【以下ニュースソース引用】

人間関係リセット症候群を「する人」「された人」の共通点とは?

精神科医しょう  精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

職場や学校だけに限らず、町内会などのコミュニティ、サークル、趣味仲間、友人やママ友など、社会生活を送っていると、気付かない内に人脈が広がっているということって、ありますよね。

 

また、最近ではSNSを通じてバーチャルな世界でも簡単につながることができるため、顔の見えない友人という存在がたくさんいるという方も多いかと思います。

 

SNSで人と簡単につながれるようになったことは、一見するとメリットが多いようにも感じますが、情報過多や見えない相手からの言葉や評価に疲れや不安を抱くことも多い世の中です。

 

自分に合う人と合わない人を見極めて付き合い方を考えないと、知らず知らずの内に心が傷付いてしまう…ということも考えられます。

 

ところで、読者のみなさんの中には「人間関係リセット症候群」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。

 

人間関係リセット症候群とは、正式病名ではありません。一般的には何の前触れも無く突然、人間関係をリセットしてしまうことを指します。

 

状況にもよりますが、煩わしいと思う度に関係性をリセットしていると良い関係を築くことが難しくなってしまいます。

 

しかし、今回は情報が多く溢れた世の中を、上手く生きていくためにも覚えておきたい人間関係リセット症候群のメリットを中心に解説していきたいと思います。

 

人間関係をリセットする人・された人が知っておきたい共通の目線とは?

 

人間関係に悩みは付きものですが、どんな時でも我慢し妥協してばかりではストレスが溜まります。

 

「人間関係リセット症候群」におちいりやすい傾向がある人は、嫌なことがあっても、黙って耐えてきたという人も多く、ある日突然、限界がきて音信不通に…となってしまうのだとか。

 

周囲からすれば「ひどい!」「あり得ない!」などと考えてしまいがちですが、本人が発するSOSに周りが気付けていなかったり、追い込んでしまうような言動を取ったりしていた場合もあるため、一概に本人だけが悪いとは言い切れません。

 

もしかしたら、自分の心を守るための最終的な手段だった可能性もあります。

 

「そうなる前に、本人も周囲も何とかできなかったのか?」という共通の目線で冷静に考えることができたら今後、つらい状況におちいっている人に寄り添うことができるかもしれません。

 

人間関係をリセットされてしまうことは、本人にとっても周囲にとっても決して気持ちの良いものではなく、職場に至っては貴重な人材を失うことになるため、大きな損害に他なりません。

 

リセットした本人にとっても、時間が経つにつれ罪悪感や自己嫌悪におちいる可能性も出てきます。

 

ネガティブな感情を抱かないためにも、人間関係をリセットする前に、何か手段がないか?まずは考え、信頼のおける人に悩みを話してみましょう。

 

ただし、尊厳を脅かされている、暴力を振るわれているなどの人間関係は、直ちにリセットした方が賢明です。

 

自分を守ることに徹するようにしましょう。

 

「人間関係リセット症候群」のメリットとは?

 

「職場の人間関係がつらくて仕方がない!」「何とかこの関係性を終わらせたい!」と強く思い悩んでいる場合には、転居したり音信不通になったりすることが有効かもしれません。

 

非常にに煩わしい人間関係をすぐにリセットすることで、得られるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか?

 

いくつか例をあげてみます。

 

・自分の合わない相手とご縁を切ることができる

 

合わない相手といる時間は、自分らしくいられず、苦痛なものかと思います。

 

また、価値観も合わないことが多いため、一緒に過ごす時間がもったいないと感じてしまうことも多いのではないでしょうか。

 

このような場合には関係を解消することで、ストレスを減らすことができ、空いた時間を大切な人との時間に費やすことができます。

 

また、本当に付き合いたい人の大切さに気付く、貴重な経験になるかもしれません。

 

・心機一転できる

 

つらい体験をした方は、今までの人間関係をリセットして新しい環境を作り出すことで、気分を一新させることができるかと思います。

 

住む場所や付き合う人を選ぶことで、自分らしくいられるのであれば人間関係をリセットするという選択肢もありではないでしょうか。

 

・他人に振り回されなくて済む

 

いつも他人を優先し、他人の気分にばかり振り回されてきたという方にとって、人間関係をリセットすることで、「自分を主体」として生きていくことができるようになるかもしれません。

 

まとめ

 

今回は「人間関係リセット症候群」のメリットについて考えてみました。

 

リセットした人もされた人も「何か改善点はなかったのか?」「この経験を今後、活かすとすれば、どうすればいいのか?」など検討すべき課題があると思います。

 

一方的に相手を責めるのではなく、できれば人間関係リセット症候群が起こらないよう、それぞれ目線で考えていく必要があるように感じます。

 

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

 

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あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを応援しています♪

 

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精神科医しょう 

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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