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大学選手権3回戦結果&準々決勝展望

母校の入れ替え戦を観戦して戻ってきて結果を確認(無事に2部残留。前日に大東文化大がまさかの2部落ちになったので[1部で全敗の日大が2部で全勝の中央に勝ち、1部で2勝した大東文化が2部で2位の専修に負けるとは・・・]一発勝負の入れ替え戦は何がおこるかわからず不安だったが一安心。)。以下順番に。

 

帝京29-14東洋

15点差で帝京勝利、は当たったが、帝京の攻撃力の無さはまずいレベルである。同じくリーグ戦では奮闘していた東洋もディフェンスのいい対抗戦の大学とやると全く歯が立たない程度の攻撃力しかない、というのはもっとまずいレベルである。リーグ戦グループは、「ザ・ザルディフェンスリーグ」なんで帝京はもっと粉砕して勢いつけたかったところなんだろうけど・・・。

 

関学53-21福岡工大

予想では50-15だったので、まぁこんなものでしょう。ただ福岡工大に3本取られたのは関学としてはまずい。

 

早稲田85-7関東学院

早稲田はSH以降を1本目半くらいに落としたのにこの点差かぁ。60-10の予想だったが、さらに想定以上の早稲田の完勝。どちらも対抗戦とリーグ戦の3位校なのにこれだけの実力差というのは暗澹たる気持ちになるが、関東学院にとっては復活のために必要なステップだ、と前向きに捉えてこの先も精進してほしい。

 

京産40-36慶應

うーん・・・・。予想的には京産オフェンスがなんとか爆発、とまではいかないものの点取れて勝てた、という総括なんだろうが、慶應は勝たないといけない試合だったか。正直いえば慶應やらかした、という印象。早稲田と帝京に粉砕された一方、明治と筑波には善戦できて、本当の実力がどの程度が分かり辛い今シーズンの慶應だったが、京産クラスには勝てるレベルだった気もするんだが。京産的には上述の通りのディフェンスの硬い対抗戦校から40点取って勢いはつけたいところ。トライ6本は評価できる。ただ慶應に5本は取られすぎで、ディフェンスには相変わらず不安が・・・。

 

ということで準々決勝予想。いつも通り左が勝者。

 

筑波ー帝京

帝京頑張ってほしいがあの得点力では筑波に連敗しそう。ロースコアの接戦にはなると思うが・・・。21-15で筑波勝利か。帝京は勝利のためには4本ほしい。

 

明治ー関学

ここは10回やったら10回明治が勝つ。メンバーを今日の早稲田のように落とすのかどうするのか、だが、誰が出ても普通にやって50-15くらいか。

 

東海ー京産

一番予想しづらい。慶應が上がったら思い切って慶應勝利(死ぬ気でディフェンスできそうなのでロースコアで勝つ)を予想するつもりだったが、ディフェンス力に欠ける京産だと「場」的にはザルディフェンスリーグの様相を呈するので東海の場って感じがする。東海はいつもクリスマス前に大阪でディフェンスのしっかりしたチーム相手に攻めきれずに根負けして「自分たちのラグビーができなかった」という毎度おなじみのコメントが監督と主将からでるわけだが、今回は相手に恵まれた感じがする。かなりのノーガードの打ち合いになりそうで、6本とっても安心できないか。45点先にとったほうが勝つ、と予想。ただ東海は勝ててもむしろ正月に国立で大恥さらすことになりそうなので、勝つことがチームにとって本当にいいのかどうかはわからない。

 

天理ー早稲田

早稲田が覚醒するか、がキーだが、今日は相手に歯ごたえがなかったのでチーム力を上げるとか精神力を研ぎ澄ますとかいう試合にならなかったのは不安材料。メンバーを落として戦ったのがあまり吉と出ない予感。天理は躍動感があってかなり強い、という印象で、伝統のひたむきで真面目なディフェンスも健在っぽいので、セットプレーでやられなければ互角に戦えるはず。僅差の接戦になりそうだが思い切って30-24で天理。早稲田はここでも服部が「消える」と見た。

 

大学選手権3回戦展望

で、いよいよ選手権だ。早明戦で早稲田がドジ踏んだせいで随分雰囲気の違う山になった感じ。以下、左が勝者予想。

 

・帝京ー東洋

なかなかの好勝負になりそうな予感。帝京のギアがあがる前に東洋が一発狙えるか、がポイントか。帝京は爆発力がないので、東洋に後半までついてこられると何が起こるかわからない。ただリーグ戦自体のレベルが低いので、東海に(接戦とはいえ)負けた東洋はプラスαの力が必要か。40-25で帝京。

・早稲田ー関東学院

平成のゴールデンカード復活。ただ流石に関東に勝ち目は薄いか。立正相手に10点しか取れない攻撃力では・・・。60-10で早稲田。

・関学ー福岡工大

ここは鉄板で関学。50-15くらい?

・慶應ー京産

予想しにくいのはここだ。非力で創造力のない慶應なんだが、なぜか選手権では帳尻をあわせてくる。京産は地力がないわけじゃない気もするが、天理に粉砕されるくらいのレベルなんで、正直期待はしにくい。ということで30-25で慶應勝利を予想。京産が勝つならパワー爆発で45-20とか?FWで圧倒しないと試合運びの拙さをカバーできないか・・?

 

となると準々決勝は

筑波ー帝京、明治ー関学、慶應ー東海、天理ー早稲田、か。明治戦以外はどこも接戦になりそうで、筑波がどこまで快進撃できるか、東海が鬼門の大阪でまたやらかすか、早稲田が天理という関門を通過できるか、見どころは多い。12/20を刮目して待て!

早明戦2025

25-19。早稲田完勝という大外れ予想をした我が身の不明は恥じるとして・・・。とにかく主審のレフリングが酷すぎて両校の選手が可愛そうになる一戦だった。よくぶち壊しにならずに済んだもんだ。それは後で述べるとして、ひとまずプレイのほうにフォーカスすると・・・。

 

・明治は失点が少ないという今期の特徴を存分に活かして、そこに絞り込めたことが大きい。得点力もさほどある感じではないのだが、ディフェンスで大崩れしないのは大きかった。こういうスタイルのほうが選手権では強いかも。

・早稲田は(忘れていたが)SO服部が大一番で「消える」という悪癖が解消されてない。去年の早明戦の苦戦の原因であり、決勝で帝京にやられた直接的戦犯だったわけだが、この悪癖が消えないとジャパンへの道は遠い。おまけにキックモーションのでかさを研究されてるし・・・。服部が輝かないと点を取れないチームなんで、パスミスしたりキックチャージされたりしたんじゃ話にならない。後半見切られて交代したが、代役SOの野中は過去記事にも書いたようにボールを隣にわたすだけの人なので膠着状態を打破でいる感じはしない。これで矢崎がいなかったら惨敗するところだった。矢崎以外が目立たないとこのチームはだめなんだが・・・。

 

ということで、内容的にはもっと明治が完勝できそうだったわけだが、それを接戦にしてしまったのがレフリング。もう今頃ネット界隈は炎上してるんだろうが、トライ2つも見逃されて本当に明治は可哀想。1本目は位置取りが悪く(タッチジャッジの責任もある)、2本目は大誤審で、あの位置でなんでボールが空中にある間に吹いちゃうのか理解不能。おまけにボールキャッチした明治BKがまだ空中、しかも最高到達点くらいにいるのにガチでタックルに入ったFL城にイエロー出さないし(流石にあれば一発イエローで誰も文句いわないはず)。更にスクラム周辺は神経質に最初に吹いちゃったもんだから反則が頻発しちゃうし、ジャッカル見逃してノットロールアウェイ取っちゃうし(そもそもジャッカルの判断がえらく遅い。まぁ好みだからそれはいいのかもしれないけど)。解説の坂田さんがどんどん無口になってしまって、まぁそりゃあのレフリングならご不満だよなぁ、と。最後の早稲田のノックオンはちゃんと見てたが、まぁ最後のスクラムでこれまでの状況で明治にペナルティを取れるわけもなく、坂田さんには「最後なんでペナルティにならないようにちゃんと仕切ってほしいですね」とまで言われてしまうし。

 

ということで関谷さんはもう大事な試合吹かなくていいよ。救いは明治の選手があれだけ誤審されても大して文句も言わずに淡々と試合を進めたこと。反面、早稲田はレフリングの下手さをいいことにガンガン文句言ってるのは見てて不愉快。大学スポーツということを踏まえてチームの教育という意味では遥かに明治のほうが教育が行き届いている印象で、これでは選手権で早稲田を応援したくない気持ちになる。

早慶戦2025

忙しくてブログの更新もままならないが、ラグビーシーズン到来だ。

 

今シーズンは本命不在、と思っているが、押し出されるように本命的になっているのが早稲田と(不祥事でミソをつけたが)天理だと思ってる。早慶戦はそういう意味ではどこまで圧勝できるか、がポイントだったが、まずまず最低限の基準はクリアしたか。途中で気が抜けて(35-7なんで仕方ないが)慶応に2本取られたのはいただけないが、メンバー的に慶應は相手にならないだろうという予想どおり。

 

今週末は明治戦で、明治も今シーズンの成績から考えて相手にはならなさそう。20点以上の差で早稲田圧勝と見る。これで対抗戦は早稲田・筑波・帝京・明治・慶應、になりそう。選手権で嬉しいニュースは関東学院の出場で、初戦が明治になりそうできっと負けるだろうけど、これを機会に復活してほしい。

 

ちなみにW杯2026はフランス・アメリカ・サモアと一緒で、毎度毎度サモアが不気味だが、まぁ2位で抜けられる感じ。ただトーナメントは初戦がオーストラリア、勝っても準々決勝でイングランド、と茨の道って感じだ。なんとか一発ワラビーズをかましてほしい。

アンドレイ・コロベイニコフ

こんな演奏会。

名前も知らない人だったが、ポーの詩を朗読しながらラフマニノフを「鐘」「人生の四季」というキーワードで再構成する演奏会をBSでやっていたので聴いてみた。

 

頭のいい人の演奏(演奏家)って感じで、演奏はアシュケナージの対極にある清澄な演奏。特にソナタ2番の3楽章は同じ曲に聴こえないくらい。また1人追いかけたい人を見つけた。

最近読んだ本

「誤解を招いたとすれば申し訳ない 政治の言葉」(藤川直也)

あまりに頻繁かつ悪い意味で気軽に使用されるこの言葉。J党A派のゴロツキ連中を筆頭に人を苛立たせる言葉だ。で、読んでみた。気鋭の言語学者が分析しているだけあって、ものすごく精緻かつ息の長い論理で、何度も道に迷う・・・(苦笑)。ここまで突き詰めると逃げ道がなくなるんだが(なのでこの言葉を気軽に悪用する連中の息の音は止まるんだが)、あまりに精緻かつ息の長い論理にこちらまで脱落しそうになる・・・、といういうか後半失速して脱落した。当たり前のことをここまでに丁寧に証明する、ということで数学的な本である。

 

「「百年の孤独」を代わりに読む」(友田とん)

「文庫化されると地球が滅亡する」ガルシア・マルケスの名著「百年の孤独」。文庫化されてすぐには滅亡しなかったけど、徐々に、でも確実に滅亡に向かっているのである意味予言どおりなのか!?それはともかく、「百年の孤独」、遠い昔に読みかけた記憶はあるものの、南米文学あるあるにはまってしまい、おそらく読了できなかった気がする。それどころか何も内容を覚えてない。なので代わりに読んでもらうことはとても嬉しい。ということで購入。

 

大雑把に筋書きを紹介しながら脱線しまくった挙げ句に、最後は「代わりに読む」の意味を見事に本編とシンクロさせて見事な着地を決めてくれた!なんだか「罪と罰を読まない」に似た感じなんだけど、それよりずっと真面目で純粋だ(終わってみれば)。もちろん途中は微笑苦笑でいろいろ楽しめる。全体に本を読む、という行為が読む人によって当然ながら全て意味あいが違う、ということを再認識させてくれる。あまり時間もかからずに読めるし、友田さんはなかなかの才人とお見受けするので他の著書にも手を出してみたい。

最近読んだ本

「ケルト人の夢」(マリオ・バルガス・リョサ)

南米系の小説はハマるか馴染めないか、割とはっきりする(自分の場合)。これはハマるまではいかなかったが一気読みできた(馴染めない場合は話の設定に感情移入できないかワケわからないことが多い)。主人公はアイルランド人で実在した人。大英帝国植民地周辺での壮絶な差別と搾取を糾弾し、その中で母国アイルランドへの帝国支配に反抗する気持ちが生まれて革命を目指すが捕まって処刑される。読了しての感想は、その理想主義にすごく共鳴するものの、物事の進め方がすごくナイーブで真面目、こういうことに必要ないい意味での策謀家の側面が少ない、というもの。これでは辛い人生になりそうだなぁ、という感じで、共感はするんだけど心からサポートする感じではないんだなぁ。そこが残念。

 

「舌の上の階級闘争」(コモナーズ・キッチン)

安逸なイギリス庶民グルメ紹介本だと思うと大火傷をする一冊。庶民の食事に欠かせない料理の向こうにある社会構造・経済構造への鋭い批判の眼差しはなかなかで、行間に漂うラジカルでアナーキーな雰囲気が深淵かつ最高。メッセージ性溢れてロックなスピリットが噴出する、これは結構な名著だと思うな。おすすめしたい。

 

「愛される書店をつくるだめに僕が2000日間続けて考えてきたこと」(ハヤシユタカ)

神奈川県民の心のオアシスにして、知らない県民は100%モグリ、というべき書物の殿堂「有隣堂」。その有隣堂がやっているYou Tubeが最高に面白くて、普段決してこの手のメディアは敬遠する私だが、これだけはファンになってる。で、その「有隣堂しか知らない世界」をプロデュースするハヤシさんが書いた本。ビジネス書だったら嫌だな、と思ったけど(まぁそういう側面をあるけど)、どちらかと言うとゼロから人気番組を立ち上げた苦労話・裏話をほんわかと記した本。1時間で読めるので「ゆうせか」ファンはおすすめ。

 

「将棋の子」(大崎善生)

最近将棋にハマっていて、アマ初段を取って今二段に挑戦中。前から知っていたこのノンフィクションを遂に読んでみた。内容は純粋かつ痛切。プロ棋士を目指してその夢に破れた人々に哀情あふれる視線でスポットをあてたもので、将棋を知ってる人なら全員没入できるはず。「月光」の章は涙なくして読めない。著者は先日亡くなったが、最後まで女流プロ棋士誕生を信じて西山さんをサポートしていたそうで、そういう弱い立場の人々への終生変わらぬ温かい視線に胸が熱くなる。

追悼

会社員時代に所属していたオケの知り合いが亡くなった、との連絡がきた。

 

楽器も同じで入社も同期、いつも穏やかで感じのいい女性だった。僕が最後にコンマスやったときにジュピターを同じプルトで弾いてもらった。学会参加のためにイタリアの片田舎の島に行った帰りにウィーンで一泊したら彼女たちもウィーンに来ていて、薔薇の騎士を皆で観たんじゃなかったか。終演後に近所の酒場で4人で食事したときに彼女がイアリングを無くしたことに気づいて、お店の人にロウソクを持ってきてもらって一緒に探した(見つからなかったけど)。会社を辞めて大学に戻ったあとに、東京の学会の帰りにオケの練習を覗きにいったら彼女が「私これから少し練習抜けるけど戻ってくるから楽器弾いてて!」と貸してくれて(押し付けられて?)彼女の楽器で「宗教改革」を初見で弾いた。

 

いろんなことが想い出される。ご冥福をお祈りします。

幻覚の北欧

心と体の覚悟ができる前に暑くなってしまったので、バテている。

 

仕方がないので通勤途上でシベリウスの交響曲全集(ラトル・バーミンガム)を聴いている。きっと幻覚なんだろうけど、クソ蒸し暑い京都の道の両端に、霧に霞む針葉樹林が見える気がする。

追悼・長嶋茂雄

本当に亡くなった。大谷翔平を直接見るまで0.1%くらいその存在を疑っていたように、0.1%くらい長嶋は死なないんじゃないかと思っていたけど、この日が来てしまった。

 

巨人ファンではないけど、長嶋は好きだった。子供の時にパジャマに「3」番をつけてもらったのはいい思い出で、野球というものに興味を持って見出して最初に好きになった選手だった。引退試合をテレビで見たこともよく覚えているし、引退特集で雑誌をいくつか買ってもらったこともいい思い出だ。まぁ風変わりな人ではあるけど憎めない、キング・オブ・陽キャ。超生き生きしている人。巷間言われているように他人を寄せ付けないオーラじゃなくて自然に人を引き込むオーラの持ち主。

 

一茂の「長嶋茂雄は野球の星に帰りました・・」で少しだけ泣いた。でもしんみりすることは故人がお嫌いだそうなので、もうやめておく。