楕円球空間 -159ページ目

学外で実験

京大化研で実験。


M2の学生が修士論文を書くにあたり必要な最後の実験シリーズをやっています。いままでなかなかうまくいかず、実験しては修正して試料を作って、の繰り返し。本人は粘り強くやっています。


いつもは学生だけで行くのですが、そろそろキメのデータが必要なので私も現場で指揮。しか~し、なかなかうまくいってくれないのが実験物理のつらいところ(面白いところ)。今回も惜しくも失敗。また次回12月上旬にトライです。実験後、先方の助手のKさん、Yさんなどに拉致され近所で呑み。危うく帰れなくなるところでした。Kさんと呑むといつもこうなります・・・・(笑い)。

微細加工で格闘

ここのところ矢継ぎ早に欧州の2グループから私の研究テーマの1つの領域で大きい成果が出ています。従来、ほのかに期待されていたもののデータの信頼性に疑問符がつきまくっていた領域ですが、どうも今回のものは信頼できる模様。


M1とB4の学生さん2名にこのテーマをアレンジしていますが、進捗のほうは捗捗しくなかった。どうも2人とも、そのうちなんとかな~るだろ~ぉ~♪、というノリでノンビリゆっくりやっていた。と、ココへ来ての急展開に少なくともM1の学生さんは目の色が代わり、気合が入ってきました。今、電子ビームリソで試料作りと格闘しています。まぁうまくいくかどうかは五分五分でしょうが、その意気やよし、です。本人も「予定では○○までにできるはずです。でもいつもそういっていてうまくいかないので・・」と理想と現実のギャップも理解できてきた様子。B4のほうはまぁ牛に引かれて善光寺参りって感じですけど・・・。なんかこう何でもeasyに考えすぎる傾向が収まらないので教育しにくいです。会社員時代にこういう後輩いたなぁ、としばし黄昏る今日このごろ。

バレエなど

Stuttgartバレエ団が来ております。


ドイツで1回だけ見ました(白鳥の湖)。劇場は普段のオペラ上演とは明らかに客層が異なり、着飾った若い女の子で一杯でした。はっきり言うと私はやや浮き気味でした・・・。肝心のバレエのほうは、まずどこで拍手をしていいのか間合いがわからず困惑したことと、いつまでたっても歌が始まらないことに違和感を覚えたこと(当たり前ですが)が印象に残ってますが、パフォーマンスのほうはジョン・クランコ演出の名作といわれたほどのこともないように思い、まぁ婦女子対象の芸術であるな、と思ったわけです(セクハラ、申し訳ない。でも素直な感想でした)


今回、尊敬する天才プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」だったので、行ってみたわけです。演奏は東京ニューシティ管弦楽団という聞いた事もない楽団で、やはり演奏はかなりスカスカ度の高いものでした(コンマスと金管はまずまず。弦は総じてダメ。Obもひどい)。が、とにかく演出の素晴らしさと音楽との完璧な融合、さらに音楽そのものの素晴らしさ、さらにはパフォーマンスの素晴らしさにこれまでのバレエ観を根本から覆されました。さすがは40年以上上演される演出です。クランコとプロコフィエフという天才2人のぶつかり合い、という様相で大きな感動を抑えられませんでした。バレリーナのみなさんも舞台上だけ物理法則が修正されて適用されているのか!?と思うほどでした・・・。Brovi !!


会場は予想したほど女性が多いわけでもなく、結構男性もいました。あ、上野水香が来ていました。大きい、手足長い。私も長身のほうですが、ほとんど変わらないくらい?靴のせいかもしれませんが。


私の両側はたまたま女性でしたが、2人ともハートを鷲掴みされたようで、3幕の最後ではお二人とも滂沱の涙を流しておられました。ちなみに右の女性は黒いベレー帽をお召しになった昭和の雰囲気が濃厚な20代と思われる方でしたが、各幕でぽろぽろと泣いておりました。

スポーツ・旧交

月曜日は学園祭休講のため、学科のソフトボール大会。


予選リーグ

○19-2

○28-3

○15-2

決勝トーナメント

○5-4(サヨナラ)

○3-0

と見事3連覇達成!

予選はまるでラグビーのようなスコアですね・・・。


火曜は前の職場で大変お世話になったA博士がこちらに来られたので1年ぶりに再会。食事をしながら大いにお互いの近況と夢を語り合いました。今の自分があるうちの7割はAさんのおかげ。私と同時に新天地に移られたAさんですが、正に世界を飛び回るリサーチャーで、新分野の研究・調査を始めたにもかかわらず既に国際的に有名になっています。優秀な人はどこで何をやっても優秀という典型のような人です。自分もああなりたいとずっと思っています。

雨

生ぬるくも寒くもない日曜。雨が降ったがそれも風情がありました。というわけで近所の散歩。途中、おなかがすいたので馴染みの蕎麦屋さんで。(「とおる」)

ここの街でおいしい蕎麦に出会う可能性は非常に低いのですが、ここはおいしい。今日も堪能。実は夜になると変身する不思議な店。

夜は日本酒バー「よらむ」。ちなみに日本語の達者なイスラエル人のヨラムさんが経営。ここではワーグナーの話は厳禁(自粛中)。念のため。

文体

海外関連の随筆などもよく読みますが、玉石混交ぶりに時々閉口することがあります。


今読んでいる本(あえてタイトルは伏せますが)も、どんどん話しは飛ぶしまとまりはないし、ごく個人的体験を話していたらいきなり歴史上の事実(ルイ14世がどうした、とか)にスライドしたり、となかなかイライラさせられます。随筆って誰でもかけますが、うまく書くのは難しいものですね。


イライラさせられるのは文体にも、です。私の嫌いな文体で

「~なのは私だけだろうか」

「~なのではないだろうか」

というのがありますが、こんなもって回った言い回しが、私にはなんとも勘に触るのです。たいてい文章のさほどうまくない人が強引に結論にもっていくところでよく使う、という印象です。最近新聞の投書でも散見します。よほど

「~だと思う」

のほうがすっきりしていいと思うのは私だけだろうか(笑い)。ね、いやな感じでしょ?


なんというか、この文章への責任(文責)を取っているのかいないのか、自信があるのかないのか、微妙なぬめっとしたぬるいお湯のような感触がいやです。もともと私の文章は漢語調で単文中心でビシビシ進めていくタイプなので、そもそもこういう文体とは馴染まないのです。


筆者の胸のうちを想像するに、本当は自分はこの意見に自信がある(パリにずっと住んでいる、とか実は自分はこの道何年の権威なんだ、とか)のに、それが表にでるのはちょっとやらしいと思っているので、あまりひけらかしたような印象をあたえないようにこういう表現にしましょう、といういやらしい思考じゃないかな、と思っています。でもって、たいてい(とすぐに一般化するのは私の悪いクセですが)そういう自信って根拠がなかったり、意見に論理的バックボーンがなかったりするんだな。よくいますよね、「お前のその自信はどこから来るんだ!」と問い詰めたい方が。そういうタイプかな、と。


私の嫌いな、で思い出しましたが中島義道先生の「私の嫌いな10の言葉」でいろいろな妙な日本語が批判されています。僕がこれ以外でキライのは

「感動をありがとう」

「勇気をもらいました」

あ~、虫唾が走る!!やっと最近「安易な感動と涙の大安売り」や「大衆が安っぽい感動を求めすぎる」こに批判が出てきましたが遅い!安易に感動し、安っぽい涙を流し、すぐに勇気をもらっちゃうような下流の生き方をしていると、論理性も思考の粘り強さも精神の安定や高潔さも身につかないってことを教えてあげてほしいものです。あ、自分はもう降りてます。

講義・ランチ・BGM

昨日は怒涛の大学院講義。英語講義が基本ですが、あまりに複雑な部分だったので、どう考えても英語でやってしまうと誰一人理解してくれないんじゃないか、と思い急遽途中から日本語で。しかし終了後学生の1人に尋ねると「今日は日本語でもダメでした・・」とポツリ・・・。まぁいいや!


講義期間中は食堂が込みます。これ世界の真理。自分の学生時代は周囲に食べるところが多かったので、生協ではあまり食事せずに気分にあわせていろいろランチを楽しんでいました。会社員時代も完全フレックス制だったのをいいことによく外出していいお店を開拓し楽しんでしました。(食事だけじゃなく、お酒も・・・。まぁ時効ですね)こちらの大学に赴任してから驚いたのは、周囲に食べるところがない!いいビストロや中華やイタリアンがあると期待していたのに!必然的に生協以外に選択肢はなくなります・・・。最近はあまりの脂っこさと量の多さに閉口して、小さい持ち帰り弁当にしてます。さらに工夫してスープや果物を持ち込んで研究室で食べます。幸い最寄の駅前に果物やさんが露天を出していて今は柿と蜜柑の季節。葡萄や梨、桃なんかも売ってます。スバラシイ!ORFのネットラジオでクラシックを聴きながら少しは優雅にランチしてます。ネットラジオではORFとWQXRというNYの曲がいいです。古楽から現代曲までなかなかいい選曲。オペラ好きなら、専門のHPがあるので探してみてください。ちなみに最近はペルゴレージやヴィクトリアをよく聴きます。もちろんワーグナーも、ですが。この前ロッシーニを久々に聴いて、またロッシーニ熱が再発しそう。





Sport !!

今日は学科のテニス大会でした。大学っていいところですよね。


大学院生と組んで出場。春1勝だったので、2勝以上を目指しましたが、ドローが悪く相手が強かったです。結果1勝1敗。もう1つ勝てば4強だったのですが・・。個人的には勝負どころでミスが多く不本意でした~。あ~。精神力で勝った緒戦だったのに、精神力で負けた2戦目でした。しかしそれにしてもテニスってお互いの勝つ確率が1より小さいとしか思えない(要するに勝ちにくく負けやすい)スポーツですよね。


水曜日にはソフトボールの練習試合。理学部生物系の強豪(優勝もなんどもある)と対戦しましたが、こちらは6-1と快勝。まったく隙なしです。3連覇のかかる学科研究室対抗戦は7日です。


遊んでばっかりじゃないか、というご批判もあるかもしれませんが、こうやってリフレッシュしながら進めるのもいいものです。現に予稿はすべて完成し、シンポジウムも無事立てられそうですし、実験もまずまず進んでいます。気候もいいし、いい季節です。

暗い火曜日

上海での講演の予稿を提出

SFでの学会の予稿を提出

予稿の内容が混然

学生の論文の第1稿をみて愕然

学生の学会予稿の第2稿をみて改善のなさに憮然

講義の準備に疲れて呆然

健康診断を受け体を絞れたことを確認し悠然

O大学からサンプルが届くも、特性が悪いようで慄然


再び月曜日

昨日は整体で体のメンテをし、軽く散歩をして秋を感じておりました。先日まで暑かったこの地方も一気に暦が数ヶ月進んだかのような寒さ。空はどんよりしていましたが、ドイツ暮らしを経験してから、寒いときに空がどんよりするのも風情のあるものだ、と思えるようになりそんなにキライではありません。日本酒が呑みたくなったので、市場でいい穴子を仕入れて家族で夕食。満喫。


今日は講義の日です。やはりどっと疲れます。毎週あるとスライドの準備がつらいです。ちょっと飽和してきました。他にもう1つの講義にobserver参加・来春の学会@SFの予稿の投稿、来週の講義の準備と学生とのdiscussionなど・・・。明日は健康診断です。心臓に不安のある私にはキンチョーの一瞬。最近また不整脈が出てきたのでちょっと心配・・・。リラックスしようとブラームスの2番を聴いたのですが、逆に学生時代のつらい練習&思い出が反芻されて逆効果でした・・・。直前のシュランメル音楽の効果が吹き飛びます。


A級グルメ情報を出せ!との指令があったので1つ。「はつだ」という肉料理(焼肉ではない)の店です。

左が店構え。どう見ても名店には見えないのですが、中はきれい&静かで品も悪くない(まぁ普通)。右は某百貨店で購入できるかの有名な「和牛弁当」。冷めても非常に美味な名品です。これで1500円。


秋を感じてきたので健診が終わったらちょっとグルメ道を再開して栄養をつけて年末に向かって驀進しようと思っています。