5訪目。

4本柱(味噌、辛味噌、醤油、つけ)を一巡して、二巡目にござる。
二巡目にまで入る店は滅多にない。

この店のメニューは全部好きだが、特に気に入ってるコレを。

■ 『辛みそチャーシュー麺+味玉+メンマ』を、デフォで。

ニンニクを強く効かせたアグレッシブな味噌スープだ。
店頭に掲げた西山の強コシ黄色半透明な強縮れ麺で持ち上げれば、
我が琴線は、もー響きまくりにござる。

深く頷き過ぎて、地にメり込ませられちまったバラ・チャー。
黄身が濃色になるホドに、深く味を沁み込ませた味玉。

しっかりとしたガタイで、歯応え快感な、材木メンマ。
ヤっつけなンかぢゃない、しっかりと意志があるワカメ。
精緻に丁寧に刻まれた清涼隊の青ネギと白ネギ。画竜点睛のナルト。

みんな元気だ!
世の中がンな状況だし少し心配してたのだが、良かった!

☆☆☆

新しい若々しい感性、
しっかりとした技術的ベースに、溢れんばかりの誠実さにござる。

コロナ禍で大変な状況の中、
ずっとそれを貫いているのを見ていて、ホントに頭が下がる。

これに共鳴する人は結構をられると見え、後客が次々と。
皆、この店に共感し、自らの楽しみと共に、
この店を応援する為に来たゆーカオだ。
みんなワかってますよー^^

この逆境時期は、いったいいつまで続くのだろう。
なんとか凌ぎ切っていただくことを、ただただ願うばかりにござる。

    

    

    

杉田家31訪目。

改めてラーショ巡りを始めてからゆーもの、時々この脳裏に往来スるのは、
ラーショを原点に持つ 「家系」 のコトにござる。

かつて、家系の元祖 「吉村家」 の店主は、
東京醤油+九州豚骨の構想を抱いて、平和島のラーショで半年修行した後、
横浜の磯子で独立開業したとゆー(1974)

元祖がラーづくりのベースを得たのはラーショなのだ。
だから、たとえ半年とはいえ、その最も根幹を形成せしめたラーショを、
私は ”家系の原点” と定義付けるのにござる。

「杉田家」はその吉村家から初めて暖簾分けを許された名門で(1999)
更に、千葉店は、その唯一の直営支店(2011〜)にござる。
ラーショと杉田家千葉とは、最も良質な継承ラインなのだ。

■ 『ラーメン』+味玉+ ネギ増しを、バリカタ、油多めで。(濃さ普通)

ラーショいえば、なんといっても “ネギ” にござろう。
まだ世の中が豊かでなかった時代、日常のありふれた材料を工夫して
B級的逸品に仕立てるコトが巷で様々に行われていたが、
ラーショの “和えネギ” は、店名と同義といっても過言ではない。

それほどのネギなのだが、
例えば ”いしい” では、かなり前面に押し出しているのに、
ココ杉田家ではそーでもなかったよな記憶。改めて券売機に目を凝らす。
いちばん下にアったゼ。よし!

着丼したそれに盛られていたのは、全く異なる “輪切ネギ” にござった。
何かのタガが外れたが如く ”薬味” がヤマになってる風情。
そーかぁ、杉田家では「ネギ」は重視されていないンだナー。

次に目を向けるのはチャー。
ラーショでは、脂が充分にノったのが、迫力ある雑な感じで散乱するが、
杉田家では、赤身主体にレア感を残した丁寧な仕上りにござる。
考え方も手法もまるで違う。

丼の根幹をなすスープと麺は一見して誰もわかる通りの別物にござる。
あの安直なワカメはなく、三種の神器のレンソーになってて、

海苔は一緒だが、意思を以て押し出した大判海苔だから共通とは言えず、
器も、ラーショ系共通の青い器ではなく、吉村家と同じ黒だ。

☆☆☆

改めて個々に見ていくと、99% 別物にてござった。
さて困ったゼ。冒頭で威勢よく掲げた "命題の命運" や如何に!?

でもしかしぃッ!なのでござる(笑)
この丼から立ち昇るオーラや、店内にたちこめるスピリチュアルさは、
どーしてもラーショを感じてしまうのにござる。

事実、世の中にはまるで系統の異なるオーラのラーもあるではないか!

個々のアイテムはどんどん変わっても、
トータルを覆う “気分” だけは、もーどーにも変えよーがないのだ。
とあくまで言い張る(笑)

逆から見れば、原点の片鱗も残らぬホドに、
如何に多量の "ココロザシ" と "工夫" がなされたかゆーコトでもある。
店によっても異なるが、世界に羽ばたく 「家系」 は、
それほどの膨大なエネルギーをもって構築された、ゆーコトにござる!

ラーショを原点に、超・普遍的な、ひとつの 「大分野」 を構築した人々に、
心より敬服、惜しみない拍手を贈りたい。

    

     

    

ラーショ・松ヶ丘、初訪。ラーショ攻め2店目にござる。

千葉市内にはWEBでみる限り、4店舗のラーショがアるよーだ。
さて、”みつわ台” の次はどーする!?

“寒川” は、平日のみ18:30迄だからそーそー行けン。
ならば ”穴川” か ”松ヶ丘” ゆーことになるが、
”松ヶ丘” は13時からだから、今日は ”穴川” だぁ!って、
ルンルン気分♪で着いたら、なんだとぉー!!^^;(写真⇩)

ゆーことで、”松ヶ丘” にクルマを回し、開店まで近くで待機。

開店直後にin。
なんと、この場所でこの時間で、既に1/3が埋まってをり。
後客も続々で、あっとゆーまにほぼ満席にござる。

地元で永年愛され続ける人気店、ゆー情報をみたが、
その通り、年配女性ワンオペ の、とても感じの良い店だ。

メニューを固定して、各店を比べるつもりだったから、
前と同じ ”醤油/ネギチャーシュー” にするのがいーンだが、
WEBで ”味噌” の投稿がやたら目についてて、うぅむと悩み、

■ 『ネギミソチャーシュー』 を、麺固めで。

次々と、オーダーやらカスタマイズやらがコールされて、
店主は孤軍奮闘。でも永年のことで慣れてるンだろー、
素早く的確なオペレーション。私のは2ロット目TOPで着丼。

荒削りながらも、ポイントをバッチリと押さえた良いカオだ。
これぞ、ラーショのカオだ!

ライトな当たりながら、味噌の手応え明瞭なスープ。
札幌系ではない。札幌とは違うところで受け継がれたスタイル。
ココにもまた、歴史あり。
ややウェーヴ丸麺との相性の、如何にもゆー感じに大いに頷き、

たっぷり盛られた和えネギは、キンと冷えてシャキッとして、
ソレを熱い麺と共に一気に頬張る!
この両極端の力任せの融合こそ、ラーショの真髄ではないか。

大きさの不揃いなチャーの乱雑な趣き深さに、思わず声が出た。
私は見ていたのだ。その真摯な姿を。

切り置きせずにワンロットに必要な分だけをスライスし、
ずらり並んだ丼に、部分と大きさ(合計)の偏りがないよーに、
素早く的確に配分している姿を!

充分に分厚くて、赤身のホロ感と深みのある脂がトロける倖せ。
このチャーは相当なモンだといっていい。

ドサッと盛られたワカメが、
他者との平和的解決なンて物ともせず、否応無しにねじ伏せる。
ここにもまた、ラーショの真髄が現れていると思われる。

☆☆☆

前店 とはメニューも違うし、単純な比較は出来ないが、
両店の底流に見事に共通するスピリットを、ビンビンに感じた。

荒々しくも的確、力任せな無理矢理さ

そう、これは 「男メシ」 の典型だ。
ひしひしと感じる、一本スジの徹った ”実質本位” のポリシー。

しかもッ!
ソレを行なってるのが、感じの良い年配女性ワンオペゆーところが、
もーいったい、なンと言ったらいーものか、ワカラン!!

このテーマ、
更に掘り下げていくと、深遠なる本質的何かに当たりそうな気がする。

歴史があるって、やっぱ凄いンだねー。

 

亀喜屋 2訪目。

今日は、たまたまタイミングが合って、急遽この店攻めにござる。

この場所で、土日ほぼ休みで、営業日でも11時〜14時位。
タイミングを合わせるのが実に至難の店なのにござる。

11時半着。行列十数番目に接続。すぐ十数人の後続が出来る。
コロナ対策でカウンター席を半分にしてアクリル板の仕切り、
これが、なお一層の行列加速を招いてをり。

約30分で店内にin。長い待ち中に充分吟味したオーダーを。

■ 『ちゃあしゅう麺 (中) 』 +味玉 を、デフォで。

今日はワンタンは要らず、大判海苔も特に不要にて、これだ。
想定通りの良いカオで着丼。さて!

キリッとした斬れ味のブシ・エッジ。明快なクリアスープ。
中太でややウェーヴをかけた丸麺とのコンビネーションが完璧。

今回スポットを当てたチャーは、しっかりとした肉質で、
想定以上の分厚さで、口中で脂と共に適度に溶け崩れる。

メニューに3枚とアったからデフォ1枚で計4枚かと思ったが、
5、6枚はアった気がする。これは何かの間違いかぁ!?

ごろり、音がしそーな味玉は、割ってミれば深〜く味が沁みて。
繊維のややホドけた、深く煮染めたメンマがまた秀逸。
大判海苔がアる位だから、たぶんコラボに自信ありの海苔。

一面に散らされた長ネギが、このスープの往くべき方向を示し、
美しく載せられた針ショウガが、それを鋭く完成させる。

伝統の画竜点睛、先人への敬意。ナルトのまた嬉しき。
今回もまた、前回と寸分違わぬ満足で堪能することが出来た。

☆☆☆

しかし不思議なのは、何故にこの店がココにあるのかゆーことだ。

勿論、色んな面で今の状態がバランスとれてるンだろーが、
最初にこの場所に出店しよーとキめた理由は、何だったンだろう?

誰かご存知の方はいませんかぁぁ〜? ^^

     

     

     

 

ラーショ・みつわ台、初訪。

今まで保留にしていたモダン・ラーの温床、ラーショ攻めにござる。

昔は随分あちこちに行ったものだが、ひと時代前の不完全なラー、
ゆー印象が強くて、食指が動かなかったのでござった。

しかしながら、かの 「家系」 は、ラーショから始まっているし、
船橋の ”かいざん” はラーショそのまンまだし、その他諸々。
多方面に影響を与えた、大勢力なのは間違いないのだ。

気のせいなのか、最近webでラーショがやたらと目についてキて、
そろそろ攻め時かと、この辺りのラーショを調べてみた次第。
今日は “みつわ台店” にロック・オンだ!

☆☆☆

市街地から少し離れた道路沿いに、ぽつんと佇む古さびた店舗。
薄暗い蛍光灯と、永年の油で黒ずんだ店内。
積まれた少年誌もまた油にまみれ、マジックで手書きのメニュー。

ぞくぞくするほどに嬉しくなった。
これだ!永らく忘れていた、本来のラー世界だ!

■ 『ネギチャーシューメン』 を、超かた、背脂超多、濃いめ、で。

固さ/濃さ/脂の量、が指定出来るとは思わンかった。
想定外のうれしさに、思わず目が吊り上がる。さて、着丼。

素晴らスいィッ! なんとゆー、殺伐とした美しさだ。
これだ!ラーゆーのは、本来もともと、こーゆーモンだったのだ!
心からの敬意を籠めて一礼し、静かに箸をとって、初口。

なんと、想定に数倍する満足がいきなり我を襲った。
この感じ、我が琴線を完膚無きまでに掻き鳴らす美的世界だ。

これは家系だ、いや逆か。家系の方が似ているのか。
構成要素はまるで違うのだが、そのスピリットが共通なのだ。

無骨な豚骨スープに、大量の背脂でクリーミィをadd。
キリッとした塩角に、荒々しくも明快なボディにござる。

そこに、加水低めの中細やや縮れが、コリっとした歯触りと共に
完璧にそのスープを纏い、実にハードな夢世界を現出する。

これまた想定以上のチャー。通常の薄切りに見えるが、
その厚さたるや、もはや "ブロック" と言っても過言にあらず。
荒々しさと官能のトロけ具合。まさかこれホドとは。

シンナリにしてシャキッと、しっかりと味が載った長ネギが、
この丼の看板でありながら、脇役に回るホドにござる。

丼縁に貼り付いた海苔と、いぢけたよなワカメがまた最高の趣き。
嗚呼!楽しいゼ。楽し過ぎるゼ!!

☆☆☆

実に十数年ぶりに訪れたラーショは、不完全な記憶と全く反して、
我が心の琴線を、激しく掻き鳴らすものにござった。

無論、この十数年の間にずいぶんと進化しているのであろーが、
あの頃の空気を、タイムカプセルの如く閉じ込めた進化。
ホントに鳥肌モンにござった。

ラーショ一族とは、これホド巨大でありながら謎が多いと聞く。

本部への取材は一切禁止。食材こそ本部から供給されるものの、
各店のアレンジは、それぞれの裁量に任されて自由らしい。

フツーなら各店を統一するべく色ンな縛りがアるモンなのだが、
それが、ほとんどないらしーのだ。
ここから世界に羽ばたく家系が出てキたのも、さもありなむ。

本部は、ただいー加減なのか、実は恐るべき思想の持ち主なのか、
取材拒否だから誰にもわからン。その謎さがますます魅力にござる。

興奮して長くなってしまったが、今度は別のラーショを攻めてみよう。