楕円球空間 -35ページ目

大外れ

準決勝は勝ち上がり校を外したものの試合展開はパーフェクトにあてたので、あまり外した気分は無かった。決勝は、勝ち上がり校を当てたのに、試合展開は完全に外して、大外れの気分。

 

帝京に限って(事実上の決勝である東海戦を完璧な試合展開で勝ったことと、対抗戦で圧倒した明治が相手だったことで)気が抜けることはないと思ったこと、HB団の不安が準決勝でなく決勝ででたこと、明治がさらにぐっと伸びたこと、など要因はいろいろだが、ここは明治を称えるべきか。早稲田戦から大東文化戦、そして帝京戦とぐんぐん伸びたと思う。決勝ではノックオンやつまらない反則など凡ミスが全くないのは出色。田中コーチ招聘の効果と、選手のメンタリティの向上か。1本目はインターセプト、2本目は1人相手が少ない時間、ではあったが、3本目は完全に力で圧倒してとったトライで、充実ぶりがわかる。

 

一方の帝京は、思ったようにFW戦で優位に立てずHB団(特にSO)が硬かったのが苦戦の原因か。SHは毎年結構やらかしてくれる・・・。来年も9番なんだろうけど大丈夫かなぁ・・・。それでも崩れないのは歴戦のメンバー(FW1列目、マッカラン兄、尾崎と竹山)が精神的支柱として機能したゆえと思う。ともかく9連覇、おめでとうございます。一口で9連覇といっても、もう想像を絶する世界だ・・。

 

で、毎年やってる鬼も笑う来年度の大予想。ちなみに昨年度は「帝京9連覇はFWの入れ替えと松田の卒業が痛く視界不良、東海もSH湯本の卒業が痛く、大東と天理に期待」という焦点の定まらない予想だったが、振り返ってみれば帝京は(HB団ではたしかに)苦労し、東海はやはり湯本卒業は痛かった。今度はどれくらいあたる・・?

 

対抗戦はもちろん帝京中心に回るが、明治の今年度の充実ぶりを見ると来年度は大いに期待してしまう。高校ジャパンの逸材もたくさん入るみたいだし。帝京はもちろん大本命だが、FW1列目がごっそり入れ替わることが不安材料か。主将をだれがやるかも非常に重要。竹山は負担低減のために避けてあげたほうが・・。SHもいいのがいたら入れ替えたほうが・・・。早稲田と慶應はやはり苦しい・・。リーグ戦は東海が伸び悩み気味で更に野口の卒業は激痛。ますます外国人頼りになりそうで、戦力の上乗せは厳しそう。むしろ大東文化の覇権が続くか?今年のメンバーもあらかた残るので、来期はさらに期待できる。明治戦も勝機は十分にあったので、フィットネスをもっと上げれば行けるかも。関西は全体に力不足。天理が東海に刃が立たなかった現実は厳しい・・・。

 

ということで来期は帝京・明治・大東中心か。帝京にまだ一歩抜けている感はあるものの楽しいシーズンになりそう。期待してます。W杯イヤーでもあるし!

 

準決勝総括

大外れだったが、一方である意味大当たりの予想だった、ということにしておく。

 

勝ち上がりは外したが、試合展開と勝ち上がり2校がどうすれば勝てるか、というプロセスは的中。

 

大東文化はフッカーの怪我が痛かった。あれがなければもう少しFW勝負で行けたかも。明治はうまく後半ボールを(柄にもなく)動かして、さらに大東文化は予想外にスタミナがなく(これは来年への大きな課題かな)、圧倒。会心の勝利かも。帝京は全く隙のない試合ぶりで東海には勝機はなかった。プレーの精度、勝負どころの嗅覚、辛抱できる精神力、全てで上。おみそれしました。東海は困った時に外国人2人に頼る精神構造を改善する必要があるかも(帝京は歴代、悪目立ちしない地味な仕事人タイプの外国人ばっかり)。皮肉ではあるが、今の3年生2人が卒業したときに本当に飛躍があるのかも・・?

 

ということで決勝。これは久々に帝京がラクできる決勝か。よほどの想定外の出来事が起きない限り圧勝、と予想する。スコアは45-17くらいか?V9はほぼ確実。

 

 

Neujahrskonzert 2018

流石Muti、高品質で安定の演奏会。

 

もっとも年齢のせいと思われるが、指揮のキレはやや衰え、テンポも少し遅くなった。アンサンブルもかつての絶対的精度と比べるとところどころバラける(ピッコロの正?)が、それでもウィーン・フィルが尊崇を念を持って指揮に合わせていくので、やはり結果的には高品質で、水準以上の演奏になる。全体にオケ全体が指揮者を尊敬して信頼している雰囲気がよく伝わる演奏会だった。秀逸だったのがウィーンの森の物語なのは流石だね。

 

で、来年、誰なの?いよいよラトル?

 

(1月2日追記)

ティーレマンだって・・・。重ったるくて田舎臭いワルツになりそう・・・。期待できないね・・・。

 

Book of the year 2017

今年は冊数でいえば結構読んだ。

 

印象に残ったのは

 

「かくして行動経済学は生まれし」(マイケル・ルイス)

「カペー朝」「ヴァロア朝」(佐藤賢一)

「読んでいない本について堂々と語る本」(ピエール・バイヤール)

「物語 イタリアの歴史」(藤沢道郎)

「ダロウェイ夫人」(ヴァージニア・ウルフ)

「部分と全体」(ウェルナー・ハイゼンベルグ)

「第三帝国」(ロベルト・ポラーニョ)

 

結構多いな。Best of Bestで言えば「読んでいない・・」か。でも他のものもそれぞれ光るところが多く、優劣つけがたい。物理の研究面ではうまくいかないこともあった1年だったが、読書面では非常にうまくいった1年だった、という感じ。理由を考えてみると頚椎ヘルニアのせいで自宅で静かにしている(〜あまり物理のエネルギー欠けてない)、ということかな。

 

年末にまた大量に本を買い込んだので、またよい本との巡り合いを楽しむ1年としたい。

 

 

大学ラグビー準決勝予想

今度は当日アップにならないように・・・。

 

明治ー大東文化

これは非常に面白い。数年前までなら準決勝でこのカードを見ることなんて期待できなかったはず。明治は対抗戦2位相当なわけだが、自分はこれは妥当な位置だと思っている(慶應3位、早稲田4位も同様。この順番の実力、という認識)。大東文化は一昨年あたりから一気にレベルアップして、かつての奔放なスタイルが復活、みたいなところもあって楽しんでいる。で、この勝負、本当に互角だと思っているんだけど、明治としてはFW戦に過剰な思い入れを持たずに、良いBKで勝負すれば勝機ありかと。FW勝負の展開なら大東文化有利か。けが人の復帰が心配だけど・・・。先に30点取ったほうが勝つ、と予想する。思い切って大東文化勝ち、を予想。

 

帝京ー東海

今年1月の記事(昨年度の決勝後)で、帝京は近年で一番厳しい年になるはず、と書いた。遂に真価が試される一戦が来た。予定ではこの対戦は決勝のはずだったんだが、東海が取りこぼしたお陰でこうなっちゃった・・・。準々決勝の天理戦を見る限り、東海ディフェンスはエグいくらいしっかりしてる。帝京が点を取れるか、が全てか。帝京も流通経済をボコボコにしているくらいなので、攻撃力は例年通りか、とは思うが、FW戦で拮抗した時に力を発揮できるHB団なのかどうか、ここが分かれ目か、と。25点先に取ったほうが勝つ、と予想。大胆に東海勝利を予想。

Concert of the year 2017

オペラを2つと演奏会を数回くらいの2017年。

 

オペラのほうは最もよかったのがA. Maestriのファルスタッフ。もちろんKaufmannのアンドレア・シェニエは秀逸だったが、オペラそのものは凡庸で、120分間甘い旋律がただ流れているだけで終わったらどの旋律も頭に残っていない。KaufmannによるKaufmannのためのオペラって感じだ。相手役のHarterosも素晴らしかったけど、芸術としてはファルスタッフのほうがずっと上。

 

演奏会はやはりHagen Q.!いつ聴いても素晴らしい。いまから次の来日が楽しみだ。

今年はここに行きました

以下、備忘録的に。

 

3月:ドイツ(ミュンヘン・ドレスデン)

5月:スペイン(バルセロナ)

5月:フランス(ストラスブール)

9月:スペイン(サン・セバスティアン)

11月:アメリカ(ピッツバーグ)

11月:アメリカ(ハワイ)

 

結局6回か。3月の出張で首を痛めて苦しんだ年だった。12月になってようやく良くなってきて、落ち着いた。来年は諸事情で海外は少なそう。3月のベルリンと5月のウィーンくらいしか決まっていない。7月から8月にかけて大きな会議が4連投であるが全部欠席の予感。8月のアメリカも若い人に行ってもらうことになりそう。

 

 

 

準々決勝

今日だった(笑い)。

 

帝京・東海・明治・大東文化。但しロースコアなら京産・慶應に勝機あり。

ラグビー大学選手権3回戦

今日だった。

 

予想だけしとく。勝ち抜けのほう。

 

流通経済・慶應・東海・京都産業

「かくして行動経済学は生まれり」

今年のノーベル経済学賞は行動経済学に。

 

そもそもH大のO竹文雄先生の講演を聴いてから、行動経済学には非常に興味を持ってウォッチしている。そこへ持ってきて、著者が「マネー・ボール」のマイケル・ルイスとなったらこれは読まないといけない。生協書籍部で即買い。

 

「マネー・ボール」の評価がアメリカで非常に良かった一方で、何人かが「著者(ルイス)は、人間が非論理的な行動をする(出塁率より打率を重視する、とか、スカウトの印象のほうをデータより重視する、とか)という事実が、もっと以前から研究されて明らかになっていたのを知らないようだ」というコメントをしているのを知って、この本を書こうと思ったらしい。驚くのはこの「何人か」の1人が今年のノーベル経済学賞受賞者のリチャード・セイラーであること。そういう意味でも、非常に今日的なテーマを扱った本、といえるかも。

 

内容の詳細は書かないけど、ルイスの本らしく非常にユーモアと説得力とストーリーテリングに富んでいて、今回も傑作。非常にオススメ。