデータのほうは最近そのテーマから離れつつあるので今ひとつショボイものしかなく、global audienceを楽しませたかどうかは・・・?まぁランチのときもいろいろと学生が質問に来てくれたのでそれなりに興味をかきたてた教育的な講演だった、ということにしておこう。

終了後、ホテルに帰ってぐったり。昨晩から風邪をひいて喉がしんどい。2時間ほど休んでラッフルズ・ホテルに出撃。いくらピッチャーに作りおきしておいてただ注ぐだけとはいえ、一応話の種にSingapore Slingを飲んでおかないといけない。本当に山ほど作りおきしてただ注ぐだけだった。注文して30秒で出てくるカクテルってなんなんだ!と。味のほうは・・・。多分カルバドールで飲んだほうが何倍もおいしいんだろう。帰ったら高山さんにつくってもらおう。

カクテルの作り方(?)といい、カウンター背後のウィスキーの品揃えといい、正直Cクラスのバーで、まぁ二度と行くことはないだろう。ウィスキーなんて「やまや」で全部揃う。まぁ並んでいないのでいいのがあるのかもしれないけれども。

明日の夜便で帰国。学生の論文採択お祝い会は来週にしてもらおうかな。

シンガポールにいます

昨日から国際会議でシンガポールに。

シンガポールって本当にお金がある。今回はいまどき珍しい「全額向こう持ち」。でもシンガポール国立大の人にラボをみせてもらったら30そこそこの助手(Assistant Professor)のラボになんでこんなモノが!と驚愕するくらい実験装置がいい。日本じゃかなり資金力のある教授が何年かかけて揃えるようなものがなんで助手4年の君が持ってるの?という感じ。その彼は韓国人でスタンフォードで博士号を取ってIBMでポスドクをしてシンガポールに来たらしい。私の友人のトルコ系ドイツ人は今度400万ドルの電子ビームリソグラフィーを買うらしい。彼も助手相当。いったいこの国はどうなってるの?予算の規模は日本と1桁以上違う。

街も予想を上回る整備されっぷりで高層マンションが林立しているにも関わらず緑が多く、相当に練った都市計画とお見受けした。こういうのって国の財政がいい間にやらないとチャンスを逃すものだ。日本もバブルの80年代にやっておけばねぇ・・・。もう二度とチャンスはないだろうが。あとは落ちていくのみだ。

会議のほうはN賞受賞者が2人もいて華々しいことこの上ない。今日はある意味尊敬しているオランダ人大物教授といろいろ議論して、ずいぶん物理の見方が深まったのが収穫。夜は知り合いのUC Riverside校教授(7月1日付けで昇任だそうだ)とインド料理を堪能。いろいろ楽しい1日だった。

明日もセッション。夜はリバークルーズ。部屋に戻って自分の発表の最終調整かな。自分の立ち位置を強調できるように微調整中なので最後はどうなるか?

最近の本から

「レーニンの墓」を読了し、新たな本を探しに。

家で読んでいるのは尊敬するオルハン・パムクの「白い城」。出だしから惹きつけられる。名著の予感。通勤では「全体主義」を。イタリア人の政治哲学者の本で、一文一文が重いので時間はかかるが深い。

日曜から学会でシンガポールに行くので移動ではマイケル・ルイスの「ブラインド・サイド」を読む予定。映画は見たが本のほうがよさそう。

クライバーの「英雄の生涯」

死んだ直後のORFで放送されていたのを聴いたが物凄い名演で、いつかCDになったら買おうと思っていた。


昨日N響アワーで英雄の生涯をやっていたので少し聴いたが酷い演奏と酷い指揮。ただ拍子をとって楽譜をなぞるのに終始してるだけじゃん。で、やっぱりクライバーのが聴きたくなったので検索。あるもんですねぇ。さっそく注文(でも在庫あるのかな?)。あればラッキー。


クライバーつながりで99年のヴァレンシアでのライブCDを久々に聴いた。1曲目のベートーベン4番は酷い演奏。さすがに年だなぁ、という感じ(これは以前の感想と一緒)。2曲目のベートーベン7番は終わりに行くほどいい演奏に(これも一緒)。アンコールのこうもりは素晴らしい演奏(これも一緒)。こうもりは本当にクライバーにしかできない演奏で、いきなり誰の演奏か知らずに聴かされてもすぐにわかる。