物性物理と日々格闘している楕円球(またの名を主筆)の日常つれづれよしなしごとを。
大学決勝
明治22-10早稲田。
準決勝以降予想の精度が上がってきていたが、10点差で明治勝利、早稲田は3本取っても苦しい(明治は3トライ+PG=22点)、とほぼ的中の予想通りだった。それにしても明治は完勝と言っていい試合運びで、早稲田に勝機は無く、勝利の女神は前半30分で早稲田に背を向けたと感じた(観戦していてそう思った人は多かったはず)。全体を通じて大学ラグビーというこの長い歴史のある伝統のスポーツにおける「文脈」(context)の重要性を感じた試合だった。
ポイントの局面と言うと矢崎イエローのシーンと思う人も多そうだが(これも後述)、自分がポイントと思ったのは服部がゴール前にボールを出さずにキープして潰されたシーン。蹴り出して5mスクラムでも失点したかもしれないが、それはやることをきちんとやった上でのことなので仕方ない。問題なのは去年に続いて変なアイディアが服部の脳みそに降臨してそれを実行しちゃったことで、去年の帝京戦でのポカの数々をプレイしている全員(と観客の大多数)は覚えているはずで、今年もやらかした(やらかしてくれた)となったはず。明治は服部が正常な判断ができなくなってる、と一気に押せ押せになってモメンタムが傾いたし、早稲田はキーマンが去年に続いて変な精神状態になっているのを目の当たりにして動揺したはず。なんとかノックオンで直後のトライは取り消しになったが、その後で明治がトライを取りそうなのは相当にボンクラな人間でもわかったと思う。14-3となって雰囲気的にはもう明治勝利になった。これがこの試合だけで出たミスなら、ドンマイドンマイ、で済むんだが、大事な一戦、しかも選手権の決勝で2年連続やらかすSOへの信頼度は確実に下がったはずで、その後の早稲田のオフェンスがかなり無理め、オレがオレが、と少しづつ無理して珍しくノックオン連発になっている遠因になっていると思う。これが「文脈」の重要性のその1。
その2はやはり対抗戦でのレフリングがかなり影響してた、ということ。矢崎のシーンは初犯ならイエローまで行くかどうかやや微妙、とも思った。もちろんボール見ずにキャッチャーに一直線で当たりにいってるし、おまけに膝蹴り態勢で行ってるのでイエロー出ても全然おかしくはないが、やっぱり対抗戦でFL城が空中のキャッチャーにガチでタックル行っておまけに全くバインドを外さずに地面に叩きつけた上にヘラヘラ笑ってるのが相当にレフリー陣の頭にあったのは間違いないと思う。早稲田はそういうチーム、という印象があるのであそこで一発イエローになったと想像するけど、そんなにズレていないのでは?印象で決めていいのか、という意見もあるかもしれないがスクラムの組み方にしてもレフリーの印象とかレフリングの方針とかとの齟齬とかが重要なスポーツで、だからレフリーとコミュニケーション取りながら試合を進める稀有なスポーツなので、そこは蔑ろにできない。明治が敗戦につながるかもしれない最も危険なシーンだったのがFL最上が空中の服部にタックル入ったシーンで、あそこも矢崎がイエローなら最上にイエロー出てもおかしくない気もしないでもないが、チームとして初犯なのと、すぐにバインド外してたのがイエローにならなかった理由で、それは妥当な判断だと感じた(早稲田ファンからは怨嗟の声が出るだろうし、実際解説陣からも微妙なところという声もあったけど。。。)。これも「文脈」の重要性。
最後はやはりスクラム。あのボロボロのレフリングで苦しんだ明治だが、今日の大澤レフリーはきっちり見ていて、早稲田1番がいろいろやってくるのをフェアに裁いていたと思う。そもそも早稲田のスクラムは1番が斜めに入って相手の3番を無力化する傾向が強い上に組んでから少しだけ引いてコラプシングを取りに来るのが上手いわけだが、そのへんのテクニックに翻弄されずに裁けた大澤さんはきちんとできていたし、これも対抗戦からの「文脈」で理解すると理解しやすい。結果、スクラムがお互い安定して、試合として整ったと思う。
準決勝後に「明治には静謐さがある」と書いたが、今日も同じ感想で、淡々とゲームプランを遂行し興奮も落胆も慢心もなく、冷静に80分プレイできたこと、そういうチームを1年かけて作れたことが勝因か。あとはあまり一般メディアで取り上げられないがBKが非常に強力で、スキルフルでミスがない、そういうチームを作れたことも勝因。正直、対抗戦の途中まで、筑波に負け、さほど強くない帝京とボロボロの慶應相手にいづれも接戦、ととても優勝を狙えるチームという感じじゃなかったんだが、早明戦から一気に覚醒した印象で、神鳥ヘッドと平主将は名伯楽・名キャプテンだな、と我が身の不明を恥じる次第。一方の早稲田は日本一になにかが足らないわけだが、個人的には精神性だ、と思う。レフリーへのアピールやスクラムのテクニックなど、まぁそういうのも強いチームらしさなんだろうけど、反則貰いに行く練習するよりも力で押し切るチームになってほしい。あれだけのメンバー揃えているだから、そういうチームを作る責任もあるでしょ。清宮さんや中竹さんの頃は憎たらしいくらい強かったけど、変な技術や小細工を弄さなかったのでスッキリした気持ちよさもあった。そのへんヘッドコーチの責任はあるんじゃないか。結局10番以降が主将の早稲田は勝てない、という自説が更に補強された1年になってしまったけど、来年はいい主将選んで捲土重来してほしい。
ということで今年の予想総決算と恒例の鬼も笑う来年の大予想。1年前の記事を引用すると
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帝京はHB/BKが9/15以外残るのは朗報で、どちらも帝京にとっては人材的に困らないポジションなので後ろは多分安心。問題はFWで遂に大駒が全部いなくなる年(おまけに今日の先発は6人が4年生)なので、どうFWを作っていくか・・・。リザーブ含めて下級生が3人しかいない(森山・ダウナカマカマ・坪根)ので・・・。むしろ早稲田は将来像が明確で、全員残るBK陣を服部がリードできるだけの安定したFWを作れるか、が焦点(あとはSHだけどまぁ早稲田もSHの人材には困らないはずなので)。今年のディフェンス中心のチーム作りは間違ってなかった(それまでの数年迷走してたけど、ようやく方針が定まった感じ)ので、BKで派手に勝つという色気を捨てて地道にFWを鍛えてほしい。懸念はキーになるFW第一列が2人抜けることで、特に佐藤主将のキャプテンシーは絶対的だったので、次の主将をどうするか(毎年書いてるが早稲田はFWが主将になると強い、というかSO以降を主将にすると弱い)も含めて重要。栗田が適任(田中は好漢好選手だけどさすがに主将は荷が重いか)かと思うが、どうなるんだろうか。明治はこれもBKが概ね残るのでFW次第。若い選手でいいのに出てきてほしい。ただメンバー的には有望株も多いし高校ジャパンは結構入るようなので、一発の魅力はある。慶應はある意味例年通りで4位に入れば上出来、筑波も今ひとつ殻を破れない感じで、むしろ青学が長期計画での強化が実ってきた感じなので、青学の健闘を期待したい。リーグ戦は問題外で、来年度もベスト4は無理っぽい。関西は総決算の年だった(若い学年の時から試合に出続けた主力が4年)京産が決算に失敗して、来年は天理中心か、と。気は早いが来年も決勝は帝京ー早稲田という感じに、どこかで明治と天理が一発ジャイキリできるか、という感じじゃないかな。
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とあるが、危惧した通りFWを再建できなかった帝京がベスト4で消え、明治がFWを上手く作り上げて優勝、早稲田はいいところまで行って勝てず、リーグ戦は論外、関西は天理が優勝して早稲田と接戦、ということでまずまず予想は当たったか、と。
来年は、連覇のかかる明治だが、地味にFWで苦しみそう。先発で残るのは1,4,7番。ラインアウトの核の4亀井が残るのは朗報だがFWを再建できるのか。あとは地味にSHでいい人材いるのか。BKはCTBが抜けるが萩井が12番できそうだしまぁここは人材豊富な大学なのでなんとかなるだろう。ということある程度メンバーが残る10番以降を生かせるFWとSH次第。早稲田は実は来年は強そうで、FW第一列が全員残るのはとても朗報。栗田・田中と自分の好きな仕事人タイプの早稲田らしいFWが抜けるのは痛いのでそこで人材補強できるか。BKはSHには3年の渡辺、2年の川端と優秀な2人がいるのでここは大丈夫で、こちらもCTBが両方抜ける穴をどうするか。得に福島の卒業は痛い、と見る。とにかく早稲田はメンバー的にも総決算の年なので来年優勝できないと暫く優勝できなさそうで、大田尾さんの頸も賭けた1年間になりそう。帝京はこれまた実は強くなりそうで、FWがFL河村以外全員残るはず。こういう時の帝京FWは強い。個人的には来年度は帝京が台風の目だと思っていて、FW次第で覇権に手が届く可能性がある。BKは両WTBが抜けるのは痛いが帝京はとにかくFWで圧倒するチームなのでそこ次第か。筑波が今年は大暴れしたが、ジャイキリといえば筑波なので4位に入って(慶應には勝って)選手権で一発暴れてほしい。慶應は特にプラス材料もなさそうで、冴えない1年になりそう。青学と入れ替わる可能性すらある?リーグ戦は・・・・、もういいでしょう。東洋と東海が優勝争いなんだろうけど、もっと精度の高い細やかさのあるディフェンスをきっちりできてさらに苦しくても自滅しないチームを8チーム全部で作っていかないと存在意義としてまずいと思う。関西は引き続き天理が強いと思うが、京産は元ジャパンの首脳2人が流石のコーチングでどんなメンバーでもコンスタントにベスト4に入るチームづくりが完成されている印象なので、仮に関西2位でも選手権では一発ありそう。ということで来年も混戦模様だが、帝京・早稲田・天理、追いかける明治と京産、ダークホース筑波、という感じか。単純な足し算なら早稲田が本命なんだが、そうならないことは去年今年の決勝で露呈してる。
ともかく今シーズンも素晴らしいシーズンになりました。ラグビーって素敵。
高校決勝
主将が怪我した桐蔭学園がどう戦うか、だったが終わってみれば順当な結果に。
京都成章は京都予選決勝の京都工学院戦をみたが、そこまで強いのかな、というのが第一印象で、実際京都工学院戦も球運もあって勝ったという感じだった。なので決勝まで来たのはやや驚きなんだが、相手に恵まれた部分もあった感じ。実際東福岡も今年はなんだが随分大人しかったし、これが桐蔭学園側の山だったら相当に苦労したはずだ。
桐蔭は身長はそこまでないものの、体の分厚さが異様でとても高校生FWと思えない。前半10分くらいまでは京都成章のタックルにマトモに勝負して苦労していたが、だんだん慣れてきてポイントをズラすなど工夫して接点で食い込みだした後半は一気にトライラッシュ。そのうちパワーでも凌駕し始めて、順当な結果に収斂。
いやぁこのまま4連覇も射程圏内なんじゃないかな。どこの高校が対抗馬になれるのか、がポイント。やっぱり仰星と大阪桐蔭?
Neujahrskonzert 2026
今年も1日遅れで視聴。
ネゼ=セガンは軽量級であんまり好きな指揮者じゃないんだが、こういう演奏会では逆にこの軽量級ってのがうまくはまった感じで音楽が軽くて華やか、さらにやっぱり50歳っていう若さもあってリズムや音にキレがある。ショーマンシップにも溢れていて、これは何年かしたらまた呼んでもらえそう。選曲はなかなかに現代的で、だんだんNeujahrsも変わってきたんだなぁ、と思う。ともかく全体としてはこれはこれでなかなかに楽しめるいい演奏会だった、と好評価。
来年はソヒエフらしくて、新人発掘も大変そう。指揮者もこのへんは谷間の世代で、ムーティとかヤンソンスとかきっちり振れて音楽性も優れていてそれで巨匠っていう人を探すのは大変そうだ。
準決勝総括&決勝予想
終わってみれば予想はほぼ的中という準決勝。
早稲田31-21帝京
スクラムとラインアウトという不安材料を解消できなかった帝京だったが、一方で長蛇を逸した感もある。前半14-7にしたあたりはモメンタムが来ていて、戦術上も接点でゲインを切ってパワー勝負というプランがハマり始めて行けるか、という感じだったんだが、あそこでショートパントなどで自分で流れを手放したのが惜しかった・・・。なんで地味で痛いけど早稲田にダメージ与えられる方針を徹底できなかったのか残念。早稲田は流れでキレイに取れないのは相変わらずで、さらに野中が不調で3本も外したのは冴えない試合運びではあったが、ラインアウトをよく工夫(とはいえミエミエの戦術で距離があればサインプレーで、それを撒き餌にしてゴール前では一番決定力のある清水を使う)していたのが勝因か。
明治37-19京産
入りの10分は田村さんも指摘のように京産のディフェンスがよくハマっていたが、明治がだんだん対応していって地力の差が出てきた。特に外国人のパワーランに臆せずいいタックルをかまして明治のディフェンスは本当に良質。BKに展開力も出色で、1枚も2枚も地力は明治が上、という印象。一方で京産も真面目でいいチームで、伊藤主将は好感度めちゃ高いし、ノーサイド後のポルテレの号泣もグッと来るものがあった。
ということで決勝は予想通り早明再戦。早明戦の場合、相当に差がないと連勝とはならないものなんだが果たしてどうなるか。といいながら自分の予想は現時点でずばり明治の連勝で優勝。対抗戦ではボロボロのレフリングに試合を潰された明治だが、準決勝の試合ぶりを見てもいい意味で頭に血が昇らない落ち着いた大人の試合運びで、ある意味で静謐さすらある。スクラム・ラインアウトのセットピースも安定していて不安材料がない。あの対抗戦があったのでレフリーもきちんと仕切ると思うので、早稲田第1列の組んでから少しだけ引くギリギリのテクにあまり騙されないんじゃないか、という予想もある。普通にやれば明治が10点差くらいで勝ちそうで、28-17くらいか。早稲田は3本取れるかどうかだが、一方で3本では苦しいかと。早稲田が勝機を見出すには何かプラスαが必要なんだが、何かあるんだろうか・・?
Books of the year 2025
大学運営の雑用が大変で、一回も海外に行かず(こんなの2004年以来?)、演奏会も例のヘッタクソなK大オケ演奏会の1回だけ。研究ではPRLに論文通してN系雑誌もaccept直前ではあるが、それ以外は実りの少ない1年で、本もあまり読めない1年だった。そんな中でどれかを選ぶと
・舌の上の階級闘争
・グランゼコールの教科書
か。前者は書評書いた時にも述べたように凡百のグルメ本ではなくて社会メッセージ性が立ちまくった一冊で印象的だったし、後者はフランスのエリートってこんなに勉強するんだ、という意味でいい意味での(昨今そればっかりでもないわけだが)エリート主義の美点を感じた。
お務めは3月末で終わるので来年は研究と大学運営だけじゃない教養主義の1年を送りたいものだ。
準々決勝結果総括&準決勝展望
出張続きですっかり遅くなったが、なかなか見どころ?の多い準々決勝だったか、と。
帝京36-0筑波
NHK ONEで視聴したが、点差ほど力の差があったとは思わなかった。ただ筑波にミスが多すぎたか、と。なんだか随分よそ行きのラグビーだったような気がした。帝京はスクラムで押されラインアウトも取れず、正直強いと思えないのだが・・・。一発勝負の怖さを実感した試合。
明治46-19関学
こちらも予想が外れる展開で、関学が頑張ったのか明治が緩んだのかよくわからない試合。流石に明治が負けるとは思わなかったが、ずいぶんとスッキリしない展開で準決勝は大丈夫なのかなぁ、と。
京産26-24東海
これはなぁ・・・。東海、これじゃだめだろ〜。リーグ戦の優勝校が関西2位に負けてしまっては・・・・・。鬼門の大阪、最近勝ててない準々決勝、毎年12月にバラけてくるチーム、悪い要素はてんこ盛りだったわけだがさすがにディフェンスが強くない京産から24点しか取れずにラストプレーでひっくり返されるとは・・・・。もう本気で監督交代だ。
早稲田26-21天理
見ていないのでコメントしにくいが。、意外な結果といえば結果。天理の攻撃力不足だったのか、早稲田のディフェンスがよかったのか・・・。
ということで準決勝は以下の通り。
早稲田ー帝京
気持ちとしては帝京に勝ってほしいが、ここは早稲田か?しかし予想しにくい。お互いに振れ幅がデカすぎてお互いのエラーバーの中に中央値が存在している感じ。正直1/2に調子のよかったほうが勝つ、というくらいの感じか。帝京が勝つならセットプレーで互角に組めること。ボールが動いている間はまずまずオフェンスもディフェンスもいいという印象なので、セットプレーでミスして反則、という展開だけが怖い。早稲田は普通にやれば勝てそうなんだが、大事な一戦では普通にできないのが昨年度からの課題なので・・・。ディフェンスでガツガツ来られて点を取れずにバタつき始めると危ない。
明治ー京産
こちらは本当に普通にやれば明治がかなり快勝できそう。怖いのは接戦で残り10分になったときか。京産は今までの展開から諦めずにしつこく絡んできそうなので、早めにポンポンとトライをとれると明治ペース。
ということで決勝は早明戦の再戦?
大学選手権3回戦結果&準々決勝展望
母校の入れ替え戦を観戦して戻ってきて結果を確認(無事に2部残留。前日に大東文化大がまさかの2部落ちになったので[1部で全敗の日大が2部で全勝の中央に勝ち、1部で2勝した大東文化が2部で2位の専修に負けるとは・・・]一発勝負の入れ替え戦は何がおこるかわからず不安だったが一安心。)。以下順番に。
帝京29-14東洋
15点差で帝京勝利、は当たったが、帝京の攻撃力の無さはまずいレベルである。同じくリーグ戦では奮闘していた東洋もディフェンスのいい対抗戦の大学とやると全く歯が立たない程度の攻撃力しかない、というのはもっとまずいレベルである。リーグ戦グループは、「ザ・ザルディフェンスリーグ」なんで帝京はもっと粉砕して勢いつけたかったところなんだろうけど・・・。
関学53-21福岡工大
予想では50-15だったので、まぁこんなものでしょう。ただ福岡工大に3本取られたのは関学としてはまずい。
早稲田85-7関東学院
早稲田はSH以降を1本目半くらいに落としたのにこの点差かぁ。60-10の予想だったが、さらに想定以上の早稲田の完勝。どちらも対抗戦とリーグ戦の3位校なのにこれだけの実力差というのは暗澹たる気持ちになるが、関東学院にとっては復活のために必要なステップだ、と前向きに捉えてこの先も精進してほしい。
京産40-36慶應
うーん・・・・。予想的には京産オフェンスがなんとか爆発、とまではいかないものの点取れて勝てた、という総括なんだろうが、慶應は勝たないといけない試合だったか。正直いえば慶應やらかした、という印象。早稲田と帝京に粉砕された一方、明治と筑波には善戦できて、本当の実力がどの程度が分かり辛い今シーズンの慶應だったが、京産クラスには勝てるレベルだった気もするんだが。京産的には上述の通りのディフェンスの硬い対抗戦校から40点取って勢いはつけたいところ。トライ6本は評価できる。ただ慶應に5本は取られすぎで、ディフェンスには相変わらず不安が・・・。
ということで準々決勝予想。いつも通り左が勝者。
筑波ー帝京
帝京頑張ってほしいがあの得点力では筑波に連敗しそう。ロースコアの接戦にはなると思うが・・・。21-15で筑波勝利か。帝京は勝利のためには4本ほしい。
明治ー関学
ここは10回やったら10回明治が勝つ。メンバーを今日の早稲田のように落とすのかどうするのか、だが、誰が出ても普通にやって50-15くらいか。
東海ー京産
一番予想しづらい。慶應が上がったら思い切って慶應勝利(死ぬ気でディフェンスできそうなのでロースコアで勝つ)を予想するつもりだったが、ディフェンス力に欠ける京産だと「場」的にはザルディフェンスリーグの様相を呈するので東海の場って感じがする。東海はいつもクリスマス前に大阪でディフェンスのしっかりしたチーム相手に攻めきれずに根負けして「自分たちのラグビーができなかった」という毎度おなじみのコメントが監督と主将からでるわけだが、今回は相手に恵まれた感じがする。かなりのノーガードの打ち合いになりそうで、6本とっても安心できないか。45点先にとったほうが勝つ、と予想。ただ東海は勝ててもむしろ正月に国立で大恥さらすことになりそうなので、勝つことがチームにとって本当にいいのかどうかはわからない。
天理ー早稲田
早稲田が覚醒するか、がキーだが、今日は相手に歯ごたえがなかったのでチーム力を上げるとか精神力を研ぎ澄ますとかいう試合にならなかったのは不安材料。メンバーを落として戦ったのがあまり吉と出ない予感。天理は躍動感があってかなり強い、という印象で、伝統のひたむきで真面目なディフェンスも健在っぽいので、セットプレーでやられなければ互角に戦えるはず。僅差の接戦になりそうだが思い切って30-24で天理。早稲田はここでも服部が「消える」と見た。
大学選手権3回戦展望
で、いよいよ選手権だ。早明戦で早稲田がドジ踏んだせいで随分雰囲気の違う山になった感じ。以下、左が勝者予想。
・帝京ー東洋
なかなかの好勝負になりそうな予感。帝京のギアがあがる前に東洋が一発狙えるか、がポイントか。帝京は爆発力がないので、東洋に後半までついてこられると何が起こるかわからない。ただリーグ戦自体のレベルが低いので、東海に(接戦とはいえ)負けた東洋はプラスαの力が必要か。40-25で帝京。
・早稲田ー関東学院
平成のゴールデンカード復活。ただ流石に関東に勝ち目は薄いか。立正相手に10点しか取れない攻撃力では・・・。60-10で早稲田。
・関学ー福岡工大
ここは鉄板で関学。50-15くらい?
・慶應ー京産
予想しにくいのはここだ。非力で創造力のない慶應なんだが、なぜか選手権では帳尻をあわせてくる。京産は地力がないわけじゃない気もするが、天理に粉砕されるくらいのレベルなんで、正直期待はしにくい。ということで30-25で慶應勝利を予想。京産が勝つならパワー爆発で45-20とか?FWで圧倒しないと試合運びの拙さをカバーできないか・・?
となると準々決勝は
筑波ー帝京、明治ー関学、慶應ー東海、天理ー早稲田、か。明治戦以外はどこも接戦になりそうで、筑波がどこまで快進撃できるか、東海が鬼門の大阪でまたやらかすか、早稲田が天理という関門を通過できるか、見どころは多い。12/20を刮目して待て!
早明戦2025
25-19。早稲田完勝という大外れ予想をした我が身の不明は恥じるとして・・・。とにかく主審のレフリングが酷すぎて両校の選手が可愛そうになる一戦だった。よくぶち壊しにならずに済んだもんだ。それは後で述べるとして、ひとまずプレイのほうにフォーカスすると・・・。
・明治は失点が少ないという今期の特徴を存分に活かして、そこに絞り込めたことが大きい。得点力もさほどある感じではないのだが、ディフェンスで大崩れしないのは大きかった。こういうスタイルのほうが選手権では強いかも。
・早稲田は(忘れていたが)SO服部が大一番で「消える」という悪癖が解消されてない。去年の早明戦の苦戦の原因であり、決勝で帝京にやられた直接的戦犯だったわけだが、この悪癖が消えないとジャパンへの道は遠い。おまけにキックモーションのでかさを研究されてるし・・・。服部が輝かないと点を取れないチームなんで、パスミスしたりキックチャージされたりしたんじゃ話にならない。後半見切られて交代したが、代役SOの野中は過去記事にも書いたようにボールを隣にわたすだけの人なので膠着状態を打破でいる感じはしない。これで矢崎がいなかったら惨敗するところだった。矢崎以外が目立たないとこのチームはだめなんだが・・・。
ということで、内容的にはもっと明治が完勝できそうだったわけだが、それを接戦にしてしまったのがレフリング。もう今頃ネット界隈は炎上してるんだろうが、トライ2つも見逃されて本当に明治は可哀想。1本目は位置取りが悪く(タッチジャッジの責任もある)、2本目は大誤審で、あの位置でなんでボールが空中にある間に吹いちゃうのか理解不能。おまけにボールキャッチした明治BKがまだ空中、しかも最高到達点くらいにいるのにガチでタックルに入ったFL城にイエロー出さないし(流石にあれば一発イエローで誰も文句いわないはず)。更にスクラム周辺は神経質に最初に吹いちゃったもんだから反則が頻発しちゃうし、ジャッカル見逃してノットロールアウェイ取っちゃうし(そもそもジャッカルの判断がえらく遅い。まぁ好みだからそれはいいのかもしれないけど)。解説の坂田さんがどんどん無口になってしまって、まぁそりゃあのレフリングならご不満だよなぁ、と。最後の早稲田のノックオンはちゃんと見てたが、まぁ最後のスクラムでこれまでの状況で明治にペナルティを取れるわけもなく、坂田さんには「最後なんでペナルティにならないようにちゃんと仕切ってほしいですね」とまで言われてしまうし。
ということで関谷さんはもう大事な試合吹かなくていいよ。救いは明治の選手があれだけ誤審されても大して文句も言わずに淡々と試合を進めたこと。反面、早稲田はレフリングの下手さをいいことにガンガン文句言ってるのは見てて不愉快。大学スポーツということを踏まえてチームの教育という意味では遥かに明治のほうが教育が行き届いている印象で、これでは選手権で早稲田を応援したくない気持ちになる。
早慶戦2025
忙しくてブログの更新もままならないが、ラグビーシーズン到来だ。
今シーズンは本命不在、と思っているが、押し出されるように本命的になっているのが早稲田と(不祥事でミソをつけたが)天理だと思ってる。早慶戦はそういう意味ではどこまで圧勝できるか、がポイントだったが、まずまず最低限の基準はクリアしたか。途中で気が抜けて(35-7なんで仕方ないが)慶応に2本取られたのはいただけないが、メンバー的に慶應は相手にならないだろうという予想どおり。
今週末は明治戦で、明治も今シーズンの成績から考えて相手にはならなさそう。20点以上の差で早稲田圧勝と見る。これで対抗戦は早稲田・筑波・帝京・明治・慶應、になりそう。選手権で嬉しいニュースは関東学院の出場で、初戦が明治になりそうできっと負けるだろうけど、これを機会に復活してほしい。
ちなみにW杯2026はフランス・アメリカ・サモアと一緒で、毎度毎度サモアが不気味だが、まぁ2位で抜けられる感じ。ただトーナメントは初戦がオーストラリア、勝っても準々決勝でイングランド、と茨の道って感じだ。なんとか一発ワラビーズをかましてほしい。