
響き屋2訪目。
ずーっと気になっていた、
『青唐らーめん(こってり)』 +味玉 をデフォで。
<辛口> を名乗るラーは数あれど、
ホンモノというのに値するのは僅かしかない。
浜松では、この 「響き屋の青唐~」が、
その貴重なひとつ、という情報である。
夜の部開店早々のせいか、スムースに着席。
待ちも予想していたので、ラッキー。
現れたそれは、クリアーで爽やかなビジュアル。
満載された美しいグリーンが、
メニュー名に冠する、刻み<青唐辛子>だ。
期待が膨らむ。
青唐をたっぷりと絡めて麺をひとくち。
ムッ!思わずムセる。
辛さには人並以上の理解を持つつもりの私だが、
少々想定以上だったようだ。
この辛味成分、スープにも充分溶け出して、
スープだけを味わっても、痺れる辛さである。
情報は本当だった!
当然のことながら、
このスープ、単に “辛い”だけにあらず。
スッキリとした中にも、力強い手応えが楽しめる。
僅かに散りばめた背脂が、
絶妙な塩梅で、とろける食感をも付加。
更に特筆すべきは “麺”。
中太縮れで、凄いコシ!
定評ある “つけ麺”の麺と同じクオリティで、
このスープと見事なまでにマッチング。
味玉、チャー、メンマ、キクラゲ、の具材各種も、
全て、しっかりと線の太い存在感。
つけ麺に定評のある店だから、
正直なところ、温麺にこれほどのクオリティを
期待してなかったのだが、
さすが、良い腕は何をつくっても良いものを出す。
見回せば、いつの間にか満席の店内。
この店も凄い店だ。
(この店もスゴい店だ)

初訪。 和歌山ラーの店らしい。
シンプル&モダン 且つ伝統感もある見事なロゴ。
白を基調とした、スッキリ上質な外観。
中に入れば、
分厚い木板のテーブルに、切株の
木のブロックを積み上げたイメージの壁、等々
ウッディに統一された、明るい店内に、
レミオ○メンの 「粉雪」 が、
ハッとするほどにビビッドな音質で流れる。
<J-POP> の醸し出す空気感というのも また、
若々しく力強くて良いものだ。
『ピリ辛ラーメン(爆辛)』 を、細麺、固めで。
和歌山ラーというものが初めてなので、
本当は、基本メニューにするべきところだが、
“爆辛” の誘惑で、ついついこちらを。
でも “ピリ辛の爆辛”って 表現が変じゃないか?
表現が気になっているうちに、ラー到着。
ひと目見て、痩せた感じ・チープで寂しい雰囲気。
量が少ない・単線的、 なんじゃこりゃ。。
唯一、炙りチャーのみが元気そう。
若干の粉感を残す赤いスープ。
水っぽく、辛さも特にどうということはない。
正体不明の、謎の風味と酸味。
うゎ、これはひどい。
和歌山ラーは、とんこつ醤油だというハナシだが、
コレのどこが、とんこつ醤油なのか。
それとも、爆辛というアレンジが仇になって、
根底から崩れてしまったのだろうか。
麺は、低加水・細麺ストレート。
九州ラーの如き、いさぎよいストレートっぷりは○。
具材は、一枚海苔、メンマ、白髪ネギ。
どれも極めて標準的。
そして、これだけは見事な “炙りチャー”
分厚くて、香ばしくて、且つジューシーである。
まー特筆すべきは、このくらいか。
さて、残念ながら、
今週は “ハズレ” であったと言わざるを得ない。
爆辛というキワモノとはいっても、
最低のバランスだけは維持して欲しいものだ。
(ハコのセンスは一級品)

ギラギラと夏の太陽の下、初訪。
所謂ラー情報では、地味な存在ながら、
根強いファンを持つらしく、気になっていた。
住宅と町工場が混在するエリアの中で、
この一角だけ何故か、海辺のように感じる。
立て掛けられた、いかにも夏らしい“葦簾”が、
サマになり過ぎてるせいかもしれない。
装飾の殆どないシンプルな店内。
ピカピカに磨き上げられた厨房が気持ち良い。
『チャーシュー麺』 をデフォで。
現れたそれは、明るく乙(オツ)なビジュアル。
いかにも、手づくりのアナログな顔。
一杯に張られたスープの様も魅力的だ。
充分に炊き出された、とんこつの滋味。
煮干しを合わせているらしいが、
海系の風味は、敢えて表面に出さず、
このスープの “下支え”に留めている模様。
濃度と塩分が控えめのせいか、
最初、輪郭に欠ける印象を受けるが、
焦点がわかると、完璧なバランスが見えてくる。
やさしい “滋味”に溢れるスープである。
麺は、中太・中加水のやや縮れ。
ソフトな茹で上がりなのに、存在感がある。
スープとのマッチングにも、
しっかりとした意図があるようだ。
表面を覆い尽くすチャー。
薄切りなのに、充分な食べ応え。
良い具合に脂身の入った肉質で、
味付けの塩梅が絶妙!
誰かが絶賛していたが、なるほどと頷ける。
あとは、ガタイのしっかりした大ぶりなメンマ。
パッと載せられた青ネギ。 ...以上である。
ふと気付けば、シンプルな構成。
それなのに、この満足感はいったい何だろう。
賑やかさや派手さやパンチはないけれど、
じっくりと、腰を据えて楽しむに足る、
嬉しい、価値ある一杯である。
(ここだけが海辺の雰囲気)






