ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。














こんにちは!







エッセイ」と「ハイ惹句(はい!ジャック)」が主な記事です。



「ハイ惹句」は世相の断片を拾いました。




変わった連句も、そのうちご紹介することになるでしょう。





いま、テーマは7つで、



   ブログ (一般的なはなし)






   喃語何語難語 (コトバの遊び)




   多羅葉脈    (エッセイ)




   ザクス文庫   (長編小説)




   政圏万歩計   (政治談義)




   映像詩      (動画と詩の融合)




   紅龍節理     (中国内外のこと)




です。

それぞれのフレームで創造の芽を育ててゆきます。


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回文俳句は逆読みしても正読みと同じになる俳句です。
これはこれでムズカシいですが、ここでは、逆読みが正読みと別の俳句になる「匝文俳句」の練習をしています。
つまりオモテの句とウラの句が抱き合わせになっている二重俳句に挑んでいます。とてもムズカシイので、どうぞ、きびしくない目で優しく見てやってください。でも、ヘンなところはビシビシ指摘してください。作り替えるのがこれまた、おもしろ、たのしいのですから。

に——ほ 

忍冬に/花白くして/ドアの野暮   (初夏)
にんどうに はなしろくして どあのやぼ
小火の跡/弟子黒し菜は/煮うどんに (三冬)

季語:忍冬の花・初夏。小火・三冬。
忍冬(にんどう)(にんどう)の花:スイカズラの別名。長い花筒の匂いのよい白色の合弁花。
小火(ぼや):ちょっとした火事。

 忍冬の花が白さを増してきたら、入り口に立っているあの野暮天の気の利かなさも輪をかけて本物になって来た。
 ボヤ騒ぎがあり煤(すす)だらけになって弟子がやって来たので、菜っ葉の煮込みうどんで労(ねぎら)った。

関東も梅雨明け宣言です。と、聞いただけで首筋がチリチリします。
同性結婚や遺産相続や天皇家の跡継ぎに女性天皇の是非、などいろいろ、昔は無かった問題が湧いています。これらをいっぺんに片付ける方法があります。
それは、「姓・名」を廃止して「名」だけにすることです。
家制度を無くせばいいのです。
結婚自体が無意味。家父長・家名を継ぐ必要はなく自由な個人として尊重される社会。同居したければ同居するし、別居がよければ別居する。断捨離は家具だけのことではないのです。あの世に持っていけないならばすべてのしがらみは余計なもの。親兄弟なぞは先ず断捨離の第一候補です。

暑くなってきた。素っ裸でごめんなさい。

匝文Semodnilap俳句を作っています。回文とは異なり、後ろから読むと別の句になる俳句です。イロハ順で3回目。「ハ」で始まって「ニ」で終わる句です。


は——に   

花の富士/世界をひとつ/安らかに  (晩春)
 はなのふじ せかいをひとつ やすらかに
丹硝子や/集ひを生かせ/四部のなは (三冬)

季語:花・晩春。丹硝子・三冬。
丹硝子(にがらす):ステンドガラス。
四部(しぶ):四部合唱。「冬の旅」を。

桜満開の中に霊峰富士。平和な世界はひとつ。
教会ではステンドグラスから降り注ぐ光の中、心を合わせ四部合唱、その名は『冬の旅』。

結婚式は教会で、葬式は仏前で、大学の部活で新興宗教をとっただけあって密教回教ゾロアスター教…なんでもござれの宗教観です。
 それでいいのです。すべての宗教をガラガラポン! ミックスして一つにすれば戦争は無くなるのです。いや、「なくなる」ではなく「なくする」へ。

 「多神教は無信仰」。無節操ではなくて時代の前衛である」日本人の宗教観。うん、これでいきましょう。

 めでたく出発した第三なので、余韻を残してめでたくお開きになるように作り変えましょう。

花の富士/世界をひとつ/汝が琵琶に  (晩春)
はなのふじ せかいをひとつ ながびはに
庭燎かな/集ひを生かせ/辞賦の名は  (仲冬)

季語:花・晩春。庭燎・仲冬。
庭燎(にわび):庭でたいて明かりとする火。特に、宮中で神楽を行うときなどのかがり火。庭火。
辞賦(じふ):散文に近い韻文。基本は中国の楚辞の形式。

 桜に埋もれた霊峰富士。争いの無い平和な一つの世界。あなたの琵琶に載せて……
 庭の篝火のなんと明るいことか。集いもいまは最高潮。なんという舞曲かその流れに皆うっとりと揺蕩っている。

前回の、がウラの句が、体言留オンリーで不デキでしたので心残りです。
涼しいですね。しのぎやすいのはいいですが、お米のデキが心配です。ウラの句のデキなんか、小さい小さい……


いろは双六、俳句のしりとりです。俳句造りでつかれたときに横目で見流してください。今日は2回目「ろ」「は」です。

ろ——は 

六阿弥陀/詣ぞよめく/露途罵るは  (仲春)
 ろくあみだ まうでぞよめく ろどのるは 
春の泥/酌め夜袖駒/駄見上ぐ 驢  (三春)
  
季語:六阿弥陀詣(まうで)・仲春。

六阿弥陀(ろくあみだ):一本の木から彫り上げたという行基(ぎょうき)作の阿弥陀六体を安置する六ケ所の寺院。彼岸に巡拝する行事。
袖駒(そでうま):手酌。自分で酒を注いで飲むこと。駄馬に洒落た。
駄(だ):馬に積んだ荷物。荷駄。
驢(ろ):ろば。

ざわざわと六阿弥陀詣でが続いている。歩きにくい砂利道に悪態をついている人も幾たりかは。
 はるの泥だ。夜には手酌で飲もうぜ。驢馬は積んである荷を恨めしく見上げていた。

「ろ」「は」の巻ですのでロバを出したというのなら、結構なオチになりますが、そうではありません。単なる偶然です。
ロハというのは「無料」の隠語ですが、ご存知ですよね。
そうです。昔は漢字の「只(ただ)」が常用漢字でした(知らない人はいない)。只の字がロとハの合字だったのを洒落たのでした。♪「櫻(さくら)」という字はノウ稚児さん、二階(貝)の女に気(木)がかかる きがかかる♪というコトバ遊びのタグイです。
こどものころ、誕生祝にロバの子どもをもらったことがありますが、寂しがり、一晩中泣いてウルサクテ寝られないので手放した、という思い出があります。
ま、どうでもいいことでした。
あまり暑いので痔が悪くなり、ボラギノールをつけています。間違えてパンに塗らないように注意しています。