O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba -66ページ目

インド旅行記シーズン2012 その16 ファテープルスィークリー

マザーをタージに置き去り、
私はリキシャでイードガーバススタンドまで。
現在11時過ぎ。
まだ午前。

渋滞がエグすぎる。
インドに「車線」と言う概念は無い。
これは車線を守ることが当然である私たち日本人からすれば非常識だが、
対向車線に車がおらんだらそこから追い抜いて何が悪い?
あくまでも、意のままに、だ。

何が常識で非常識?
そんなもんは、土地が変われば同様に変わる。

国境だって、人間が勝手に作ったのだ。

にしても…

この渋滞は…

全く動かない。
イードガーバススタンドはもう見えていたので、
リキシャを降りて、
クラクションが鳴り止まない車の間をすり抜ける。

バススタンドは、ただ広い空き地にバスが数台、
人がわんさか、屋台が捗る。
もちろん案内板は無いが、
奥にインフォメーションみたいなんがあって、
そこに立ってるおっさんにファテープルスィクリー行きのバスはどこやと聞いたら、
「バスはめっちゃ遅れてるからタクシーがええで」と。

ん?
怪しい…
てゆうか出たー!
アグラ名物嘘つきインド人!

怪しすぎるので、
インフォメーションの中のおじいさんに聞いたら、
「もうすぐバス出るよー」と言われた。

インフォメーションの目の前で嘘ついてタクシー営業するかね普通。

それ、交番の前で人殺すみたいなもんやないか。
甲子園球場にジャイアンツユニフォーム着てくみたいなもんやんか。
飛田新地で初デートみたいなもんやないかーーー!!!!

で、近くのお兄さんがバスまで連れてってくれた。
車掌さんです。

人が多くて天神祭状態なので、
なぜかバスまで手をつないで行ってくれた。

ちょっと、あたし、出会って2秒の男子と手つなぐなんて、
こんなことで軽い女だと思わないでよねっ!
失礼しちゃうわ!

そして乗り込んだ…バスがもうまんぱい。
乗車率、金曜日終電の井の頭線に匹敵。
あかん…
二時間近く…行けるのか、俺!

行くしかない。

と…運転手が私を見た瞬間、運転席の横に座っていたインド人をどかす。
普通は人間が座るべきでない所に板を敷いて、
無理やり席を作ってくれた。

こどもが泣きながら後ろで立ってるから申し訳なくて、
譲ろうとしたら、
「ええねんええねん座っとき」とな。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
もうまんぱい。

そうだった、この国、黄色人種の女にやたら優しいんだった。
ちょっと怖いんですけど。
てか、こども泣いてますけど。

で、この運転手、なかなかのセクハラ。
写真撮れだの住所教えるから連絡してこいだの、
隣の席ですごいエロくヒザを触られる。
おいおっさん、
ここがインドやなかったら警察沙汰やで。

住所さらしたろか。
公衆トイレに書いてやろうか。

そして無理やり作った板の座席でお尻が痛い。
アーーーーーッ
ぐらい痛い。

わかる人だけわかればええのです、ええ。
わかる人だけわかれば。

エロ運転手がしんどいので、
逆の隣に座るゲイっぽい教師のとっつぁん坊やと話す。

結果、足は疲れなかったけどお尻と心が疲れた。
だからアーッじゃないってぱwwww

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
左のズボン→私。
右のズボン→運転手。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
右のズボン→私。
左のズボン→ゲイっぽい教師。
さらにその左にもう一人いた。
つまり運転席の列に4人座っている。

ファテープルスィクリーは、渋滞とは逆方向なのでちゃーんと着いた!
ありがたやーありがたやー!
ほんまにありがたい。
セクハラもインド人なら許せるのは何でやこれは。

レイプもされませんでした。
てか普通されねーわ。
インドなんかよりよっぽど怖い国があるでしょ近くに。

13時着。予定通り。
バス停は終点。

ファテープルスィクリーは、アグラ郊外の世界遺産。

タージマハルからバスで2時間っていう場所がら、
通常日本人向けのものはタージと前出のアグラフォートだけで
終わるツアーがほとんどだが、
この儚い歴史を持つ城を絶対見たかったのだ。
今回、マハーバリプラムの次に私が目的とした地。

カオスな商店街を進んで、

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

まずは大きい門!
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

でかいーーー!
かっこいいー!

ブラピぐらいかっこいいー!
素敵ー!
キャー結婚してー♡

入口では靴を脱がされる。
もうかっこいいから靴だけと言わずTシャツも脱いだろか。
かた乳ぐらい出せるよね。ブラピならね。

広場。
ここは自由に入れる。
早速ガイドがまとわりつく。
まとわる。

安定の、
私モンゴル人デス英語ワカリマセーンで逃げる。

*ちなみに靴について*
入口では預けなくて良い。
手持ちでそのまま進める。

モスクとかモスク的な何かとか!
透かし彫りが美しい。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

広い!
広場だしまあ当然やけど。

広くない広場なんて、
全く健康やなくていつも貧血なってた大学の時の友達の
健志くんみたいなもんやからね。
あ、友達ってほどではないです。言い過ぎました。
知り合い程度です。
誤解しないでちょうだい!

そのまま広場を抜けて、有料ゾーンへ。
世界遺産のチケット売り場やのにお釣りを誤魔化されましたお。

あのおっさん痛風になればいいのに。
世界遺産で働いてんのに、
インド人の25倍の入場料払ってんのに、
どうしてお釣りをごまかすとか言う思考に至るものか。
ほんまに痛風と痔を併発すればいいのに。

そしてここの子供たちは、初めての攻撃を仕掛けてきた。
「チケット半券が10ルピーで売れるからくれボーイズ」

何かくれーズや、葉書買って集団は良く居るが、
このパターンは初めてでした。
ほんでインドの世界遺産、チケット全部同じで
ほんまに要らんからあげました。
お釣りごまかされたけど、半券は要らんからあげました。

チケット売り場の痛風じじいは野放しなくせに、
物売りの子達にやたら警察が目を光らせていて、
私に押し売りをしようと話しかけて来たショタの絵葉書屋さんが、
警察に追いかけられて絵葉書を没収されてたorz
何か・・・ごめん・・・私のせいで。
すげー罪悪感。

有料ゾーンに入ってもガイドがうるさい。
写真一緒に撮れ祭り2012も始まった。


中はアグラフォートの様な感じですが、特にお風呂がおもろかた!
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

五重の塔の作りが興味深い。
非常に変わった形。

一般謁見の間はアグラフォートに引き続き、芝生が整然としてて気持ちいい。

整備された石造りの廊下があったと思えば、
そのすぐ裏に雑草が生い茂る。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

しっかり堪能したら2時間ぐらい掛かった。
むしろ、掛けた。

実は、セクハラ運転手が1時間後またイードガーへ復路戻るから、
俺のバスに乗って行け、と言っていたので、
どうしてもそれを避けたかったのだ。

さすがにもう行ったはずやから!
てことでバス停へ。

耐えた・・・
もうあのインドのイジリー岡田みたいな運転手は居ない。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

プーリーを食べてなぜか7歳も年下のうざいやつに
バス停でチャイをおごらされてバスへ。

帰りはまだ満席になる前だったので、
狭かろうが汚かろうが臭かろうが何でも良い。
人間が座るシートで、
隣にセクハラとゲイが居ないのならそれで良い。

ってどわーーーーーー!!!
おゲイちゃんの方が前の座席に!
そして帰りはボーイフレンドと一緒じゃん!
いいねいいね!
ホモォ…┌(┌ ^o^)┐
隣の肩に頭を乗せて寝るなんて、イイネ!!!
イエーイ!ヒューヒューだよ!
だから私とは話さなくてイイネ!
話しかけないでネ!!!!!

さあイードガーへ戻る。

すっかり夕方。17時に無事イードガーに着!
行きの様な人間やめたくなるみたいな渋滞は無いし、
60ルピーでリキシャ交渉成立、タージマハルまで!
急げー!急げー!日の入りに間に合え!
夕暮れのタージをあの屋上から見たいの!

急いで運転手ー!
と、警察が勝手に乗り込んで来た・・・
おおおおおおおおお私急ぐんですお願い
警察だとは言え私夕陽とタージ、見たいの。
そらあんたたちは明日もあさってもここにおるからええよ。
でも私はなー!
インドには毎年来るけどアグラに毎年来るとは限らんのじゃ!
だからほんまにやめてー勝手に乗らないで!

みたいなことを言ったら、
どうやら500mぐらいの移動を、歩くのが面倒で、
そこにたまたま走ってたリキシャに乗り込んだらしい。
警察やったら何やってもええのんか。
どうゆうことやねん。

で、まあ特に遠回りされたわけでもないので、順調に走り、
・・・



間に合ったー!
日の入りに間に合ったー!
階段を駆け上る!

が、霧です( ´,_ゝ`)
夕焼けとか全くありません。
むしろ白っぽいモヤの中に白っぽい建物で保護色です。


コーランとクラクションの響く、アグラの夕暮れ時。

お母んは、タージをとことん堪能して、
ホテルに戻ってちょっと昼寝をしようと思ったら、
屋根の上で工事みたいなのが始まって全く寝れず、
私より年下の日本人バックパッカーと仲良くなっていた。
とのことです。
無事で何よりです。
母上。

そして帰り、おかんが午前中に500ルピーと言われていた
サンダルがこの時間に250ルピーと言われたので、買ってみた。

チェックアウトして駅まで戻る。
三年前に電車を待ったカフェでコーヒーを飲んでみた。
何も変わっていないのだ。
本当に。
時間がゆっくり流れるのだ。この国は。

無事座席も見つかった。
もちろん帰りも高級列車の1等席!

そしてまた頼んでもないのに勝手に食事サービス。
ほとんど食べずに寝ていたら、
給仕のクソバカがわざわざ起こしてチップを要求してきた。
え、もう、何なん?
寝てますけど?

あいつは持ってるお皿全部こぼしてもめろ!
ついでに吹き出物が治るな!
悩め!

クタクタで帰る。
ちゃんと時間通り、デリーに夜到着。

ホテルに戻ると、アホのヒルトン姉妹のせいで
「プライバシーのため掃除してません」と書いていた。
あほか。
アホのヒルトンか。
タオル使いさしやないか。
ヒルトン姉妹は冷え性になってしまえ。

そしてみんなは自我を目覚めさせろ。
あとは、宗教に気をつけろ。

動画をあげましたー!!

動画を新しくアップしました。
久しぶりなりました。
ちょっともう、靖国問題とかに夢中でそれどころやなかったんです。


灰になる前に


青酸カリ

ぜひ再生して下さいね。

3/2の主催ちゃんのブログ紹介。
http://ameblo.jp/chipico23/entrylist.html
当日のバンドについて、愛あふれる紹介をしてくれています。
楽しみ!!





しんどい時こそもっと走ることを、誰が時代錯誤と言える?

インド旅行記シーズン2012 その15 アグラ

2012年11月15日
デリーでの朝。

早朝出発。
ホテルが死ぬほど郊外にあるので、
(その代わりヒルトンやのに安くて静か)
ニューデリー駅往復の車を頼んである。

ちなみに同じ現地の会社で、
鉄道の予約、それから明日の車チャーターもしました。

インド鉄道のチケット予約は、
日本からネットでやるのはほぼ不可能。
現地でどーにかなるわーなどと甘く見てたら、
ほんまにチケット取れなくて移動できなくなるのでご注意を。

まだ真っ暗な中、ホテルから駅へ向かう途中、
数キロ走った所で何かがおかしい。

なに、この違和感。
ちょうどそう、水野豊の横にいるのが、
寺脇康文じゃなくなった時の様な…
だいたい及川光博だって不自然やったっつぅのに、
成宮くんてどうゆうことやねん成宮くんて。
私はなー!
私は…!!
あの寺脇康文のちょっとおっちょこちょいな感じが好きやったんや!
ミッチーも成宮くんもスマート過ぎるんや!




あ、わざわざ日本で予約した鉄道のチケット、ホテルに忘れましたー。
ドライバー、ドライバーさん、ちょっと戻っとくれ。
あのチケットが無いと電車に乗れませんです。

はぁぁぁぁぁぁ耐えた。
気付いたの数キロ先で良かったほんまに。
死ぬかおもた。

私ほどの注意深い人間ともなれば、
毎日外出時はエアコンやら電気やら鍵を全部チェックして出て、
それでもまた心配なって家戻って鍵閉まってるか確かめるほどの人間ともなれば、
え?公務員?堅いねーいいねーでもなーB型かー、とか、
顔面はなー、ええねんけどなー、お稼ぎの方がちょっとねー、とか、
ベンチャーwwwこわすぎwwwwwとか、
外資系!最高!あーでもギャンブルやるんだよねー、とか、
そんなこと言ってたら婚期をがっつり逃した私ともなればなー、
その注意深さで人生を完全におかしな方向に猛進中の私ともなれば、
まぁ滅多に忘れ物なんかしませんが、
ほんまに二年に一回ぐらいこうゆうミスをする。

そのレアなやつがこれだ。
向こう2年は私はミス的なことを犯さないのだ。

ニューデリー駅周辺は早朝から賑わう。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

また恐らく6時間とか遅れている電車を待つ毛布包まり人間たち、
旅行者をカモるつもりの詐欺人間たち、
牛、
犬、
ネズミ、
赤い服のポーター、
みんな早起き。

しかし私たちは今日、アグラへ日帰りのために、
最高級の特急列車、シャタブディエクスプレスの、
あろうことか一等席を予約してあるのだ。
まあ一人なら二等とかで十分なんやが、
タイタニックに乗っていたらローズの母親と気が合うことで有名なうちのセレブ母親がおりますゆえ。

インド電車は、
日本のグリーン車普通車の差とかのレベルでは無い。

ご飯が出て座席が広くてきれいで欧米人ばっかの一等車、
あとはエアコンがある二等車とか、
以下、指定席じゃないけど椅子はある車両、
椅子はあるけどエアコン無し車両、
エアコンも椅子も人権もない車両、つまり家畜級の扱い受けるやつ、
と、料金も十倍ぐらい変わる。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
↑FirstACChairCar
つまり一等でエアコンで椅子がある。

しかしこのシャタブディは、
そもそもデリーとタージマハルのあるアグラを結ぶ、
完全に観光客向けの高級特急なので、
人権無し車両はもともと無く、
し、か、も


時間通りに運行するのだ。

なんたる奇跡ですか。
それ、ほんまにインドですか。

ご飯は大した事ないけど、
一人一人サーブされて、
最後にチップを強要される。
強要でしかない。

二時間でアグラ着。

インドで一番つまり世界で一番詐欺師の多いこの街、
降りたと同時に大量のリキシャワラーにロックオンされる。
俺のに乗れ、
俺のに乗れ、
俺のに乗れ祭り。
乗らないよ。

ちなみに私は初めてのインドで、このアグラを訪れた際、
タクシー運転手と大げんかをした。

いつもの技、
うるさい営業リキシャワラーで相場を確認、
この人たちは絶対にホテルやお土産屋に連れて行こうとするので、
駅から少し、たった50mほどで良いので離れる、
地元の人らがリキシャをつかまえる場所へ、
そして何も言って来ない運転手に交渉。

ここで違ってくるのは値段うんぬんだけではない。
もちろん駅前のリキシャよりは安いし、
何よりお土産屋とかにほぼ寄らないのだ。

同じアグラ駅のリキシャでも、
全く違う。
キンタロー。と前田敦子ぐらい違う。

まずはアグラフォートへ。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

ここは前回アホタクシーのせいで行けなかったのだ。
世界遺産!

でかい!
大理石の豪奢な作り!
囚われの塔と言う、
タージマハルを作った王様が息子に幽閉されたという切ない場所、
人が少なくて良い。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

リスがちょろちょろして可愛い。
手からビスケットを食べるのだ。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba

白亜の美しい彫刻と、広大で緑が整った謁見の間。
そう、まさにこの場所で、かつての王様が民衆を前に演説をしたのだ。
その場所に立つ。
もうたまらん。
幸せ。
$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba


そしてまたリキシャをつかまえて、タージマハルへ。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
どーーーーーん

タージすぐ近くの、地球の喘ぎ方に乗っている安いホテル。

ここにマザーの拠点を確保。
タージに飽きたら、このホテルの屋上から見えるタージと夕焼けを観れる様に。

宿泊はしないが部屋を取る。
ラブホ感覚♡

もしもしピエロ感覚♡

そのもしもしピエロシャージャハーンホテル、
屋上のタージビューのお部屋、
地球の小慣れ方には100ルピーから、とあるが、
800ルピー取られた。
高い。
しかしお部屋からタージはぜひマザーに楽しんで頂きたいのです。
タージを巡って、疲れたらお部屋でチャイ飲みながらタージを眺める。
最高やないか。
プライスレスだお。
そしてその金はマザーが出すのです。
問題無し。

$O.S.D.さり オフィシャルブログ powered by Ameba
↑屋上からこんな感じで見れる!!!

ホテルのじじいが、世界の紙幣を集めているからくれ、とせがむ。

うぜー!
うるせー!!
紙幣ってお前んとこの部屋一泊分やないか!
誰がやるか!

で、おかんをそこに置き去り。

歩いてタージは行けるからね。
門はここだよ。
はいじゃあさよならー。

私はタージは初インドですでに攻略しているので、
今から別の世界遺産へまた単独行動だ。