対話無き日々 ここまでをまとめ読み その11
想いやりトークチャンネル【大切な言葉を聞き取れるか!? 聖徳太子音声 音のクイズ総集編 Part 23】
↓のバナーをクリックして、チャンネル登録、よろしくお願いします!
のつづきです。
哲学対話の進め方
・テーマを決めて、考えを述べる
・質問、補足、自分の考えを述べる
・他者の意見の否定、批判、反論は出来るだけ控える
・ファシリテーターがいる
・原則として、対面で(空間を共有して)行う
・参加者が新たな気付きや考え方を得る

ブレストの進め方
・テーマを決めて、考えを述べる
・質問、補足、自分の考えを述べる
・他者の意見の否定、批判、反論は原則禁止
・ファシリテーターがいる
・対面にはこだわらない
・出された意見をマンダラートやKJ法などの手法を用いてまとめる
・結論を出す
ブレストが結論を出すのを最終目的としているのに対して、哲学対話では
集団としての結論は求められておらず、よって、マンダラートやKJ法のような
出された意見をまとめるプロセスは想定されていない。
ブレストは、これを推奨する経営学のスクールも多く、プロジェクト
マネジメントのテキストなどにも頻繁に出てくる。
実際、この手法を用いて成功した体験談を中小企業向け経営コンサル
タントのK氏から聞いたことがあるので、
ここで紹介しておきたい
(企業名や商品、サービス名などは全て伏せさせて頂く)
20年以上前の話しであるが、ある地方都市に経営不振に陥っている
小規模な旅行代理店があった。何とか経営を立て直そうと様々な旅行
企画が出されてきたが、どれも空振りで経営陣は頭を抱えていた。
そこに雇われたK氏は、全社員参加(約20人)のブレストを、K氏を
ファシリテーターとして行った。
様々な意見が出されたが、斬新なアイデアは出てこない。中堅以降の
社員は、どうしても交通費や宿泊費、人件費などのコストと販売価格を
考えながらアイデアを出すので、過去の延長線上のアイデアしか出ない
のである。
ところが、参加者の1人に新入社員のB君がいた。
大学を卒業したばかりの期待の若手!のはずだったB君であるが、仕事は
サボる、居眠りはする、遅刻はするで、やる気も全く見せず、いつも
ボー
っとしている。
社長の遠い親戚にあたる彼は、他の社員からの完全な厄介者であったそうで、
この日も何も発言せずにボーっとしていた。見かねたK氏がB君にやんわりと
発言を求めたところ、
うーん、えと、
どこでもドア”があればいいのに・・・
えへへ
この発言には、さすがに数人の社員が不快感を露わにし、
少し真面目に考えろよ!
というルール破りの発言をしてしまう人も出てきた。
K氏は、批判は控えるように注意し、参加者の中でも温厚で人望もある中堅
女性社員のIさんに「今のB君の発言に関して、何か思うことはありますか?」
と尋ねた。
いきなり話をふられたIさんは戸惑いつつも
「う~ん、どこでもドアは無理としても、要は、お客様がその場ですぐに、
現地に行ったような体験が出来れば良いってことですよね?」
と発言。
そこから様々な意見が出され、最終的には、店頭に大型スクリーンと臨場感
あふれるサラウンドスピーカーを設置し、社員が録ってきた旅行先の動画を、
迫力あるサウンド付きでお客様に見せるキャンペーン案が出来上がった。
つまり、今は当たり前になっているバーチャルツアーを20年以上前に提供
したのである。
これは、地元のお客様には大変に好評で、その旅行代理店は経営を立ち直らせる
ことができたそうである。
以上は、ブレストの希少な成功例であるが、筆者は、様々な業種の大手、中小、
零細企業と共同で技術開発、商品開発、技術コンサルティング、企業研修などを
行って来た経験から、今の日本企業で、ブレストからの成功を導き出すのは
極めて難しい
と考えている。
つづく-> 対話無き日々 ここまでをまとめ読み その12
↓このブログを応援して下さる方は↓
↓クリックよろしくお願いします!↓


