ラーショ・みつわ台、初訪。

今まで保留にしていたモダン・ラーの温床、ラーショ攻めにござる。

昔は随分あちこちに行ったものだが、ひと時代前の不完全なラー、
ゆー印象が強くて、食指が動かなかったのでござった。

しかしながら、かの 「家系」 は、ラーショから始まっているし、
船橋の ”かいざん” はラーショそのまンまだし、その他諸々。
多方面に影響を与えた、大勢力なのは間違いないのだ。

気のせいなのか、最近webでラーショがやたらと目についてキて、
そろそろ攻め時かと、この辺りのラーショを調べてみた次第。
今日は “みつわ台店” にロック・オンだ!

☆☆☆

市街地から少し離れた道路沿いに、ぽつんと佇む古さびた店舗。
薄暗い蛍光灯と、永年の油で黒ずんだ店内。
積まれた少年誌もまた油にまみれ、マジックで手書きのメニュー。

ぞくぞくするほどに嬉しくなった。
これだ!永らく忘れていた、本来のラー世界だ!

■ 『ネギチャーシューメン』 を、超かた、背脂超多、濃いめ、で。

固さ/濃さ/脂の量、が指定出来るとは思わンかった。
想定外のうれしさに、思わず目が吊り上がる。さて、着丼。

素晴らスいィッ! なんとゆー、殺伐とした美しさだ。
これだ!ラーゆーのは、本来もともと、こーゆーモンだったのだ!
心からの敬意を籠めて一礼し、静かに箸をとって、初口。

なんと、想定に数倍する満足がいきなり我を襲った。
この感じ、我が琴線を完膚無きまでに掻き鳴らす美的世界だ。

これは家系だ、いや逆か。家系の方が似ているのか。
構成要素はまるで違うのだが、そのスピリットが共通なのだ。

無骨な豚骨スープに、大量の背脂でクリーミィをadd。
キリッとした塩角に、荒々しくも明快なボディにござる。

そこに、加水低めの中細やや縮れが、コリっとした歯触りと共に
完璧にそのスープを纏い、実にハードな夢世界を現出する。

これまた想定以上のチャー。通常の薄切りに見えるが、
その厚さたるや、もはや "ブロック" と言っても過言にあらず。
荒々しさと官能のトロけ具合。まさかこれホドとは。

シンナリにしてシャキッと、しっかりと味が載った長ネギが、
この丼の看板でありながら、脇役に回るホドにござる。

丼縁に貼り付いた海苔と、いぢけたよなワカメがまた最高の趣き。
嗚呼!楽しいゼ。楽し過ぎるゼ!!

☆☆☆

実に十数年ぶりに訪れたラーショは、不完全な記憶と全く反して、
我が心の琴線を、激しく掻き鳴らすものにござった。

無論、この十数年の間にずいぶんと進化しているのであろーが、
あの頃の空気を、タイムカプセルの如く閉じ込めた進化。
ホントに鳥肌モンにござった。

ラーショ一族とは、これホド巨大でありながら謎が多いと聞く。

本部への取材は一切禁止。食材こそ本部から供給されるものの、
各店のアレンジは、それぞれの裁量に任されて自由らしい。

フツーなら各店を統一するべく色ンな縛りがアるモンなのだが、
それが、ほとんどないらしーのだ。
ここから世界に羽ばたく家系が出てキたのも、さもありなむ。

本部は、ただいー加減なのか、実は恐るべき思想の持ち主なのか、
取材拒否だから誰にもわからン。その謎さがますます魅力にござる。

興奮して長くなってしまったが、今度は別のラーショを攻めてみよう。