楕円球空間 -134ページ目

帰国準備開始

あと1週間強で帰らないといけなくなりました。まぁいつまでもここにいるわけにもいかないし、学生は待っているし、8月からの予定は既に真っ黒だし(ウンザリ)、で帰らないといけないわけですが。あぁ、でも日本はクソ暑くて蒸し蒸ししているんだろうなぁ・・。


研究室の本や論文をそろそろ家に持ち帰って荷造りしないといけません。論文は「こんなに!」と思うくらい増えました・・。結構読んだなぁと、自分で感心。計算ノートもまとめに使っただけなのに1冊丸々使い切ったし、それなりに勉強できたな、と。実際いろいろ理解が進んだ部分があり、直接、明日の研究には役立たなくても研究者としての一般教養のようなものは随分と豊かになったんじゃないでしょうか。おまけに論文は何本か通るし、特定の分野では世界初をとれたし、賞ももらえることになったし、大きな研究助成金の最終選考には残してもらえるし、結構いいことばっかりじゃん(笑い)。


しかし日本に帰った後のスケジュールは酷い・・・。特許の打ち合わせに他大学の先生に研究上のアドバイス、研究会と面接のバッティング、海外からの留学生受け入れの可否の判定、別の研究会主催の準備、大きな研究プロジェクト開始に伴うキックオフmtg、大学院入試に教授の出張(研究室運営の代行)、国際会議と国内学会のバッティング、休みなしの移動地獄、などなど。正直体調が不安です・・。日本の社会に適応できるかどうかも・・・。

帰国も近づく

ベリー位相のほうは、物理的イメージとしてはまだなんか釈然としない部分は残るものの、自分の扱い系で試しに計算してみたらちゃんと望みの値になり、さらにtrajectoryをひっくり返すとちゃんと符号も反転してくれるので、ああ正しいんだ、という感じ。計算はできるけど、もう少しイメージをちゃんとつけられないといけないなぁ、というところでこれが残りの時間の課題に。同時に知識の整理も兼ねて700ページはある本を読んでいるのですが、版が新しくなって内容もよくなり読みやすくなった(というか面白くなった)な、という印象。あとちょっと終わるのでこれもまたよかったな、と。


帰国も迫り、ドイツの友人からいろいろとお誘いがかかる。


1.パワーランチしよう

(要するにお互い忙しすぎるので、たまたま仕事場が近いのでこの街でランチをしよう、ということ。今日の昼に友人がオフィスから迎えにきます。秘書から電話があっておどろいた。出世すると、全部秘書がやってくれるんだなぁ、と)。


2.地元で有名なお祭りがあるから遊びに来い

(迷いましたがせっかくなので招待を受けて日曜日に行くことに。Leipzigに行き損なっているのでどこかで行かないとだめなだぁ。バッハ関連もそうですが、朝永先生の滞独日記にあるLeipzigの街と大学を見てこないと・・・・。あとはStasi博物館も見たい)


3.オーストリアの別荘に家族と行くんだが一緒に来ないか

(日本で親しくなったここの大学の研究者の友人が誘ってくれた。家族は夏中そこにいるそうな。奥さんのご両親の所有でイタリアとスロヴェニアとオーストリアの国境にあるらしい。流石に遠いの本当に参加するかどうかは不明だが、行ってドロミテアルプスを見てみたい。空気のいい静かなところで論文をノンビリ読むのもいいなぁ)


せっかくなので全部受けようと思い、時間のやりくりに必死です(笑い)。

逃避行

ベリー位相が理解がうまく進まず(なんかどこかでだまされているような感じ・・・)、逃避でサボりました。


オペラのほうは無事大団円。予想通り、最後は老いさらばえたヴォータンが出てきてヴァルハラを沈めながら自害、指輪はラインの乙女のところにゆっくりと沈んでいく、という幕切れでした。全体に既視感溢れる演出の筋立ての中に、収支のつかないくだらないアイディアをどっさり詰め込んだ演出でしたね・・・。凡庸。


演奏は、特に2幕が圧倒的なすばらしさでどす黒い雰囲気をよく伝えていました。自分はこの2幕が指輪全体を通して最も好き、と言っても過言ではないので文字通り堪能。もう演出なんてどうだっていい、という感じでしたね。歌手では特にブリュンヒルデ役のI.Theorinというスウェーデン人がすばらしく、これからも追いかけたいところです。バイロイトでもワルキューレの1人としてデビューしているそうですが(シノポリ指揮の頃)、大成してもらいたいところ。気になるWestは、ジークフリートのときよりはマシでまぁ許せる範囲か。期待はずれだったのはハーゲン役のP.KangとH-J.Ketersenでどちらもいまひとつ声が伸びてこない印象でした。


結局、夜も遅くなるので毎週宿泊したのですが、ホテルはニュルンベルグから電車で10分ほど離れた郊外にあるPark Hotelというホテルがすばらしく、宿泊が楽しみでした。オーナーには"Mr. Wagner"とからかわれ、オーナー夫人はワグネリアンでバイロイトにも5,6回行った事がある、とのこと。毎回印象を話し合うのも楽しみでした。ここは本当に静かで落ち着いたところで、庭も非常に美しく、朝食がまた非常によいので機会があったら再訪したいと思います。しかし都会から10分で緑あふれる静かな雰囲気というのは実にすばらしいです。


1泊したのち、Eisenachへ。Wartburg城の見学にたっぷり2時間かけ、さらにおいしいThueringer Wurstを堪能(本当においしかった)。城はガイド端末をフル活用し、いろいろ勉強できました。城からの眺めも実に印象的で、流石ゲーテが絶賛しただけはある(当時はもっとすばらしかったでしょうが)、と納得。このあとバッハハウスへ行き、念願を果たしました。バッハとモーツァルトは特別な存在。モーツァルトハウスは商業主義に堕してしまったですが、ここはむしろ研究色も濃厚で見ごたえあり。博物館を新築したと聞いて危惧していたのですが、杞憂でした。ともかくドイツの小都市を堪能し帰宅。今日は朝から気合が入って仕事が進みます。親友の結婚も決まり、いいことづくしです。


お祭り第2弾

昨日からこの街ではバイエルン・ジャズフェスティバルの一環で、あちこちでジャズバンドが出ています。


たまたまゲストハウスの1階にあるVitusというアルザス料理でもステージを作り、しかもそれが自室の面している中庭だったことで、自室からジャズライヴを楽しめました(昨晩)。中庭はビールやワインを呑みながら大勢の人でにぎわっていて、ライヴは非常に盛り上がったおかげでたのしい時間をすごすことができました。今も午後2時からのライヴに向けてステージの準備が進んでいます。レストランのオーナーのフィリップ(既に友人になってしまい、食べに行くといろいろ話をするようになりました)も八面六臂の活躍でビール・ワインをサーブしまくっています。


街全体もなんだかうかれた感じ。ビールの醸造所の露店もあちこちに並び、さらに定番のソーセージスタンドもあちこちに。私もいつも行く肉屋さんで、初めて生ソーセージ(通常売っているソーセージは肉屋であってもボイルしてあるものがほとんど。生のものはその肉屋の自家製で、その日のうちに売り切ることを前提として作る)を買い、昼から1人フェストです。いままで生ソーセージをうまくグリルする自信がなかったのですが、大分(くせのあるコンロを)使いこなす自信が出たのでトライしたのですが、筆舌に尽くしがたいうまさ!思わずビール、呑んでしまいました・・・。ダメ人間です・・・。


さて、そろそろライヴも始まるようです。ノンビリみて、そのあとはOperaというカフェで、これまた美味のケーキでも食べようと思います。そのあとはベリー位相の整理をする予定です(いきなり、ですが)。


査読・この怖ろしげなるもの

時々論文の査読が回ってきます。ご存知ない方のために書くと、論文を書いて雑誌に投稿すると、その論文の意義とか価値とか速報性とかをレフリーという匿名の審査員が判断するのですが、このプロセスを査読といいます。自分はせっかちで、投稿した論文が早く査読されないとイライラするほうなので、逆に自分が査読者の場合はできるだけ早くやります。必ず1週間以内には終わらせます。査読の速度は本当に人それぞれ。年始に投稿した論文を3ヶ月もたなざらしにした挙句ようやくコメントをよこしたので3日で直して再投稿したら、また1ヶ月たなざらしにして、挙句にレフリーから降りた、某有名&陰険フランス人のようなことは絶対にしません。また、アメリカ人によくある「査読で回って来たいい論文の内容をパクって自分たちで似たようなことをやってよそに投稿し、査読の論文は時間をわざとかけて、結果的に自分たちの論文が先に出るようにする」なんていう人の道に外れるようなことも絶対しません。


さて、今回は論文ではなく、某有名(らしい)国際会議のプログラム委員のお手伝い。去年から下請けでやっています(ってこんなこと書いていいのかな・・・)。来年からは委員になるかもしれないので、そうするとプログラム委員会と学会で都合、年に2回もアメリカに行かないといけない。げ~。いいのは夏にボストン(去年のプログラム委員会開催地)とかニューヨーク(今年の委員会開催地)にいけることくらいか。野球がみられる・・・。


去年は16本、今年は17本読みました。普通学会のアブストラクトはせいぜいA41枚、もっと短いと半分とか300wordsとかあるのですが、ここのは違う!A4で3ページ・・・。人によってはFigureを10個もつけてくるのがいる。読むのが大変・・・。しかも1週間でやれ、と。やりましたよ、2日で。今年はコツもつかめて結構大鉈ふるってバンバン落としました。どうせ採択率は30%くらいだしちょうどいい。とにかく公平・公正をむねとして一生懸命やりました。いろいろな人の文章を読むのは勉強にもなるけど大変だ・・・。しょっちゅうはできないなぁ、というところです。疲れました・・・。



指輪・第3夜

第3夜・ジークフリート。書かねばなるまい。


いつも同じ時間に開始されるので、プログラムの終了予定時間が1回ごとに遅くなっていくのを見て「あぁ、どんどん長くなるんだなぁ」とややため息まじり。週に1回でこれだからほぼ毎日見る(しかもあの堅い椅子で)バイロイトはしんどいんだろうなぁ、とも。


さて、ともかくジークフリート。タイトルロールはJ.F.West。人気もあるし、確かに声は鋼鉄系のヘルデンテナーなのでワーグナーには合うのでしょうけど、自分はだめでした。体格的(視覚的)な点と演技の下手(下手でもいいけど音楽を邪魔するくらいの下手さは罪だと思う)さ、全体の雰囲気がダメです。せめて3幕後半からは厳粛さを出してほしかったのですが客席からも失笑がでるような始末で・・・。たぶんもう彼の出演のものは見ないような気がします(とはいえ黄昏の主役も彼なのですが)。


演出のほうもあいかわらずの迷演出で既にこちらは諦めました。妙なところは目をつぶって聴いています。宿泊したホテルのオーナーのご夫人は2年前にチクルスでみたそうですが、感想を話していて「演奏も歌もよかったけれども演出はなんだか変テコリンだったわ」と100点の感想をおっしゃっておられました。そうなんです、完全に音楽を邪魔してます。


ここまで読むと、不満なんだ、と思われると思うのですが、特に歌手はWestを除けば自分にはすばらしく、堪能しています。結局最後までヴォータン役のLinnは破綻がなく、すばらしいまま終わりました。大喝采を浴びていましたが当然。ブリュンヒルデも3幕後半だけとはいえ全力投球でこれもすばらしい。脇役も(私の好きな2幕のWaldvogelも含めて)大変すばらしかったです。ミーメが1幕で一瞬歌詞を忘れて飛ばしたときは焦りましたけど・・・。やはり3幕の最後、ジークフリート牧歌のテーマが出てくるところからは盛り上がりますね~(笑い)。寄せては返す大波、という感じで翻弄されます。コーダのところで隣のおばあさんが、ガッツポーズをしたのを私は見逃さなかった(爆笑)。大きなカタルシスを得て終了。


見逃さないといえば、その隣にいるドイツ版クラオタのオジサン。日本版と一緒で、しばしば指揮をしてくれる(分かる人、苦笑してください)。外見・行動も日本版と一緒で、


1.寒暖に関係なく同じスーツをがっちり着込む

2.でもネクタイの結び方や所作がだらしない

3.色白・小太り

4.ブツブツ独り言を言う

5.演奏中、感極まって指揮をする

6.無口なのに、特定の話題では滔々と持論を周囲の人に披露する


などなど。苦笑を禁じえません。あんまりこういう人、ドイツにはいないんですけどね、普段は。


ドレスデン便り2

ただいま帰宅。流石に5時間半の移動はややきついですが、時間の割りには疲れないのがドイツ鉄道の不思議なところ。なんでだろう。


さて、ドレスデンですが、工科大には相当な予算が投下されているようで、最近G氏のオフィスの隣にできた学食(メンザ)に行ってみると大変な綺麗さとメニューの豊富さ。さらに目の前で調理してくれるメニューも沢山あり、それにも驚く。キューバ人のRさんによると「豚のえさのように20kgいっぺんに調理!ではないのでおいしいし食べる気になる」とのこと。確かにそうですね・・・。さらに驚愕したのは毎日「Sushi」があること!そう鮨です。もちろんカリフォルニアロールが中心でそれに海老を茹でたものとか、サーモンくらいでトロがあるわけでもシャコがあるわけでもない(しかしシャコはヴェネツィアではおいしいものがあったなぁ。バールにてイタリア語で注文したら、隣の老婦人が「あなた、難しい単語しっているのねぇ」と驚いてくれました)ですが、まぁ日本のコンビニに握りずしくらいの味はある、という感じです。これが3ユーロなのでまぁ許せる。どうもグループのみんなは私の評価を心待ちにしていたようで、「ヨーロッパで鮨を食べるとしたらvalue for moneyでは十分だと思う」というと一斉にみんな注文するようになりました。中でも今度博士課程に行くG.N.君(独・英・伊・仏・西の5ヶ国語を自在に操り、こんどはチェコ語をやるそうな。日本語もどんどん吸収している)などは箸も上手に使って毎日巻き寿司を食べていました。いやぁ、食の世界のダイナミズムというのもすごいもんだ。


昨日の夜は、こちらの大学のK.R.教授が講演で来ていたので、7人で"Villa Marie"というイタリア料理屋へ。ドレスデンでイタリアンなんて全く期待していなかったのですが、場所といい料理といい値段といいすばらしいものでした。まずVorspeiseのサラダのおいしさで一気に期待が高まったくらい。ラザニアを注文したのですが、自家製だけあって実に上品で美味。しかも箱庭的なチマチマした感じもなく、文句なし。値段も信じられないくらい安いし、ここは絶対オススメです。


www.villa-marie.com


です。というわけで研究にも食事にも満足、唯一の心残りは仕事が忙しく、薔薇の騎士を見逃したくらい(う~、残念!Denokeのマルシャリン、トムリンソンのオックス男爵、見たかったなぁ・・・)でしょうかね・・。でも逃した魚も大きいなぁ(笑い)。



ドレスデン便り

G氏が着任したドレスデンにて。


5年ぶりに訪れたドレスデンは、相当な部分の修理・修復が終わり、美しい街になっていました。5年前は駅から始まってすべてが工事中でえらく埃っぽいのと、夕方以降人気がばったりなくなる寂しい街、という印象しかなかったのですが。


G氏がMax-Planck-Institutのゲストハウスを予約してくれたのでそこに滞在して工科大に通っています。MPIは綺麗で立派で驚愕。ゲストハウスもStuttgartのMPIに比べればこじんまりとしていますが、綺麗なのは綺麗で住み心地はよい。これで1泊21ユーロ+朝食4ユーロ。すばらしいの一言。


工科大の研究室は庭に綺麗な2階建ての建物で、自分の居室の前は黄色と白の花が美しく咲いています。おちついて論文を読んで勉強できます。


昨日はStuttgart時代に指導していただいたW教授を訪問。ここの教授でしかも副学長に昇任したそうな。研究グループもいままでどおり維持していて「いやぁ、忙しくて体がいくつあっても足らんよ。明日はセメスターで最後の講義もあるしね」とおっしゃりながらもお元気そうでした。先生にはいつも"Oh, ○○! Don't worry!!"と励ましてもらって、昨日も励ましてもらいました。先生に「いつもDon't worry!!と励ましていただいたので、苦しくなると先生のそのセリフを思い出して自分にDon't worry!と言っている」というと先生も大笑いして「でも大事なことだよ」と。当時から研究テーマは変わってしまったのですが、その話になると「いつでも君のやっているテーマについて君から聞くことは楽しみだよ」とこれまた暖かいお言葉・・・。涙が出そうになりました。最後に先生に名刺をお渡しして、先生からも名刺をいただき「僕の宝です」というと、またまた大笑い。先生は明るくて包容力があって謙虚で、でも飛び切り優秀で(MPIで被引用数第2位の論文を書いたこともある)、本当にすばらしい方です。「またいつでもいらっしゃい。待っているよ!」と言われ、感激して研究室に戻りました。いい一日でした。


賞をもらう

研究をやっていてちゃんとした賞を初めてもらうことになりました。


会社員のころは所長賞だのナントカ賞だのもらったことはあるけど、ちゃんと自分の研究を分かる人が評価してその上で賞をもらうのは初めて。万年2位の私(例の作文から始まって、だいたいどのフィールドでも2位が多い。優勝の経験は小学校のソフトボール大会と大学の学科内のソフトボール大会くらいか・・・)。今回は複数人受賞だから正確に1位ではないけれども、でも嬉しいものだ、ということがわかりました。いつも寂しい「受賞歴」にやっと書けるな・・・(笑い)。



エロス&タナトス

日帰りでギリギリ通えるミュンヘン。昨日は、仕事が終わったあとダッシュで駅に走り、唯一のチャンスを生かしてSalomeを見に行ってきました。


Salomeはなぜか自分の琴線に触れるオペラ。子供のときにテレビで放送があり、見ようと思ったら親に止められた(まぁ当然か)、ということもありなぜかこのオペラを見るとなると異様にテンションがあがる。今回も迷っていたらたまたまキャンセルで2列目左側(木管の前)といういい席が出たので購入。Friedkinの新演出(というかむしろDenokeの演技・艶技)が評判のプロダクションで期待は高まります。


前回は8年前の3月にエファーディングの演出のものを友人3人でミュンヘンまで見に行きました(Stuttgartから)。これはこれでターフェルの超弩級のヨカナーンに痺れたのですが、今回のはとにかく圧倒されました。やはりDenokeが言語に絶する大車輪の活躍で最後までバテずに、しかも可憐な少女から妖女までばっちり演じ分けるというすばらしいパフォーマンス。実物は結構大柄なのですが、スタイルがいいこともあって可憐さと無邪気さが前半は溢れている一方、後半は一点狂気が迸る熱演で、親友T.Y.氏の言葉を借りれば「脳震盪を起こしそうになるくらい」圧倒されました。正直Denokeのサロメと聞いたとき、線が細い印象がStuttgartのワルキューレを聴いたときにあったので大丈夫かな、とも思ったのですが全くの杞憂でしたね。ビジュアル的にもすばらしく、あの演出を実現できるのはDenokeかNetrebkoくらい(彼女がやったらチケット代高騰するでしょうね・・・。あの演出だし)じゃないかな、と思います。まぁNetrebkoはドイツオペラだめだから無理でしょうけど・・・。


というわけでエロスとタナトス溢れる濃厚な世界を堪能しました。


エロスとタナトスといえば「罪と罰」。読了しました・・・。言葉がでないくらいすばらしかったんですよね、これが。自分の年齢と価値観・世界観に応じて新しい顔を見せてくれる名著でした。10年たったら再読したいです。どういう印象に変わるか楽しみです。