学会遠征総括
一気に。
学会そのものは2つともいい意味でのんびりした雰囲気で、うちのアピールもしっかり出来たかな、と。気候もよくいい遠征だった(で総括終わり)。
それ以外。
スペインでは既報のリセウ以外にピカソ美術館に空き時間に行った。すごい行列で、1日目は(サグラダ・ファミリアの予約があったこともあり)入れず。2日目は2時間まって入場。「破格」という言葉の正しい意味を本当に理解できた、というのが総括かな。若い時の絵はびっくりするくらいうまく、きっとこの路線で行っても一廉の画家になったであろう、という印象。それがディアギレフのロシアバレエ団の舞台美術を担当したことがきっかけなのか、幾何学模様と華やかな色彩の画風に突如変貌し、で、あの有名な路線へ、ということらしい。オーディオガイドを聴きながらじっくり鑑賞でき秀逸の美術館だった。
週末はミュンヘンで留学時代の旧友と会う、はずが旧友の奥さんのお父さんが危篤になり会えず。やむなく「アラベラ」だけを聴く。開演前にものすごい夕立が来て、これはホテルからでられないかも、という感じだったが30分ほどでやみ、雨に濡れ夕日に照らされた美しいミュンヘンの街を歩いてバイエルン国立歌劇場へ。もう何回目かな。アラベラはシュトラウスの音楽自体はひねりすぎて勢いがないが、一方ホフマンスタールの台本はある意味では薔薇の騎士よりも素晴らしいかも、と思った。ドイツ語オペラなのにドイツ語字幕がついたので助かった。
日曜にクラクフに移動し、もう1つ学会。2日目の夕方までサボって(学会で勉強することも大事だが人生にはこちらのほうがもっと大事だ、ということで)アウシュヴィッツへ。ようやく覚悟を決めて行ってきた。留学時代にもドイツ国内のKZに行こうという意思はあったのだが、勇気がなく行っていなかった。印象は・・・。現地ではもう圧倒されてしまって言葉がなく、バスで1時間強のクラクフに戻ったところで、あのアウシュヴィッツとクラクフのあまりの落差に半ば呆然とし、夕方から参加したポスターセッションで物理を議論する時に天啓のように「あぁ、こうやって何も心配することなしに好きなことを仕事にして色々な国の人が議論できる自分はいい時代に生まれて感謝だな」ということ。あまりに平凡すぎるのだが、逆にこういう平凡な感想しかないことに重みを感じてほしい。アウシュヴィッツで亡くなった尊敬するマキシミリアノ・コルベ神父が亡くなった部屋を見たときは泣いた。
ということで実り多い出張でした。
学会そのものは2つともいい意味でのんびりした雰囲気で、うちのアピールもしっかり出来たかな、と。気候もよくいい遠征だった(で総括終わり)。
それ以外。
スペインでは既報のリセウ以外にピカソ美術館に空き時間に行った。すごい行列で、1日目は(サグラダ・ファミリアの予約があったこともあり)入れず。2日目は2時間まって入場。「破格」という言葉の正しい意味を本当に理解できた、というのが総括かな。若い時の絵はびっくりするくらいうまく、きっとこの路線で行っても一廉の画家になったであろう、という印象。それがディアギレフのロシアバレエ団の舞台美術を担当したことがきっかけなのか、幾何学模様と華やかな色彩の画風に突如変貌し、で、あの有名な路線へ、ということらしい。オーディオガイドを聴きながらじっくり鑑賞でき秀逸の美術館だった。
週末はミュンヘンで留学時代の旧友と会う、はずが旧友の奥さんのお父さんが危篤になり会えず。やむなく「アラベラ」だけを聴く。開演前にものすごい夕立が来て、これはホテルからでられないかも、という感じだったが30分ほどでやみ、雨に濡れ夕日に照らされた美しいミュンヘンの街を歩いてバイエルン国立歌劇場へ。もう何回目かな。アラベラはシュトラウスの音楽自体はひねりすぎて勢いがないが、一方ホフマンスタールの台本はある意味では薔薇の騎士よりも素晴らしいかも、と思った。ドイツ語オペラなのにドイツ語字幕がついたので助かった。
日曜にクラクフに移動し、もう1つ学会。2日目の夕方までサボって(学会で勉強することも大事だが人生にはこちらのほうがもっと大事だ、ということで)アウシュヴィッツへ。ようやく覚悟を決めて行ってきた。留学時代にもドイツ国内のKZに行こうという意思はあったのだが、勇気がなく行っていなかった。印象は・・・。現地ではもう圧倒されてしまって言葉がなく、バスで1時間強のクラクフに戻ったところで、あのアウシュヴィッツとクラクフのあまりの落差に半ば呆然とし、夕方から参加したポスターセッションで物理を議論する時に天啓のように「あぁ、こうやって何も心配することなしに好きなことを仕事にして色々な国の人が議論できる自分はいい時代に生まれて感謝だな」ということ。あまりに平凡すぎるのだが、逆にこういう平凡な感想しかないことに重みを感じてほしい。アウシュヴィッツで亡くなった尊敬するマキシミリアノ・コルベ神父が亡くなった部屋を見たときは泣いた。
ということで実り多い出張でした。
La Traviata@Liceu
学会でスペインへ。
3年に一度のお祭りのような、しかし重要な会議。今日は自分の講演で(学生たちは全員初日で終わったので人生をエンジョイしてる)、あまり大きな部屋ではなかったが立ち見まで出る盛況ぶり。まだpublishされていないネタなのに、このネタは流行りなのねぇ。そして私は人気者なのねぇ、と自画自賛。活発に議論して、スペイン人やフランス人の旧友たちと旧交を温めて終了。
夜はリセウ歌劇場へ。遂に来た!フランスを別にすれば純粋ラテンの国で初めてのオペラだ。イタリアでは行きそびれているので、まさかスペインが最初とは・・。
で、演奏だが、序曲からあまりの柔らかい、そして歌心に溢れた弦楽器に驚く。弱音が綺麗だ。かゆいところに手が届く演奏だ。で、意外とマッチョじゃない。歌手はレオ・ヌッチ(ジョルジュ・ジェルモン)以外は知らない人ばっかりだが、ヴィオレッタ役のAnita Hartingというルーマニア人ソプラノがデビューらしく、そして熱演でカーテンコールでは涙を流していた。新星発見?
終演後はリセウ近くのIratiというバスク・バルで呑んで余韻を楽しんだ。
3年に一度のお祭りのような、しかし重要な会議。今日は自分の講演で(学生たちは全員初日で終わったので人生をエンジョイしてる)、あまり大きな部屋ではなかったが立ち見まで出る盛況ぶり。まだpublishされていないネタなのに、このネタは流行りなのねぇ。そして私は人気者なのねぇ、と自画自賛。活発に議論して、スペイン人やフランス人の旧友たちと旧交を温めて終了。
夜はリセウ歌劇場へ。遂に来た!フランスを別にすれば純粋ラテンの国で初めてのオペラだ。イタリアでは行きそびれているので、まさかスペインが最初とは・・。
で、演奏だが、序曲からあまりの柔らかい、そして歌心に溢れた弦楽器に驚く。弱音が綺麗だ。かゆいところに手が届く演奏だ。で、意外とマッチョじゃない。歌手はレオ・ヌッチ(ジョルジュ・ジェルモン)以外は知らない人ばっかりだが、ヴィオレッタ役のAnita Hartingというルーマニア人ソプラノがデビューらしく、そして熱演でカーテンコールでは涙を流していた。新星発見?
終演後はリセウ近くのIratiというバスク・バルで呑んで余韻を楽しんだ。
教養の英語
勤務先で教育制度の委員をやらされている関係で教養課程の語学教育なんてとも議題として聞かされる。
今使っているテキストを見ると、あまりのレベルの低さ(~格調の無さ)に呆れる。これじゃECCとかNOVAと一緒じゃん。自分が学生のころは難しいのをいろいろ読まされた。理解できたわけじゃないけど、「これが大学で勉強する真の教養というものか」と体感できたのは大きかった。
ロンドン出張の際に地下鉄構内のポスターで「セールスマンの死」の再演が広告されていた。まだ劇場にかかるんだ、という驚きと、2回生の時の先生がテキストとして使っていたのを思い出した。講義は途中までだったけど、自分で最後までなんとか飛ばし読みして読んだはず。先生はなんであれをテキストにしたのかな・・・?
懐かしくなって検索したら3年前に退官なさって東海地区の大学に異動なさったらしい。退官の際の学部(もう教養部なんてない)の広報に先生がお書きになった文章が、これがまた格調高く、行間が香る素晴らしい雰囲気のある文章だった。繊細な先生らしい文章。
一概に昔はよかったとは思わないけど、卒業から25年たっても元学生が永く記憶している講義があるなんて素敵じゃないですか。
今使っているテキストを見ると、あまりのレベルの低さ(~格調の無さ)に呆れる。これじゃECCとかNOVAと一緒じゃん。自分が学生のころは難しいのをいろいろ読まされた。理解できたわけじゃないけど、「これが大学で勉強する真の教養というものか」と体感できたのは大きかった。
ロンドン出張の際に地下鉄構内のポスターで「セールスマンの死」の再演が広告されていた。まだ劇場にかかるんだ、という驚きと、2回生の時の先生がテキストとして使っていたのを思い出した。講義は途中までだったけど、自分で最後までなんとか飛ばし読みして読んだはず。先生はなんであれをテキストにしたのかな・・・?
懐かしくなって検索したら3年前に退官なさって東海地区の大学に異動なさったらしい。退官の際の学部(もう教養部なんてない)の広報に先生がお書きになった文章が、これがまた格調高く、行間が香る素晴らしい雰囲気のある文章だった。繊細な先生らしい文章。
一概に昔はよかったとは思わないけど、卒業から25年たっても元学生が永く記憶している講義があるなんて素敵じゃないですか。
ペトレンコ!
そうか!そう来るか!
いい選択ですね、若い(今42歳、着任時で46歳)、優秀(バイエルンの音楽監督)、カリスマ性あり。よく選んだな、と。失敗するかもしれないけど、大丈夫でしょ。
ペトレンコといえば、私の思い出のラフマニノフの2番(既報)。今、この瞬間にCDプレーヤーに置いた。精緻な音楽作り、でも情熱的な迸り。ベルリンフィルはラトルで理知的になったけど、もっと原始的な情熱で覆えるかも。大失敗するかもしれないけど、冒険はいいことだよね。
いい選択ですね、若い(今42歳、着任時で46歳)、優秀(バイエルンの音楽監督)、カリスマ性あり。よく選んだな、と。失敗するかもしれないけど、大丈夫でしょ。
ペトレンコといえば、私の思い出のラフマニノフの2番(既報)。今、この瞬間にCDプレーヤーに置いた。精緻な音楽作り、でも情熱的な迸り。ベルリンフィルはラトルで理知的になったけど、もっと原始的な情熱で覆えるかも。大失敗するかもしれないけど、冒険はいいことだよね。
最近読んだ本1
出張中にコメントした本はもちろん読了したが、感想をうまくまとめられず。
ということで先に2つほど。
「パリ環状通り」(モディアノ)
いい意味でぼんやりとした出だしから 、行間に立ち上ってくる得も言われぬ妖しげな時代の空気が魅力的。夢なのか幻なのか現実なのか、茫洋とした雰囲気のまま話は進み、そして終わる。明示的には何も書かれていないが、切迫感や喪失感、モラルハザードだらけの世相などが微妙な筆致で織り込まれていてモディアノワールドを堪能。
「ハンナ・アーレント」(矢野久美子)
木田元先生の「反哲学入門」を読んで、もう少しアーレントの周囲を読みたくて。アーレントの伝記とその思想の紹介、という本で「今こそアーレントを読み直す」(以前に紹介)よりも一段上かな。
もう少し考えがまとまったら本命を書きます。
ということで先に2つほど。
「パリ環状通り」(モディアノ)
いい意味でぼんやりとした出だしから 、行間に立ち上ってくる得も言われぬ妖しげな時代の空気が魅力的。夢なのか幻なのか現実なのか、茫洋とした雰囲気のまま話は進み、そして終わる。明示的には何も書かれていないが、切迫感や喪失感、モラルハザードだらけの世相などが微妙な筆致で織り込まれていてモディアノワールドを堪能。
「ハンナ・アーレント」(矢野久美子)
木田元先生の「反哲学入門」を読んで、もう少しアーレントの周囲を読みたくて。アーレントの伝記とその思想の紹介、という本で「今こそアーレントを読み直す」(以前に紹介)よりも一段上かな。
もう少し考えがまとまったら本命を書きます。
京大オケ第197回定期演奏会
もうすぐ100周年なんだね。
プログラムはリムスキー=コルサコフ「皇帝の花嫁」序曲、未完成、プロコフィエフ交響曲第5番。未完成は現役の時にも高校生のときにもやった。アマチュアが(そしてずば抜けたプロオケ以外は)手を出してはいけない曲、という認識。プロコは大学院生のときに後輩の演奏を聴いて「こんな音楽があるのか!」と目が開いた曲。それなりに楽しみにして行った。
客席はほぼ満員。いつもより多い。序曲はまぁこんな感じ。未完成は指揮者の音楽作りのせいもあると思うがベートヴェンみたいな大見得を切ったような演奏。やっぱり手を出してはいけない曲なんだな、と再認識(後輩たちは頑張っていたが)。プロコはなかなかの熱演で、指揮者とのケミストリーもいいのかも。桐朋的なある意味チャカチャカした棒なんだが、それが曲にあっていたのかな。湿度のせいか、1st Vnの音質に暴力的な鋼鉄性にやや欠けていたということと、同様の理由なのか打楽器があまり鳴っていなかった(とくにウッドブロックはやけに湿気った音?)のが残念だが、メカニックには今のほうがずっと上手いんだろうな、と。2楽章の最後の和音が「ブン!」と残ったのは感激。1楽章が終わって吸いだされるように拍手が出たのも◯。4楽章の冒頭は「モスクワの下町の地下にあるライヴハウスでスキンヘッズがヘッドバンドしてる」雰囲気はなく、むしろ品のいい演奏だったのはちょっと残念だが(ビオラトップの美少女が楽しそうに弾いていたのが印象的)、最後の弦楽五重奏(六重奏か?)はいい音で秀逸だった。興奮できました。
200期にむけて頑張ってね!
プログラムはリムスキー=コルサコフ「皇帝の花嫁」序曲、未完成、プロコフィエフ交響曲第5番。未完成は現役の時にも高校生のときにもやった。アマチュアが(そしてずば抜けたプロオケ以外は)手を出してはいけない曲、という認識。プロコは大学院生のときに後輩の演奏を聴いて「こんな音楽があるのか!」と目が開いた曲。それなりに楽しみにして行った。
客席はほぼ満員。いつもより多い。序曲はまぁこんな感じ。未完成は指揮者の音楽作りのせいもあると思うがベートヴェンみたいな大見得を切ったような演奏。やっぱり手を出してはいけない曲なんだな、と再認識(後輩たちは頑張っていたが)。プロコはなかなかの熱演で、指揮者とのケミストリーもいいのかも。桐朋的なある意味チャカチャカした棒なんだが、それが曲にあっていたのかな。湿度のせいか、1st Vnの音質に暴力的な鋼鉄性にやや欠けていたということと、同様の理由なのか打楽器があまり鳴っていなかった(とくにウッドブロックはやけに湿気った音?)のが残念だが、メカニックには今のほうがずっと上手いんだろうな、と。2楽章の最後の和音が「ブン!」と残ったのは感激。1楽章が終わって吸いだされるように拍手が出たのも◯。4楽章の冒頭は「モスクワの下町の地下にあるライヴハウスでスキンヘッズがヘッドバンドしてる」雰囲気はなく、むしろ品のいい演奏だったのはちょっと残念だが(ビオラトップの美少女が楽しそうに弾いていたのが印象的)、最後の弦楽五重奏(六重奏か?)はいい音で秀逸だった。興奮できました。
200期にむけて頑張ってね!
海外遠征始まる
今年は多い海外遠征。今回が2015年度最初。
4日間でミュンヘンとロンドンを回る。共同研究の議論は大変実り多く、自分の海外移籍関係の情報も随分蓄積できた。学生も近々派遣して一緒にできるグループも増えて何より。
6月は欧州で一番いい季節で、日は長いし、涼しいし、ビールはうまいし、いいことばかり。ジメジメしている(らしい)日本に帰りたくなくなる。イギリスの大学は完全移籍が要求されるらしいので、それなりの覚悟が必要だが、ロンドンに住みたいとは思わないが、地方はいいなぁ。
などなど帰りの機中ではいろいろと考えないと。実は移動中に読んでいる(最後の3巻目が残っていて日本に帰って最後まで読むのが楽しみで苦しく辛い)本が、あまりにも自分の心を撃ちぬいてしまって、なんだか平静な気分でいられない。物理と文学で異様に高揚してしまっている。帰国したらすぐに最後の第3巻を読み終わるので(そしておそらく泣く)、別で必ず記事にしたい。
4日間でミュンヘンとロンドンを回る。共同研究の議論は大変実り多く、自分の海外移籍関係の情報も随分蓄積できた。学生も近々派遣して一緒にできるグループも増えて何より。
6月は欧州で一番いい季節で、日は長いし、涼しいし、ビールはうまいし、いいことばかり。ジメジメしている(らしい)日本に帰りたくなくなる。イギリスの大学は完全移籍が要求されるらしいので、それなりの覚悟が必要だが、ロンドンに住みたいとは思わないが、地方はいいなぁ。
などなど帰りの機中ではいろいろと考えないと。実は移動中に読んでいる(最後の3巻目が残っていて日本に帰って最後まで読むのが楽しみで苦しく辛い)本が、あまりにも自分の心を撃ちぬいてしまって、なんだか平静な気分でいられない。物理と文学で異様に高揚してしまっている。帰国したらすぐに最後の第3巻を読み終わるので(そしておそらく泣く)、別で必ず記事にしたい。
「ビューティフル・マインド」の終焉
主人公のジョン・ナッシュが亡くなった。しかも交通事故・・・・。
奥さんのアリシアとは映画ほど理想的な関係ではなかったようだが、それでも彼女の支えは寛解には不可欠だったはずで、その彼女も一緒に亡くなった、ということである意味理想的な死に方か、と。
40年近く狂気を彷徨って奇跡的に寛解したので、長く生きて欲しかった。もちろん86歳は長寿なんだが、普通の86歳が死ぬのとは意味が違う。ご冥福を祈ります。
奥さんのアリシアとは映画ほど理想的な関係ではなかったようだが、それでも彼女の支えは寛解には不可欠だったはずで、その彼女も一緒に亡くなった、ということである意味理想的な死に方か、と。
40年近く狂気を彷徨って奇跡的に寛解したので、長く生きて欲しかった。もちろん86歳は長寿なんだが、普通の86歳が死ぬのとは意味が違う。ご冥福を祈ります。
決着
いささか旧聞に属するが、隣県のゴタゴタは日曜に決着。
敗軍の将は久々にマトモなコメントをしていて、ちゃんと理解できていたんじゃないの、という印象だった。まぁ憑き物が落ちた、ということか。そもそも最近はあまり政治への情熱を失っていた感じなので、丁度いいきっかけなんだろう。
相変わらずトホホなのが相棒と称する知事のほうで、市長は質問に対してある程度きちんと論理的に答えていたのに、知事のほうは何言ってるんだがわからない。トコトンアホだな、と。笑ったのは某紙に掲載されていたかつての知事の迷言で、市長について「自分より年下で自分より凄いと思ったのはアイツが初めて」なんだそうだ。どこまで自己評価が高いんだか・・・。
ともかくこれで決着だ。市長の小判鮫たちがどう落魄の身を処するか楽しみだ。市長は選挙で負けても弁護士だが、他は唯の人なんだ。結局みんな振り回されただけなんじゃないかな。
敗軍の将は久々にマトモなコメントをしていて、ちゃんと理解できていたんじゃないの、という印象だった。まぁ憑き物が落ちた、ということか。そもそも最近はあまり政治への情熱を失っていた感じなので、丁度いいきっかけなんだろう。
相変わらずトホホなのが相棒と称する知事のほうで、市長は質問に対してある程度きちんと論理的に答えていたのに、知事のほうは何言ってるんだがわからない。トコトンアホだな、と。笑ったのは某紙に掲載されていたかつての知事の迷言で、市長について「自分より年下で自分より凄いと思ったのはアイツが初めて」なんだそうだ。どこまで自己評価が高いんだか・・・。
ともかくこれで決着だ。市長の小判鮫たちがどう落魄の身を処するか楽しみだ。市長は選挙で負けても弁護士だが、他は唯の人なんだ。結局みんな振り回されただけなんじゃないかな。
イル・トロヴァトーレ
ネトレプコが去年のザルツブルクで歌った、そしてドミンゴも(バリトンで)出たトロヴァトーレを視聴。
その前に40分ほどネトレプコのドキュメンタリーがあって、そちらもなかなかおもしろかった。歌手によくあるパターンで両親は特に音楽的な仕事にはついていない(地質学者と通信技師だそう)。やっぱり歌手は才能(だけ)で決まるのかなぁ。昔から我の強い子だったそうで、性格的にも向いていた、と見た。ただ、昔は可愛かった(美人だった)が、ロシア人は太るな、と。
で、その大盛り感あふれる感じでオペラが始まったが、衣装のうまさと周 囲がわりに大盛り系の人だったので、だんだん(痩せている、とは思わないものの)太っていると見えなくなってくる。これは多分演技のうまさや、やはり歌のうまさでカバーされる(太っていることがどうでも良くなる)のかな、と思う。歌は本当に上手いなぁ。メトで聴いたときよりもさらに上手くなっている感じ。弱音が表情豊かで綺麗なのがいいね。
オケはウィーンフィルだったのに録音のせいかわりに潤いがなく淡白な演奏だったが、オペラ上演そのものは大変よかったのではないか、と。
ネトレプコ以外ではアズチェーナ役の歌手が迫真の演技で歌も素晴らしくてよかった。ドミンゴは本格的にバリトン転向なんですね。6月にはロンドンでジェルモンを歌うらしいし。歌手生命を永らえているね。
その前に40分ほどネトレプコのドキュメンタリーがあって、そちらもなかなかおもしろかった。歌手によくあるパターンで両親は特に音楽的な仕事にはついていない(地質学者と通信技師だそう)。やっぱり歌手は才能(だけ)で決まるのかなぁ。昔から我の強い子だったそうで、性格的にも向いていた、と見た。ただ、昔は可愛かった(美人だった)が、ロシア人は太るな、と。
で、その大盛り感あふれる感じでオペラが始まったが、衣装のうまさと周 囲がわりに大盛り系の人だったので、だんだん(痩せている、とは思わないものの)太っていると見えなくなってくる。これは多分演技のうまさや、やはり歌のうまさでカバーされる(太っていることがどうでも良くなる)のかな、と思う。歌は本当に上手いなぁ。メトで聴いたときよりもさらに上手くなっている感じ。弱音が表情豊かで綺麗なのがいいね。
オケはウィーンフィルだったのに録音のせいかわりに潤いがなく淡白な演奏だったが、オペラ上演そのものは大変よかったのではないか、と。
ネトレプコ以外ではアズチェーナ役の歌手が迫真の演技で歌も素晴らしくてよかった。ドミンゴは本格的にバリトン転向なんですね。6月にはロンドンでジェルモンを歌うらしいし。歌手生命を永らえているね。