八月の閑話休題です。
2025年8月のテーマ
「夏×ミステリー」
でおすすめしてまいりました。
結果として森博嗣祭りになってしまったわけですが…。森博嗣さんのS&Mシリーズ、Vシリーズを改めて思い返すと、夏が舞台のお話多いなー…と。
この二つのシリーズだけでも、今回取り上げた作品のほかにもあって迷いました。
ほかの作家さんの候補としてはサガンの「悲しみよこんにちは」とかも考えたんですが、私の中ではジャンルとしては名作古典の部類に入っているので、また今度にしました。
ほかにもたくさん夏が舞台のミステリーってあるはずなんですが、印象に残っている作品となると、どうしても偏りが出てしまいました。(そもそも読書傾向も偏っているもので…。)
また今度やることがあったら、もうちょっと範囲を広げたラインナップになるよう気を付けたいと思います。
さて、タイトルの『夏休みになると図書館に行ってしまう話』について書きたいと思います。
まったくタイトルのまんまなんですけど、積読の消化に力を入れ始めて足が遠のいていた図書館に、なぜか夏休みになると足が向いてしまう、というお話です。
読書好きとはいえ、図書館から足が遠のく時期はあります。
読むのがそんなに早くないし、読みたい本はたくさんある。図書館で本を借りると返却期日までに読まないといけないので、ほかの本をほったらかして借りた本に取り掛かることになるため、自宅の積読がほったらかしになってしまうのです。
で、しばらく図書館に通ったのち、借りるのをやめる時期が訪れます。
その時々で自分の気分に合った読みたい本が手元にある限り、図書館に借りに行く必要はなくなるんですが、夏休みになるとついつい図書館に行ってしまい、夏休みの間は自宅の積読がストップしがちです。
子供が小さいときは夏休みに退屈しないように絵本や児童書を借りに行ったもんですが、今ではそういった需要もなくなりました。なのに、です。
理由としては、うちの近所の図書館では、夏休みの間一人当たりの借りられる冊数が増えて、10冊までオッケーになるんです。貸出期間は延びないんですけどね。まあ、10冊借りたところで、読み切れないので必要ないっちゃないんですけど、絵本とか、漫画なんかも一緒に借りるならば冊数が多いほうが嬉しい!!
あとはですね、夏に図書館に入ると涼しくて癒されるというのもありますし(理由としては平凡)、図書館にはかつての私と同じで、子供と夏休みに読む本を探しに来ている親子連れがたくさんいて、普段静かな図書館が活気にあふれているのを感じるのも嬉しいです。
紙の本の需要が減っている昨今を思うと、本を読もうとしている人たちがたくさんいると感じられるのは喜び以外の何物でもありません。
それから、この夏休みに図書館で借りた本のことをお話ししたいと思います。
私には近所の図書館で毎年新刊が入っていないかチェックしている本がありまして、それが以前ブログにも書いたことがある鳥取環境大学の小林朋道先生の「先生!シリーズ」なんです。
このシリーズは、年に一冊、1月か2月ごろに新刊が出版されていて、2025年に出版されたものでシリーズ19冊目になります。
図書館では毎年新刊を入れてくださっているので、行った際にはまだ読んでいない新刊が借りられないかと探すことにしています。しかしながら、このシリーズは人気がありまして、全巻そろっていることはまずない。常に誰かがどれかを借りている状態なので、新刊を狙って行ってもないことが多いです。
で、この夏休みの初めに行ったときは案の定なくて、仕方がないので以前読んだことがある別の巻を借りて帰りました。(シリーズ読みたい欲に抗えなかった。)そして二週間後に返却ついでに次に借りる本を探しに行ったとき、2025年の新刊を発見!やったー!!
読みたいときになくて借りられないと残念でがっかりしちゃうけど、自分が好きなのと同じ本を知らない誰かも好きで読んでいるって、それはそれでなんか嬉しかったりして…。(動物学関係の本って図書館においてあるいろんなジャンルの中ではあんまり人気があるとは言えないと感じているので…。)
昔みたいに本の一冊ずつに図書カードがついていて、借りるときには名前を書いて出さないといけなかった頃なら、私の前に借りた誰かの名前が分かったのになあ…と思ったり。(この貸出システム、ジブリアニメの「耳をすませば」でしか今の人は知らないかあ…。)
懐かしついでにもう一つ、脱線話を。
図書カードに名前を書く方式よりも前の話なんだと思うのですが、借りた本があった場所に木の板を挟んでおくシステムがあったの知ってます?
私の通っていた小学校の図書室であったシステムなんですけど、借りた人が本棚の本を抜いた場所に厚さ2センチくらいで単行本くらいの大きさの木の板を挟んでおくんです。本を返す時には、返却手続きをした後に本を自分で本棚のもとの位置に戻して、代わりに挟んでおいた板を抜いて図書委員に返します。誰が何の本を借りたのかはノートにつけて、図書委員がチェックしていたかな(記憶が曖昧。)。
…今自分で書いていて、規模の大きな図書館では無理だなと思いました。あれはローカルなシステムだったのかなあ…。
とにもかくにも、夏休み恒例久しぶりの図書館で、思いもかけぬノスタルジックな思いにとらわれた2025年・夏でした。
ここまで個人的夏のおもひでを読んでくださりありがとうございました。
それでは、来月のテーマとまいりましょう。
2025年9月のテーマ
「警察官が主人公の小説」
でおすすめしたいと思います。
ミステリー小説が好きでよく読んでいますが、主人公が警察官のお話を私はあまり読んでいなくて、素人探偵に情報をくれたり、サポートしてくれたりする名脇役!なイメージが強いです。
逆にドラマでは警察官が主人公のものがたくさんあるなと思っているし、自分もたくさん見ています。
今回このテーマを思いついたのは「山村美紗さんの小説によく登場する狩矢警部が主人公のドラマがあったけど、小説の方ではあったっけ?」と、ふと思ったのがきっかけです。(何の折にそう思ったのかはもう忘れました。)
というわけで、その連想から主人公が警察官のお話に着目してみたら気づきがあったので、書いてみたくなりました。
刑事もののミステリーやサスペンスをよく読んでいらっしゃる方にとっては、何言ってんだかな~なことを綴っちゃうかもしれませんが、よろしければ覗いていただけると幸いです。(*^▽^*)