みんなの居場所 駄菓子家まんま遊〜との山崎ハハにお誘いいただき、自主上映会に参加しました。
映画「あそびのレンズ」です。
事前にわたしが知っていた情報は「どっくんが登場する プレパの映画」ということのみでした。
どっくん に初めて会った日のこと↓
「あそびのレンズ」
以下、ネタバレ含むかもしれません。
知りたくない方は、ここまでで閉じてください。
わたしは、ドキュメンタリー映画なのかと勝手に思ってました。
「ゆめパのじかん」みたいな。
↓
【ゆめパのじかん】上映会 グッときた言葉
でも、違いました。
脚本があって、役者さんが演技をしてました。
途中から、わたしは、涙を止めることが難しくなりました。
ふうこの母 みづきは、かつてのわたしだ。
三番目の子どもの育休明けで、介護保険の認定調査員の仕事をやっと覚えた一年後、広報に異動となり、使ったこともないイラレとフォトショを使って、広報を作る仕事を必死でやっていた。
当時、娘は3歳だったか。
上の子達は小学生だったか。
やってもやってもやってもいつも締め切りに追われ、予定通りに進まず、いい加減な人に振り回され、週末のイベントは取材のためカメラを抱えて出勤し、仕事は楽しいし、がんばりたいけど、子どものことも、家のことも、ちゃんとできなくて、ヘロヘロになっていたわたしは、あの映画に出てきたママみたいだったかもしれない。
各地で災害があれば、一週間とか二週間とか、1ヶ月とか、意気揚々と派遣されていく夫。
ただでさえ、いっぱいいっぱいな上に、ワンオペとなる。
どうやりくりしてもどうにもならない。
そんなわたしの姿を夫は知らない。見てない。いないから。
「大変だった」を想像できない。
表面張力でやっとこぼれずに済んでいるのに、誰かの何気ない一言に、たやすく決壊し、ぼろぼろ泣いてしまうママの姿は、
間違いなく
かつてのわたしだ。
今あの場面を思い出しても、涙が出てしまう。わかる、わかるよ。
何気ない優しい言葉、思いやりに、虚勢が呆気なく崩れ去って、号泣してしまう。
子どものことは、可愛いのに、愛しているのに、ネグレクトみたいになっちゃう。
そうしたいわけじゃないのに、気持ちに余裕がない。
ちょっとしたことで、大声で叱ってしまう。
そんな姿を映画の中で見せられて、涙が止まらなくなりました。
自分でもびっくりしました。
まだ、こんなに泣くんだ、と思って。
もう、大丈夫だと思ってました。
その ふうこの母 みづきが、子どものような表情になる瞬間があって。
あの瞬間は、なんだろう?
素の自分になれた瞬間だったのかなあ。
そして、
子どもと過ごす時間は、かつて子どもだった自分に出会う時間でもあるのかなってラストの場面で思いました。
子どもだったときの、世界の見え方を、大人になると忘れてしまうけど、
「あそびのレンズ」は、子どもの世界の見え方を見せてくれる映画でした。
ああ、こんなふうに、カーテンが揺れるのを見てたかも。
普段、思い出しもしない かつての記憶を想起させる映画。
どっくん 登場しました。
公園に、砂遊び道具とか、絵本とかゴロゴロ持ってきて、そこにいる子どもたちと一緒に遊ぶ人。
演技じゃなくて、そのまんまのどっくん みたいでした。
もし、どこかで観ることできたら、ぜひ。
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